マスク警察のことが言われるようになってずいぶん経ちます。
最近では不織布マスク警察まで出動しているようですね。
わたしはどちらの警察にも出会ったことがありませんでした。
でも、10日ほど前にマスク警察に遭遇したのです。
仕事から家に帰る始発のバスの停留所から乗ったときのことでした。
もうすぐ出発のバスの座席は全部埋まっていました。
そのとき、電動車いすに乗った女性が来ました。
「乗りま~す!!」と言って急いでいるようでした。
運転手さんはシニア用のシート2席に座ったお年寄りに立ってもらって、
車いすの場所を確保して、車いすの女性を乗車を介助しました。
その女性からは、運転手さんにも、席をあけたお年寄りのふたり(♂)にも、
ありがとうという言葉は聞こえませんでした。
ま、そのことはちょっと・・・とは思いますが、
マスク警察とは関係ありません。
2つめの停留所でわたしの前の座っている人が降りました。
さっき車いすのために席をあけたお年寄りが後ろで立っていたので、
「ここ、あきましたよ」と伝えました。
そして、その人が座るなり、その後ろの席にいた人(♂)が、
「あんた、マスクしなさいよ!」
「あっ・・・」
そう言いながらも、何もしないお年寄り。
「早くしなさいよ!」
「・・・」
「持ってないのか!オレの使ってないのをやるよ!」
「・・・」
お年寄りは、モソモソといろいろな所を探していました。
コートの下の、またその下のジャケットの内ポケットから、
テッシュと一緒にクシャッとなったマスクを出しました。
そして、テッシュを広げてマスクをつかみ、耳にかけました。
「あんたね、マスクはちゃんとしなさいよ!」
マスク警察の尋問と取り調べは終わりました。
おふたりとも、70歳後半のようですが、
エネルギーの違いはあるように感じました。
いろいろなことに気がついて、つい言ってしまう。
わたしはどちらなのだろうか・・・?
どちらにもなってしまう気がします💦
去年の2月初旬の台湾旅行では、マスクをしていなかった友人に、
電車で一緒になった青年たちが、
マスクをしたらと、やさしい笑顔と一緒にマスクを差し出しました。
これはマスク警察というよりも、マスク支援隊でしょうか。