MOBU'S MUSIC MAZE

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8月12日 バイエルン放送交響楽団演奏会

2021-08-13 21:20:19 | 音楽夜話(クラシック)
バイエルン放送交響楽団演奏会


アレッサンドロ・マルチェロ:オーボエ協奏曲ニ短調(トランペット版)ガボール・タルコヴィ (tp)
ベルリンフィル首席;バイエルン放送交響楽団室内管弦楽団;


オーボエでなく、今回は多分トランペット版。室内管弦楽と多分編成は
少ないのだろうけれど、美しい演奏。なかなか、tpでこのような演奏を
するのは難しいのではないかな。


アントニン・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53(オーガスティン・ハデリッヒ(Vn)
;ヤクブ・フルシャ指揮)


美音で神童と呼ばれながらも、火傷の被害からそれを
乗り越え復帰、実力があり見事にステージ活動を展開しています。
ロマン派など情緒を入れる作品はそれが伝わるすごさがあり、集中力もあり、ひきつけられます。


ジャン・フランセ(1912-1997):オクテット(バイエルン放送交響楽団のソリスト)
八重奏曲(Octuor)(1972/1974初演)[2vn,va,vc,cb,cl,hrn,fg][4楽章]
こざっぱりとしたたたずまいの作品。いろいろ考えなくて聴けるようなところのある、
ある意味考えられた作品なのかも。年代的には現代だけど、この曲に関しては、
メロディー・リズム・ハーモニーはサティーみたいなところもあまりなく、聴きやすかった。


ヨハネス・ブラームス:交響曲第4番イ短調(アンドリス・ネルソンス)  106
70年代生まれの40代、ショスタコーヴィチ・ブルックナー・ベートーヴェンと
アルバム制作をしながらもコンサート活動もしている。
若手という世代だろうけれど、アルバムなどは核心部分の作曲家なのではないか。
ある意味売れ筋なのかもしれないけれど、敷居は高い。


どのような指揮者なのか。4番を聴かせていただく。ブラームスの交響曲全集はもうボストン響の
自主レーベルBSO Liveから出ているという。全集も作っているのだ。恐れ入りました。
ゆったりと丁寧に聴かせるような感じで入ってくる。つかみはいい。ゆったりしたテンポは馬車の風情。
音楽が丁寧に入ってくる。この全集は聴いてみたいかも。くどく無いロマン派。かといってあっさりしてる
わけでもなく、熱は感じられる。ちょうどいい熱さ。久々、いいブラームスを聴いたなぁ。



7月25日シンフォニック・マチネー バイエルン放送交響楽団演奏会 

2021-08-13 21:15:28 | 音楽夜話(クラシック)
7月25日シンフォニック・マチネー バイエルン放送交響楽団演奏会 


Ludwig van Beethoven: Klavierkonzert Nr. 1 C-Dur (Igor Levit, Klavier; Riccardo Minasi);
Wolfgang Amadeus Mozart: "Exsultate, jubilate", KV 165 (Julia Lezhneva, Sopran; Herbert Blomstedt);
モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」 K.165 (158a)「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」
Allegro ヘ長調 4/4 ソナタ形式
Andante イ長調  3/4 ソナタ形式
Allegro ヘ長調 2/4 ロンド形式


Franz Schubert: "Große C-Dur-Symphonie", D 944 第9番。(Herbert Blomstedt)
収録日:会場不明。


何時の収録のものかわからない。ベートーヴェンの1番の協奏曲が割と、最近の指揮者だったりするから、
それほど前のものではないのかと思う。マチネーといわれるから、昼の部なのだろう。
イゴール・レヴィットは最近よく耳にしている。才人のピアニスト。リッカルド・ミナシはイタリアの指揮者。

モーツァルトはK165有名なモテット。「アレルヤ」が有名だけれど、通して聴くのは
久しぶりのような気がする。

シューベルトの9番「天国的な長さ」といわれるだけあって、早く結論を・・・と
思っていた若いころは、この天国的長さがダメで、「未完成」にご執心していた。
歳をとるということはまんざら悪くない。たまたま、この放送を録音していて、
忘れたころに聴き始め、はまってしまった。9番てこんなに良かったっけ?。
単純なものだと思う。この曲に元気をもらった。これはラッキー神様ありがとうございます。
ブロムシュテット氏の捌きもいいのだろう。音楽が生きて呼吸している。サンフランシスコ響との
アルバムは1時間近くかかっている。多分、バイエルンもそのくらいかかっていると思うが
あまり長く感じない。集中できているからか。やはり、旋律の美しさがあるのかもしれない。
惹かれていってしまう。