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次の目標天体が決定! “ニューホライズンズ”はカイパーベルト天体“2014 MU69”へ

2015年09月18日 | 冥王星の探査
7月14日に冥王星への接近通過(フライバイ)を果たした、
NASAの探査機“ニューホライズンズ”。

次の探査目標天体は、
冥王星より、さらに約16億キロ外側を公転している、
カイパーベルト天体“2014 MU69”になるようです。
カイパーベルト天体とフライバイする“ニューホライズンズ”(イメージ図)。

“ニューホライズンズ”は当初から、冥王星系だけでなく、
他のカイパーベルト天体も探査するように計画された探査機でした。

なので追加の目標をフライバイするための燃料も残っていて、
電力系統も、あと数年は稼働するように設計されているんですねー


カイパーベルト天体“2014 MU69”

新たな目標として選ばれたカイパーベルト天体“2014 MU69”は、
2014年にハッブル宇宙望遠鏡で発見された天体。

大きさは約45キロと見積もられていて、
典型的な彗星より10倍以上大きく1000倍以上重い天体になります。

一方で冥王星と比べると0.5~1%の大きさで質量は1万分の1しかなく、
冥王星などを作る元になった天体と考えられているんですねー

冥王星探査で分かったように、
地球からの観測では決して得られない多くの情報が、
フライバイ探査で得られると期待されています。

地球から49億キロの距離を飛行中の“ニューホライズンズ”の状態は良好で、
冥王星系に関する膨大な画像やデータの送信を始めたばかり。

予算が無事に通れば、
来年には“2014 MU69”が正式なターゲットとして承認されることになります。

それに先駆けて、今年の10月後半と11月初旬には軌道修正が行われるれ、
2019年1月1日には“2014 MU69”に到着するそうです。


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