あのひととここだけのおしゃべり

寒くなってまいりました…。午前中はそよそよ程度の風が、昼過ぎにはゴーくらいにまで強くなり、玄関先は落ち葉の吹き溜り状態。風の吹く最中は掃いても掃いてもきりがないので、明朝まで見なかったことにいたしましょう(^^;;
息子が遠方の学校へ行くまでは、この時期、ブロックで囲いを作った中に落ち葉を集めて焼き芋をしたものです。およそ半月もすると結構な量が溜り、十分に芋を焼く燃料となります。庭先の陽当たりの良いところに山積みされた落ち葉は暖かく快適なようで、日中は当時飼っていた犬の定位置になっていましたっけ。犬はとうに寿命が尽き、息子は関西へ…。落ち葉は、紫陽花の根元に集めて腐葉土に。火の用心をしなくて済む分、安心できます。
よしながふみ対談集「あのひととここだけのおしゃべり」（太田出版）。これはお風呂読書用になってしまった本ですが、昨今のコミックをめぐる状況がよくわかります。コミケ・やおい・BL等、言葉は耳にしてもリアルタイムで作品に立ち合っていないためいまひとつピンとこないかつてのマンガ少女のなれの果てにとっては、格好の入門書＆啓蒙書となりました。岡野玲子と吉田秋生は20数年来のマイブームですが、近年はこの二人によしながふみが加わり、鉄壁の守りだなぁと（意味不明！！）と秘かに思っています。よしながふみ…作品からも理論家ぶりが伺えますが、この対談集は実に理路整然とした内容。時に作者の手の内も垣間見えたりして、そちらの面白さもありますね。
ところで、ユニクロのヒートテックインナー…あれの肌色を見ると『ババシャツ』を連想してしまうのは私だけでしょうか？