先日、以前から病気とは縁遠いと思っていた元気印の友人が突然病を得て、今闘病中です。
もう一人の友人は家庭内でとても辛いことが起こって懸命にそれに耐えて頑張っています。
生きていれば何かしらの試練は付物ですが、突然、しかも耐え難い試練に遭った時には絶望してしまいます。
私の怪我は1か月半すれば良くなると言う期限付きでした。
それでも、途中何度もままならない右手を放り出したい気持ちに襲われました。
そんな時いつも思い出すのが、広島で出会った一人の重度重複障害者の名刺に書かれてあった言葉です。
『失った物を嘆くより、残された物を喜んで生きよう!』
彼は生まれつき耳が聞こえず、途中で目も不自由になり盲ろう者の認定を受けた障害者でしたが、内臓にも色んな重度疾患を抱えながら
逞しく障害者の社会参加の為に活動を続けて居ました。
私は彼の通訳ガイドを時折努めましたが、逆に元気をもらって帰ってきました。
友人は二人とも今は出口のないトンネルの中に居るような気持で居るに違いありません。
中国に居る私は彼女たちの心の平安を願い、早期の回復と問題解決を祈るしかありませんが・・・・
日本の彼女の周囲に居る友人たちは、彼女たちが決して寂しくならないようにきっと励まして居ることでしょう。
入院中の友人は未だメールも手紙も読めない状態らしいので、夏休みまで祈り続けるしかありません。
折よく、『青空の会』の会員になりましたので、彼女たちの居る日本まで続いている空を見上げながら彼女に想いを馳せて祈ります。
夏休みに、彼女たちがまだ暗いトンネルのなかにいたら乏しい灯りを携えて暫く一緒に歩きましょう
「こんな時も一緒に歩いたら楽しいね!」 乏しい灯りでも「何だかとても先まで見える気がしたよ!」って、思って貰えたら嬉しいな