きのうはハロウィンでした。
渋谷や道頓堀にたくさんの人が集まって、
大騒ぎしている映像を何度も観ました。
わたしがハロウィンを知ったときは、
ずいぶんと大人でしたので、
まったく生活になじむことなく今に至っています。
小さな子供たちが仮装したり、
TDLがハロウィンカラーになるのは、
かわいいと思うし、楽しそうにとも思います。
でも、クリスマスやバレンタインデーのように、
ウキウキしたりドキドキしたりはしません。
ましてや、
若い人たちが大勢で集まる場所には、
近づきたくないです。
ハロウィンの起源は、古代ケルト人たちの宗教的行事。
今はよく知られるようになりました。
死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたようです。
日本でいえばお盆のような感じかしら。
死者に対する気持ちは、昔も今も、遠く離れた土地でも、
同じようなものがあるのですね。
イマイチ、ぴんと来なかったハロウィンですが、
先日観たアメリカのテレビドラマのハロウィンは、
とってもしっくりきました。
同じ職場のチームがハロウィンの夜に集まります。
集まった部屋にはたくさんのキャンドルが灯され、
ひとりずつ亡くなった人の写真を持って、
その人の思い出を短く語ります。
そして、全員で献杯。
とっても心に沁みたシーンでした。
夏のお盆は暑くて、おまけに梅雨のころです。
(東京は7月中旬がお盆です)
それに比べてハロウィンは10月31日、
少し涼しくなって心がしっとりしてくる頃です。
亡くなった人を思い出すには、夏よりもいい季節だと思います。
ひとりになってからは素通りしてきたお盆ですが、
父と母と妹のことを、
秋の夜長に思い出すのもいいかもしれません。