mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

バスの中で考える・・・

2015-10-04 19:25:05 | thought

今日は夫がいないので、一人でバスで教会に行く  

日曜の朝、始発に近いバス停なので誰も乗っていない

日本のバスは本当に清潔で、乗り心地がよい

麓の方に降りて行くと・・乗客が多くなった 皆、長袖の服を着ている

わたしはそんなに寒がりではないので・・まだ、半袖のサマーセーターを着て出かけた

カーディガンを羽織っている人もいるが、暑くないのか

7年間中国の東北部の都市に暮らして・・寒さに強くなったのかもしれない


バスの座席が満席になった ・・日曜日の所為か、若い人もチラホラ見える

今日は一つ発見があった・・・

バスの乗客が皆、無表情なのだ

失礼にならない程度に、観察してみる ・・本当に皆黙って一点を見つめている

中国のバスの中はとても賑やか・・客同士が大声で話していたり、大声で電話をかけている人もいる

バスの乗客には表情があって・・何となく生活が想像できる

日本の乗客は静かで無表情・・中国と違って、皆、綺麗な格好をしている

でも、生活が想像できない

バスの中でこんなことを考えている人間も珍しいだろうが・・・


以前、「何も考えないでよい時に、何を考えているか?」と言う変な質問を受けたことがある

人は何も考えないでよい時には普段の心の状態が現れるらしい

それを知ってから、何も考えないでよい時の表情をどうしようかと考えた

自分を知らない人が見た時に「この人幸せそう!」と感じてもらえるような顔をしようと決心した

わたしはクリスチャンなので・・柔和で、愛の溢れた顔・・等と難しい事を考える

自分でそう思っていても、人からどう思われるかわからないのだ

きっと誰も私のことなど気にすることなどはないだろう

でも、一人でも・・感じかよい人ね、とか幸せそうな人ねとか感じてくれたら嬉しい気がする


中国生活での経験だが

外国人は知らない人にでもにこやかな表情を向ける

街を歩いていたり、バスの中で目が合ったりすると必ず微笑んでくる

青島での5年間は教会にアメリカ人の兄弟姉妹が多く、いつも耀くようなほほえみを受けた

わたしもいつもにこやかに居たいものだと感じていた

歳を重ねて、つい無防備になってしまうことが多いが

いつも明るい表情でいるためには・・楽しい事や嬉しいことをいつも考えていればよいのだと思う

心配事や嫌な事を考えていると、表情も暗くなってしまう


今日はバスの中で、フルメイクをしていた若い女性をみた

斜め後ろに坐っていたので、様子がよく見えた  日本でもこういう人がいることに驚く

バッチリメイクをした無表情な顔より

自然なにこやかな顔の方が美しいと思うのは私だけだろうか