goo blog サービス終了のお知らせ 

観劇☆備忘録

ミュージカル大好き!

『DOWNTOWN FOLLES(ダウンタウン・フォーリーズ) VOL.6』

2009年05月11日 | ミュージカル
新神戸オリエンタル劇場 4/28 ソワレ
上演時間 2時間10分(休憩なし)
出演:島田歌穂、玉野和紀、香寿たつき、吉野圭吾

メチャクチャ楽しかったです!

歌も踊りも芝居もキャストのキャラも全てがエンターテイメント!

いつも『シアターテレビジョン』で見ていて「いつかは観たい!」と思っていたので、関西に来ると聞いて飛んで行きました!
やはり生は違う!
冒頭のタップダンスショーの迫力からして大迫力でした。

この公演のレポはオリーブ(*‘o‘*)さんがとても詳しく書かれておられるので是非どうぞ。

というか、私は見るテレビ番組が非常に偏っているので、「ルネッサ~ンス」「羞恥心」「矢島美容室」とか知らなくて・・・。
この方のブログを拝見させて頂いて「ああ・・・そうだったのか!」と・・・。

『笠置シヅ子』や『ぴんから兄弟』などは直ぐ分かったんですけどね(笑)


どれも皆楽しかったんですけど、特にツボにハマったのは

『実録・南太平洋』
初めて見た香寿たつきさんの男役。
格好よかった~。
のっけの「本日は、ようこそお越し下さいました。虹組の香寿たつきです。」のアナウンスから場内爆笑。
対する島田歌穂さんの男役も完璧で、二人の誇張した宝塚芝居にウケまくり。
これに強烈な女装(オカマさん)姿の玉野さんと吉野さんが絡んで・・・。
う~ん、凄い世界だった(笑)

『有名姉妹が開くお客様誕生パーティ』
島田・恭子さんと香寿・美香さんの何とも強烈な誕生パーティ。
島田さんが香寿さんを「美香さん」と色っぽく呼ぶのがツボに来てしまいました。
事前に申し出た4月生まれのお客さんが二人にハッピーバースデイを歌って貰うのですが、最後の方が前列の男性の方で熱烈に祝福されてました。
客席に降りて「夢に出るわよ」と大迫力で「伊勢佐木町ブルース」を歌った歌穂さん、インパクト有り過ぎ!

『拾われたカーネル・サンダースと赤い靴』
『六甲おろし』の曲に乗って登場したビン底メガネの小学生(歌穂さん)が、何か倒れている物に赤い靴を履かせると、ラヴェルのボレロの曲が始まる。
ゆっくり反応しながら起き上がった物体は・・・薄汚れたカーネル・サンダース!
踊りにくそうな姿で見事にタップを踏む玉野さんに感動!
最後に川に飛び込むオチまで意味が分かってなかった私・・・。
関西人のなのに☆

とにかく楽しかった。
来年も是非、関西にいらして下さいね




『マルグリット』梅芸初日

2009年02月26日 | ミュージカル
2/25ソワレ 梅田芸術劇場

<上演時間>
一幕 18:30~19:40
休憩 20分
二幕 20:00~21:00

階段上がってすぐ横のロービーのお花が凄い!

暫く見とれてました。

しかし、こんな時に限ってカメラを持っていない…。
携帯の画像ですがupします。
(携帯が古いから綺麗に撮れないんです)















ロビーでは、『シラノ』のチケット先行販売もやってました。
(定価だった事に安心した私は鹿賀丈史ファン/笑)

休憩時間からは2000円引きの『マルグリット』のリピータチケット販売も。

一階席のロービーのグッズ売り場はこんな感じ

『エリザベート』でトイレ並びとグッズを買いに来たお客さんが『押しくら饅頭』状態になった事を考慮してか?グッズ売り場の後ろに柵がしてありました。


<舞台感想>

マルグリット(春野寿美礼さん)とアルマン(田代万里生さん)の恋愛話が中心。
何となく『アンナ・カレーニナ』を思いだしちゃいました。

まだ(梅芸は)初日なんで、ネタバレは避けますね。
落ち着いた大人の舞台といった感じでしたよ。

思っていたより出番が少なめだった寺脇康文さん(オットー)。
マルグリットへの彼なりに純真だけれど、Sの入った愛情を上手く演じておられるのが印象に残りました。

ジョルジュ(横内正さん)も渋かったです。
(どしても伯父様に目が行ってしまう私/笑)


<スペシャルカーテンコール>
万里生さんの「ようこそ皆様」的な挨拶で始まり、「このハンドタオルをグリット丸めて」の駄洒落と共にハンドタオルの客席投げ(プレゼント)。

その後、寺脇さんの「3/5までやってるんで、またいらして下さいね」的な挨拶で締め括り。

寺脇さんはオチを先に言っちゃった(?)万里生さんをフォローしつつ、愉快な挨拶で笑いを取っておられました。流石~
万里生さんも爽やかで可愛かったです

この後、オールスタンディングになったので皆さん2~3回多めに出て来て下さってたかな。

感謝観劇!

2009年02月06日 | ミュージカル
ただいま遠征より戻りました。
初演で惚れ込んで、再演を願っていた『タイタニック』を観て来たのです。

「♪祈るよ~
  神よ お守り下さい
  心静かに眠れる様に~」

もう、このフレーズだけでウルウル来てしまいます(ToT)
本当に素晴らしいミュージカルです!
時間的・資金的にかなり厳しかったのですが、遠征して良かったです(^^)


『ラ・カージュ』『エリザベート』『タイタニック』と観劇ラッシュで、昨年から無事に予定をこなせるか不安でしたが…

本日、全て終える事が出来ました


協力してくれた家族や職場のスタッフや知人…全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです

もちろん素晴らしい舞台を届けて下さった役者さんやスタッフや関係者の方にも


これでやっと一息つけます
忘れない内にこの感動を備忘録に残したいのですが、また明日から仕事ですので…。
書きたい事も山盛りありますし、とこまで出来るか分かりませんがマイペースで綴って行きたいと思います。


1月~2月の観劇まとめ

『ラ・カージュ』
1/16ソワレ(大阪初日)
1/20マチネ・ソワレ
1/22マチネ・ソワレ
1/24ソワレ
1/25マチネ(大千秋楽カーテンコール)

『エリザベート』
1/9マチネ(山口トート大阪初日)
1/14マチネ
1/15マチネ
1/21 マチネ
1/27マチネ
1/28マチネ
2/1マチネ(武田トート大楽カーテンコール)
2/1ソワレ(伊礼ルドルフ・初風ゾフィ・石川フランツ・朝海エリザベート・カーテンコール)
2/2マチネ(大千秋楽・カーテンコール)
 
『タイタニック』
2/5マチネ・ソワレ(アフタートークイベント)



…って、こんなに書けるかい(笑)

まあ、ぼちぼち行きます


2008年 印象に残った作品

2009年01月12日 | ミュージカル
2008年に観たものをジャンル別にしてみました。

ミュージカル17作品

特に印象に残ったものは

『ペテン師と詐欺師』 
『ラ・カージュ』


鹿賀さんと市村さんの名コンビのやりとには何度観ても笑えてしまう。
2008年は2作品も楽しめで最高でした。


『ミスサイゴン』
以前から観てみたかった作品。
四ヶ月という長丁場で無理なく遠征でき堪能させて頂きました。
流石に全キャスト制覇は無理でしたが(岸ジョンを観る事が出来なかったのは本当に心残り)、エンジニアは何とかコンプリート。
どのキャストも素晴らしかったです。


『エリザベート』
2004年は一枚もチケットが取れず、2006年は奇跡的に抽選が当たり2回、観たくてもなかなか観られ無かった『エリザベート』を堪能できて本当に幸せでした。
初々しく新鮮な新キャスト・より完成された続投キャスト、どちらも大熱演で大感劇。


『レベッカ』
山口さんの魅力を違った角度から楽しませて頂きました。
ある意味、衝撃度ナンバーワンでした(笑)
他のキャストの皆さんも、歌も印象深かったです。


『ルドルフ』
迫力のあるセット、綺麗な曲、何より井上君の熱演が素敵でした。
岡ターフェ様に綜馬オルレアン公以来の胸のトキメキを感じてしまいました(笑)


『ウェディングシンガー』
とにか明るく元気一杯のミュージカル。
和気藹々とした雰囲気が楽しかったです。


『プロデューサーズ』
これも観てみたかった作品なので、大阪公演はとても嬉しかったです。
岡さんは期待通り、藤木さんも素晴らしかったですね。



そしてそして、今年はオリジナル・ミュージカルにやられました。

重いテーマを真摯に伝えようとした『AKURO』『タンビエットの唄』『SENPO』

わかり易い娯楽に徹した『ドラキュラ伝説』

どれも皆、印象に残りました。
再演、熱烈歓迎です。



劇団四季の王道ミュージカル『ウェストサイド物語』『オペラ座の怪人』

今月は何も観るものが無くて寂しいなぁと思った時にいつでも遠征せずに『オペラ座の怪人』を観る事が出来て幸せでした。


ストプレ3作品。

『宝塚BOYS』と『キーン』が印象に残りました。


コンサート5ステージ。

『ルカス&マジャーン・スペシャルライブ』
『ウィーンミュージカルコンサート』
『石井一孝コンサート』
『中川晃教コンサート』
『マヤコンサート』

どれも皆素晴らしかったです。

今年4月の『ウィーンミュージカルコンサート』も楽しみです。


観劇総括 2008

2008年12月28日 | ミュージカル
今年もやって来ました観劇総括

そろそろ財政がヤバくなって来たので、今年は意識的にブレーキをかけました。

その成果は出てるでしょうか?

では行きます!


2006年は、16作品で合計35回→こちら

2007年は、15作品で合計62回→こちら


そして・・・2008年は!?


1月
『ファントム』(梅芸) 1回
『テイクフライト』(梅芸) 1回
『ペテン師と詐欺師』(日生) 4回

2月
『ベガーズ・オペラ』(梅芸) 1回
『タンビエットの唄』(大阪) 1回
『プロデューサーズ』(大阪) 1回
『ペテン師と詐欺師』(名古屋) 2回
『ウェディングシンガー』(日生) 1回
『ルカス&マジャーン・スペシャルライブ』(大阪) 1回

3月
『中川君コンサート』(大阪)1回
『ペテン師と詐欺師』(兵庫)3回

4月
『レベッカ』(クリエ)2回

5月
『レベッカ』(クリエ)1回
『ルドルフ』(帝劇)3回
『SENPO』(神戸)1回
『オペラ座の怪人』(大阪)1回
『ウィーンミュージカルコンサート』(梅芸)2回

6月
『かもめ』(赤坂ACT)1回
『レベッカ』(クリエ)1回
『マヤコンサート』(大阪)1回
『オペラ座の怪人』(大阪)1回
『ドラキュラ伝説』(梅芸)2回
『ウェストサイド物語』(京都)1回

7月
『ミスサイゴン』(帝劇)2回
『かもめ』(大阪BRAVA)3回

8月
『エリザベート』(中日劇場)6回
『かもめ』(名古屋)2回

9月
『ミスサイゴン』(帝劇)3回
『宝塚BOYS』(兵庫)

10月
『石井一孝コンサート』(大阪)
『ミスサイゴン』(帝劇)3回
『キーン』(兵庫)

11月
『オペラ座の怪人』(大阪)
『AKURO』(神戸)

12月
『AKURO』(池袋)
『エリザベート』(帝劇)2回
『ラ・カージュ』(日生)3回


25作品 合計63回


う~ん。
微妙な数字。
「ブレーキかけてコレかいな」と思うか、「頑張って我慢したね」と自分を誉めてあげるべきか?

まあ作品数が増えて、一点集中からいろんな作品を観る様になったのは良い事かな☆


もう少し詳しく見てみましょう。


★★★観劇回数順★★★

『ペテン師と詐欺師』 合計9回
日生劇場4回 中日劇場2回 兵庫県3回

『エリザベート』 8回
中日劇6回 帝劇2回

『ミスサイゴン』(帝劇)7回

『かもめ』6回
赤坂ACT1回 大阪BRAVA3回 名古屋2回

『レベッカ』(クリエ)4回

3回
『ルドルフ』(帝劇)
『オペラ座の怪人』(大阪)
『ラ・カージュ』(日生)

2回
『ドラキュラ伝説』(梅芸)
『ウィーンミュージカルコンサート』(梅芸)
『AKURO』(神戸1回 池袋1回)

1回
『テイクフライト』(梅芸)
『ファントム』(梅芸)
『タンビエットの唄』(梅芸)
『ベガーズ・オペラ』(梅芸) 

『ウェディングシンガー』(日生)
『プロデューサーズ』(大阪) 

『中川君コンサート』(大阪)
『SENPO』(神戸)
『ウェストサイド物語』(京都)

『マヤコンサート』(大阪)
『ルカス&マジャーン・スペシャルライブ』(大阪) 

『キーン』(兵庫)
『宝塚BOYS』(兵庫)
『石井一孝コンサート』(大阪)



鹿賀さんの舞台が3作品で18回

『異常な観劇習慣』というより、『異常な鹿賀さん習慣』ですね

鹿賀さんが絡むと、ブレーキがアクセルになっちゃうみたいです

来年は年明け早々『ラ・カージュ』(大阪)、そして5月には『シラノ』が…。


今から怖い・・・(笑)


『AKURO』12/9ソワレ・爆笑カーテンコール

2008年12月11日 | ミュージカル
大爆笑でした。

源太役の西村直人さんの見事な司会と企画力に拍手

(いい加減な記憶ですので、事実とかなり違っていると思います
「まあ、こんな雰囲気だったんだなぁ~」という感じで軽く流して下さい


「アンサンブルにも、もっと光を!」と言う事で、11名の中から4人の方が代表でやりたい役と場面に挑戦

選ばれた4名は、佐藤さん 赤川さん 坂元さん 鈴鹿さん。
(名前が違っていたらすみません 自信ないです

自己紹介の後、本番へ。

(プリンシパルの皆さんは、後ろの斜頚の付いた盆の上に座って見学)

4人が希望した役は、アテルイ・オタケ・安倍高麿・オタケ。

西村さんに「オタケ、人気ですね」とか言われて平澤さんが照れてたら、駒田さんが「イサシコをやりたい奴はいないのか!?」と、突っ込んで爆笑でした。


まずは佐藤さんのアテルイ。
高麿とのシーンを希望されて、坂元さんと舞台上で軽く打ち合わせ。
(吉野さんが佐藤さんに青い上着を貸してあげてました)

その間に駒田さんが「よし、私が繋ごう!」と舞台前へ。

「え~、早いもので悪路も残すところ後4回となりました。再演はあるのでしょうか? 再演をご希望の方は是非ロビーのアンケート用紙に・・・」などと始めたものだからまた爆笑。

佐藤さんのアテルイはなかなか良い感じで、客席から「上手い~」とか声が上がってました。

でも相手役の坂元さんは2回公演の疲労でヘロヘロ。
お疲れの坂元高麿とハイテンションの佐藤アテルイの対比に客席はまたまた爆笑でした。

感想を求められた吉野さんも「思いっきりが良い!」と。(会場爆笑)


次は赤川さんのオタケ。

でも結局、平澤さんが美味しいところを持ってっちゃって、「僕、全然目立ってない!」と。(会場爆笑)


そして、坂元宏旬さんの安倍高麿。(同じ坂元でややこしいから坂元君とお呼びしますね)

盆の上に立つ今・田村麻呂。
(下の準備が出来るまで、照れくさそうに待っていたのが可愛いかった/笑)

音楽が入って、芝居スタート

今さん「して、話とは何だ」
坂元君「蝦夷(えみし)達への弾圧をお止め下さい!」
今さん「弾圧!?」

坂元君「・・・・・・・・・」
今さん「・・・・・・・・・?」

坂元君、セリフ入ってない!

慌てて坂元健児さんが飛んで来て坂元君にセリフを耳打ち。

その状態で2~3ヶセリフを喋るも、西村さんが「もう、もういいです!」とストップ。

最後に今さんが「ちゃんと台詞を覚えて参れ」と決めて、またも場内大爆笑。


西村さんの「はい、回して回して」の声で皆で盆を回したり。

ちょっとでも間が空くと、駒田さんが前に出て来て「え~再演をご希望の方は」と始めたり。

抜群のチームワークで、もう笑いっぱなしでした。


そして最後に鈴鹿さん。

西村さん「君はオタケだったね」

鈴鹿さん「・・・っていうか、オタケに殴られたい・・・

西村さん「えっ!?」

軽く引く、会場の皆様(笑)

鈴鹿さん「アケシになってオタケにビンタされる場面をやりたいんです!」

と言う訳でシーン・スタート!

鈴鹿さん「ちょっと待って!」

いきなり服を脱ぎ出すとその下に、いかにもハンドメイドなアケシの衣装が・・・。

自分の衣装と見比べた後、大爆笑する神田さん(笑)

もちろん場内も爆笑。

今度こそ、シーン・スタート!

坂元高麿を責める平澤オタケ。

高麿を庇う鈴鹿アケシ、(女声で)「違う、この人はそんな人じゃないわ!」

平澤オタケのビンタ!

その場で飛び上がって一回転して倒れる鈴鹿さん。

衣装の仕込みも含めて、お見事でした(笑)


「このままでお客様を帰す訳には参りません」と、蝦夷役の方(平野さん?)が安倍高麿で替え歌をやってオチを付けて下さいました。

西村さんの締めの言葉の後、カーテンコールの時の様に「♪生まれ変わり、死に変わり~」で綺麗に終了。

あっ、最後に帝劇の花投げの様に『小さな袋』を客席に向かって投げてくれました。

腕自慢の男性陣の袋投げは、かなり後ろまで飛んでました。
坂元さんが投げた袋が2階席に届きそうになったりで、これも盛り上がりましたよ。

皆さんマチネ・ソワレの2回公演でお疲れのところ、ありがとうございました。
とっても楽しかったです。

12月12日の千秋楽まで頑張って下さい!


東京芸術劇場 中ホールには、お花が一杯で和みました♪
  


NHK-FM<ラジオ>『ミュージカル三昧』

2008年09月22日 | ミュージカル
今日は一日『ミュージカル三昧』9月15日(月)12:15~22:45放送

本当にミュージカル三昧で幸せな1日でした♪

冒頭から鹿賀さん登場!

いきなりのタイトルコールにドキドキ。

001:「彼を帰して」 鹿賀丈史 [レ・ミゼラブル]

鹿賀さんの話題は「ミュージカルについて」「ラ・カージュ」「シラノ・ド・ベルジュラック」についてでした。

002:「ウィズ・ユー・オン・マイ・アーム」 ジーン・バリー、ジョージ・ハーン [ラ・カージュ・オ・フォール]
003:「キャンディード序曲」 ロンドン・シンフォニー・オーケストラ [キャンディード]
004:「フォーティセカンド・ストリート序曲」 オーケストラ [フォーティセカンド・ストリート]
005:「サークル・オブ・ライフ」 シーディー・レ・ロカ [ライオン・キング]
006:「君の結婚式」 井上芳雄 [ウェディング・シンガー]
007:「シャンソン」 ジル・マーティン [ベイカーズ・ワイフ]
008:「ザッツ・ハウ・ユー・ノウ」 エイミー・アダムス [魔法にかけられて]
009:「マンマ・ミーア」 メリル・ストリープ [マンマ・ミーア]
010:「グッド・モーニング・ボルチモア」 ニッキー・ブロンスキー [ヘアスプレー]
011:「ワン・ナイト・オンリー」 ジェニファー・ハドソン [ドリームガールズ]
012:「ユー・アー・ザ・ミュージック・イン・ミー」 トロイ、ガブリエラ [ハイスクール・ミュージカル2]
013:「オール・アイ・アスク・ユー」 パトリック・ウィルソン、エミー・ロッサム [オペラ座の怪人]
014:「クインテッド」 リチャード・ベイマー、ナタリー・ウッド、リタ・モレノ、その他 [ウェストサイド物語]
015:「サウンド・オブ・ミュージック」 ジュリー・アンドリュース [サウンド・オブ・ミュージック]
016:「エーデル・ワイス」 クリストファー・プラマー、ジュリー・アンドリュース、その他 [サウンド・オブ・ミュージック]
017:「ゲッティング・トゥ・ノウ・ユー」 デボラ・カー、その他 [王様と私]
018:「2ペンスを鳩に」 ジュリー・アンドリュース [メリー・ポピンズ]
019:「トゥモロウ」 アリシア・モートン [アニー]
020:「タイムワープ」 リチャード・オブライエン [ロッキー・ホラー・ショー]
021:「シェルブールの雨傘」 カトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォ [シェルブールの雨傘]
022:「主はただひとり」 S.P.バーラスブラマニヤン [ムトウ踊るマハラジャ]
023:「君も出世ができる」 フランキー堺 [君も出世ができる]
024:「メイク・エム・ラフ」 ドナルド・オコーナー [雨に唄えば]
025:「虹の彼方に」 ジュディ・ガーランド [オズの魔法使い]
026:「唯一度だけ」 リリアン・ハーヴェイ [会議は踊る]
027:「アイム・フライング」 高畑充希 [ピーターパン]


新妻聖子さん登場!

028:「アイル・ネヴァー・フォール・イン・ラヴ・アゲイン」 新妻聖子 [プロミセス・プロミセス]

029:「煙が目にしみる」 ザ・プラターズ [ロバータ]
030:「煙が目にしみる」 キリ・テ・カナワ [ロバータ]
031:「ティル・ゼア・ワズ・ユー」 ザ・ビートルズ [ミュージックマン]
032:「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」 レベッカ・ルカー [ミュージックマン]
033:「マック・ザ・ナイフ」 ボビー・ダーリン [三文オペラ]
034:「アクエリアス~レット・ザ・サンシャイン・イン」 フィフス・ディメンション [ヘアー]
035:「ギミー・ギミー・ギミー」 フィーメイル・アンサンブル [マンマ・ミーア]
036:「キラー・クイーン」 シャロン・D・クラーク、その他 [ウィ・ウィル・ロック・ユー]
037:「君の瞳に恋してる」 ジャージー・ボーイズ [ジャージー・ボーイズ]
038:「ドント・クライ・アウト・ラウド」 ベス・フォウラー [ボーイ・フロム・オズ]
039:「ザナドゥ」 カンパニー [ザナドゥ]
040:「愛さずにいられない」 シャロン・ウィルキンズ、マーク・プライス、リア・ホッキング、その他 [オール・シュック・アップ]


041:「オン・マイ・オウン」 新妻聖子 [レ・ミゼラブル]
042:「シーズンス・オブ・ラヴ」 新妻聖子 [レント]
043:「心の声」 新妻聖子 [マリー・アントワネット]
044:「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」 新妻聖子 [ライト・イン・ザ・ピアッツァ]


聖子ちゃんの5曲はニューアルバム「ミュージカル モーメンツ」からですよね。

実は数日前の『ミス・サイゴン』観劇後に買ったばかり。
寝る前の癒しタイムにぴったりのCDです。

045:「ママ・フー・ボード・ミー」 リー・ミッシェル [春のめざめ]
046:「ハッピー・トーク」 ロレッタ・エイブルズ・セイアー [南太平洋]
047:「イン・ザ・ハイツ」 リンマニュエル・ミランダ [イン・ザ・ハイツ]


そして新妻さんの生歌で

048:「命をあげよう(Live)」 新妻聖子 [ミス・サイゴン]

「いつもは小さな男の子が目の前に居るのですが、今日は居ないのでエアータムで歌いました!」と新妻さん(笑)

049:「僕こそ音楽」 中川晃教 [モーツァルト]
050:「最後のダンス」 [エリザベート]

051:「コンガ!」 ブルック・シールズ

052:「グイドズ・ソング」 ウィリアム・ウルリッチ [ナイン]
053:「ワンス・ユー・ルーズ・ユア・ハート」 エマ・トンプソン [ミー・アンド・マイ・ガール]
054:「ミー」 ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ベック [美女と野獣]
055:「ハピリー・エヴァー・アフター」 サラ・ジェシカ・パーカー [ワンス・アポン・ア・マットレス]
056:「ウィズ・ワン・ルック」 グレン・クローズ [サンセット大通り]
057:「蜘蛛女のキス」 ヴァネッサ・ウィリアムズ [蜘蛛女のキス]
058:「アイ・ウォント・トゥ・ゴー・トゥ・ハリウッド」 ジェーン・クラコフスキー [グランド・ホテル]
059:「オープン・ア・ニュー・ウィンドウ」 アンジェラ・ランズベリー [メイム]
060:「思い出のサマーナイト」 デビー・ギブソン [グリース]
061:「テル・ミー・イッツ・ノット・トゥルー」 ぺトラ・クラーク [ブラッド・ブラザーズ]
062:「ゼア・ワンス・ワズ・ア・マン」 ハリー・コニック・ジュニア、ケリー・オハラ [パジャマ・ゲーム]


湖月わたるさん登場!

063:「エジプトは領地を広げている」 湖月わたる [王家に捧ぐ歌]

064:「モン巴里」 奈良美也子 [モン・パリ]
065:「すみれの花咲く頃」 天津乙女、門田芦子 [パリゼット]


先日兵庫で観た『宝塚』を思い出してウルッと来てしまいました。

066:「雲間の吊橋」 糸井しだれ [サイエンス・ショー]
067:「ひとかけらの勇気」 [スカーレット・ピンパーネル]

068:「抑えがたい欲望」 山口祐一郎 [ダンス・オブ・ヴァンパイア]

069:「ようこそ劇場へ」 越路吹雪 [アプローズ]
070:「ゴッドスピード・タイタニック」 カンパニー [タイタニック]
071:「レント」 アンソニー・ラップ、アダム・パスカル、フレディ・ウォーカー、その他 [レント]
072:「ファンシー・ドレス」 ジョージア・エンジェル、エドワード・ハイバート、トロイ・ブライトン・ジョンソン、その他 [ドロウジー・シャペロン]
073:「ランベス・ウォーク」 ロバート・リンゼイ、マリアン・プランケット [ミー・アンド・マイ・ガール]
074:「ゴッド・セイヴ・ザ・ピープル」 バレット [ゴッド・スペル]
075:「アイ・ガット・リズム」 ジョディ・ベンソン [クレイジー・フォー・ユー]


笹本玲奈さん登場!

076:「サムワン・ライク・ユー(Live)」 笹本玲奈 [ジキル&ハイド]

いきなりのジキハイ!
しかも上手い!

これには驚きました。

077:「農夫とカウボーイ」 [オクラホマ!]
078:「メイビー」 [アニー]

079:「スマイル(Live)」 笹本玲奈 [ミー・アンド・マイ・ガール]


いつも悲しい結末が多い中これは唯一明るい曲ですと、笹本さん。

080:「エブリシングス・カミング・アップ・ローゼス」 パティ・ルポン [ジプシー]
081:「ザ・フェイス・アイ・シー」 パティ・ルポン [マルグリット]


ここで塩田さんが大阪から駆け付けて、一気にマニアックな世界へ(笑)

082:「愛してるそれだけ(Live)」 笹本玲奈 [ルドルフ]

笹本さんの生歌、素晴らしかったです。

083:「ディス・イズ・ザ・モーメント(Live)」 石川禅 [ジキル&ハイド]

曲紹介の後、いきなりの生歌で石川禅さん登場!

ラジオとは思えないくらい劇的な瞬間でした。

『時が来た』は
井上芳雄君
石井一孝さん
岡幸二郎さん
今井さん
そして今回の石川さんと聴かせて頂きましたが、皆さんそれぞれ素晴らしい!

誰が一番かと強いてあげるなら…

それはもちろん

鹿賀さんに決まってるじゃないですか!!

(この件に関しては一切のコメントを受け付けません/笑)


084:「闇が広がる」 山口祐一郎、パク・トンハ [エリザベート]

085:「I Believe My Heart(Live)」 石川禅、笹本玲奈 [ウーマン・イン・ホワイト]


本公演ではグライド卿だった禅さんがハートライト、マリアンだった笹本さんがローラになってのデュエット。
雰囲気があって良かった~

この後、禅さんが「笹本玲奈」と「回転木馬」について熱く語る。

来年「回転木馬」に出演する玲奈ちゃんにと次の曲

086:「ひとりごと(Live)」 石川禅 [回転木馬]

親バカ全快の歌で
「♪息子のビル でかくなるぞ 木より~」って

育ち過ぎ(笑)

禅さんに演技力と7色の声を堪能させて頂きました。

裏を返せば相当難しい訳で…

頑張れ浦井君!

ここで、「(禅さんの)今日の服装と髪型を教えて下さい」とリクエストメッセージが・・・

何故か「ひぇ~っ」とオーバーに驚く禅さんが可笑しかったです。

ここで笹本さん退場。

残された塩田さんと禅さんにより更に深い世界へ(笑)

禅さん、『レ・ミゼラブル』のスペシャルキャスト・マリウスを熱く語る。

「昔のマリウスは皆重かったのに今は皆軽いんです」みたいな話も(笑)

087:「夜のボート」 石川禅、一路真輝 [エリザベート]

ここでお二人のここまでの経緯をとアナウンサーさん。

(また喋れといわんばかりの話題を/笑)

お二人の下積み時代のお話が面白かったです。

088:「神よなぜ(Live)」 石川禅 [ミス・サイゴン]
089:「見果てぬ夢」 松本幸四郎 [ラ・マンチャの男]
090:「スターズ(Live)」 石川禅 [レ・ミゼラブル]


石川禅さん、出血大サービス!

トークも大サービス!

演技や作品に関する熱い想いを切々と語る禅さん。

もう誰にも止められない!(笑)

これに塩田さんも加わって、殆んど二人の世界・・・

禅さん、歌はもちろんトークも良い声で素敵でした(^-^)

091:「メモリー」 [キャッツ]
092:「愛の囚人」 [プロデューサーズ]
093:「ユー・キャント・ストップ・ザ・ビート」 [ヘアスプレー]
094:「ワン」 [コーラスライン]
095:「ハピネス」 [君はいい人、チャーリー・ブラウン]
096:「エブリ・ストーリー・イズ・ア・ラヴ・ストーリー」 [アイーダ]
097:「僕こそ音楽」 中川晃教 [モーツァルト]
098:「ひとかけらの勇気」 湖月わたる [スカーレット・ピンパーネル]
099:「シーズンス・オブ・ラヴ」 [レント]


鹿賀さんから始まって、新妻さんのライブ『命をあげよう』、いきなり始まった笹本さんや禅さんの『ジキハイ』には驚かされました☆

第二弾があると良いですね♪

2008年上半期 総括

2008年07月03日 | ミュージカル
1月
『ファントム』(大阪) 1回
『テイクフライト』(大阪) 1回
『ペテン師と詐欺師』(日生) 4回


2月
『ベガーズ・オペラ』(大阪) 1回
『タンビエットの唄』(大阪) 1回
『プロデューサーズ』(大阪) 1回
『ペテン師と詐欺師』(名古屋) 2回
『ウェディングシンガー』(日生) 1回
『ルカス&マジャーン・スペシャルライブ』(大阪) 1回

3月
『中川君コンサート』1回
『ペテン師と詐欺師』(兵庫)3回

4月
『レベッカ』2回

5月
『レベッカ』1回
『ルドルフ』3回
『SENPO』1回
『オペラ座の怪人』1回
『ウィーンミュージカルコンサート』2回

6月
『かもめ』1回
『レベッカ』1回
『マヤコンサート』1回
『オペラ座の怪人』1回
『ドラキュラ伝説』2回
『ウェストサイド物語』1回


観劇回数順

『ペテン師と詐欺師』 合計9回
(日生)4回 (名古屋)2回 (兵庫)3回


『レベッカ』4回
『ルドルフ』3回

2回
『オペラ座の怪人』
『ドラキュラ伝説』
『ウィーンミュージカルコンサート』

1回
『テイクフライト』(大阪)
『ファントム』(大阪)
『タンビエットの唄』(大阪)
『ベガーズ・オペラ』(大阪) 

『ウェディングシンガー』(日生)
『プロデューサーズ』(大阪) 

『中川君コンサート』
『SENPO』
『ウェストサイド物語』
『かもめ』
『マヤコンサート』
『ルカス&マジャーン・スペシャルライブ』(大阪) 


「資金が底を付いた」と喚いていた、この半年。

改めて観劇回数を数えてみたら…

18作品 合計34回



え~っと、

2007年は、15作品で合計62回→こちら

2006年は、16作品で合計35回→こちら

…って、今年の上半期だけで、2006年一年分とほぼ同じ!

このまま行ったら確実に去年を越えてしまう・・・

去年の、作品数15 合計62回でも充分
「ひどい 病気!」(by山口マキシム) なのに…。

まあ敢えて自分を慰めるなら、作品数と観劇回数の比率の異常さが少しましなったかなと…。
(あんまり慰めなってないなぁ)

リピートが減ったのは、資金不足で、遠征回数を意識的に削った為でしょうか?

資金があれば、『レベッカ』や『ルドルフ』などは、この倍は行きたかったです


しかし、下半期は
『ミスサイゴン』
『エリザベート』
『ラ・カージュ』

と超大作が・・・

やはり越える運命なのか


『SEMPO』神戸初日

2008年05月11日 | ミュージカル
ミュージカル
『SE M PO
~日本のシンドラー 杉原千畝物語~』

神戸オリエンタル劇場
2008/5/2(金)~8(木)

一幕 16時30分~17時40分
休憩 15分
二幕 17時55分~18時55分

★★杉原家★★

杉原千畝・・・吉川晃司
妻・幸子…森奈 みはる
妹・節子…辛島 小恵
グッシェ(使用人)…田村 雄一

★★杉原に助けられるユダヤの人々★★

(頑固な父親から結婚を反対されている恋人達)
ノエル…今 拓哉
エバ…彩輝 なお
ジョセフ(エバの父)…水澤 心吾
エリーゼ(エバの母)…井料 瑠美

(ユダヤ人の代表)
ニシェリ…泉見 洋平
シモン…ICHIDAI
カイム…沢木 順
ローゼンツ…あぜち 守

少年・ソリー…池田 祐見子
少女・ニーナ…長尾淳子

(その他)
マスター/ズブニク…河内 喜一朗
ベイブ/フランツ/コレオ…宇都宮 直高
ガノール/ヒットラー…川本 昭彦

★★歴史的背景・説明係?★★

ルネ…宮本 竜圭
日本/ベネット…斎藤レイ
ソ連/リリー…徳垣友子
ドイツ/カレン…グレース美香


時は1940年(昭和15年)、場所はリトアニアの首都カウナス。
ナチスに追われたユダヤ難民に日本への通過ビザを発給し、6000人の命を救った外交官・杉原千畝の無償の愛の物語。

「SEMPO って何?」と思われた方、宜しければあらすじをどうぞ


日本人の功績を取り上げた珍しいオリジナル・ミュージカル。
やや荒削りな部分もありましたけれど、思っていたよりずっと良い舞台でした
何より杉原千畝の生き方の素晴らしさに大感動


ここから先、ネタバレあります!!


一幕は状況説明に重きを置いているせいで、ちょっと感情移入し難かったかな

ヒットラーがSMチックな女性として登場したり、各国を女性に見立てて踊ってみたり・・・難しい話をエンターテイメントとして魅せようと頑張っておられたのは分かりますが、やっぱり説明ゼリフが少し多すぎたかも

役者さんは皆、健闘されていて、特に説明役の中心だった方(ルネの宮本竜圭さん)が際だってました。
女性三人組のダンスも綺麗。
徳垣友子さんはやっぱり上手いですね


徐々に迫る戦争の影、希望に溢れる若い恋人達も逃れられない。
この辺りの怖さはよく出ていました。

今さんは舞台の端から端まで軽やかに動き回って、好青年を若々しく演じておられましたね
ここまで爽やかな今さんは初めてかも(笑)

恋人エバの父親やセンポを懸命に説得するシーンやエバとの再会シーンなどは、素の今さんの誠実さが滲み出て来る様な演技が良かったです


そして二幕に入ると、一気に泣ける展開へ。

父を殺され、恋人ノエルとも離ればなれになってしまったエバ。
唯一頼れる存在だった母親エリーゼ(井料瑠美)も…。
この時の井料さんが娘に歌う歌辺りから、もうウルウル。

井料さんは歌も芝居も『レ・ミゼラブル』の時よりずっと良い。
母親らしい愛情に満ちていてウルウルと聴き惚れてしまいました。


そして、ここからは吉川さんが魅せてくれます

自分の無力さに項垂れるセンポ。

項垂れて「♪何と小さな掌であろうか~」と歌う吉川さんが良い。
(力なく投げ出した足の長さにビックリ)


子供達との会話や、広場に集まり『諦めない』を歌うユダヤ人達の歌声に自分を取り戻すセンポ。

政府の意向を無視してビザを発給すれば、最悪センポとその家族は国賊として極刑になるかもしれない・・・。

しかし彼らを見捨てる事はできない。
センポの肩の上にユダヤ人数千人の命が乗っかかって来る。


そうした苦しい胸の内を妻に話すセンポ。

「何も見なかった事にして、この国を出れば済む話だ…」

「でもあなたには、そんな事は出来ないでしょう。 あなたの思う様に生きて」と明るく励ます杉原夫人(森奈みはる)。

「誰もこんな馬鹿な事はやらないだろうね・・・」と言いながら決意を固め、夫人と共に強い決意「翼をあげて」を歌い上げるセンポ・・・このシーンが一番好き

(↑セリフは、かなりウロ覚えです。すみません)


一夜明けて、センポはビザの発給を始める事を皆に告げる。

歓喜に沸くユダヤの人々。

ここで泉見君が歌う『光と影/リプライズ』が感動的

泉見君は出番や歌は少なかったのですが、マリウス的熱演で存在感たっぷり

このビザの発給を喜ぶシーンなんて、虹の空へ飛んで行きそうなくらい輝いていました(笑)


そうして、ここからセンポの孤独な闘いが始まる・・・。

ビザにサインを出来るのはセンポだけ、昼は列に並ぶ人達に・夜は数百人の学生達に・・・、不眠不休の作業が続く。

「命を捨てるおつもりですか」と止める秘書(グッシェ)に「私の国には『武士道』と言う道がある!」キッパリと言い切るシーンが良かった

センポの行為を非難し対立する秘書=グッシェ(田村雄一)、とても艶のあるお声にドキドキしました。
歌も声量があって上手い


しかし、この時の吉川センポは『武士道』という言葉がハマり過ぎるくらい格好良かった

吉川さん、低い声に落ち着いた演技。
無理なく杉原千畝として観る事が出来ました。
背が高いし、抑えていても華と貫禄があって良かったです
歌は結構バズーカ
特に一幕ラストの『光と影』は耳が痛くなるくらいでした
(マイクの音量が大き過ぎたのかな?)


ソビエトから退去命令出て、ビザを発注する権利を取り上げられそうになったセンポが「まだだ!まだビザが足りないんだ!」と叫ぶシーンなんてもう場内ウルウル。


二幕は本当に名シーンの連続、場内は涙、涙
客席からのすすり泣きが絶えませんでした。



楽曲も全てオリジナルで、作曲は中島みゆきさんとPeterYarin氏が担当。
(吉川さんも一曲(『光と影』)

やはり中島みゆきさんの曲は独特で、演奏が始まって歌い出す前にもうそれと分かるくらい。

PeterYarin氏のは結構、難曲揃い?
多彩に富んでいて歌い上げ系も多く、充分及第点だと思いました。

吉川さん・宇都宮さんなど、バズーカ系の方もインパクトありましたし
森奈みはるさんや辛島小恵さんら女性陣の歌も綺麗でした

ただ私の頭ではどちらも一回聴いただけで覚えるのは無理。
吉川さんの『光と影』以外、殆ど頭に残っていない・・・。

ビザの発給を歓喜して皆で歌う歌とか、エンディングの歌とか結構感動したのに一部しか思い出せない・・・

・・・と嘆いていたら、パンフレットに着うた配信の案内が…。

ここから吉川さん作曲の『光と影』、中島みゆきさん作詞作曲の『掌』『こどもの宝』『N0W』が吉川さんの歌声で聴けます。
このレポもダウンロードしたこれらの曲を聴いて思い出しながら書きました。
(我ながら健気だ/笑)


いろいろ好き放題言わせて頂きましたが、「日本人って、武士道って良いなぁ」と思わせてくれた秀作

是非是非、再演を重ねて頂きたいです


恐れを知らぬ川上音二郎一座(WOWOW放送)

2008年03月25日 | ミュージカル
今から108年前の明治32年。実在した破天荒な演劇人・川上音二郎を題材に、驚愕のボストン公演のエピソードや、彼の妻で日本の「女優」第一号となった貞奴との夫婦愛を描く、愛と勇気と喝采の物語。
(2007年12月13日収録)

作・演出: 三谷幸喜
出演:
川上音二郎 ・・・ ユースケ・サンタマリア
川上貞 ・・・ 常盤貴子
助川タエ ・・・ 戸田恵子
伊達実 ・・・ 堺雅人
甲本与之助 ・・・ 堺正章
津田山蔵人 ・・・ 浅野和之
飯尾床音 ・・・ 今井朋彦
伊東カメ ・・・ 堀内敬子
大野熊吉 ・・・ 阿南健治
小村寿太郎 ・・・ 小林隆
ホイットモア夫人 ・・・ 瀬戸カトリーヌ
野口精一 ・・・ 新納慎也
綿引哲人 ・・・ 小原雅人
ヘンリー・アーヴィング ・・・ ベーカー・ウィリアム・ヒュー


気持ち良く笑えて、あっと言う間の3時間40分でした。

作者の人を見る眼が暖かいんですよね。

行き当たりバッタリで浮気性の座長に愛想をつかして役者達がボイコット。
代わりに畑違いの座員達が舞台に立つも、極度のあがり症だったり、ヨボヨボでセリフが覚えられなかったり…。

そうした欠点を許容した温かい笑いが客席に溢れているのが画面を通して伝わって来ました。

喜劇って良いなぁ


後、抜群の構成力!
三谷作品では毎度の事ですが、前半の伏線が後半の重要なシーンで使われる度に「そう来るか!」と感心しっぱなし。


ユースケさんは音二郎にピッタリハマっていましたね。
(実際ユースケさんはかなり音二郎に近い性格ではないかと思うのですが…どうでしょうか?)


今井朋彦さんは期待通り
私が『デモクラシー』で惚れ込んだ活舌と声の良さと芝居のスマートさはもちろんの事、真面目で気取った役なのにしっかり喜劇役者しておられたのは流石

特に二人のアントーニオ、小林さんとのやり取りが絶妙でした。
(もちろん小林さんも素晴らしかったから成り立った訳ですが)

『ベニスの商人』の芝居のラスト、音二郎の「まとめて!」を「任せろ!」と受けて見事に締めくくった場面がツボに来ました
素敵だ


常盤貴子さんは普段のシーン(浮気が暴露されて慌てる音二郎を「ふ~ん」って感じで面白そうに見る場面や座員を気遣う場面)はとても良いのに、肝心の山場の決めのシーン(裁判を装って音二郎に説教する場面など)がやや弱いのがちょっと残念。


新納慎也さんもお人好しの好青年を爽やかに熱演
こんなに芝居の出来る方だったんだなと改めて惚れ直しました。
『ウェディングシンガー』のオカマさん役も良かったし、今後がもの凄く楽しみです


堺正章さんはもう流石としか良い様がない
この舞台の大黒柱


堺雅人さんは本場のお笑い芸人さん並の切れの良い突っ込みが見事でした。
元々気になっていた役者さんですが、今回で一気に傾きましたね


粋で姉御肌な戸田恵子も格好良かったなぁ。


三谷作品常連の浅野和之さんの女形もインパクトありましたね。
彼と貞のやり取りにはホロリとさせられました。


堀内敬子さんや瀬戸カトリーヌさんや阿南健治さんも各々の特技が活かされていて良かったです。


堺さんが前口上で述べておられましたが、この収録は開演一ヶ月目で皆さん疲労のピーク。
それを支えたのは彼らのプロ意識だったのはもちろんですけど、観客の力(笑いと拍手)も大きかったと思います。
まあこれはどの舞台にも言える事なのですが、いつもその真っ只中に居るので…
こうやって観客の力をテレビで客観的に眺められて改めて感激しましたね


・・・ってな感じで『ベニスの商人』の舞台を見た事がない私でも心底楽しめました

でもgamzattiさんがブログに『本来の「ヴェニスの商人」を全幕わかっているかどうかで、楽しみ方の深さが違ってきてしまいます。』と書かれておられたのを読み、「これは本作を観なくては!」と

幸い、藤原・市村版『ベニスの商人』のDVDが発売されているので、これを観てからもう一度『音二郎』を観てみようと思います。

どう印象が変わるのか楽しみです