mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

三峡下り②~小三峡

2013-05-31 14:21:30 | 旅行

今日の午前中のオプションツアーは「白帝城」

大好きな三国志所縁の地とあって、夫は朝食を済ませると喜んで出かけて行った。


白帝城
(はくていじょう)は中国重慶市奉節県の長江三峡に位置する地名。
かつて新末後漢初の群雄公孫述がこの地に築いた城が白帝城と呼ばれたことが由来。永安宮ともいう。
三国時代、蜀(蜀漢)の建国者劉備が夷陵の戦いで呉に敗れ、逃れたのが白帝城。
劉備は後事を諸葛亮に託し、この城で没した。
『三国志演義』では、一度呉の将陸遜に夷陵追撃戦として白帝城を攻撃されるが、
あらかじめ諸葛亮が仕掛けておいた石兵八陣により敗走する。
後の唐の時代の詩人李白は『早発白帝城』(早に白帝城を発す)という詩を残している。
2005年現在は三峡ダムの開発により完全に孤島化されるとされている。
2006年に中華人民共和国の全国重点文物保護単位に指定された。

     関連写真(夫撮影)

 

 

ツアーの人たちが帰船後出港(11時過ぎ) 白帝城の下を通り下流の瞿塘峡qutangxiaを抜けて巫山へ向かう。


 

狭い山間に入っていく・・・正面に見えるのは特徴的な赤甲山chijiashan        

 
全てにスケールの大きさを感じながら・・船はゆっくりと進み・・何ともゆったりとした気分を味わう

 


長江三峡下り
の中間、巫峡に差し掛かる場所にある大寧河は「小三峡」と呼ばれている

 

全長143km、長江との合流地点から「龍門峡(別名:羅門峡)」「巴霧峡(別名:鉄棺峡)」「滴翠峡」があり、
長江三峡に比べ規模は小さめだが、その景色、繊細な風情はまた違った趣を楽しませてくれる。
三峡ダムの完成後、水位が40m上昇したことにより浅く険しかった流れが改善され、より遊覧しやすくなった。

世界最古とされる龍門峡の桟道など一部の観光ポイントが沈んでしまった反面、以前は船では行けなかった
「滴水峡」まで遊覧できるようになり、遠くて見づらかった絶壁に置かれた棺桶(懸棺も見やすくなった。

 

昼食後・・

 この小さな船に乗り換え小三峡観光に出かける

 

 龍門橋 この橋の下を通り小三峡に入る(地図①)


【龍門峡】(地図②)
小三峡の入り口、両側に山が向かい合い、まるで長江三峡の瞿塘峡のよう。峡内に184mの橋「龍門橋」があり、龍門のように見える。水底の落差が激しく、水量の多いときには流れが激しくなる。
龍門峡出口辺りは「銀窩灘」と呼ばれ、水位が上昇する以前、流れが険しく多くの船が転覆し、河底の財宝を取りに行く場所と言われた。

 金銀灘(地図③)




【巴霧峡】(地図④)
全長10km、峡内の河を「巴霧河」といい、いろんな形の鍾乳石や両岸から聞こえる野生のサルの鳴き声などが見所。
水位上昇前、東側の岸の絶壁に戦国時代の巴国人の鉄製の棺桶が見られたことから、別名「鉄棺峡」とも呼ばれている。

 

 滴翠峡を過ぎた所で引き返す

【滴翠峡】(地図⑤)
全長20㎞、とても神秘的な景色で有名なところ。両岸の絶壁に小さな穴があり、そこから流れ出る水は鍾乳石をつたって落ち、夏には5-6mほどの滝になり、また、絶壁から水が吹き出ている場所もあり、水しぶきが霧になって降ってくる。

 

     

私たちは景色がよく見えるように2階の席に座りましたが、ガイドさんは1階で説明をしていたので

色んな伝説がある場所があるようでしたが、よく分かりませんでした(残念)



このクルーズには小さな男の子と女の子が参加していましたが、男の子の方が私に興味を持って

何かとちょっかいを出してくるので、誘いに乗って一緒に遊びました。


 楽しかったね


課外活動~サクランボ狩り

2013-05-30 19:48:49 | 学校

今日は課外活動で“サクランボ狩り”に行ってきました。

この企画は長期休みに入る前に报刊のW老師と約束していたもので、他の班も一緒に学校のバスで出かけることに

なっていたのですが・・どうした訳か、今日、集まったのは私たちの班(6名+W老師)だけで

大学のバスは使えず・・・若者3人はタクシーでロートル3人は老師の車で崂山区にある海洋大学まで行き

 そこから包車をし皆でサクランボ園に向かいます

 

車を降りた所でサクランボ園のご主人の迎えを待つ間、近くにいた素敵なおばあちゃんとお話をしていました

 

おばあちゃんは地元の言葉を話し・・耳が少し遠いのでなかなか話が通じませんでしたが

地元の方とお話ができてとても嬉しかったです!

 

     

青島の農村は初めて・・皆で空気の違いを喜び川のせせらぎを楽しみながら歩いて行きました

 

これは樱桃yingtaoと言う小粒のサクランボで、私たちが普通サクランボと言っているのは樱珠yingzhuと言います

 



                   
     
                            

 

皆、「吃饱了!お腹一杯!」と言いながら・・食べ続けておりました

 

 

 最後にはJさんを皮切りに木に登って食べ始めました


                      
               老師も童心に返って?

 

皆、お腹一杯サクランボを食べました!

迎えに来たご主人にお土産のサクランボの値段交渉をし、普通500g15元の所を13元にまでして貰いました

 


旅行から帰って・・ずっと天気が悪く、今日の天気も曇りの予想だったのですが

 信じられないくらいの好いお天気!

 

     

行きは上りで必死に足を運びましたが、下りは景色を楽しみながら・・この村の水に綺麗なのには驚きです

 

  ご主人のバイクで先に下ったW老師が

昼食の注文をして待っていて下さる・・・农家宴nongjiayanとは農家の食事でもてなしてくれる所です

初めて食べるのでどんな物がでてくるのか、興味津津!

 小ぶりのチヂミのような物と卵と韮の炒め物(どちらも塩味のきいた素朴な味)

 山菜と肉の炒め物(私も日本でよく作るがこれまた素朴な山村の味)

 土豆丝tudousi中国の家庭のおかずです(ジャガイモの千切り炒め)

 大きな魚料理~これが絶品! 中国の魚はあまり好みではなく、外では食べないのだけれど、
この魚は身が締まっていて匂いもなく・・味付けも好い  この付近で獲れた魚だそうだけど・・

老師にどのように作るのか尋ねたけれど老師も知らないそうで残念!

 

大満足の食事の後、お土産のサクランボを買いにご主人の家に寄る

 何とも懐かしい分銅計りを使っている





帰りは車が見つからず・・徒歩で麓のバス停まで行く

    

街中では見られない面白い家や塀などを見かけて嬉しい!

 

W老師の計らいでサクランボ狩りができ・・とても良い一日を過ごすことができました

青島サクランボ祭りは今週末までだそうです


三峡下り①

2013-05-29 13:49:24 | 旅行

昨夜は10時から説明会があって、床に就くのがいつもより遅かったので6時に目覚める

宿舎ではテレビを見るゆとりが無いので・・朝食まで各地のテレビニュースをゆっくりチェックする


楽しみは食事だが・・・

 テーブルセッティングも綺麗  
私たち3階の部屋の宿泊者たちは・・12番テーブルを使うように指定される(以後、ずっと同じメンバー)

 いつも朝食は軽いので食欲がわかず・・それでもベーコンとヌードル、ちいさな万頭とチマキ、スイカを食べる

 

食後部屋に戻り暫く休憩し・・夫はオプションツアーに出かけていく

 



午前中は①の丰都鬼城fengdouguicheng  午后は②の石宝寨shibaozhai  を観光の予定


 ①はこの頂上まで登って行くのだから

私の足では少々負担が大きそうだ


部屋に残ってゆっくりしようと、思っていたが・・・今回は初めて旅行に教科書を持ってきていた

旅行が長いので、疲れて帰宅してからは宿題などできないだろうと想ったのだ


窓を開けていると・・・川風が吹き込んで気持ちよく勉強がはかどる

 


豊都鬼城

 これが頂上に建つ五雲楼(夫の写真より)

ここは漢の時代に陰長生と王方平という2人の道士が修行し、仙人になったという伝説のある山だそうだ

夫のカメラには沢山の資料が撮影されていたが割愛する


帰ってきた夫の感想は・・・とにかく疲れた!そうだ




昼食は朝食より料理の品数が多かった・・・特にデザートの量が多く普段は我慢している私は思いっきり食べる

        

 


昼食を済ませ、船は4時間ほど下って次の観光地②石宝寨付近に到着し、夫は観光に出かける

   上直雲梯 これを上って上まで行く(夫写真)

高さ30m以上の巨岩が断崖から突き出しており、女(ジョカ=女+咼)が天を支えるために創り出した五色石だと言い伝えられ、昔は「石宝」と呼ばれていた。また玉の形をしているため、別名「玉印山」ともいう。
「石宝寨」の名は明代末、譚宏がここを砦(寨)とする提案をしたことに由来する。
清代乾隆の年代、お寺が造られた後、山の斜面に沿って楼閣が作られた。 この楼閣は9層から成る。
頂上の天子殿は、康煕の年代に作られた。手すりにもたれて遠くを眺め、尽きずに流れる長江、無限な景色、
一望すると全てを見渡せ、世界の八大奇異建物とも言われている。
1956年までに12層に増築、現在、人々に、長江の景色を眺めるには『蓬莱閣』と、言われている。

 

ここも相当にきつかったらしい・・・それに夫は日焼けして真っ赤になって帰って来る

私は一日ゆっくり過ごせたし、やっぱり、行かなくて正解だった!




 夕食前に船長の歓迎酒会が催され、船長とクルーたちの歓迎を受ける

 

                    

                             私も夫もオレンジジュースで乾杯!

 


夕食後、夫と屋上の甲板に出ると・・・真っ赤な夕焼けが川面に映えてとても綺麗!

 

しばし川風に吹かれて・・・一日が終わる


長江黄金7号乗船

2013-05-28 23:03:03 | 旅行

4時過ぎにホテル近くの両路口lianglukou から地下鉄に乗り、終点小什字xiaoshaziまで行く(

そこからバスで科術館まで行くつもりでバス停を探すが見当たらず・・


何人もの人に尋ねるが誰も分からないと言う(私たちの中国語が通じない?)

最後に尋ねた人たちの中に「私たちもそっち方面に行くバスに乗るので一緒に行こう!」と言ってくれる人がいて

彼らに付いてバスに乗ることができる・・バスは橋を渡ると真っ直ぐに行くので「ここで降りろ」と教えてくれ(ピンク

バスを降りて、歩いて科術館まで行くつもりが・・橋から下の道に降りる方法が分からず

通りがかりのタクシーを拾ってやっと辿り着いたのだった(橙)

 

やはり、タクシーでさっと行くより、時間があれば色んな経験をしながら行く方が旅としては面白い気がする

親切なご夫婦?に感謝!

 

何か催し物でもあったのだろうか・・もう5時を過ぎていると言うのに科術館周辺は沢山の人で賑わっている

小さな凧や模型飛行機を売っているおばさんが居たり・・

地図や新聞を売りつけに来る男性が居たり・・

中国では本当に退屈することが無い・・・傍に居る人とすぐに話ができる


 懐かしいものを見つけた! 
私の小さな頃は自転車のタイヤの枠のようなものを転がしていたような気がするが、中国の物はちょっとスマート
子供たちは夢中になって遊んでいる・・・いいなぁ! ゲームなんかで遊ぶよりずっと健康的な気がする

 迎えのバスが来て、客の荷物を積み始める・・・皆、とても大きな荷物
私たちは1週間の旅だと言うのに、二人ともリュックサック一つである


ガイドさんが名前の点呼を始めたが、私たちの名前が無い!?

どうして? ちゃんと旅行費も支払い済ですよ!


名簿を見せてくれながらチェックをする・・・あった! 私たちの名前は「日本人二名」である

殆どが中国人で・・若干の西洋人の中に日本人は私たちだけなのだ

 

 本来ならピンクの線を引いてある
朝天門chaotianmenと言う所から出航するのだが・・水位が低くそこまで船が上ってこれないのだ

それで、江北jiangbei (科術館前)までバスが迎えに来て、

涪陵fulingに停泊している客船まで1時間半ほどかけて客を運んでいく

 

 涪陵に着いた時にはもう薄暗くなっていて・・客船の明かりがとても綺麗!

この豪華な船に乗って旅をするのかと・・・とても嬉しくなってくる

 

 ここの水位も低く

ずいぶん下まで降りて行かなければならなかった

 

船では中国恒例の獅子舞が賑やかに私たち乗客を迎えてくれる

 クロークで鍵をもらい部屋に入る

船内は全く高級ホテル並みのサービスで・・・すれ違う従業員たちもにこやかに挨拶をする

中国人も訓練されればこんなことができるのだと驚く(失礼ですが・・それほど普通は態度が酷いのです)


室内もとても豪華・・・ベッドの枕がそれを表している

ベッドの向こうにあるソファーは足を投げ出してゆっくり座れるタイプ

ソファーの前にはPCも使用できるデスクがある



   バスタブが無いのが残念!

 バルコニーにはテーブルとイスが置いてあり夜景も楽しむことができる

他にも大きな最新式のテレビと冷蔵庫がある

 

 夜10時、船内の様子や今後の日程の説明会がある


     

有料のバーやビップのレストラン等の他、様々な娯楽施設やジムやプールまで備わっている


オプションのツアーもあるようだが、私はゆっくりと体を休めるのを目的とすることにした

3日間をどのように過ごそうか・・・楽しみではある


 

日程を見ると

明日午前中は丰都鬼城(オプションツアー)&船長歓迎酒会となっている


二日目~大足石刻

2013-05-28 15:21:42 | 旅行

旅行二日目・・私たちはいつも通りに5時過ぎに目覚め、夫はストレッチをし朝食をとる


今日の観光は・・中国の世界遺産大足石刻dazushike”でとても楽しみにしている

6時過ぎにチェックアウトし、長距離バスセンターへ向かい前日調べておいた7時発の大足行のバスに乗る

細かなことは全て夫任せでただ夫に付いて行くだけの私は・・バスで2時間半もかかるなんて知らなかった!

 

  

バスを降りて大足石刻行のバスを探すが・・バス停すら分からない
バイクタクシーや3輪タクシーもいるのだけど、タクシーは殆ど通っていない
やっと来たタクシーを捉まえて交渉するが・・乗車拒否される(何故?)

 

やっとバスに乗ることができ・・陽気な運転手さんにホッとする


ところが20分くらい走った交差点で立ち往生・・

 前から横から車が割り込んでくる

ここを少し左に曲がった所にお巡りさんが沢山出て交通整理をしている

「交通事故で渋滞している!?」と、思ったのだが・・・ここでバスを下され、乗り換えるように言われる

 

 言われるままに長い行列に並んでは見たが・・・

バスはなかなか来ない

周りの人の話を総合すると・・・今日は中国の旅行節で入場料が無料なので特別客が多いのだと言う


ならば・・それなりの方策を考えなくてはねぇ!

旅行客が自家用車で乗り入れてくるので、渋滞は増々激しくなりバスも通れないのだ

 

大足石刻については・・・

重慶市から西に約170km離れた大足市には唐代末期以降の多くの石窟が残されており、その石窟群をまとめて大足石刻として1999年世界遺産に登録された。その数は石窟が約70、石像は合わせて5万体以上ある。
大足石刻は、古代インドの石刻造象芸術をルーツに、仏教文化と融合して中国へと伝えられた。
大足石刻の中で特に見ごたえがあるものは北山、宝頂山、南山、石門山、石篆山の石窟である。

北山
は街から西北に約2km離れた所に位置し、そこには北山摩崖石刻造像がある。石刻群は山頂の長さ約500メートルにわたる長廊「仏湾」を中心として開かれており、そこには釈迦仏、阿弥陀仏、薬師仏、地蔵菩薩、観音菩薩、文殊菩薩など仏教を取り入れた石刻が続いており、その数は約1万以上ある。唐代以後の塑像に属する北山の観音像は、女性の形象をとり、全身豪華な装飾でどれも美しく親しみがあり精細を放っている。


街から北東に16km離れている宝頂山石刻は1179年から70年の歳月をかけて彫られたものである。大仏湾を中心に、800年以上の歴史をもつ1万体を超える石刻群があり、それはじつに壮大で美しい。最も必見なのは31mもの涅槃仏が体を斜めにして横たわり、上半身は裸身で下半身は岩石の中に隠れている「釈迦涅槃聖跡図」である。その釈迦の表情はとても優しく穏やかで両眼をうっすら開いており、慈悲に満ちた心を表現している。街から約1.5km離れている南山にはわずか15の石窟しかないが、その石刻造像は道教の石刻であり、仏教が栄え、道教が衰退していったこの時代の石像としては実に貴重なものである。現存する道教の石刻はきわめて稀だが、ここには保存状態のよい豊富な道教石像がある。見所の石像としては石龍騰飛・第5号窟「三清古洞」が壮観ですばらしい。また南山は自然も美しく石刻を楽しみながら美しい景色を眺める事ができる

との説明があり・・先ずは宝頂山石刻を見物しようと夫は思っていたようだが、時間に制限があるので

今回は北山だけを見物することにして歩き出す

因みに地元では宝頂山の方が有名らしく帰りのタクシーの運転手が

「今日は客が多いから、明日ゆっくり宝頂山を見物すればいいよ」と勧めてくれた


 徒歩で北山石刻に行くことにし

歩き出したが・・なかなか着かない! リンタクのおじさんに交渉するが「我去不了!」と断られる

「不能buneng」ではなく、「不了buliao」と言っている・・・不了は何らかの条件が整わないでできないと言う意味


偶々やってきた若い元気の良さそうなお兄さんに交渉すると・・7元で行ってくれると言う

 

 急ではないが、なだらかな登りの道がつづく・・・

老人とはいえ、相当な重量の私たちを二人乗せ、大変だったに違いない! 

青年の背中がたくましく思わずシャッターを切る・・このお兄さん相当に格好良かった!

前からも撮っておくべきだったなぁ! 


到着!  10元札を出し・・労をねぎらって「釣りは要らないよ!」と感謝の意を表す


歩きながらの観察

 背中に竹製の背負子の様な物を背負っている女性を何人か見かける。 中には赤ん坊が居る。

 小さな子も元気に歩く・・穿いている物はお尻のわれたズボンやパンツ(中国人の合理主義?)

 

入口は沢山の観光客でごった返している・・本来ならここで入場料(60元)を払うのだろう


 

入口を入るとそこから延々と登りが続く・・・

もうダメかな!と思った所に小さな遊園地がある(幾つあったかな?)


私たちは6時には集合場所に着かなければならないので、わき目も振らずに必死で登り続ける

 


急な階段を上り始めて45分・・途中でもうダメかと思ったこともあったけど、夫の手に助けられやっと辿り着く

 

 

保存のためであろうか厳重に囲いがしてある

 

見物客がとても多く、ゆっくり鑑賞することはできなかったが・・・

以前行った、世界遺産の龍門石窟に比べても引けを取らないと言うか・・私はこちらに軍配を上げたい


私たちは他にも、敦煌の莫高窟雲崗石窟 (ともに世界遺産)に行ってみたいと思っているが

なかなか条件が整わず出かけられないでいる・・・いつか、必ず!

 

撮影したものを全てお目にかけたい気もしますが・・割愛してご紹介します
サムネイルにしてありますので、興味のある方は拡大してご覧下さいね

      

      

ここも文革時に破壊された物があり心が痛む(右端写真は頭部が破壊されたもの)

 

 

有り難いことに、ここは一方通行で・・帰りもこの様な長い行列を作って下る

 

帰りはあっという間に下り終え・・

 途中に山の湧水で淹れたお茶を飲ませてくれるのだろう

この様な看板があったが・・お茶もコーヒーも飲まない私たちはぐっと我慢して、麓で茹でトウモロコシを買って食べる

 

預けてある荷物を取りにバスセンターに戻ったのが15:30頃で

遅昼早夕の食事として久し振りにマックのハンバーガーを食べる

 

夫は地理不案内なのでタクシーで集合場所の重慶科術館まで行こうと言うが、まだ時間がたっぷりあるので

地下鉄、バスを乗り継いで行くことにする

 


長江黄金7号乗船につづく


一日目④~湖廣会館&洪涯洞

2013-05-26 18:46:55 | 旅行

鹅岭公園からタクシーで20分、運転手にここだと教えられタクシーを降り・・入口を探すが見当たらずウロウロ

 この様な小さな入り口で見落としてしまったらしい

やっと出口を見つけ、係員にもう入れないのかと交渉していると・・出てきた中国人の観光客が

「老人だから入れてやれ!」と、助け船を出してくれたらしく(夫に聞いた話)


係員の男性が「少しの間だけなら構わない・・」と、出口から入れてくれる(融通の利かない中国人にしては珍しい)

 

    時間が制限されているので私は禹王宮前の広場で休息し・・

夫はこの石段を駆け上り見物に出かけた。

 

重慶市渝中区東水門の長江のほとりに位置し、市内にある広東公所、斉安公所など
清代(1616ー1911年)の建物群および古代の様式を復元した新しい建物群。
現在目にできるのは主に清の道光年間(1821-1850年)と光緒年間(1875-1908年)に再建されたもので
当時の重慶が貿易都市として繁栄していたことを物語っている。
また、清代初期から民国初期における重慶の移民文化、商業文化と建築文化の重要な記念物となっている。

と、説明があったので・・是非、見学してみたい所ではあったけれど、今日一日で見物できる所は全部しておきたいと
てんこ盛りのスケジュールで、時間の配分が不十分だったと反省している



主な建築物は以下の通り

<禹王宮>
この禹王宮が、所謂「湖広会館」の中の、本来の湖広会館の部分。
乾隆15年(1750年)に建築され、現存の建物は道光26年(1846年)に再建されたもの。

 <第居区>
禹王宮を入ると古い看板を集めて展示した場所がありまる。
主に清代の看板で、なかなか見応えがある。

 <広東公所>
湖広会館が湖広省出身者の同郷会だったの対して、こちらは広東省出身の同郷会の建物。
乾隆25年(1760年)頃に建設され、その後何度か改築されている。

 <斉安公所>
こちらは現在は中がレストランになっている。

 

 

時間は5時をとっくに過ぎていたが、少し時差があってここはまだ明るい

出口近くに居たご老人に洪涯洞hongyadongまでの道を尋ねると・・「近いよ!」と言うので歩いて行くことにする

ここでも中国人の「近いよ!」はあてにならないことを実感!

15分程歩いてやっと到着


                                                 

重慶の民俗的歴史を復元した伝統建築、吊脚楼(水面にせり出した高床式家屋の意)方式で作られている。
長江とその支流である嘉陵江の合流点に臨み、山側に傾斜して建築され、
2006年に重慶の新しいリバービューシンボルとして姿を現す。

洪崖洞大酒店リバービューホテル、重慶火鍋老舗の「小天鵞火鍋食府」や「全聚徳重慶店」(北京ダック専門店)、
富一」(日本料理店)、「桜桃小丸子」(寿司)などのレストラン街、土産屋の並ぶ商店街、
四川省独特の川劇が観賞できる劇場、スターバックスや喫茶店、バーが揃い便利な環境となる。
 

と、紹介されているが・・実際に来てみると迷路のようで、私一人では迷子になってしまいそうだ

  

 入口

      

 

 内部には面白いブロンズ像が幾対も並ぶ

                             



夕食は重慶名物火鍋・・・火鍋は中国にはどこにでもある料理だが、重慶の物が正統らしい

 

私たちの口には他所の火鍋とどう違うのかよく分からなかったが・・美味しく頂いた

 

お腹が満腹になると不思議と眠くなる・・バスに乗って途中まで帰り、タクシーに乗り換えホテルへ

旅の一日目は重慶市内の駆け足観光で少々疲れた!


しかし・・・

今日のホテルにはバスタブがあった! ゆっくりお湯に浸かって疲れを取ろう・・・

が、最初に紹介したようになかなかお湯が出ず・・イライラしながらバスタブで長くなっておりました

 

明日は世界遺産「大足石刻」観光


一日目③~鵝嶺公園

2013-05-26 15:23:40 | 旅行

鹅岭公园elinggongyuan
鹅岭は元々鹅頂岭と呼ばれ、ガチョウの首に似ているため、鹅岭と呼ばれてきた。
両側には「長江」と「嘉陵江」がある。
この公園は重慶の一番高いところに位置しているため、重慶、長江、嘉陵江の景色も一望できる。
瞰勝楼(両江亭)が重慶の景色を眺める最高なところでも言える。夜になったら、灯の海のような夜景も見られる。榕湖縄橋は鹅岭公園の有名な観光スポットで、典型的な中国らしい園林である。
清代の塩売り商人がここの美しさに驚き、「礼園」という庭園を建て、重慶での一番目の私人庭園となった。

 

磁器口から地下鉄で4つ目の駅で降り・・公園を探すが案内板が一切見当たらず

地図で探しても入口は分からず・・・

通りがかりの人に道を聞きながら行くが、皆「すぐそこ!」と言うばかり・・歩いて歩いて・・中国人のすぐそこは何M先か!?

実際はそんなに遠くはなかったようだが

なだらかな登りになっていたので疲れ始めていた私たちにはとても遠くに感じたのだった

 

やっと辿り着いた入口・・・市民の憩いの場所?で入園は無料(雰囲気は広州の越秀公园を小さくした感じ)


入口付近の木陰では女性は編み物を楽しみ
 男性は小さな池にのんびり釣り糸を垂れて

この公園が市民の憩いの場であることがよく分かる

 

  

私たちは少々重くなった足を引きずり、一番高い所にある瞰勝楼まで登ってくると・・・

傍のホテルで結婚式が行われていた様で割と賑わっている


夫は楼の頂上まで登り景色を楽しんで来ると言うが・・私は大事を取って下で待つことにする

 南 西 北

上の写真は夫が撮ってきた360度の展望(霞んでいてあまりはっきり見えなかったとの事)


 

公園の紹介写真によく使われている石碑の前で記念写真を撮る

 

 ワンちゃんもお散歩で一休み・・あれ?父さんか母さんはどうしたの?

 夕暮れ近く・・聴く人もいない中、一人で孤独に歌っている男性がおりました! 

 

 帰りは下りなので足がどんどん進み・・
  下を流れる嘉陵江はゆったりと流れ・・・


一日の終わりを感じ・・・しかし、もう少し観光の残っている私たちの気は急ぎます

 


塀や石垣をコレクションしている私の目に、最後に飛び込んできた素敵な塀!

この塀を眺めながら・・足取りも軽く、公園を後にしたのでした

 

 湖廣会館に続く


一日目②~磁器口古鎮

2013-05-26 11:58:04 | 旅行

ホテルで荷物を軽くし・・今日の第一目的目的の磁器口古鎮ciqikouguzhenに観光に出かける

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時間も迫ってきていたので、タクシーを使うことにする
空港からのリムジンバスから見た景色でも気づいていたが・・
タクシーが皆、黄色でほとんどが日本のスズキの車なのに驚く

 広場の一角にはタクシー乗り場があって、皆、整然と並んでタクシー待ちをしている

 

ホテルからタクシーで15分(26元)ほどで到着

磁器口】
嘉陵江近くに残る、下町風情の古い町並みで、面積1.18k㎡。
明・清の時代に磁器の生産と搬送が盛んだったことから、「磁器口」(旧名:龍隠鎮)と呼ばれるようになった。

磁器口内部に入るのは無料・・・

 
  中に入るとがらりと雰囲気は変り、昔ながらの町並みが続く

 観るべきものも多そうだが時間の制限があるので、ざっと歩いてみることにする

 

12345

書画、表装等の仕事をしている人たちが多く、興味を惹く

中でも一心に写経をしている男性が居て①・・近づいて見てみるととても素晴らしい!

夫も書道のクラスで最近写経を終えたばかりでとても興味深く見ていた

記念に彼の書いた小さな書を求める②

③;若い夫婦が二人で表装をしている傍で小さな子供が一人で遊んでいる

④;絵も沢山並んでいたが・・絵は難しくよく分からない

⑤;可愛いワンちゃんもお店番!?

 


【清時代の豪商の家】

 入場料@5(老人優遇無し)
    造りは典型的な四合院

 

戸主夫妻の肖像と調度品

            

お金にあかして求めたであろう物がたくさん残っていて・・中でもベット、写真右の物は絢爛豪華
他にも形は同じだがテイストの違うベットがいくつも残っている

椅子も興味を惹いた・・竹造りの椅子(左②)は私の子供の頃に我が家にもあったような・・懐かしい感じがする

 

         

狭い路地にビッシリと土産物屋や飲食露天が並び、週末や祭日には旅行者だけでなく近くに住む人々で賑わっているそうだ。

入るとすぐにペッタンペッタンと言う音がするので、餅つきをしているのかと思ってみると(左①)
この地域特産のアメを作っているのだった(初めから観てみたかったなぁ)

 店と店の間の狭い路地・・ふと、清時代の女性でも出てきそうな気がした

 

 

重慶には地下鉄があって便利が良い

次の鹅岭公园には地下鉄で行くことにする

地下鉄駅の周辺にも、飲食の屋台や商売をする人たちが沢山いる

 

 両親が働いている間一緒に遊んでいるのだろう

昔(私の幼い頃)、日本にもこんな顔つきをした子供たちが沢山いたなぁ!


中国では北京オリンピック、上海万博以降・・各地で観光開発の波が押し寄せているが

本当に残すべき風景は・・・昔ながらの歴史を感じさせるこの様な風景にあると私は思う

   

 

 鹅岭公园に続く


「教学実践旅行」一日目①~青島⇒重慶

2013-05-26 08:13:48 | 旅行

旅行前にも書いたけれど・・今回の旅行の目的は「三峡下り」

折角重慶に行くのだからと、重慶市内の観光と付近の世界遺産を観光しようと

次の日の夕方出航の油轮youlun(大型定期客船)“长江黄金7号”を予約してあった



青島空港を7:30離陸→9:30武漢10:15→重慶着11:48

 機内ではモニターで飛行状況を説明してくれて、地理に詳しい夫は大いに興味を持ったようで

私にも細かく説明してくれるがよく理解できない

因みに学生時代山男だった夫は旅行には必ず磁石を持参し・・「今はどっち方向に移動している・・」等と、細かい!

 

いつも、空港からリムジンバスで市内に移動するので・・リムジンバス乗り場を探すがなかなか見つからない

どうも私たちの普通語がよく聞き取れないらしく・・とにかく市内方面行のバスに乗り込む(@15は妥当な価格の距離)

兎に角、終点でバスを降り・・明日の為に、長距離バスセンター近くでホテルを探すことにし、バス停を探す


私たちにも重慶の方言を話す人たちの話は聞き取りにくく、大いに難儀をしやっと最寄りのバスセンターにたどり着く

そこの係員の女性がとても親切で、私たちが聞き取れていないとわかると、すぐにメモに書いて説明してくれる


そのセンターから#108のバスに乗り、長距離バスセンターに向かうのだが


そのバスがなかなか来ず・・・

バスを待つ間、近くに可愛い犬を抱いた男性が居たので話しかける


先ずは可愛い犬について・・・名前はトントン(3か月)、とても大人しく全くなかず、私が抱っこしてもじっとしている

手入れも行き届いているので、因みにどのくらいするものだろうかと値段を聞いてみると「安いよ!1000元くらいかな」

ですって! 

私の関心は犬だけだったので・・ずっとワンちゃんと遊んでいたが、夫は彼からからいろいろ情報を得ていたようだ

彼も同じバスに乗ると言うので安心して待って居られたが、彼が居なかったらなかなか来ないバスに不安を感じたに違いない


ありがとう! この旅第一の出会い・・トントンと優しいお兄さん

 


 

教えられたバス停でバスを降り、長距離バスセンターを探す・・・すぐに場所は分かったが、どのように行けばいいのか?

兎に角、中国の道は広く・・案内板が少ないので難しい!

ウロウロした挙句・・この地下道を通って行かなければならないと判断する

 ちょっと怪しい感じ!


驚いたことに・・この地下道で商売をしている人たちがいるのだから不思議だ

この地下道でも、どうしても出口が分からず色んな人に尋ねるがお互いチンプンカンプンで手間取ったけれど

何とか聴き取れた言葉にしたがい出口を目指す(中国は北部と南部では同じ中国語と思えない程に違う)


長距離バスセンターのすぐ傍に华铁宾馆huatiebinguanがあり大きそうなホテルだったのでここにチェックインする

    

ツインで@160の部屋。  まあまあ綺麗だが少しかび臭い気がする(北部では経験しない匂い)

この安さでバスタブがあるのが驚き・・・しかし、観光を終えてゆっくり疲れを取ろうとお湯の線をひねるがお湯が出ない

クロークにお湯が出ないことを告げると・・「これがお湯です!」だって!

しかし、諦めずに暫くぬる~いお湯に浸かっていると・・・適温のお湯が出始めた!


日本のように「1日の〆はゆっくり温泉に浸かって・・・」といかないのが、中国の旅の最大の難点ではある

 

 

重慶市の説明

重慶は内陸にあり、四川盆地の東南部、中国最長の川、長江(ようすこう揚子江)上流の丘陵部に位置している(上海から約2,400キロ)。人口は約3,092万人で、面積は約8万2,400キロ平方メートル。

重慶市は、中国西南部最大の商工業の中心地で、中国最大の人口を擁する直轄市である。長江とその支流の嘉陵江(かりょうこう)との合流点を中心に発展し、美しい山々に囲まれていることから、「山城(山の町)」とも呼ばれている。古くから中国西南地区の水陸交通の要衝として、また、物資の集散地として栄えてきた。

三千年以上の歴史を持ち、春秋戦国時代には巴国(はこく)の首都だった。1189年、南宋朝の趙淳が王となり、その後帝位についたことから、二重の喜びを意味する「重慶」と呼ばれるようになった。第二次世界大戦中の1939年から1945年までの間には、重慶に国民党臨時首都が置かれた。現在では、輸送用機械、金属、医薬品、食品など幅広い分野の産業が活発に活動しており、中国六大工業拠点の一つとされている。

一方、水と緑に恵まれた重慶は、多数の文化財や景勝地など観光資源も豊かな都市である。川劇(千劇)と呼ばれる伝統歌劇など伝統文化の継承にも力を注いでいる。

因みに重慶は漢口、南京と共に“中国三大火炉”と言われるほど、夏は暑い日が続く

今回の旅も天気に恵まれたのは好かったが・・・毎日が暑さとの戦いであった


 

 「磁器口古鎮」につづく       


ただいま!

2013-05-25 17:32:21 | 旅行

今天我们回青岛了,青岛的天气是雾浓而很冷。

我打算从明天写这次旅行记,请大家高兴地看。

 

昨日の17:10漢口発の汽車に乗り、青島着は今日の14:20でした。


寒い!


南とではこんなにも気候が違うのかと驚きです

今日の青島は特別霧が濃く・・・・宿舎に着く頃には霧雨になっていました

旅行中は全く気にならなかった空気汚染も急に気になり・・調べてみると123の軽度汚染です

又、日常が始まるのだなぁ!と、ちょっと気が引き締まりました

 

さて、私たちの旅はいつも行き当たりばったりなので・・・

今回も南京観光は、二人とも少々疲れが溜まってきたのと

観るべきところが多いので1日では不十分だろうと・・・次回のお楽しみとし


1日繰り上げて帰途に就いたのですが・・寝台車が取れず,硬座yingzuo(普通席)に21時間余りずっと座りっぱなしで

どうなることかと思いましたが・・列車での中の様子は後でご報告するとして

 

今回もいろんな出会いがあり・・・

色んな思い・・色んな事を経験することができた意義深い旅行になりました

 

しかし・・・

 

体力の衰えはいかんともし難く・・・7泊8日の旅行は一杯一杯でした


観光地は前もってリサーチはしていくものの・・・(今回も重慶までの飛行機以外は全て予約なしで)

現地で考えながら決めていくので・・夫は大変だったと思います

 

しかし、今回のように途中で旅を切り上げることができたのも

帰りの飛行機のチケットを買っていなかったからで


まぁ、どちらが良いのか・・

でも、次からは少し楽をして、ツアーに参加することも考えた方が良いのではと思ったりしました


兎に角、今回の旅でも色んな人に出遭えて楽しかったです

一期一会を大切にしながら・・これからの旅も考えていきたいと思います

 

今日は硬座の長時間の旅で疲れていますので

帰宅のご報告のみで

明日からボチボチ旅行記を書いていきたいと思いますので


お楽しみくださいね