女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

脱毛する動機。

2021-05-25 23:32:00 | 老化現象・老後準備

 

抜け毛が相変わらず進行中です。

髪の分け目が気になって、それでパーマをかけました。

ふっくらと立ち上がり分け目の薄さをごまかしてくれますが、

洗髪後のドライヤーに時間がかかりるし、髪全体にボリュームが出すぎてしまい、

久し振りのパーマヘアにちょっとお手上げ状態です。

それにしても髪ばかりでなく、体毛は薄くなっています。

眉毛、まつ毛、脇毛、手足の毛、それにアンダーヘアも・・・。

スポーツジムへ通っていたときお風呂に入って、

観察していたわけではないけれど、高齢者の人たちと若い人を見たとき、

若い人の密集したこんもりとしたそれはとても美しかったです。

その差を実感したものでした。

 

先々月、Eちゃんに会ったとき、

「おむつの介護されるときに下の毛に大が付くでしょ。

あれが心配だから脱毛しようかなって思ってる」

「えっー、そうなんだ」

「でも、場所が場所だけに迷ってはいるのよ」

「昔、セックス・アンド・ザ・シティで、サマンサとキャリーが脱毛してたよね」

セックス・アンド・ザ・シティの脱毛は、介護ではなく異性のためですが、

わたしはそんなこと考えたことがないので、ちょっとびっくりしました。

そして、先月、美容院へ行くと美容師さんが、

「わたし下の脱毛やりたいんです」

「えっー!!! なんでー???」

「うちのお客さんでバンバンしゃべる人がいて、

その人介護の仕事しているんだけど、いっぱい毛に付いちゃうって、

もう文句タラタラなんです」

「あっ、そうなんだ💦」

 

そんなに時間を空けずに、わたしよりも年下の人たちが、

同じようなことを話題にしたのに驚いたわたしは、

急いでKちゃんにそのことを話しました。

「それは大丈夫。少しのぬるいお湯をちょっとかけて流せばすぐに落ちるから」

「そうなんだ」

「その文句言ってた人は、ちゃんとした手順でやってないと思うよ」

数年介護の仕事をしていたKちゃんの言葉に納得しました。

そして、またEちゃんに会ったときに、そのことを話しました。

「わたしが気にしているのは、介護の人が大変になるっていうよりも、

子宮系が弱いので、雑菌で病気になるのが心配なの」

「あっ、そうなんだ💦」

 

Kちゃんはラブラブのだんな様や、だんな様のお姉さん家族、

離婚した姉家族など、たくさんの身内がいます。

どれだけ先のことを心配するのかは、

現在の家族や人間関係によって違ってくると思います。

頼れる人のいないおひとりさまのわたしは、

できるだけ自立した生活を送れるように努力したいと思っています。

でも、自分で排泄の後始末ができなくなったとき、

わたしはもう病気と闘うことは諦めて受け入れると思います。

トイレができなくなったとき、そんな自分を、

最後までそばにいてほしいって思ってくれる人の存在が、

脱毛したい気持ちにさせるのかもしれません。