MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

リサイタル  アンジェラ・ヒューイット piano

2021-08-26 11:07:56 | 音楽夜話(クラシック)
8月25
00:00- 17.00- YouTube_Chopin Institute Piano recital: Angela Hewitt
02:00-04:30 19.00-21.30 Polskie2 Letnia promenada
「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭2021 Międzynarodowy Festiwal Muzyczny „Chopin i jego Europa” - Recital fortepianowy
Pf. アンジェラ・ヒューイット Angela Hewitt


J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV894


モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 KV284


ショパン:夜想曲 第15番 ヘ短調 op.55-1
ショパン:夜想曲 第16番 変ホ長調 op.55-2
ショパン:スケルツォ 第4番 ホ長調 op.54


アンコール
ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2


Pf. アンジェラ・ヒューイット Angela Hewitt
2021-08-24 ワルシャワ王宮大広間 Zamku Królewskiego w Warszawie, Sala Wielkaから生中継


一時期はバッハ弾きとして名を馳せていて、アレンジメンツのアルバムを1枚持っていた。
ほかの作曲家の演奏を聴いたことがなかったので、こういうプログラムは気を惹いた。
バッハもモーツァルトもショパンも何らかの形でつながっている。
それをどう弾き分けるのか。
バッハは気高く、モーツァルトは丸みを帯び、ショパンは歌を感じさせた。


還暦を過ぎ、ステージピアニストとして、1日8時間の練習を欠かさないという。
ずっと鍵盤に向かっているわけではないにしても、サラリーマン同様に8時間の
拘束時間があり、その中で意味ある仕事をこなしていると考えれば、定年も何もなく
自営業、心技体が続くまでそれは続くのかもしれないなと思った。


ファツォリの愛器は手元になく、ステージのスタインウェイの響きはどう聞こえるのか、
納得のいく響きなのか、ピアニストはそこにある楽器を弾かなくてはならないので
その面では時代の違う作曲家の作品を弾きこなすときの難しさがあるのではないかと思う。


ショパンは3曲続けて弾かれた。何らかの意図があるのかもしれない。細かいキーボードワークも
巧みに聞こえる。これは毎日の鍛錬からくるものもあると思うけれど、手抜きのない向き合い方が
伝わる。長く現役している方の向き合い方なのかもしれないけれど、ジャンルは違っても学ぶことは多い。

マーチャーシュ・アンタル指揮 ミスコルツ交響楽団演奏会

2021-08-24 11:39:38 | 音楽夜話(クラシック)


8月24日


03:45-05:00 20.45-22.00 BartokRadio


ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調 op.33
リャードフ:おとぎ話の絵「魔法にかけられた湖」 op.62
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調


ヨージェフ・バログ(ピアノ)


マーチャーシュ・アンタル指揮ミスコルツ交響楽団
2021年2月15日 ミスコルツ、ミスコルツ美術館


普段なら多分演奏会があっても、聴かないプログラム。
個人的に聴取曲の拡大を狙う企画。初めてか回数の少ない曲を
選んで、録音しておいて聴く。


ドヴォルザークとボロディンは1-2回、リャードフは
多分初めて。お初に聴く曲に近いといってよい。


メロディーメーカーのドヴォルザーク。
「私にはヴィルトゥオーゾのための協奏曲を作曲することが出来ないことは分かっている。
だから別のことを考えなければならない」。ドヴォルジャークが代わりに思い付いたのは、
管弦楽に重点の置かれた交響的な楽曲で、ピアノがオーケストラと張り合うことなしに
主役を演ずることができることだったのである。(Wiki)


その狙いはうまく表現されていると思う。通好みの曲といってはそれまでなのかもしれないけれど、
1楽章が20分近くある。2楽章3楽章と10分近くあり、全部で40分近い曲。割と長め。


緩徐楽章もピアノ・パートが引き立つように書かれていると思うし、旋律も美しい。
彼のすごさを知るには十分な曲だと思う。コンサートにかかる機会の少ない曲。
ある意味ブラームスの1番のピアノ協奏曲に通じるものがあるのではないかと思う。
交響曲的な顔があり、その中にピアノが入っているというような。
ドヴォルザークはチェロ・コンチェルトが有名だけれど、ピアノもなかなか聴かせる
曲なのではと思った。




交響詩「魔法にかけられた湖」 Op. 62 副題は『おとぎ話の絵』 7分くらいの演奏時間の曲。


ゆったりとした曲調から始まる。トーンとしては落ち着いて若干暗めな感じを受ける。
そういう曲調が始終続き、盛り上がりを作らないような、本当に魔法にかかって静かに
なってしまうような湖の情景を現したような作品。題意にあっているかも。
リャードフもロシア5人組と同じ年代だけれど、プロの音楽家であったために交流はあったものの
その中に入ることはなかったようだ。6人組とはならなかった。


ボロディンの交響曲第2番は聴いたことあったかもしれないけど、覚えていない。25分。
東欧ものとロシア物は普段多分あまり聴かないという感じ。
第一楽章の重々しい低域の旋律が印象的、何かのオペラの部分を思わせる。
「イーゴリ公」と同時期に書かれていた事もあり、そのような部分が出ても
ある意味おかしくないのかもしれない。
2楽章のスケルツォは軽めに流れている。
3楽章~4楽章アタッカで入るので、続く感じで演奏される。
アンダンテのゆったりしたテンポで始まり、説得力のある旋律が流れる。
終楽章は長調で盛り上がって終わるのはいいですね。弦と木管が旋律を支えて
全体で盛り上がっていくまとまりが感じられてよかった。


聴き終わってみると、カロリー高く聴きごたえがあったプログラム。
機会があったらリピートできる曲目になった。




北ハンガリー交響楽団、ハンガリー北東部の街、
ミシュコルツで活動する歴史あるオーケストラという。
北ハンガリー交響楽団は、別名ミシュコルツ歌劇場管弦楽団。
100年近い歴史のあるオーケストラ。交響曲からオペラ、
ミュージカル、映画音楽まで幅広い。


シャバカ・ハッチングス(ts)インパルスレーベルより

2021-08-22 23:51:41 | 音楽夜話(ジャズ)
03.03-05.00 インパルス!
60


インパルスレーベル60周年で2時間。既存の音源を使って2時間のプログラム。
参加ミュージシャンをかぞえると、かなり豪華なものになるだろうとおもう。
60年代ジャズを録音し、80年代後半から新たな録音活動を始めている。


オーストリア国立放送
https://oe1.orf.at/player/playlist
22日から数日間アーカイブ聴取可能。


シャバカ・ハッチングス(TS)
「あなたの女王は爬虫類です」Sons Of Kemet
https://www.hmv.co.jp/fl/5/1135/1/


アメリカにはカマシ・ワシントン イギリスにはシャパカ・ハッチングスが。
メッセージを提供している。
イギリスのテナー・マンはジャズに限らず、自身の音楽を展開している。
なかなか奥深いと思う。


Sons Of Kemet - My Queen Is Ada Eastman (Audio) ft. Joshua Idehen
https://www.youtube.com/watch?v=T19IrfO3-LQ&t=2s


Sons Of Kemet - My Queen Is Harriet Tubman (Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=twjaSC5Ym9s&t=8s

イェルク・ヴィトマン(クラリネット)指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団演奏会

2021-08-22 22:25:56 | 音楽夜話(クラシック)


8月22日


11:00 13:00


18:03-19:56 11.03-12.56 ORF


モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 K.492~序曲
同:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
2021年8月22日 ザルツブルク、モーツァルトのための劇場から生中継




ザルツブルグ・モーツァルト・フェスティヴァルの昼の部。
プログラムはしっかりしたもので、夜でもokかもしれないけれど、
昼の部で聴く。今日は、クラリネット協奏曲のソリストが指揮も兼ねている。
吹き振りとでもいうのだろうか・・・。


フィガロの序曲はコンサートの始まりの華やかな気分を作り、短い曲だけれども
効果的に響く。オーケストラ自体は90名を有する4管のオーケストラということだ。
モーツァルトはそこまで必要ないだろうから2管の人数かもしれない。


いつでもモーツァルトではないけれど、毎年のフェスには必ず演奏しているのだろう。
ある意味手慣れたものかもしれないが、それでも毎年聞かせどころを持ってステージに
上がる。


2曲目のクラリネット協奏曲はバスクラではなさそう。吹き振りを聴くのは初めて。
クラシック好きの先輩と、クラ協と五重奏曲とどちらがいいかなどという話題で
盛り上がったのも懐かしい。
ずいぶん聴いてなかったな。2楽章の哀愁部分がいつ聴いても素敵だ。


演奏・指揮のイェルク・ヴィトマン氏は作曲もこなし、八面六臂の活躍をしている方の
様で、こういうステージに上がるべくして上がる人なんだな。


ジュピターは一瞬ポーズを入れたりするので、びっくりする。
テンポも早めで締まっている。そういうモーツァルト像を打ち立てた。
終演後聴衆は沸いていた。地元にも愛されているのかもしれない。