mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

第七日目・・黄山→杭州→済南→青島;旅行終了

2015-06-08 20:31:15 | 旅行

昨日の黄山登山で疲れているにも関わらず、いつもの様に5時過ぎには目覚める

思ったほどに足は痛くない・・日本から持参した湿布を足に貼りまくって寝たせいだろうか


しかし、わたしは以前右ひざ痛が続いて、帰国の際整形外科でレントゲンを撮ってみて貰った

膝の軟骨が少し磨滅しているようだ・・老人性ひざ痛ですね! 医師はいとも簡単に言い捨てる!

治療法はなく痛み止めの注射だけらしく・・普段飲んでいる、グルコサミン、コンドロイチンのサプリも効果が無いそうだ


では、どうすれば良い!?

無理をせずに、筋力アップに努めるだけしかないと思った

 

夫の本来の計画では今日、杭州に移動して烏鎮観光する予定だが、足に負担をかけたくない私は青島に帰ることを提案する

夫も杭州で青島行の切符が手に入れば直接帰る事に同意し、取れなければ烏鎮に行くと言う・・成り行きに任せる

 
昨日 フロントで杭州までのバスは押さえてある・・ 出発は8:00

夫の話ではホテルの好意でバス停まで送ってくれるとの事で、7時半からフロントで迎えの車の到着を待つが

8時になろうとするのに迎えの車が来ないが・・主人は慌てる様子が無い

”出発に間に合わないのでは?”と、夫と心配する


主人が車がきますので、大通りで待っていて下さいと言う・・・
マイカー運転の女性が迎えに来る

到着したのは黄山バスセンターでは無い・・普通の一寸広い空き地に1台のバスが止まっていて

数人の男性が坐って煙草を吸いながらおしゃべりをしている


わたし達が勝手にバスセンターから出る長距離バスだと思い込んでいたのだった

バスは比較的新しく・・乗り心地もよさそうなので先ず安心、しかし、杭州のどこに連れて行かれるかが問題なのだ

不安を抱えたままバスは8:20に出発する (外でおしゃべりをしていた男性たちは皆、乗客だった)

 


 

11:20 杭州西バスセンターに到着

ゃんと正規のバスセンターに着いて一安心・・・立派な大きなバスセンター

着いて直ぐ新幹線の駅に移動して切符を買う予定だったので

センター前でタクシーを拾い杭州東駅に向かう

 この運転手さん、無類の歌好きの様でずっと歌を口ずさんでいる

わたし達が日本人と分かると・・何と玉置浩二の歌をかけ、小さな声で歌いだした

日本が大好きで、行ってみたいのだが・・家庭の色んな事情で到底行くことはできない等と話していた


途中 タクシーの前を横切った男性が、わたし達の乗ったタクシーの横を猛スピードで追い越した
タクシーが撥ね飛ばした 

わたしは後ろの席に座っていて瞬間は見ることはできなかったが助手席にのっていた夫は見ていて

「男性は空中を飛んで横の植え込みに沈んだ」と言う・・・実際、フロントガラスの右側には大きなひび割れができていた


なんと、杭州の初乗りは11元になっていて、40分程走って到着したが60元も支払うことになる

 

12:20 杭州東駅に到着 

 

切符売り場は混雑している

いつもの様に夫と私は二手に分かれて並ぶようにしている・・わたしの列が早く買えそうなら夫が移動してくる

それでも10分くらいは並んだ 

案の定、今日の青島行は全て満席である・・夕方の済南西駅行きが有ると言うので済南まで行くことにする

済南には何度も行って、状況が分かっている・・夫も済南まで行けば何とかなるだろうと思ったらしい

17:42分杭州東駅発、済南西駅行きの切符を買う (一人 383也)


まだまだ切符を求める客が沢山並んでいる

自動切符販売機もあるようだが・・切符を買う時のこの混雑は何とかならないものかと、いつも思う

 

切符を手にした時はもう13時を過ぎていた・・私は普段余り空腹を感じないのだが、夫はお腹が空いているらしく

構内で食事ができる所を探す 

 何処も同じようなバイキング方式の店

冷奴にのような一皿(大連時代に好んで食べていたが・・上に乗ったピータン?は残した)と、手羽中の煮物


850

この駅は新幹線開通時にできたのだろう・・・綺麗で素晴らしく広い!

 

時間があるので地下鉄で繁華街を散歩しようかと、地下鉄乗り場まで行くが、夫も私もそうする気力がなくなっていた 

引き返して待合室でゆっくり休む事にする・・約4時間も待合室でどうして過ごそうか

 

17:25 改札が始まる

 


 

 

夫は杭州→上海→南京→済南と思い込んでいたようだが・・

 

19:15南京南駅着(杭州から直接南京に着く)

 

 中国新幹線和谐号

 

 


22:20 済南西駅着

 

青島行の普通列車の切符を買うために済南駅に行かなければならないので

 

地下のタクシー乗り場に向かう

此処は何度か利用したことがあるが次から次にタクシーが来て・・混雑することなくとても便利にできている

 

 

 

済南駅で並び青島行の夜行列車の切符買う・・何とか1:30発の切符(普通座席)が手に入る

 

 

時間が有るので一旦外に出て夜食を食べ、スーパーで買い物をする

 中国各地にあるチエン店

夫はハルピンに行った時は行ったことが有るが、私は初めての早朝から夜遅くまでやっている簡単な料理を出す店として有名な店

此処の小ロンポウを食べたかったのだけれど無くて・・御飯が食べたくなって红烧牛肉のセットを注文する

 

 

深夜なのに待合室には客が多い・・何とか坐ることができて改札を待つ


そろそろかと思う頃、駅員が何か叫んで廻っている・・・・・・

どうやら私達が乗る予定の汽車が南方の洪水の影響で運行が大幅に遅れている・・到着の時間は未定なので

急ぐ人は別の汽車にへんんこうするようにとの事らしい


 丁度朝のテレビでそのニュースを見たのだった

東北部では水不足なのにねと嘆いたのだった


わたしは夫を急かして変更の手続きに向かう

先ず、返却窓口に並び、返金してもらい・・改めて別の便の切符を買わなければならない

とても面倒くさい事である・・これは鉄道側の理由なので乗客の便利を図ってよさそうものだが全く融通が利かない

一人の男性が業を煮やし随分と返却口で新しい切符が買えるように粘っていたが・・冷たくあしらわれ諦めて別の列に並んだ


よかった!2:15発の青島行が手に入る

 

T161が私たちが乗るはずだった汽車・・・どのくらい遅れるか分からないと表示してある

 


 

次に買った切符はK1135の列車・・・これも遅れて02:34発となった


何とか02:34には発車することができたが

一般座席なのでどうも坐り心地がよくない・・・眠ることができずに悶々としていた

 

6:30 やっと青島駅に到着


タクシーで宿舎へ 7:10



今回の旅も最後に一波乱あったものの・・楽しい旅だった

さしもの夫も、次回からは帰りの切符も押さえてから出かけようかと、少々弱気になる

しかし、すんなり行って観光し、すんなり帰って来る旅よりは思い出に残る旅になるかもしれない

 

夫は帰国前にもう一度、卒業記念旅行に出かけるつもりらしいが

今度はどんな旅になるのか楽しみにしている


第六日目・・黄山下山

2015-06-07 07:31:07 | 旅行

12時を少し過ぎた所でロープウェイ組と別れて、下山を始めます!


凄い下りの階段です!


少し下りた所で、他のツアー客も混じっていよいよ本格的な下山コースに入ります


この険しい道を山頂のホテルの用品を運ぶ歩荷の人夫たちが次々と登ってきます

夫は学生時代に北アルプスで歩荷のアルバイトをした経験があるので、大変さはよく分かっています

夫は背負子に30kの荷物を乗せて運んだそうです

彼らが運んでいるのは50k~60Kはあるのではないかとの事

 12:19この辺までは記念写真を撮るゆとりがある

一斉に下山を始めたツアーの人たちも体力の差が出始め段々疎らになって行く


この辺から私の脚にも異常がで始める・・真っ直ぐ下りて行けないので蟹さん歩きで一段ずつ下りて行く


階段ではない所は少し楽だったような・・・

 所々に草花や鳥の紹介の立札が立っている

 

 

歩荷のおじさんたちも疲れると杖を支えにして一休み!


 小さな川もあって綺麗な水が

流れていてホッとする

 

時々、上りの階段もあったが・・この方が楽に感じた

しかし、ガードレールが無い所では、ふらついて落ちたら大変だと緊張して歩く


13:35

これくらいの所だっただろうか、中国の高い山にはどこにもいる2本の棒に括り付けた椅子を担いで客を運ぶ人夫がいる

「乗って行かないか?」と声をかけられたので幾らかと聞くと、3百何十元だと言うので断った


もう、下りてくる人も少ない・・時間内に着けるだろうか? 祈る思いで歩き続ける

 

 14:14

制限時間の2時半までには少し時間がある・・・途中でガイドさんから今どの辺りかと言う問い合わせの電話があったようだ

我ながらよく頑張った! 

長く歩いて疲れた時に「足が棒になった!」と言うが・・本当に棒になって膝が曲がらなかったのだ

多分傍から見たらロボットが歩いているように見えたのではなかろうか?


いつだったかマラソンの女子選手が「自分で自分をほめてあげたい!」と言った言葉を思い出す


わたし達が最後ではなかった!  もう一組、戻って来ていないとのことで、「黄山地質博物館」で待つように言われた

疲れていて見学する気にもならない・・兎に角、無事下山できて好かったと言う、安堵の思いで一杯だった

 

 

 お買い物コース

この日の会社の商品は一寸興味があったが・・決断力が鈍っており何も買わずに帰る

 

 最初の日に食事をしたお店

お袋のような味が懐かしくまた、やって来た・・疲れた時はホッとする料理が食べたいものだ


夫もお母さんのワンタンメンを食べるつもりだったが、私は急にごはんが食べたくなって壁に掛かっている写真の料理を頼む

いつも食べている、“トマトと卵の炒め物”をご飯にかけてあるだけのような・・・(今度私も試みてみよう)

スープも疲れた体にはちょうど良い塩加減で・・・ホッとする


 

今日は霧で折角の風景がハッキリ見えなくて残念だったが・・反面、水墨画の中に居るような気分にもなれた

白鶴山荘から少し登った所にもう1本ケーブルカーの丹霞駅があって、更に上の松谷庵駅まで行ける

此処から黄山の最高峰芙蓉峰まで登ると、想像に絶する景色を見られるに違いない

できれば山上のホテルで一泊して、雲海に登る朝日を望む事が出来たら最高だろう


何年か後にまだ元気だったら・・ここに滞在型の旅行をしてみたいものだ

 

つづく


第六日目・・黄山登山

2015-06-05 23:15:17 | 旅行

今日は世界遺産二つ目の黄山に行きます


この黄山については以前の文化課の授業で学んだことがあってとても興味を持っていました

中国には“五岳”(東-泰山、西-華山、北‐恒山、南‐衡山、中‐嵩山)という名山がありますが

黄山はその中に入っていません

しかし、珍しい石、雲海、珍しい松、温泉が織りなす千変万化な天然の風景から“天下第一の奇山”と呼ばれ、

“五岳归来不看山,黄山归来不看岳”

「五岳を見てくると他の山は見なくてよい、黄山を見てきたら五岳を見なくてよい」という言葉があるほど

中国では高い評価を受けています


因みに私たちは五岳の内・・泰山、華山には登り、嵩山の麓まで行った事があります

 

時間通り6時にはガイドさんが迎えに来て出発する

 今日のガイドさんもベテランらしい

私たち以外は全て中国人なので話すスピードが半端なく早い

有名な観光地では英語を話す国の方も混じっていることが有るので英語で補足してくれる時がある

わたし達がどのくらいの水準だか分からないのだろう・・日本人だから聞き取れないと思っているらしい


先ず、この地図によって行程を紹介しようと思う

   1;ホテルから乗ったバスは湯口(一番下の☐)にの傍にあるバスセンターに到着する

  2;此処で専用登山バスに乗り換え、ロープウエイの雲谷寺駅(2番目の)に向かう

  3;雲谷寺駅から白鹅峰駅(3番目の )までロープウエイに乗りる

  4;白鹅峰駅から自由に景色を観ながら北海宾馆(4番目の)まで歩き、皆が揃った頃合いに点呼をとる

  5;皆で白鶴山荘(5番目の)まで行って昼食を摂る

  6;昼食後ロープウェイ組と歩く組に分かれて下山する

  7;集合場所の雲谷寺駅から専用バスでバスセンターまで下山する


以上が大体の行程である

 

ホテルからのバスの車窓から

  

 

霧の中に浮かぶ白い住居・・何とも幻想的な風景だ

 

7:00丁度に湯口のバスセンターに到着する

 バスはこの店の前に留めておくので間違えないようにとの注意がある

夫はいつもの習慣で、万一の為に(ボケてすぐに忘れます)バスのナンバープレートの写真を撮りにいく


この陸橋を通って専用バスに乗り換えて、ロープウエイ雲谷寺駅へと向かう

 

 結構高くまで登ってきたようだ

 

7:50分に駅近くでバスをおり、徒歩で雲谷寺駅に向かう

ロープウェイ待ちの人でごった返している・・・取り敢えず、一時間待ちと案内の出ている列に並ぶ

 

ガイドさんが人をかき分けながらロープウエイの切符を渡してくれる(ガイドさんも体力勝負だ)

きっちり1時間後・・やっとロープウエイに乗ることができる!

 下を覗くのが怖い

10分程度で上の白鹅峰駅に到着する


別の団体だが同じ会社ののツアーのガイドなのだろう・・混雑の中、間違えないように指示を出してくれる

 

黄山の象徴ともなっている黒松 


 展望台もあるので・・絶景を楽しむことができる

 

 人が多いので私は下りるのを躊躇した
   夫が呼ぶので降りて観る事にする


皆、少し疲れてきかからか、点呼の為か・・ホテル前に在る広場で暫しの休憩


此処から又、登ったり下ったり・・・・・・


 分かれ道

ここで、北海宾馆までは自由行動となる

 孔子が観音像を拝むと言う岩

あんな所までどうして登っていけたのだろう!?

 


此処で昼食・・ホテルのレストラン、外でのんびり弁当を食べる人、まちまち・・・ 


わたし達は人を避けて少し上に登り、この景色を見ながらゆっくり昼食を摂る

 

昼食が終わって暫く休憩をした後、下山である

わたし達はロープウエイには乗らず、無謀にも歩いて下りることにした

この選択が後で大変な思いをすることになるのである

 

つづく


第五日目・・黄山;老街散策

2015-06-05 15:19:09 | 旅行

17時にホテルに帰り着き・・翌日の黄山のツアー(一人265元)に申し込みをする 

明日の登山は疲れて、その後の移動は大変だろうからと・・このホテルにもう1泊することにして、延泊手続きをする


その後、夫がガイドさんに聞いていた、老街(清朝時代の繁華街)と言う所に食事がてら出るかける

幸い、ホテルからすぐに所にある


途中、以前から気になっていた建物に入ってみる・・中には質の高そうな書画が書けてあり

書道の道具なども並べてあった

入る時は此処は古書の本店かも知れないと思って入ったのだが・・書画の勉強をする所だと分かった


後でわかった事だが、この黄山はとてもい文化の香りのする街だ


清朝時代の繁華街だったと言うだけあって、とても重厚な感じの作りの建物が並ぶ


路は十字になっている様だった(夫が旅行にはいつも持参する磁石を忘れて来たので方角が定かではない)

真っ直ぐに行くとこれから開店する酒場の多い通りのような感じなので

わたし達は先ず腹ごしらえをしようと・・横に通っている筋でレストランを探す


 レトロな感じのするメニューの看板を見つける

 可愛いお姉さんもいます

この店の特色菜を聞いて・・それを食べるつもりでいたが、どれも辛いそうだ

夫が辛い物が特別苦手なので、無難な物を選ぶ


 細切り牛肉と茄子の炒め煮

 定番・・西红柿炒鸡蛋

 香肉片汤(椎茸と肉のスープ)

夫はこれにご飯を頼む・・・老舗の割にはとても安い食事だった


食事を済ませて土産物屋などを冷かして歩く

 瓢箪笛が並ぶ店があったので入ってみる

とても優しそうなお兄さんがとても丁寧に説明してくれる・・単なる土産物の店ではなさそうなので話を聞いてみることにする


このお兄さん只者ではない! 相当な演奏家である


他に横笛やオカリナもならんでいた・・私は以前オカリナを習っていたことがあるので興味を示すと

オカリナもとても上手に吹いてみせた


夫は以前から新しい瓢箪笛を欲しがっていたので・・卒業&誕生日祝いとしてプレゼントすることにする




新しい笛でもっと練習して、このお兄さんのように上手になって下さいね!


もうすぐ19:00 この通りは夜に一層賑やかになるのであろう

わたし達は夜は苦手なので・・来る途中で見つけて置いた美味しそうなパンが置いてあるパン屋さんに行き

明日の朝食と黄山での昼食のパンを買い、コンビニでヨーグルトと飲み物を買ってホテルに戻る



明日は早朝6:00の出発だと言うのでシャワーを浴び9時前にはぐっすり



つづく


第五日目・・黄山;古村落文化遺産ツアー②西递村見学

2015-06-03 20:33:53 | 旅行

西逓村への移動には小1時間かかるらしい

 途中のレストランで昼食を摂る

10名が一班・・家常菜(家庭のおかず)と言うのであろうか、野菜中心でお肉は無かったような・・・

しかし、御飯だけはふんだんにある(お替りをしていた)

 

西逓村は黟県の県政府所在地から8キロメートル離れた場所にあり、北宋の皇祐年間(西暦1049~1054年)より建てられ、すでに千年近い歴史を もつ。村落全体が船の形をしており、完全な形で保存されている古民家は122棟、現有の古民家が300軒、人口は約1,000人で「中国伝統文化の縮図」「中国明清民家博物館」と賞賛されている。

西逓村は山に囲まれ、二本の渓流が村の北側と東側を経て南側にある会源橋で合流している


明時代 この村出身の胡文光が科挙を合格し役職を全うした記念に皇帝が
記念碑として下賜した石坊

この村の代表的な建造物


村落のスペースは変化に富み、 融通がきき、建築物の色調はすっきりとし、優雅な中国安徽風建築技術の典型的な代表作である

客間のお着物の配置は宏村と同じしきたりがあるようだ

 民家の寝室は大体皆、この様である

宏村では見なかったが、ツバメがあちこちに巣を作っている・・・住民も保護しているようだ


⇓ガイドさんによると昔の空調らしい・・・真ん中の蓋を取ると、下からの冷たい空気が上がってくる



昔ながらの客栈(はたご)が営業されている (一寸泊まってみたい気がする)

食堂も営業中

 此処にも沢山豚が干してある


【彫刻】

「触らないで下さい」と書いてある


【工芸品】

 

全ての路地はいずれも黟県の黒い石で舗装されている。古い建築物の多くが木造でレンガの壁で保 護されており、木、石、レンガの豊富で多彩な彫刻がほどこされ、路地と建築物のデザインと配置のバランスがよくとれている。

 

古い建築物は全て白い漆喰の壁に黒い瓦屋根で整然と立ち並んでいる

 

【おまけの話】

 久しぶりの“ニンハオトイレ”(ドアが無い)

最近は旅行をしてもこの様なトイレにおめにかかることは少なくなった

中国通としてはこの様なトイレで用を足すことが出来なければならないだろう

 

観光の後はお決まりの買い物ツアー・・・中国シルク製品の店

1時間時間以上もつきあわされる・・これが無ければもっとゆっくり観光ができるのだろうが

中国のツアーではお決まりのコースなので仕方がない

 

17時にホテル着・・・朝、8時から9時間の観光少々疲れ気味ですが食事がてら老街と言う所をぶらつきます

 

つづく


第五日目・・黄山;古村落文化遺産ツアー①宏村見学

2015-06-02 19:28:33 | 旅行

 今日は昨日申し込んでおいた西递,宏村1日観光である

此処は世界遺産に指定されている場所なので、とても楽しみにしている


   

8時過ぎにガイドさんがホテルまで迎えに来てれて、観光バスに乗り込む

このコースはとても人気があるようで同じホテルからも何組か乗り込む・・この後、私たちは“70団”と呼ばれることになる

この辺の家にはとても特徴がある・・茶業で裕福な家が多いのか殆ど3階建てで新築も目立つ

茶畑が延々と続く・・・清明節(この頃のお茶が一番おいしいと言われる)も過ぎているので綺麗に摘み取られている

 

1時間ほどで宏村に到着する

老人割引の為にパスポートを提出し、ガイドさんに入場の手続きをしてもらい、ガイドは現地の女性に換わり、

村内の観光が始まる


宏村
は、黟Yi県の東北に位置する南宋時代創建の世界遺産の村で、現在まで800年の歴史を持つ。
山紫水明な場所にあり、という苗字を持つ人々が集住する村だった。
村全体が牛の体にみたてられており、村の西には雷岡という小高い丘が牛の首、村の入り口にそそり立つ2本の木が牛の角、村の前、後ろにある4つの橋が牛の脚である。内部構造も牛の内臓に例えらえ、牛の小腸に当たるクリークは山の泉を引いて各家の前まで運ばれ、生活用水として利用されている牛の胃に当たるのは、村内にある半月型の美しい沼「月沼」 牛の大腸に当たるのは村の南にある大きな「南湖」。その、田園風景、山と水の織り成す風景、美しいクリークによって「絵のなかの郷里」と呼ばれている。
保存状態のいい明清代の民家は約140棟あり、中でも”承志堂”は安徽省南部の古民家の特色をよく伝えている。月沼の西南岸にある「冒華居」は清代の建造で、建築バランスがすばらしく、古色ゆかしい。その他の建築物は、「楽賢堂」、月沼の北岸には汪氏の祖先を祀った「楽叙堂」、南湖の北岸にある「南湖書院」などがある。中国国内でも映画のロケに使われるほど有名である。

小さな村落の様だが、建物がくっついて建っていて路も迷路の様だ・・

沢山のツアー客がいて・・もし、ガイドさんにはぐれたら大変なことになると、気が落ち着かなかった


観光の際に撮った写真は凄い枚数で、どれを選べばよいのか分からないので、分類して紹介することにする

入口を入ると南湖の畔を歩き村内に入る

牛の大腸と言われる南湖の畔には沢山の学生が坐って絵を描いていた

 わたし達が最初に渡った橋(牛の脚の1本か)

この写真の様子を見ると・・此処で現実に生活をしている人たちが居ることが分かる


 村の入り口にある红杨树(牛の角)

傍に立つ説明には・・『この木は村の入り口にある大木紅い柳 昔、村人の家庭で結婚式があると、花嫁の乗った輿は先ずこの木を一回りしてから村を出て行った。 これは「夫婦はが一生仲睦まじくいられる」ことを示す』とある

 

【建物】

詳しい説明が付けられなくて申し訳ないが、雰囲気を感じて頂くとありがたいです

 

見学した住居の客間の置物には配置に決まりが有る様で、殆ど同じ置き方である

時計を中心に花瓶、鏡など・・意味があるらしいが・・・

中国人の団体なのでガイドさんも早口で話すので聞き取れないことが多い

後で文献で調べてみることにしよう

 

 

この建物は何だかわからないが・・単に私が気に入ったのでアップしてみた


【彫刻】

523

ガイドさんの説明では「天井を支える柱の彫刻で財力が判る」と言う

今でもこのように綺麗なのだから・・当時は素晴らしかったに違いない

わたしの趣味で・・石畳もとても趣がある

 

【生活】

 牛の小腸に当たるクリーク?

このクリークは生活用水として用いられていると説明にあったが、実際他の場所ではこの水で洗濯をしている人がいた

レストランの外に材料の豚肉が干してある


湖のコンクリートの堤防には筍が並べてある


【路地の商店】

生活用の商店もあったが、土産物屋も・・・皆、間口半間程の小さな店

竹細工の工芸品が特長的

 お茶は特産品

 

ガイドさんの説明も終わり、土産物の通りをぶらつく



南湖の逆を回って集合場所に戻る

学生さんたちの絵も完成に近づいているようだ

わたし達はこの後昼食を摂って、西递に向かったが、そこでもこの学生さんたちの団体と出会うことになる

 

つづく


第四日目・・景徳鎮市内→黄山へ移動

2015-06-02 13:03:43 | 旅行

今にも降り出しそうな雨模様の中、大きな支障もなく無事に観光を終え

夫が当初予定していた観光をすべく、タクシーで “湖田古窯” 陶瓷歴史博物館”に向かう


所が・・月曜日は閉館日だったのだ(タックシーの運転手は知っている筈なのに・・・)

わたしが写真に一寸写っているおじさんに・・「遠くの青島から来たのに・・・いえ、もっと遠くの日本からきたのよ!」と言うと

笑ながら、敷地内に入れてくれた(写真を撮っただけですぐに出る)


この博物館の後ろに“湖田古窯”が有るようだった


此処でおじさんと話をしていても時間がもったいないので、付近をぶらついてみることにする

一寸歩いたところに市場があった・・中国ではまだこの様な市場が市内の至る所にある


懐かしい!  私の子供の頃、母が使っていたミシンと同じようなミシンだ


突然、雨が降り出した・・もっと付近をぶらついてみたかったのに

どうも酷い雨になりそうで観光どころではない!  慌ててバス停を探しバスでバスセンターに戻ることにする


運よく空いていて、前にすわることができたので、バス観光となる

住民たちの交通手段は、バイクが主流でこの様なバイクの店が軒を連ねている


終点で降りて、タクシーでバスセンターへ向かう 10元也

ずっと書き忘れていたが・・景徳鎮のタクシー代は初乗り5元、今まで行った所では最も安い(因みに青島は9元)


バスセンターへ着いたのは昼前だったけれどどこかでゆっくりしようと

バスセンターの隣の永盛酒店の1Fレストランに入り昼食を摂る事にする

 トマトと卵のスープ(これはどこでも大体美味)

 烏賊と野菜の炒め物(イカは夫の鉱物)

所が、辛い物が苦手な夫は辛くて大変な様だったが・・私は美味しく頂いた

夫は御飯を頼んだが・・私はご飯は食べない(身体の為でもあるが、日本と炊き方が違うのか全く美味しくない)


途中で、私たちが日本人だと分かったのか、この男性が日本語で話しかけてきた

日本へは行ったことは無いが仕事の関係で学んだそうだ

彼はもっと私たちと話したかった様子だったが・・この子がなかなかやんちゃで追いかけるのに大変!

ママは構わずお食事を続けている(中国のパパはとても家庭的なのです)


食事中も雨は大降りで、従業員の男性が「雨が小降りになるまでゆっくりして行けばよい」と親切に言ってくれる


バスは14:30発車なので今回も待合室でゆっくりすることになる・・今回は雨なので仕方がないか

バスを降りてきた客も、突然の大降りの雨に呆然としている


 14:30

バスはほぼ満員で定刻に出発する。

黄山市まで約200K・・・高速を走らず、途中客を下したり拾ったり市ながら一般道を走るので3時間半はかかるようだ

途中、安徽省祁门Qimen 経由で黄山市の屯溪tunxi と言う所まで行くらしい


途中の風景を川の状況を主に時間毎にアップしておくが、雨がどれだけ激しく降ったかお分かりになると思う

 15:11

 16:15 

 16:20

 16:20

この頃には雨はもう上がっていた


予定より少し遅れて 17:10分 黄山西バスセンターに到着する

すぐにピンクのジャージの上下を来た女性が寄って来て・・とてもことば巧みに話しかけてくる

翌日の観光の手配の事やホテルの話など・・少しも休まず私たちが言葉をはさむ余地が無い

ホテルまで5元で連れて行くと言うので、時間も時間だしすぐに彼女の話に乗る

 

ホテル名は「旅行者の家」何とも親しみやすい名前・・彼女はホテルに着くと私たちを下してすぐに戻って行った


ホテルの主人はとても物腰の柔らかい人で、丁寧に黄山の観光コースの説明などをしてくれる

宿泊料金は・・1F;118元で 2F;138元 3F以上;158元 との事

取り敢えず1Fの部屋を見ると綺麗で、広い  只、少し経つと少し湿っぽい感じがしたので、香水を撒いた


                    

 

 夕食はこのお店・・米線の看板がかかっていたが

昆明で食べた時の米線の印象は余り好くなかったので・・わたしはワンタン麺を食べる事にする


これがなかなかの味で・・半分も食べられるだろうかと思ったが完食して、我ながら驚いた

新しいお店で母親と娘さんで営んでいる家庭的な雰囲気のお店・・後に又、来ることになる


いつものように、近くのスーパーで翌朝のパンとヨーグルト、飲み物などを買ってホテルに帰る


フロントで、翌日の“古村落文化遺産ツアー” (一人220元)を申し込んで 

部屋に戻りシャワーを浴びて、ぐっすり夢の中・・・

 

つづく


第四日目・・景镇古窯民俗博覧区②

2015-05-31 10:17:31 | 旅行

このエリアでは、宋代龙窑、元代馒头窑明代葫芦窑清代镇窑や現代の作陶などが見学できるようだ


全ての備品が陶器製である


 日本語では“指物屋”と書いてあるが、作陶の様子を見学できるらしい


 

同じ形のものを作るために、型にはめて形を整えているようだ

 

半乾きにしたものを削って厚さを均一に整えているらしい

多分、器に高台を付けているのだと想われる(専門用語なので辞書にも載っていない)


 

釉薬をかける

 

絵を描く


 陶冶とは陶器を焼くと言う意味

 

 清代の鎮窯

焼く時は大きな土で作った筒に入れて焼くようだ(この写真では見えないが、全部名前が書いてある)


道標に従って明代窯に進む


 明代の瓢箪窯

「無形文化遺産の伝承者たちが昔の方法に従って明代の瓢箪窯を復活させている」時の写真


現代も残っているが入ることはできない

おや? 夫は元代と宋代の窯は飛ばして瓷音水榭に向かうようだ

 

水榭(水辺の東屋)が見える・・ここでは陶器で作った楽器で演奏をしているとの事

 

幸運にも私たちが到着した時にちょうど演奏中だった(一日6回の演奏がある)


 陶器製の二胡

演奏が終わって彼女が私の傍を通って行った時・・一寸触らせてほしいと思ったがグッと我慢した


池には蓮ではなく珍しい花が咲いていた


 水を利用して陶土を搗いている

日本の九州日田にある“小鹿田焼”に出かけた時にも見かけた事がある昔ながらの方法である

 

元代と宋代の窯やほかのスポットには見学しないまま、次に行くようで、夫は従業員の男性に路を尋ねている

 

 つづく


第四日目・・景徳鎮観光;景镇古窯民俗博覧区①

2015-05-30 19:10:14 | 旅行

朝食を済ませ・・バスセンターに荷物を預け、バス停に行くが・・夫の目指している博物館行の路線が見つからない

付近に居た現地の女性に何番に乗ればよいのか教えて貰い22番バスに乗る

8:05→8:30着・・教えて貰ったバス停であるが、夫が事前に調べて置いた博物館とはどうも違うようだ

しかし、「古窯民俗博覧区」と言う看板があったので・・取り敢えずどんな物か行ってみることにする


【景徳鎮】

中国,江西省北東部にある中国第一の窯業都市。
景徳鎮窯をもつ世界的な陶都で,春~秋に窯の開かれている時は労働者や商人が集まって人口は2倍になると言う

古くは立馬山といい,東晋時代に新平鎮となり、唐代には昌南鎮と称したが,宋の景徳年間(1004‐07)に景徳鎮となる。
製陶の起源は古く,漢代とも西晋代(265‐316)ともいわれ,また南朝陳の至徳年間(583‐86)勅命をうけて製陶したとも伝える  白磁を焼くようになったのは唐代からだらしい

 

古窯民俗博覧区に行くにはこの車道と  

綺麗に整備された歩道  があるが、わたし達は趣のありそうな歩道を歩くことにする

この時、とうとう小雨が降り出したが・・色んな趣向が施してあたので、さほど気にもならず楽しく歩けた 



不要な陶片で路に絵を描いてある

   

宋→元→明→清とつづく窯の特徴が描かれたタイルも張ってある

その時はこのタイルの絵が何を意味するものか気づかず宋、清のタイルは撮ってなかった(残念)


10分程歩いたところで到着らしい

世界陶磁器聖地と書かれた看板が目に飛び込んでくる

 

 

 ゴミ箱も陶器製

夫が先に入場券を買いに行ったので周辺の写真を撮る・・・古い陶片を使って色んな工夫がしてあり、ワクワクする

 

現役軍人と退役軍人は無料・・と下の写真の電光掲示板に書いてある・・私たちにも半額の老人割引があった

何時頃できたのだろうか・・結構新しく綺麗である

                                      

ロビーのシャンデリアも陶器製と・・全てにこだわりを持って作られているようだ


 いよいよ中に入ります!

 

中国のてネットでは、景点(観光スポット)として・・・下記が紹介されている

清代镇窑 葫芦窑 馒头窑 宋代龙窑 瓷音水榭 小器作  手工作坊  
明闾 清园 唐英纪念馆 风火仙师庙 大件作


途中にわたしの目を引く色んなものがあって写真を撮るのに忙しく・・なかなか観光スポットにたどり着けない

 


风火仙师庙 

此処には明代の景徳鎮窯に多大な貢献した陶工を祭ってあるらしい

木彫か塑像か分からないがどんな意味があるのだろうか・・不思議な形をした飾りである

 


つづく


第三日目・・景徳鎮到着

2015-05-29 21:16:17 | 旅行

バスは定刻通りに出発し、景徳鎮まで約140K、高速道路を走った


車窓からの風景

 14:47 鄱阳湖(po陽湖)を渡る

 15:15 農村の筈だが建物は近代的

 1613 そろそろ景徳鎮か!?

 16:15 焼き物のオブジェ・・景徳鎮!


高速を走ったので2時間足らずで景徳鎮バスセンターに到着する

バスから降りて外に出ると・・・陶器の卸屋の店がずらりと並んでいる


明日の黄山行きのバスの切符を買っておくために再度バスセンターに入る

翌日の13:40発の黄山行の切符(70元)を買って外に出ると、早速、客引きさんが近づいてくる

いつもの様に知らぬかをして通り過ぎようとするが・・人のよさそうな男性なので、一応値段と場所を聞く

値段は80元でバスセンターの真ん前のビルらしい・・とにかく部屋を見てからにしてと、男性の後についていく


           

部屋は何だか不思議な感じ・・空調もテレビも新しいのに古い扇風機が置いてあるし、一寸湿っぽい

NO!と言いたかったのだけれど、小さな子供が箒を持って掃除をしているような、遊んでいるような・・・

それにただの客引きだと思っていた男性はこの宿の主人らしい

わたし達が1泊するだけでこの家族の役に立つのなら・・・と、勝手に考えて何も言わずにOKした


チェックインして、荷物を下ろすと、もう17時近くになっていた

ホテルの付近を散歩がてら夕食を食べに行くことにする


西も東も分からないので、通りがかりの女性に繁華街はどちらの方かと尋ねると「あっち!」左の方を指差した

取り敢えず西らしい方に行ってみようと歩き出す


 東屋が有ったので登って行ったが今は廃れた感じだ



東屋のあった丘の麓に何だか威厳のある看板がかかっている門がある・・・食事が出来そうだが一寸敷居が高かった

 人民公園があってので入ってみる

中国人は大きな石に大きな字を書くのが好きらしい・・旅行をすると至る所で見かける

中国では今、ローラースケートが大流行している

青島でも公園でローラースケートの練習をしている姿を好く見かけるが、どこに行ってもこの様な子供がいる


陶磁器のの街らしく色んなものが陶磁器で作られている


30分も歩いただろうか・・川縁に出たのでこの辺で食事ができないかと探す

如何にも中国らしい建物が二つ見えたが一寸遠くて時間が遅くなるので、戻って東の方へ行くことにする


 わたし達の泊まったホテルのビルの手前(黒い部分)は殆どが陶器店だ

観光地なのにほとんどが店を閉めているので、ゆっくり見ることも出来なかった


 バスセンターを過ぎた付近に小さな洒落たレストランがあった

 茄子の炒め物

 糖醋里脊(夫の大好物)

 豆腐と青菜のスープ

 ライス一人分、大きなボールで出た

お味がとてもよく、ご飯以外は初めて二人で完食し・・打包なし


近くにスーパーがあるとの事だったので、翌日の朝食陽のパンや飲み物、果物を買い込みホテルに戻る



明日は一番楽しみな景徳鎮窯の見学です