女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

亡き人を思う。

2018-11-01 21:57:35 | 日記

きのうはハロウィンでした。

渋谷や道頓堀にたくさんの人が集まって、

大騒ぎしている映像を何度も観ました。

わたしがハロウィンを知ったときは、

ずいぶんと大人でしたので、

まったく生活になじむことなく今に至っています。


小さな子供たちが仮装したり、

TDLがハロウィンカラーになるのは、

かわいいと思うし、楽しそうにとも思います。

でも、クリスマスやバレンタインデーのように、

ウキウキしたりドキドキしたりはしません。

ましてや、

若い人たちが大勢で集まる場所には、

近づきたくないです。


ハロウィンの起源は、古代ケルト人たちの宗教的行事。

今はよく知られるようになりました。

死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたようです。

日本でいえばお盆のような感じかしら。

死者に対する気持ちは、昔も今も、遠く離れた土地でも、

同じようなものがあるのですね。


イマイチ、ぴんと来なかったハロウィンですが、

先日観たアメリカのテレビドラマのハロウィンは、

とってもしっくりきました。

同じ職場のチームがハロウィンの夜に集まります。

集まった部屋にはたくさんのキャンドルが灯され、

ひとりずつ亡くなった人の写真を持って、

その人の思い出を短く語ります。

そして、全員で献杯。

とっても心に沁みたシーンでした。


夏のお盆は暑くて、おまけに梅雨のころです。

(東京は7月中旬がお盆です)

それに比べてハロウィンは10月31日、

少し涼しくなって心がしっとりしてくる頃です。

亡くなった人を思い出すには、夏よりもいい季節だと思います。

ひとりになってからは素通りしてきたお盆ですが、

父と母と妹のことを、

秋の夜長に思い出すのもいいかもしれません。