アイヴォー・ボルトン指揮 （スイス）バーゼル交響楽団演奏会

アイヴォー・ボルトン指揮　（スイス）バーゼル交響楽団演奏会




ガブリエリ：サクラ・シンフォニア～8声のソナタ
金管８重奏で演奏される。１６世紀の曲。金管の吹き抜ける
ような曲調が、ある意味耳新しい。古典以前のものなので、
聴く機会も少ないが、逆にブラスをしている人には、なじみが
あるのかもしれない。


バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
独奏でシャコンヌが演奏された。これとて１曲１５分位かかるから
オーケストラの作品１曲分くらいの分量はある。
ゆったりしたテンポで弾かれ、上を目指すという演奏ではなかったけれど、
バッハにとって至上の演奏というのはなかなかない。
聴けるだけでも感謝。


ブルックナー（アイスラー＆シュタイン＆ランクル編）：交響曲第7番 ホ長調


こういう編曲版の版があることは初めて知った。ただでさえ版が多い作曲家なので、
こういう大規模な曲の室内楽曲版は、屋台骨が聴ける面白さがあり、オーケストラ
演奏を聴く楽しみとはまた違うものがある。これを聴いた後では、また、オーケストラ
演奏版に戻ることは目に見えているけれど、このような時期に、このような編曲版が
聴けるのもある意味楽しかった。


ゼバスティアン・ボーレン Sebastian Bohren（ヴァイオリン）
Ｓebastian Bohren (セバスティアン・ボーレン)。スイスの男性ヴァイオリニスト。1987年生まれ。


アイヴォー・ボルトン指揮バーゼル交響楽団


アイヴォー・ボルトン。イギリスの指揮者古楽中心に活動していたが、近年では近現代のレパートリーも
開拓している。バーゼル交響楽団（Sinfonieorchester Basel）は、スイスのバーゼル市を拠点とするオーケストラ。
2020年6月17,18日　バーゼル、バーゼル聖堂


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