銚子漁港は鰯が有名で水揚げ量は日本一らしいです。
そして、鰯はこの6月の梅雨に入る頃に旬をむかえ
この一番おいしい時期の鰯は特に『入梅イワシ』と言うそうです。
ところで、イワシといえば
水揚げするとすぐに弱って鮮度が保てない虚弱体質な魚だから
魚+弱=鰯と書くというのは有名な話。
そんな名前の漢字にまでされちゃう痛みの早い魚なので
一般的に鰯が食卓に並ぶ時には干物や缶詰の加工品であったり
フライやつみれなどの加熱調理してある事がほとんどで
「固い・生臭い・小骨ジャマ」って感じのマイナスイメージが刷り込まれている思うけど
銚子ではイワシの水揚げ日本一だけあってマイワシの刺身が食べれちゃったりします。
・・・って、イワシのイメージが良くないから
刺身で食べれるといっても何の興味も出ないかもしれないけど
自分はこの『香海』で生まれて初めて生(っていうか鉄火漬け)のイワシを食べた時
マジで「フォォォォー!」って魂が叫ぶ程の衝撃を受けたんです。
『香海』
この店は薄汚れた看板と長屋に並ぶ小さな店という外観から
さびれた漁師街の地元漁師の酒場雰囲気出まくりなので
観光客がお昼ごはん食べにココにいきなり入るのはなかなかの勇気が必要。
実際、周辺の小ぎれいなご飯屋に観光客が並ぶほど待ってても
ココは空いてるって事もよくあるし
自分も何も知らずに銚子にふらっと日帰り旅行に来たら
100%この店には食べに入らないだろうしね。
ただ、地元目線で見た場合、小ぎれいなだけのご飯屋に行く観光客を見てると
「銚子に来てそんな店に行っちゃうんだ。残念だったねー。」と思うのが本音。
この時期の銚子に来てわざわざ何処産か分からないような年中出せるイクラ丼とか
安い種類のマグロを使った名前だけのマグロ丼を高い金出して食べて帰るなんて
考えただけでも、オー、怖い怖い。(上から目線)
そして、そんな観光客を尻目に香海に行き自分が頼むメニューはこれ↓
『いわし鉄火丼』700円
すごく分かりやすいメニュー。これ以上もこれ以下も無いくらいシンプル。
どんぶりに盛られたご飯の上にちぎった海苔がパラパラと散らされ
そこにどんぶりを覆い隠すようにイワシの鉄火漬けの刺身がズラッと盛り並べられているだけ。
まさにイワシの味のみで勝負をする「本気」と書いて「マジ」と読むガチンコ勝負な一品。
下魚とされるイワシでこんなメニューを出せるのはこの店がイワシに自信があるからだろうね。
そして、自分は幾度となくこの勝負に挑んできたが、「参りました」と全敗してきている。
この旬の時期の「イワシ鉄火丼」を食べたら
自分の中に確立してたイワシのイメージを全否定される事間違いナシです。
そもそも新鮮なイワシの刺身ってものが想像つかないだろうけど
その刺身が優しくて甘い旨味にあふれているなんて
灰色のツミレや小骨丸ごとの煮物しか食べた事の無い人には理解不能だろうね。
イワシのイメージにあった血生臭い重たい感じはもちろん皆無なんだけど
ぶっちゃけ、マグロやカンパチよりも食べやすいのに奥深い味なんだよ。
いやー、やっぱり、いくら書いてもこの衝撃はわからんだろうなぁ。
とにかく、もし俺が東西新聞社のダメ社員だったら社主や父親とケンカしてでも
この時期の香海のイワシ鉄火丼は究極のメニューに加えるだろうし
他の食べ物屋から出てきた観光客の肩をガッと掴んで
「梅雨の時期になったらまた銚子に来てください。
そんな東京駅のエキナカでも食えるような魚料理よりずっと美味い
魚料理をご覧にいれますよ。」
と、言い放つ暴挙に出るに違いない。それくらい美味いんだよ。
ランチメニュー(イワシの天ぷら・ヒラメの刺身)&イワシのポンタ(単品メニュー)
ちなみに、香海にはランチメニューもあります。
10品くらいのメニューから2品を選ぶ方式の定食で上の写真がそれ。
単品で追加したイワシのポンタは「ポンタ」という謎のキーワードだけで頼んでみた。
まぁ、これはこれで普通に美味しいですよ。
ただ、刺身や天ぷらなら他の店でも食べれるから
わざわざこの店に来ていわし鉄火やイワシ定食を頼まないのは
もったいない気がするなぁ~、と。
それと、正直な個人的感想だけど、ここよりも観光客相手の店の定食の方が
同じような値段でも彩りよく派手で見た目が良かったり
質はともかくとして量が多かったりもする。
また、この店のようにイワシ料理の店とかの縛りも無いから
メニューの振り幅もあって選ぶ楽しみもあるし何かしら見つかるから
観光にきて無難に楽しんで帰る事を考えると
どの時期に行っても同じ内容の刺身定食や海鮮丼を出してくれる他の店の方がおススメ。
ただ、その人達は本当に美味いものを知らずに帰る事になるんだろうけど
知らなければ知らないでそれは幸せな事なのかもしれないね。
メニュー表にもイワシのカテゴリーがあるくらい鰯にこだわっている店です。
正直、今回のネタはもっと早い時期に書く予定だったけど
こんなネットの隅の吹き溜まりのブログでもそれなりにPVがあって
もし、次に自分が店に行った時にこの記事のせいで客が増えてたらイヤだなぁと思ってしまい
2週間程度の間に5~6回ほどイワシ鉄火の味を堪能しまくってようやく満足したからUP。
よく雑誌とかで「人には教えたく無い味だけど~」って書いてあるのを見て
「ウソくせぇよハゲ」とか思っていたけど
まんざらウソじゃない場合もあるって事がわかった。
この時期の銚子に来て一番美味い銚子ならではの魚料理は
香海のイワシ鉄火丼だと思う。(断言)
そして、鰯はこの6月の梅雨に入る頃に旬をむかえ
この一番おいしい時期の鰯は特に『入梅イワシ』と言うそうです。
ところで、イワシといえば
水揚げするとすぐに弱って鮮度が保てない虚弱体質な魚だから
魚+弱=鰯と書くというのは有名な話。
そんな名前の漢字にまでされちゃう痛みの早い魚なので
一般的に鰯が食卓に並ぶ時には干物や缶詰の加工品であったり
フライやつみれなどの加熱調理してある事がほとんどで
「固い・生臭い・小骨ジャマ」って感じのマイナスイメージが刷り込まれている思うけど
銚子ではイワシの水揚げ日本一だけあってマイワシの刺身が食べれちゃったりします。
・・・って、イワシのイメージが良くないから
刺身で食べれるといっても何の興味も出ないかもしれないけど
自分はこの『香海』で生まれて初めて生(っていうか鉄火漬け)のイワシを食べた時
マジで「フォォォォー!」って魂が叫ぶ程の衝撃を受けたんです。
『香海』
この店は薄汚れた看板と長屋に並ぶ小さな店という外観から
さびれた漁師街の地元漁師の酒場雰囲気出まくりなので
観光客がお昼ごはん食べにココにいきなり入るのはなかなかの勇気が必要。
実際、周辺の小ぎれいなご飯屋に観光客が並ぶほど待ってても
ココは空いてるって事もよくあるし
自分も何も知らずに銚子にふらっと日帰り旅行に来たら
100%この店には食べに入らないだろうしね。
ただ、地元目線で見た場合、小ぎれいなだけのご飯屋に行く観光客を見てると
「銚子に来てそんな店に行っちゃうんだ。残念だったねー。」と思うのが本音。
この時期の銚子に来てわざわざ何処産か分からないような年中出せるイクラ丼とか
安い種類のマグロを使った名前だけのマグロ丼を高い金出して食べて帰るなんて
考えただけでも、オー、怖い怖い。(上から目線)
そして、そんな観光客を尻目に香海に行き自分が頼むメニューはこれ↓
『いわし鉄火丼』700円
すごく分かりやすいメニュー。これ以上もこれ以下も無いくらいシンプル。
どんぶりに盛られたご飯の上にちぎった海苔がパラパラと散らされ
そこにどんぶりを覆い隠すようにイワシの鉄火漬けの刺身がズラッと盛り並べられているだけ。
まさにイワシの味のみで勝負をする「本気」と書いて「マジ」と読むガチンコ勝負な一品。
下魚とされるイワシでこんなメニューを出せるのはこの店がイワシに自信があるからだろうね。
そして、自分は幾度となくこの勝負に挑んできたが、「参りました」と全敗してきている。
この旬の時期の「イワシ鉄火丼」を食べたら
自分の中に確立してたイワシのイメージを全否定される事間違いナシです。
そもそも新鮮なイワシの刺身ってものが想像つかないだろうけど
その刺身が優しくて甘い旨味にあふれているなんて
灰色のツミレや小骨丸ごとの煮物しか食べた事の無い人には理解不能だろうね。
イワシのイメージにあった血生臭い重たい感じはもちろん皆無なんだけど
ぶっちゃけ、マグロやカンパチよりも食べやすいのに奥深い味なんだよ。
いやー、やっぱり、いくら書いてもこの衝撃はわからんだろうなぁ。
とにかく、もし俺が東西新聞社のダメ社員だったら社主や父親とケンカしてでも
この時期の香海のイワシ鉄火丼は究極のメニューに加えるだろうし
他の食べ物屋から出てきた観光客の肩をガッと掴んで
「梅雨の時期になったらまた銚子に来てください。
そんな東京駅のエキナカでも食えるような魚料理よりずっと美味い
魚料理をご覧にいれますよ。」
と、言い放つ暴挙に出るに違いない。それくらい美味いんだよ。
ランチメニュー(イワシの天ぷら・ヒラメの刺身)&イワシのポンタ(単品メニュー)
ちなみに、香海にはランチメニューもあります。
10品くらいのメニューから2品を選ぶ方式の定食で上の写真がそれ。
単品で追加したイワシのポンタは「ポンタ」という謎のキーワードだけで頼んでみた。
まぁ、これはこれで普通に美味しいですよ。
ただ、刺身や天ぷらなら他の店でも食べれるから
わざわざこの店に来ていわし鉄火やイワシ定食を頼まないのは
もったいない気がするなぁ~、と。
それと、正直な個人的感想だけど、ここよりも観光客相手の店の定食の方が
同じような値段でも彩りよく派手で見た目が良かったり
質はともかくとして量が多かったりもする。
また、この店のようにイワシ料理の店とかの縛りも無いから
メニューの振り幅もあって選ぶ楽しみもあるし何かしら見つかるから
観光にきて無難に楽しんで帰る事を考えると
どの時期に行っても同じ内容の刺身定食や海鮮丼を出してくれる他の店の方がおススメ。
ただ、その人達は本当に美味いものを知らずに帰る事になるんだろうけど
知らなければ知らないでそれは幸せな事なのかもしれないね。
メニュー表にもイワシのカテゴリーがあるくらい鰯にこだわっている店です。
正直、今回のネタはもっと早い時期に書く予定だったけど
こんなネットの隅の吹き溜まりのブログでもそれなりにPVがあって
もし、次に自分が店に行った時にこの記事のせいで客が増えてたらイヤだなぁと思ってしまい
2週間程度の間に5~6回ほどイワシ鉄火の味を堪能しまくってようやく満足したからUP。
よく雑誌とかで「人には教えたく無い味だけど~」って書いてあるのを見て
「ウソくせぇよハゲ」とか思っていたけど
まんざらウソじゃない場合もあるって事がわかった。
この時期の銚子に来て一番美味い銚子ならではの魚料理は
香海のイワシ鉄火丼だと思う。(断言)