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mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

雲南旅行⑫~大理;胡蝶泉

2012-06-06 18:52:18 | 旅行

 旅行4日目、昨夜は思いがけず入浴できゆっくり目覚めることが出来ました。

今日は午前中胡蝶泉、白族村を見物し、麗江の移動のバスを待つ間古城内で昼食をとりブラブラする予定です。
主な観光地は決めているものの、飛行機以外は何の予約もしていない行き当たりばったりの旅なので、夫は今日もフロントで細かな相談をして1日の予定を決めます。

タクシーで行くと片道でも往復料金を請求されるので100元かかり乗り合いバスだと一人8元らしい
タクシーより当地の生活を感じることのできるバスに乗るのは私的には大歓迎です。

 案の定バス停では民族衣装の白族の女性がが立っています。
やってきたバスに乗り込もうとするとこんな笑顔が迎えてくれました。旅行者はどうやら私たち二人だけのようです。 皆さん朝早くから何処に行かれるのか・・・ご出勤?
後から乗って来た白族の民族衣装の女性たちは大きな声で話始めますが、白族語なのでしょう、全く分かりません。 私の隣に座った女性に普通語で話しかけると思いがけず日本語の挨拶が返ってきました(驚)
ずっとバスに乗っていたい気持ちの中、30分ほどで到着です。

8時15分過ぎに到着、8時開門となっているのに・・しかも係員らしき人が数人おしゃべりをしている・・結局入場できたのは8時半近く(入場券売りのお姉さんが遅刻)でした。 多分こんなに早くから観光にやって来る客は少ないのでしょう(こちらが早くて申し訳ありませ!と言う雰囲気、次の観光客は9時ごろに観光バスで到着です)

竹の長い並木を暫く歩きます。 カッコウの鳴き声が聞こえてきて何とも気分が良い!

      

途中に園内遊覧バスの駐車場がありましたが動いていません(バスに乗っていたらこの気持ち良いお散歩は出来なかったでしょうから幸いでした)
近くに従業員宿舎があり、外のベンチでは食事をしている人たちが居ました。

 

 

ここからが胡蝶池でしょうか。 右の写真は道路に置いてあったゴミ箱ですが白族が背中にしょっている籠のようで風情があります。

    

胡蝶泉は面積50数平方メートル、大理蒼山の頂上溶け流下し、雲弄峰の麓に湧き出て溜まった四角形の泉潭のため、周囲は大理石でガード・レールを築きます。泉の水は澄みきって鏡のようです。

 (拝借)


水がとても澄んでいるので7mもあると言う池の底が見える。 ここにもご多分に漏れずお金が投げ込まれている。
ゴミや木の葉が浮かんでいて残念に思っていたら、暫くしておじさんがやって来てゴミを網で掬い始めました。

「上の方にも何かあるようだから行ってみる」と夫は一人で登って行ったが暫くすると「大したことは無かった!行かなくて良かったよ。」と降りてきた。

             

 

 

私はその間仕事をしているおばさん達を観察していました。 これは皆手刺繍なのですね、ミシン刺繍のように繊細なので驚きました。 敬意を表して? 1個5元と言う刺繍の蝶のストラップを3個10元で買いました(苦笑)

 

左手が大きな池でこの先には胡蝶館があるそうなので周りを散歩がてら行ってみることにしました。
しかし、早朝と言うこともあってかとても気持ちの良い空間です!

  

      

現在胡蝶泉公園には胡蝶楼、八角亭、六角亭、望海亭、月牙池、詠蝶碑などが建てられ、多くの花や木も植えられている。

  胡蝶館の中には飼育室もあり標本もたくさん並べてあった

以前付近の農村で大量に使用された農薬の影響で草木が減り、気候も変化したため飛来する蝶の数が減少していたが、この数年でだんだん元の状態に回復しつつある。1985年には胡蝶標本館がオープンし、蝶のいない季節でもここで大小さまざま、色とりどりの蝶の標本を見て楽しむことができる。中には雌雄一対で百万円を超える高価な蝶も展示されているという。

 

伝説

大理胡蝶泉は深く底無で、封建王公に反抗した恋人が絶望のあまりその深い泉に身を投げた後、二人が美しく大きな蝶に化したという伝説があり、ドラマ化されここで撮影もされたようです。
今度暇な折に探して観てみようと思います

 

 

次は白族の村の見学に向かいます


雲南旅行⑪~大理;崇聖寺三塔

2012-06-05 19:04:32 | 旅行

 今日泊まるホテル「城南酒店」で小休止し、「崇聖寺三塔」の見物に出かける。 距離は大したことはないが歩くのは大変だろうと、ホテル近くの三日月門の周りにたむろしている3輪タクシーの人のよさそうな運転手に声をかけ値段を聞くと5元(60円強)と言うので乗ることにする。 都会の観光地の3輪タクシーには絶対に乗らないようにしていたので今回が初体験である。 乗り心地は?・・・少々怖い!しかし、私の目には狂いはなくちゃんと入場券売り場まで乗り付けて説明をしてくれる。 5元では申し訳なくチップを上げたくなった。

 

大理崇聖寺は唐の開元年間(公元 713年至 741年) に築された中国雲南大理三塔の隣にある雄大壮麗な寺院でした。《南詔野史》、《自古通記》などの史籍によれば、中国雲南大理崇聖寺は寺基の長さと広さとも7KMで、聖僧李成眉賢者が大量の金銀、人工を費やして保和十年から天啓元年(公元 834至 840年)6年かけて創建し、後、歴代に改築、建て直しを重ねて、明代には中国雲南では最大な仏教寺院となっていました

    

 入場料は一人121元と少々高めだが三塔見物料も含んでいるのかも?
案内図を拡大して見るとお判り頂けると思うがとても縦長で広大な敷地の中に沢山の建物が建っている。

切符売り場近くに園内遊覧バスがあったので利用して一気に大雄宝殿まで上ることにする(一人往復25元)

バスは大雄宝殿の下のこの広場で殆どの人が下りたが、上まで行くと言うので私たちは上まで乗って行った。

 

 

大雄宝殿は幅が51.7M、高さが26Mで、中国寺院中最大として知られている。
右は御本尊の釈迦像

    大雄殿の上の方にも建物があり、一番上には「海望楼」があるので夫は一人で登って行ったが、私は体力温存の為に下で待つことにする。 

大雄宝殿の前は線香を立ててお参りする人が絶えない。
此処には絵馬ではなく赤や黄色のリボンに願い事を書いて結んでいる。 時間があるので少し見てみるとやはり家内安全や健康に付いての願い事が多いようだ。

 

 

 海望楼

海望楼から観た景色。 洱海erhai33(湖なのだが)まで望むことが出来る

 

阿嵯耶观音阁 の前には九竜浴太子の伝説を題材として造られた九龙浴佛と言う噴水がある
中にはとても大きな観音像が安置されている

(此処までは夫が撮ってきた望海楼から大雄宝殿までの写真)

 

下りてきた夫とバスに乗らずに徒歩で見物をしながら帰る

 

観音殿と安置されている千手観音像

 

弥勒殿と大きな弥勒像

 

     

他にもこの何倍もの仏像がありましたが割愛します

  

ここに来る前には、唐末期の古い建物を観られると期待が大きかったが、建物は色鮮やかに彩色され仏像も皆金ぴかであったのには少し興醒めしたが、所々に歴史を感じられるものを見つけてホッとする

  

刻んだ文字が風雨に晒されて読めなくなっている。 右は古い物ではなさそうだが大きな石に刻まれた般若心経

     

私の大好きな古木と古い塀、石の欄干

 

三塔

大理三塔中央の主塔は叉千尋塔ともいい、西安の小雁塔に似た唐代の建築風の建築です。中国雲南大理千尋塔は三層に分かれ、 高さ69.13M、16重の四方形塔です。中国雲南大理三塔一層は長さ33.5Mの四方型の塔基で、石欄干に取り囲まれています。 欄干や四つの石柱には精緻な獅子を彫刻されており、中国雲南大理三塔上層は長さ21Mの四方型、東面には大理石の壁には雄奇な書道“ 永鎮山川”が書いてあります。その書道は黔園公沐世階に書かれたものです。

                

 

 

おまけに ・・・

外にはお土産屋さんがずらりとならんでいる。 看板犬?の可愛いワンちゃんもひまそう! 買ってあげられなくてごめんね。
夫は記念に書道で使う墨汁入れにすると、大理石の小器を(25元と言うのを10元で)買いました

 

昨日書き忘れましたが、夕飯を食べ終えゆっくりお湯に浸かろうと、急いでホテルに帰ると断水でお湯が出ません!
フロントにかけあってお風呂に入れたのは8時半のことでした・・・しかし、極楽!極楽!


雲南旅行⑩~大理;大理古城

2012-06-04 22:50:40 | 旅行

昆明発12:05の飛行機に乗り大理空港着12:40

タクシーの運転手が「何で飛行機で行くのか?バスがあるのに・・・」と言ったのだが時間が5時間もかかるので飛行機にした。

 空港には大理駅まで何とも可愛いリムジンバスがあり、一人10元で乗れる。
夫は一応タクシーを交渉したらしいが、大理市内まで100元で大理古城まで100元と言われ諦めたらしい。

   

空港から市内までの風景に驚く! 殆ど木が生えていない! 何とも不思議な感じのする風景ではあった。

 13:05に空港を出発し、大理駅付近のバスセンターでバスを降りたのが13:30。
此処でも夫はタクシーの客引きに掴まるが断ってバス乗り場を探す。因みに料金は60元と言われたそうだ。
取敢えず大理の地図を買いバスに乗る13:35→大理古城着14:10で一人1.5元だった。

 

大理では白(ペー)族が主に住んでおり、以前はペー族の国がここにあったそうです。
雲南第2の大きな街の大理は文字通り、大理石の大理で、白づくめの家は多くが大理石で作られています。また大理郊外にも大理古城と同様の白尽くめの白族の集落がいくつかあり、大理を基点に日帰りで行くことが可能です
大理は大きく二つの「大理古城」と「下関(シャーガン)」地域に分かれます。「大理古城」が観光地で「下関」は大理市の商業の中心地です

 大理古城内は南北に5本の石敷きの通り、東西に8本の街路が基盤目のように整然と配置されています。主な大通りは南北を貫きます。大、小通りの両側にはの青い瓦屋根、白い壁の(三坊一照壁),四合院造の大理古城は城壁囲まれた城内の面積が約 6km2でほぼ正方形を呈しています。中国雲南大理白族伝統的な民居、寺廟、書院、教会など古びた建築が立ち並んでおります。中国大理ペー族民居の “三坊一照壁”とは正面には母屋一間、奥行は二間の側房があり、 母屋の前には壁が設けられ、四合院になっています(地図を見ても大理古城は碁盤の目のようになっています。敢てサムネイルにしてありますので興味のある方は拡大してご覧下さい)

 

バスを降りて暫く歩くとこのような門が有り、三輪タクシーが客待ちをしている。
好いホテルは無いかと聞くとすぐ近所にあるホテルを教えてくれる。

 

       

この辺りの建物は四合院が多いと聞いていたが、此処は三合院でそれでも白族特有の白壁の綺麗な建物。
ツインで120元と特別安いうえに、何とバスタブまである! 今日はゆっくりお湯に浸かることが出来る、何とも嬉しい!

この後すぐに「三聖寺」に向かったのだが、この記事は別に書くことにして先ずは大理古城内の様子を紹介することにする。

 

古城の西門に当る蒼山門を通り街中に入る

 

  

古城内の観光のメインはこの玉洱園だったのだが、単なる住民の憩いの公園となっていた。
しかし、門を入ると沢山の紫陽花の鉢が並べられていてとても綺麗! 思えば中国に来て紫陽花の花を観るのは初めてではないだろうか。

暫く公園内をぶらついて裏口から外に出ると、表通りとは違った昔の儘の感じが残された通りになっている。


街のスケッチ

1  2  3

1;おばさんが小さな穴を覗いている。 もしやと思って近づくとやはり井戸で水を汲んでいるのだ。
2;昔の住居の名残なのだろう近くに胡同hutong24の様なものもある。
3;美味しい匂いがしたので覗いてみると、日本の人形焼に似た形をしたお菓子を焼いている。
餡はクルミと小豆の餡子が入っていてとても美味しく懐かしい感じがした。 1袋買い求める。

 

少々お腹がすいてきたので夕飯を食べることにするが、未だ不案内なので近くに米线の看板のかかったお店があったので、米线でも食べようかと中に入る。

1  2  3  4

所がメニューが豊富で日本の丼物かと思わせるものがあったのでそれを注文する。
1;肥牛过桥饭25元  中国名では分かり辛いですが牛肉の丼。 甘辛いお味で美味。
2;椒鸡扒过桥饭25元  黒胡椒味の鶏肉丼。 少々辛目。 
3;この様にかき混ぜて食べます。
4; 蓝莓冰沙12元 ブルーベリーのシャーベット、12元はとても高いですがとても美味しい!

 

【洋人街】

古城は外国旅行者にたいへん人気がある。城内の護国路は有名な“洋人街”となっている。
白族の昔風な民俗と悠久な歴史文化に惹かれて長期滞在している外国人も多いそうだ。
洋人街には英語の看板がたくさんあり、なんともノスタルジックな雰囲気をかもし出している。

  

洋人街を通って帰途についたがこのようなお店がたくさん並んで居て外国人たちが楽しそうにお酒?を飲みながらおしゃべりをしている。

 

東西南北にこの様な街並みが広がっているが、疲れたので見物は明日のことにしてホテルに帰える

 

 

   

 

 
コレクション  

      

 私は石垣や塀に興味があって写真にとって集めているが、この街には面白い塀が沢山あった。


雲南旅行⑨~昆明;雲南民俗村

2012-06-03 22:09:24 | 旅行

旅行3日目は午前中に雲南民俗村に行き、12;05の飛行機で大理に向かう予定です。

 今日は焼きそばとビーフンの中間の様な麺を中心に頂きました。

 

ホテルのロビーのテーブルに中国では珍しい、オアシスに挿したお花が置いてありました。
日本の友人がフラワーアレンジを学んでいるので参考の為に写真を撮っておきました。
Sさん、これが中国のフラワーアレンジですよ! 上海や香港ではもっと素敵に生けてあるかもしれませんが、普通の都市ではまだ珍しいです!

 

タクシーで8時過ぎに出発し40分ほどで到着する、タクシー代は34元也。

雲南民俗村には雲南25の少数民族ごとに村を建ててある。
タイ族(傣族)、ペー族(白族)、イ族(彝族)、ナシ族(納西族)、ワ族(佤族)、リス族(傈僳族)、ヌー族(怒族)、チワン族(壮族)、回族、ミャオ族(苗族)、シュイ族(水族)、ヤオ族(瑶族)、モンゴル族(蒙古族)、チべット族(蔵族)、ジーヌオ族(基諾族)、ラフ族、プーラン族(布朗族)、トーロン族(独龍族)、ハニ族(哈尼族)、ドアン族(昂族)、プミ族(普米族)、満州族、プイ族(布依族)、チンプオ族(景頗族)、アチャン族(阿昌族)と摩梭人(モソジン)家などの村がある。
民族団結広場、民族舞踊ホール、風味食品を建てられ、循環観覧車のような娯楽と飲食を一体化とする総合施設を用意し、各クラスの観光客へのニーズと好みが対応できる。

    

 門を入ると暫く「昆明故城」(昆明の旧い街並みを再現したもの)が続きます
此処には民族博物館や工芸品、お茶屋、旧い家屋などがありとても落ち着いた雰囲気です。

 

入場券を買いに行くと、60歳以上は無料との事で一人90元が浮きました。
売り場の近くには人待ち顔の民族衣装を着たガイド嬢がたくさん並んで居ました。

貸し自転車がありました。 100元と少し高めでしたが浮いたお金もあったし時間もあまりないので借りることにしました。 こんな時、中国では必ず押金yajin11(保証金)を取られます(今回は100元で合わせて200元です)。 そうでないとちゃんと返しに来ないのです。 自転車を返すと100元は戻ってきます。

係員の男性が説明をしてくれますが・・大丈夫かな!? 発車、オーライです!

 

【阿昌(アチャン)族】
雲南省徳宏地域に人口約2万8千人が居住し、チベット系。タイ族と深い交流関係を持ち、小乗仏教を信仰する。主として農業に従事しているが、刀作りの優れた集団としても知られる。長い間タイ族や漢族と混住してきたため、ほとんどのアチャン族はタイ語と漢語を話す

   

  

アチャン族の名は初めて聞きました。じっくり観て回りましたが家屋が高床式だったり、鶏が放し飼いにされていたり・・・目を惹いたのは「一村一品 伝統文化保護」と書かれた横断幕(下段中央)、一村一品と言う言葉は日本でも使われていますね! とても懐かしい感じのする集落でした。


【彝(イ)族】
イ族(彝) 四川、雲南を中心に広く分布し、人口は約650万人、チベット系。武勇を尊ぶことで知られる。独自の文字を有し、祭祀や治療を行うシャーマンが存在する。四川省凉山イ族自治州はイ族が最も集中しているが、雲南などにも多く地域ごとに独自の習俗を持つ。

    

村内では数人の村民が働いていました。 沢山のトウモロコシが干してあって沢山の酒の甕が置いてあったので「トウモロコシのお酒を造っているのですか?」と尋ねると、手招きして試飲を勧められたが私たちは酒を飲まないと断ると今度はお茶を勧められて困った。 室内の様子は概ね右2枚の写真のようでした。

皆さんが笑顔で接して下さりとても楽しい! 驚いたのは日本語で話しかけてくれた人のいたこと。 時間が許せばもっと話して居たかった。 彼らももう行くのかと残念な様子だったので残念でした。

村内にはよく剪定された立派なブーゲンビリアの木もありました。 本当に気持ちの良い集落です。

 

道すがら 

   

象さんが朝ごはんを食べていました。
牛さんはお散歩?ではありませんね。 御出勤でしょう!
何族の物か分かりませんが、素敵な風情の家がありました。
大理の「三塔」にそっくりです。

 

【納西(ナシ)族】
雲南省を中心に四川、チベットにも分布し、人口約27万人、チベット系。トンパ教を信仰し、象形文字で多くの詩歌、宗教経典などを記録してきたトンパ経は民族学の資料として価値が高い。また納西古楽を伝承しており、多種多様な楽器を有する。

   

ナシ族は後に訪れる、丽江lijiang41に多く、ショーを見物しました。

 

 大きな池があってその畔を通って行くと装族の集落に近いようだったので、私は自転車を下りてお夫と別れる。 

橋があってその上では2組の方が太極拳?をしていました。 奥のお祖父さんはカセット持参でしたが、私が通り過ぎる頃には中国語の「北国の春」が流れてました。 この曲はいまだに絶大な人気を博しています。


【装(チワン)族】
広西チワン族自治区を中心に人口約1560万人を擁する、中国の少数民族中最大の人口を有する民族。漢族との交流が長く、黄、陸、莫、僮などの漢字姓を名のるのが特徴的である。歌によるコミュニケーションを大切にしてきた民族として知られる。

  
夫と門の前で待ち合わせたが、時間が気になるらしく素通りする。
 写真は私が裏門から入って通り抜ける際に写したものです。

【蒙古(モンゴル)族】
内モンゴル自治区を中心に広く分布し、人口約480万人。1947年に中国で成立した最初の少数民族自治区である。16世紀に導入されたチベット仏教とシャーマニズムが併存する。遊牧は減少している。歌と舞踊を愛好する民族である

   

パオの中。 成吉思汗の写真や生活を偲ばせるものが展示されてあります。

 

【白(ペイ)族】
雲南省大理を中心に人口約160万人、チベット系。古来王朝が栄えた地域。建築技術に優れ大理三塔は有名。仏教徒であると同時に、道教の影響も強い。村落の守護神「本主」の信仰にまつわる芸能が盛んである。

   

外見は白い壁で落ち着いた感じですが、室内はとてもカラフルで華やかです。

 

【苗(ミャオ)族】
貴州省をはじめ湖北、湖南、広西など広い地域に分布し、人口は約730万人。銀の飾りを多用した民族衣装、歌垣や竜船競渡などで有名。祭りには大小の芦笙が登場する。地域によって特色ある文化を有し、女性の服装によって、青ミャオ、花ミャオ、白ミャオに分類されることもある。

  

集落の中に教会があったのには驚きました。 苗族はクリスチャンなのでしょうか?

 【回(フイ)族】
回族は寧夏回族自治区をはじめほぼ中国全土に分布し、人口約860万人。唐の時代に移住したアラビア人、ペルシア人が源流で、イスラム教徒。その歴史的形成が複雑で、長い間苦難に満ちた歴史を歩んできた。芸能の面でも地域差が著しい。

本当に時間が無くなってしまいました。  ここへは飛行機待ちの時間に来れる飛行場に近い観光地として選んだのですが、私的にはショーを観るより直に少数民族の方たちと触れ合って色んなお話のできるこの様な場所でゆっくりした方が楽しいのですが・・・実際に来て見ないと分からないこともありますので仕方がないですね。 
でも、夫と二人乗り自転車に乗って観光できてとても楽しかったです

 

これから飛行機で大理に向かいます。


雲南旅行⑧~昆明;中国・雲南吉xin宴舞

2012-06-02 21:36:37 | 旅行

私たちは昨日少数民族の「雲南映像」を観たので、今日はこの地方に伝わる京劇のような芸能を観る予定でボーイさんに劇場を探しておいて欲しいとお願いしていたのです。
観光中に「食事を素ながら観劇できる所が見つかったので予約してよいか」と、電話があり勿論お願いしました。
ホテルに帰ると、ちょうどラッシュ時でタクシーがつかまらないだろうからと、劇場まで車で連れて行ってくれることになりました。

 

着いたところは世博吉鑫园shibojixinyuanという劇場で「中国吉鑫宴舞zhongguojixinyanwu」というショーが行われています(これも少数民族のショーです)

日本語の資料が見つかりませんでしたので、中国のサイトで調べて見ました。
 中国吉鑫宴舞是云南旅游的代表品牌。与法国磨坊,泰国人妖燕舞并称世界三大“YAN”舞。(中国吉鑫宴舞は雲南旅行で誰でもが訪れる有名なショーです。 フランスの“艶舞”とタイ“燕舞”のショーと並んで「世界三大“YAN”舞と言われています)

随分詳しく説明されていましたがこれを翻訳するには私の実力では相当の時間が必要ですので割愛しますが、出来るだけ雰囲気を感じて頂けるように写真を選んでみました。 ご一緒にお楽しみ頂けると嬉しいです!

 

 

 

入口には素晴らしく美しい女性がずらりと並び、華々しいを出迎えを受けました。
でも、布袋さんの貯金箱が置いてあるのは何故でしょう!?

 

 私たちの席は貴賓席で食事付きで一人268元(3500円弱)で昨日のショーは食事なしで270元でしたからショーの内容によってはお得かも。

1 2 3 4

席に着くとすぐに昆明名物の米线の準備が始まります。
丼に用意されたスープ②の中に①の具を入れて出来上がりです。 私の手が不自由なのを見てすぐに従業員の方が助けくれました。 ④は米线と一緒に食べる副菜です。

昨日の米线は余り美味しいと思わなかったのですが、一口食べた瞬間「美味しい!」と叫んでしまいました。
スープが全く違います。 食事はこれだけではありませんでしたが、後でまとめて紹介します。
米线を食べ終わる頃にショーが始まります。

   

古代中国では演舞は主に宮廷で行われていました

 

【高麗扇子舞】

 
【 ? 】

 

【婆南家族舞】

 

【夜郎国苗族舞】 夜郎国yelanggguo422とは漢代に中国の西南にあった小国です

 

【八角鼓和覇王鞭舞】

 

 【 ? 】

 

 

【傣族花腰舞】

 

 【 ? 】 タイトルは見落としましたが、昨日観たタイ族の孔雀の舞に似た感じです

 

 【 ? 】

 ダンサーさん達が客席に下りてきて、日本の「セッセセのよいよいよい♪」みたいなことを始め、皆さん楽しそう!

 

【 ? 】

 

 

【圣洁祝福】 圣洁shengjie42は神聖かつ純潔であると言う意味です

 

【蜡条舞】 蜡la1(ロウソク)か 蜡zha(古代の祭りの意)どちらか迷いますが「ロウソク踊り」でしょうか

 

【长甲舞】 长甲changjia13は長い爪と言う意味です

 

【三面佛舞】

 

【 ? 】

 

【古滇国羽毛服装系列】 滇dian1は雲南省の別名です。 
昔の雲南省の民族衣装のファッションショー(興味のある方は拡大してご覧ください)

    

 

 

【フィナーレ 民族衣装】 各部族を代表するファッションショー、これで最後です

   

   

 

フィナーレの後、舞台では観客との交流が始まりました。
私たちは舞台へは行かずにすぐに帰りましたが、 あまり期待していなかっただけに食事も美味しく大満足で終わりました。

 

【料理】 夫から「食事は米线らしい」と聞いていました。 とこが公演の合間に7品もの特色料理が出て驚きました。

1 2 3 4  
1;串焼きにした羊肉をパイナップルに挿して出て来る。 中では火が燃えていて消えた頃には肉がほんのり暖かくなっていた
2;煮卵と春巻きの皮で餡を包揚げたもの(とても美味!)
3;薄いタルトの様な器にミックスベジタブルと海老をのせて焼いたもの
4;真ん中の白い物は正に日本の粽、丸い物はよく分かりませんがお芋のタルトの様な感じがしました

5 6 7
5;スープの具は何だったか忘れましたが薄味でとてもとても美味しかったです!
6;パイナップルとハムのはさみ揚げ
7;デザートのつもりでしょうが、非常に不味く食べられませんでした。 水に西瓜とパイナップルを入れちょっと砂糖を加えただけの感じです。

 

 

余談ですが・・・ 

多分中国人のテーブルです。  余りの汚さに驚かれると思いますが、この方たちが特別お行儀が悪い訳ではありません。 
中国人は食べられないものは、皆、テーブルの上に出すのです。 

   

 

明日は民俗村を訪ね、大理に向かいます


3人だけの同窓会

2012-06-02 16:25:58 | 日々の出来事

今日も夫が朝市に買い物に行き、掃除、洗濯をしてくれました。

私は・・・以前103班で一緒だった青島在住のHさんと来週帰国するCさんと同窓会を兼ねた送別昼食会に行きます。

 

  入口から期待できる素敵な感じです!

 

中も広くてすっきりした良い感じです

注文は経験者のHさんにお任せして・・・

 

左を1つ、右を2つ注文しました。
なお、套餐taocan41はセットメニューと言う意味です。

  あっという間にサラダやキムチ各種、韓国海苔などが並びます
左の真ん中にある黒い器の中は韓国味噌?が入っていて胡瓜や人参のスティックに付けて食べるととても美味しくて、3人とも気に入り野菜も味噌もお換わりをしました。   

  焼き肉は焼いて持って来てくれます。
左の鉄板の肉は韓国風に野菜で巻いて食べました。

  左は韓国麺を使った焼きビーフン風
主食は3人とも冷麺を注文。 さっぱりしたお味に酢をかけて頂きました。

韓国人のCさんに尋ねると地道didao44(本場の)な韓国料理の味だそうです!

 

料理待ちの時間に店内を見学・・・素敵なコーナーで店員さんに記念写真を撮ってもらいました

 

 

トイレも拝見。 残念ながらピンボケになりましたが、真ん中に置いてあるのは歯磨きセットです。
素敵な心遣いですね!
トイレまでも全体とマッチさせた木造りの感じを出しています。

 

エレベーターの前でお見送りの綺麗なお姉さんにお願いしてCさんに記念写真を撮ってもらいました


Cさん、帰国するとこんなきれいなお姉さんたちばかりですか?
早く可愛い人に出会えるといいね

 

余談ですが・・中国に来て初めてハエが1匹も飛んで居ないお店で食事をしました。
新しいからかな!?
先日泊まった4星のホテルでさえ大きなハエが飛んでいるのが中国の現状です。


青島在住のお友達の皆さん、お値段も手ごろだしお味もさっぱりしていてとても美味しい素敵な雰囲気のお勧めのお店ですよ!


雲南旅行⑦~世界遺産「石林」

2012-06-01 23:00:17 | 旅行

九郷から石林に向かう途中の風景は田畑の続く何とも長閑なものです。
極めつけは・・・牛や水牛、ヤギの一団。 ゆっくり楽しそうに?歩いて行きます。 
仔犬も主人を助けて走り回っています。 可愛い!



駐車場から入口まで暫く歩きます
途中に石林や少数民族の風俗習慣を紹介するパネルが並んで居ます
しかし、上には以前少数民族が住んでいた家らしきものが取り壊されていて何ともさびしい思いがしました
この様な建物も残しつつ開発していけないものかと思っています。

昆明南東約83キロ、高さ20-30mの大石柱が11.92平方キロメートルの台地に、文字どおり林立する奇観である。
大石林は、 2億7000万年前には石林は海底だった。地殻変動により陸地となり、雨や地下水の侵蝕作用で今の姿になった。
大石林は、石林の中心をするエリアで全長7キロの遊歩道が設置されている。

大石林の東側にあるのが小石林で、「阿詩瑪〔アシマ〕」と呼ばれる石峰で名高い。アシマはサニ族の伝説の少女で、金持ちの男にさらわれ、のちに死させられた。この石峰は彼女が姿を変えたものと伝えられ、横向きで籠をしょっているようにみえる。
大石林の外側にあるのが外石林。石林湖と獅子池という二つの池があり、獅子山の頂上は見素晴らしがよく、大石林と小石林の両方を望める。

皆、世界遺産の記念石の前で記念ん写真を撮ります

人工池 ガイドさんはこんなものはいらないのに!と言っています
他にもいくつか人工の物が設えてありましたが、私も同感でした

 とても広くて私たち老人の足では短時間では無理との事で大石林は遊覧車に乗って見物することにする(車から観る景色もガイドさんが色々説明してくれるが全く聞き取れなくて残念!
ご一緒に写真だけでお楽しみ下さい!

  (拝借)

この場所で車を降り徒歩で見物します
途中果物を売っている人たちが居ました。  ガイドさんが「ここの山桃は他の土地の物とは違ってとても甘くて美味しい!」と勧めるので買って食べてみましたが、酸味が無く本当に甘くて美味しかったです。
日本では果物を食べながら歩くなんて到底できないことですが・・・中国ではしたいことをしたい時にすることが出来ます!


多分これが説明にあった「阿詩瑪〔アシマ〕」と呼ばれる石峰だったと思います

 

ガイドに当たっていたイ族の女性の帽子、未婚の女性は角が立っている。

 

安くて、良いガイド付きの観光ができ充実した1日を過ごすことが出来ました
田舎の綺麗な空気を吸って、素晴らしい景色を観て・・・至福の時を過ごしました!

 

夜は食事付きのショーに行きます