藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

鹿島神宮で鹿とだんご

2012年04月05日 | Weblog
仕事で鹿の画像が必要になり鹿の撮影できるところないかなぁと考えてたら
鹿島神宮で鹿を飼っていると聞いたことがあったので行ってみることにした。

さっそく日曜の早朝から鹿島神宮に行ってみるが
鹿島神宮の駐車場の場所が分からず周辺を右往左往してしまい
仕方なく神宮前で自分の土地を駐車場にしてる所に500円支払って駐車。
無事に駐車できたところで神宮まで歩いて行くと途中で神宮の駐車場を発見。
値段を見ると自分が倍近い料金を払ったことが分かり激しく凹む。

それでもなんとか苦労の末に目的の神宮の鹿が飼育されている場所に到着したら
厳重なフェンスで神の使いとされる鹿達はガードされており
全然写真になんかならない状況すぎて愕然としてしまった。



払わなくても良かった500円の駐車料金を払ってまで来たというのに
到着から20分もしないうちに目的が達成できないまま一日の予定が終了。

あまりにもあっけない幕切れすぎて呆然としてしまったが
せめて500円の駐車場代くらいは元を取ろうと神宮探検をしてみることに予定変更。



鹿島神宮の参道はファイナルファンタジー13のダンジョンのように広くて真っ直ぐな一本道。
両脇を大きな木が囲んでいるので日差しも適度に抑えられるし森を抜けてくる風もとても気持ちいい。
ボランティアなのか神宮の氏子の人達なのかは分からないけど
ディズニーランドのキャスト並みに掃除してる人達がいるので
ゴミどころか落ち葉の一つまで落ちてなくて管理の努力が素晴らしいですよ。
なんか、VIP待遇の森林浴をしている感じで凹んでた気持ちもケアルガされていきます。



参道の奥にあったのが「鹿島神宮 奥宮」。
静かな空間に参拝客の柏手の音だけが響きわたる独特の雰囲気がとても神聖で
古くて小さいながらも圧倒的な存在感があって素敵です。

この奥宮から先は2つの小道へと続き
一方は「要石」へ、もう一方は「御手洗池」へと通じています。
今回は下り坂で楽そうだったという理由で「御手洗池」の方へ行ってみることにしました。



けっこう急な下り坂を降りて行った先は広場になっており
そこに御手洗池とお茶屋がありました。



御手洗池は想像していたのとは全然違ってて
池というよりは貯水池という感じでガッチリと整備されてました。
ただ、とにかくご利益のある水らしくて
水の湧き出るところにはヒシャクも用意されており水を汲んで帰る人も結構いました。

そんな感じで鹿島神宮の一番奥まで歩いてきて
久しぶりの運動と朝ごはんを食べてこなかったことから
お茶屋で団子でも食べつつ少し休憩してから帰ることにしました。



なかなかのインパクトのある団子売りの風景と
売り子のおばちゃんの話しかけがうまい事もあって
けっこうな数の参拝客が次から次へと団子を買っていきます。



だんごを注文するとすぐ渡されるのではなくて
おばちゃんがそれを丁寧に一本一本炭火で焼き上げて最後の仕上げをしてくれます。


「こ、この動きは!!ト・・・トキ!!」

だんごを焼いてる最中も絶え間なくおばちゃんはいろんな楽しい話をしてくれて
焼きあがりを待ってる間も全然長くないです。さすが団子焼きのプロです。



今回注文したのは三色団子(桜餅)です。
写真だと分かりずらいけど、だんごの1こ1こが大きいのでボリュームはたっぷりです。
これで一串350円は安いですよ。
焼き立てだけあって団子はホッコリと温かくてフニャっと柔らかくてとても美味しい。
店内で食べることも、テイクアウトにすることも出来るけど
天気も良くてすごく心地よかったので
店の横に並べてある椅子に座ってまったりのんびりと食べましたよ。
隣に座ったカップルの彼女が
「この場所なら何もしなくても一日過ごせるかも」って言っていたのを聞いて
僕もその意見にはスゴク納得できましたよ。
ただ、気持ちの9割では「リア充は砕け散れ」と団子を食いながら思っていました。

そんな感じで当初の目的とは全然違う事になったけど
美味い団子も食えたし森林浴も気持ち良かったし鹿島神宮に来て良かったですよ。