Thanks For Emily 浅利史花

Thanks For Emily　浅利史花


知らぬ間にアルバムが出ていた。
エミリーというのは、女性ギタリストのエミリー・レムラーの事。
女性ギタリストが少ないのはなぜか・・・。
色々あるけど、ジャズ・ギターはある意味地味。立って演奏する
事もあるけれど、大体座っている。動きもポーズも少ない。
その中で演奏でひきつけるのは容易ではない。
そんなこんなで、人気がないのか。クラシックやロックは女流は
いるものの、ジャズは少ないな。
そんな中での２枚目が出た。２年半ぶりくらいになる。


ネットの記事で、4月にリリースされていたことを知った。
ポップなジャケットは黄色。渡辺香津美氏の「トチカ」も黄色だった。
福を呼ぶかもしれない。


彼女の使用機材はギブソンのES‐175（１９５７）１PUナチュラル・ボディーの
年代物にしては、コレクターが手放したのではないかと思うほど綺麗。
プレイヤーズ・コンディションではない、ミントとまではいかないまでも
上クラスのものだろう。ライブなど現場で使っているので、音は出てきていると思われる。


録音のサウンドがまたいい感じで録られている。PUはこの年製作されてるモデルは、ピックアップ
がオリジナルのP-90か、PUFモデルなのかわからないけれど、解説にもあったけれど、
ギターアンプのミックスで音が作られており、上質な１７５サウンドが提供されている。
丸みのある、まろやかなクリーントーンは１．５倍位いつもの１７５より品位がいい。
減衰も長く、曲調にあってしるし、細かいところまで考えられている。
これは当たるかも。


選曲もエミリー・レムラーにちなんだものと、オリジナルとませてあるものの、彼女の
歌心が届く感じがいい。レムラーが主に録音してたのは、コンコード・レーベル。
彼女を見出したハーブ・エリスもそこから出している。いわば、スムースジャズの先駆け
みたいなレーベル。楽しく聴きやすい。あるいみアンビエントなところがあるジャズ録音が
多いと思う。その路線にレムラーは合っていた。それに私淑した浅利さんもそのような
アプローチを自然にしているのではないかと思う。
聴き心地のいいJAZZがあってもいい。


参考サイト


ジャズ・ギター寄り道ノート
https://jazzguitarnote.info/2023/04/18/fumika-asari-thanks-for-emily/


ギター・ニュース.com（エミリー・レムラー編）
https://guitarhakase.com/1053/


エミリー・レムラー　Retrospective, Volume One: "Standards"
https://www.youtube.com/watch?v=K46_gmpc30g&list=OLAK5uy_kZUwl94Moijb4INi_dMesw1FxRQG-bNY0&index=1


【Acoustic Guitar Book 52誌面連動動画】Udo Roesner Amps Udo Da Capo 75 feat.浅利史花
https://www.youtube.com/watch?v=yYF5-447x2g&t=94s


浅利史花　HP
https://fumikaasari.com/profile.html

スコラ 坂本龍一 音楽の学校

スコラ　坂本龍一　音楽の学校




図書館に追悼の特集で、全17巻が
飾られていた。何冊かは借りられていて
人気のあるナンバーはなかった。
CD音源付きなので、買ったら結構高価な
書籍なのだけれど、公共機関でこのような
形で読めることは救い。


何冊か借りてきたものの進まない。浅田彰氏ら
との対談は、話されたことを書き下しているものの
内容が多岐にわたっていて、テクニカルターム（専門用語）が
かなり出てくるので、理解していくのに時間がかかりそう。
音源の選曲にしても聴き手の意向で決められているので、少なくとも
自分の好みとは違ってもそれを体験する楽しみはある。


18巻以降はCD音源でなく、スポティファイなどの、サイトで
プレイリストとして聴け、キンドル版の電子書籍で読み、
配信サイトからの音源で楽しむという、ある種ディスカウントには
なるものの、今どきのカタチだ。


明日が期限なので、斜め読みしている。坂本氏は院卒なので、
音楽に対する造詣も深い、教育テレビで、番組も持っていた。
遺産は大きく読み手を待っていた。

フランツ・ヴェルザー＝メスト指揮クリーヴランド管弦楽団演奏会 マルサリスTp協奏曲（世界初演）

４・３０


09:00-11:00 20.00-22.00 WCLV


イーストマン Julius Eastman：交響曲第2番
マルサリス：トランペット協奏曲（世界初演）
ドヴォルザーク：交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」
マイケル・サックス Michael Sachs（トランペット）クリーブランド首席


フランツ・ヴェルザー＝メスト指揮クリーヴランド管弦楽団
2023年4月29日　クリーヴランド、セヴェランス・ホールから生中継


イーストマンの曲は現代作品、暗く重苦しい雰囲気が漂う曲。
マルサリスのトランペット協奏曲は初演。旋律はクラシックの現代音楽より、
JAZZには傾いていない、2楽章も緩徐楽章だけれど、印象的なフレーズも
ちょっとひねってある。３楽章は技巧的なものが要求されるのか、
なかなか難しそうなフレーズが続く。4楽章はオケ主導で入る。ミュートの
トランペットが印象的。５楽章。ジャズッポイ感じでの
アプローチ。でもジャズではない。６楽章。まとめにはいるのか。
オケも頑張っている。ペットは吠えている。終演。


「新世界」よりは、定番曲。きびきびとした運びが新鮮だった。

4月30日生まれのジャズマン パーシー・ヒース

4月30日生まれのジャズマン　パーシー・ヒース


Percy Heath、（BASS）1923 - 2005　　　生誕100周年　没後19年


と言えば、MJQか。ジミー、アルバート、パーシー、３兄弟ともジャズマン。
なかなかない家系。１９５２～１９９３まで、MJQに在籍した。
人生の大半をそこで過ごした。室内楽的なJAZZの屋台骨を築いた。彼が
いないときっと成立しなかったかも。ドラムのコニー・ケイにもいえることかも
しれないけれど、　ジョン・ルイスとミルト・ジャクソンを立てる人たちは
必要だ。いわゆる縁の下の力持ち。


ＪＡＺＺ　ＴＩＭＥ　Percy Heath
https://www.br-klassik.de/programm/radio/ausstrahlung-3133706.html

４月２９日生まれのジャズマン デューク・エリントン ジョージ・アダムス トゥーツ・ シールマンス

４月２９日生まれのジャズマン　デューク・エリントン　ジョージ・アダムス　トゥーツ・シールマンス
4/29


Duke Ellington (Composer, Piano, Arranger, Band Leader) , 1899–1974.　　生誕１２４周年　没後49年
泣く子も黙るエリントン様。　数多くの業績を残したと思う。ビッグバンドＪＡＺＺの有名どころのひとつ。
オリジナルも多いな。


Street Rag Duke Ellington and His Orchestra
Street Rag
https://www.youtube.com/watch?v=7ziX4ByeISU&list=OLAK5uy_mxttDSYW2nSoYHxvwttRJfNyoof4EQKj0


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George Adams (Flute, Tenor Saxophone) , 1940–1992.　　生誕83周年　没後31年


マウント・フジ・ジャズ・フェスで聴いた、「ソング・フロム・ジ・オールド・カントリー」が今だに白眉で
忘れられない。これ一曲で、私の中では忘れられぬ人。


George Adams & Don Pullen - Song from the Old Country
https://www.youtube.com/watch?v=FA5G4L710ls


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Toots Thielemans (Harmonica, Guitar) 1922–2016.　　生誕１０１周年　没後7年


シールマンスといえば、ハーモニカとギター。ポップスのアルバムにもよく出入りして印象的な
演奏を展開している。ポール・サイモンなんかもそうだった。
ＪＡＺＺだとエヴァンスとのアフィニティーあたりが印象的だった。


Affinity (1979),
https://www.youtube.com/watch?v=BsEAEAj7IUU&list=OLAK5uy_nzEhxla2a69tjeS_KtwZqPtVPopRgqZIE&index=１


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