mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

雲南旅行⑲~成都;峨眉山

2012-06-12 23:52:34 | 旅行

今回の旅行は雲南省の観光が目的だったのだが、以前四川旅行に出た時夫が青島→成都を
汽車で2泊3日かかる所を1泊2日と勘違いし、時間が足りず峨眉山と楽山の観光を取りやめた。
どうしても峨眉山&楽山に行きたかった夫は雲南の観光を削って成都に来ることを望んだのだ。


昨夜ホテルに着くとすぐに、ホテル内の旅行者の係員に相談した。
峨眉山&楽山ツアーは無いかと尋ねたが、夫々1か所のみのツアーしかなく包车baoche11(チャター)で行くことを勧められた。
成都を5:30に出発し峨眉山に8:00に到着したので往復5時間で800元とは相当高い!

 迎えに来たのはこのかっこいい車。 早朝車が少ないこともあって飛ばすこと!
所がこの運転手さん峨眉山は初めてらしく登山口バスセンターをを知らない。 何回も訪ねて降ろされた所は・・・・

 

1;報国寺

 

現代最大の寺院報国寺 1615年万暦43年)に明光道人が創建したとされている。

登山口には間違いはないのだが・・夫が門の和尚さんに尋ねると「前の道を1K程下るとバスセンターがある」と
教えてくれる。  教えられたとおりに歩くがなかなか見当たらずその後何度も尋ねることになる。

 

 

2;バスセンター

  

バスセンターに入るのも手荷物検査が必要。 夫のリュックが重いので荷物を預ける(1時間0.5元)
雪洞坪まで往復(3回乗車可能)90元 バスは頻繁に出ている。


 

地図を買ってコースをチェックする
1;報告寺→2;バスセンター→3;黄湾門→4;五显岗→5;万年寺→6;峨眉山入山センター(入山料一人80元)→
7;雷洞坪(バス終点)→8;接引殿(ケーブル)→9;金顶→10;(ケーブル)接引殿→11;万年ケーブル→12;万年寺
→13;バスセンター

 分かりにくいのでサムネイルも載せました。 拡大してご覧下さい

 

峨眉山は道教や中国の仏教で言うところの聖地で、中国三大霊山五台山天台山、峨眉山)や中国四大仏教名山五台山九華山普陀山、峨眉山)の一つである。26の寺院を有し、普賢菩薩の霊場とされる。一帯は聖地となっていたために自然が護られ、約3,000種の植物と、絶滅危惧種を含む約2,000種の動物の宝庫でもある。
1996年12月6日には文化面、環境面両方が考慮され、楽山大仏と共に「峨眉山と楽山大仏」としてユネスコ世界遺産(複合遺産)に登録された。
一番高い峰が万仏頂(標高3,098メートル)で、頂まで32の名刹が続いている。後漢時代から仏教施設の建設が始まり、南宋時代に最盛期を迎えた。

 

 バスに乗って出発を待っていると竹の棒を持ったお婆さんがバスに乗り込んできた。 初めは何だか分からなかったが竹を杖にして歩かなければならないらしい。 ・・・が、私たちは買わなかった。


3;黄湾門

黄湾バス停は素通りして、山に入る。
途中,五顕崗、と 万年寺に寄り、一部観光客を下ろす。

 


6;峨眉山入山センター

 ここで全員降りされ・・
料金を支払い券をを見せて再び乗り込む。  嬉しいことに60歳以上は半額の80元になる。 

7;雷洞坪(バス終点)

10:30 終点の雷洞坪に到着 海抜2430M 天気が悪く雲の中に居る様だ
此処からケーブル乗り場(接引殿2540M)まで歩かなければならない。

半袖の私は寒いので貸しコートを借りる(20元) 押金yajin11(保障金)を100元取られる

 

足の痛い私はゆっくり登る。 昨日は雨が降っており、本日もその影響がありガスっている。
道の脇に土産物店が沢山並んでいる。
バスの終点より上に道は続いて
いるが、地元少数民族に還元のためのお店だろうが途中からの売り場もちらほら見える

                      

 

 

昨年5月に行った黄龍でもたくさんのシャクナゲを見ることが出来たが、今回も綺麗に咲いた自然のシャクナゲを霧の合間に観ることが出来とても嬉しい!

 

      

雲が晴れると瞬間深い谷が見えるが、名物の雲海は残念ながら今日は見ることが出来ない


野生猿群

途中「野生の猿に注意!」の立札が続く
とても慣れていて観光客に食べ物をねだるが、気に入らないと捨ててしまうし、
日本の高崎山の猿と同じで欲しい物は油断していると奪われてしまう


 歩くこと一時間、接引殿に到着

 

8;接引殿

 

 

天気の所為か?ケーブルに乗る客は少ない 
り料金65元 下りは55元と料金が違う。 歩いて景色を楽しみながら来る客が多いせいだろうか。

 

5分程度で太子坪(2858M)に到着、此処から金頂(3077M)まで最後の登坂である。

12:00 金頂到着 夫が上の様子を見に行くが、私は足の状態が悪いので手前で待機する。

 

  気圧の差でパンパンに膨れた袋
小腹のすいた夫が持参していたパンを食べようと取り出すと・・この通り!
今にも爆発しそうです

 下見に行った夫が撮ってきた写真は霧が深く良くお顔が見えない

 

 

霧が深く座って待っているととても寒い。 ツアー客が美味しそうにカップラーメンを食べている。
余りに美味しそうなので戻って来た夫と海鮮ラーメンと煮卵を食べる。 暖かい! 美味しい!

 

折角来たので金頂まで行き四面十方普賢金像を観てから帰りたいと、霧が少しでも晴れてくれることを願いながら登って行く

 

9;金頂に鎮座する 四面十方普賢金像

 

晴れました! 奇跡とも思える瞬間があってはっきりとお顔を見ることが出来ました。

 

 観音様の足元で眠る可愛い猫ちゃん

 

  
大雄宝殿             本尊            金堂

 

 

 

霧と疲れの為に峰が万仏頂まで行くの断念して下ることにする

下山しながら素敵な雲を見ましたが、カメラが悪いのか、腕が悪いのか・・・

 

 長い石段には駕籠かきのおじさん達が客引きをしています


この後、再びケーブルカーで接引殿に戻り、バスで万年寺に登ぼるケーブルカー乗り場に向かいます

 

11;万年索道wanniansuodao4231

 

 

10;万年寺

峨眉山の主要寺院の一つ。東晋隆安年(367-401)に建てられた。名は普賢寺、彗持大師により建てられた。
もともと本殿が7重で規模は大きかったが、1946年の大火でほぼ焼失した。現存する本殿は1953年に再建されたものだ。

現存しているのは山もん、弥勒殿、観音殿、般若堂、毗卢殿、无梁殿、巍峨宝殿、大雄宝殿、钟鼓楼、行愿殿
その間に花のガーデン、亭榭、水池等がある。この園林式寺院は峨眉山最大の寺院となっている。
この他この寺には貴重な”峨眉三宝”(貝叶経、佛牙、御印)が収蔵されている。寺には石碑も多く、最も有名なものは宋代の書道家、米芾の手による”第一山碑”だ。

私はここで足に限界を感じケーブルカー乗り場に残り、夫は一人で万年寺に向かった

   

本殿の中には北宋太平興国5年(980年)鋳造された普賢菩薩騎6牙白象銅鋳像があり、24個の小仏像、
307個の小さい銅の仏像等も置いてある

    

   聖寿万年寺の本尊と天井

 

 

峨眉山観光を済ませ、楽山に向かう・・・

バスセンターから楽山行のバスに乗るが、この姿の車掌さんには驚く。 伝票を整理ししばらくしたらバスから降りたので車掌さんではなかったのかもしれない。

再び驚かされたのは、私たちの乗ったバスは満員になっていなかった為か後続の楽山行のバスの乗客が少なかったためか、途中で降ろされ後続のバスに乗り換えさせられた

 

 

 楽山のバスセンターから出るとホテルの客引きのお婆さんがやって来てしつこく付きまとう
いくら断ってもびくともしない。 最後には気持ち悪くなってくるほどで、どうしようかと困っていたら一人の女性がやって来てホテルに招いてくれて助かった。

 

    

芳香剤? 部屋の隅にフレッシュなパイナップルが置いてあります。 とても爽やかな良い匂い!

1泊258元の小奇麗なホテルで最後の夜を過ごします

 

 

 明日はいよいよ最後の楽山大仏の見物です


雲南旅行⑱~麗江;束河古鎮→成都

2012-06-12 06:41:27 | 旅行

七星街から9;45のバスに乗り最寄りのバス停で10:05下車します。
それから延々30分も歩くことになりました。  しかし、道すがらの景色はとても興味深い物でした。
今の中国は外国からの影響でどんどん新しくなり、古い物と混然となって素敵な雰囲気になっています。

「束河」は、ナシ語で「高い峰のふもとにある村」という意味です。
束河古鎮は、麗江古城の北西、約4キロ離れたところにあります。
ナシ族の最も古い集落の一つであり、かつて茶馬古道の要として栄えた町です。
古鎮は標高2440m、面積約5平方km、中心保護区域1平方km、ナシ族を中心に約千世帯、
約3000人が暮らしている昔ながらの村落です。



              

古鎮内には涌き水を集めたせせらぎが流れ、入り組んだ路地にも気持ちを和まさせられます。
軒を繋ぐ古民家、一面の田んぼ、昔の佇まいが残るのどかな風景に心癒されます
古鎮内は二つの湧き水があり、その一つは九鼎竜潭と呼ばれます。
生い茂る垂れ柳に囲まれた潭(ふち)は、玉龍雪山の雪解け水が溜まって出来たもので、
水が澄みきり、鮮やかな透明感の高い水中に小魚の泳ぐ姿がはっきりと見えます。 


            

天然良質の湧き水は、三本に分かれて村に入り、家屋の前、畑のほとりを流れ、
村人はその水を使い米を研いだり、野菜を洗ったり、洗濯をしたり、昔懐かしい姿を残しています。

 

 

このゲートを潜って敷地に入ります。 入場料は徴収されていません

    

馬が繋がれていて、乗馬姿の人や遊覧馬車もあります

 

 暫く古民家街が続きます。 歩き疲れたので一郭の洒落た喫茶店で一息つきます

         
とても風情の感じられる街並みです。 右端は夫が泊まりたかった昔ながらのナシ族の住居で、今はホテルですが、とても重厚な感じです。

  喫茶店では夫はシャーベットのような物、私はパンケーキを食べました

  特徴のある壁。 トンパ文字の書かれた壁はとても綺麗でした

 

 

 

古鎮内の道路は概ねこんな感じです。  麗江古城と似た感じなのですが少し違います、何なのだろ?!

 

 古鎮内での特徴的な建物(土産物屋や食べ物屋は沢山あって古城内と同じ感じです)

ここでナシ族民俗芸能披露?

                   

トイレはとても綺麗で感激です

    

可愛いワンちゃんも綺麗な石畳の上で気持ちよさそうにお休みです。    右は民家?を模したゴミ箱

 

 古城に12:30頃に戻り、麗江空港17:45発の飛行機に間に合うように、
宿のご主人が車で空港まで送ってくれるとの事なので、15:00まで古城内をブラブラして時間を潰す。 
車代100元也

 

成都空港には18:50に到着したが、宿泊予定のホテルのある成都北口まで行くリムジンバスは無く 
路線バスで1時間以上かかる。
前回来た時は汽車だったので空港からの景色は初めてで成都はこんなにも大きな町だったのかと驚く 

  

このホテルは前回の旅行で偶然泊まったホテル。 
三ツ星で料金は280元と安いにも関わらずバスタブまであるのです(何とTOTOのマークが付いています)。
峨眉山観光の為に成都にはもう一度来る予定だったので、その時には必ずこのホテルに泊まろうと決めていたのです。

 

 

明日は夫の念願の峨眉山に行きます