フェミのつもりはないけれど…

2008-11-11 20:42:48 | Weblog
日本人女性では二人目となる宇宙飛行士が再来年のスペースシャトルに搭乗予定とのニュースが、朝から報じられています。以前に向井万起男「君について行こう 正・続」を読みましたから、宇宙飛行士に選ばれて宇宙でミッションを果たすことの大変さ(および、その家族の大変さ…それでも、過労死に至るまでの勤務を余儀なくされる勤め人とその家族に比べればはるかに人間的かもしれませんが)も少しくらいはわかるつもりですが、打ち上げが成功し無事に帰還することを祈るばかりです。
それはともかくとして、夕方の各局のニュース(もちろんNHKのニュース7も)で必ず見かけた画面が、「留守の間、家事はどなたがなさいますか?」というもの。既婚者&子持ち&フルタイムの共稼ぎであっても、男性宇宙飛行士であれば決して聞かれないにちがいないこの質問…え~かげんにせいよ(-"-)…と思い切り白けてしまいました。彼女が今までどのような研究に取り組み、宇宙でどのような活動や実験・研究を予定しているかではなくて、こんな低レベルの質問が当たり前のように放映されるのですから。質問者(およびこの画面の放映を決めたテレビ関係者)にすれば単なる『働く女性へのお約束の質問』だったのでしょうし(これぞまさしく【パブロフの犬】!!)、視聴者に彼女への親近感を演出したかったのかもしれませんが、「家事は女性の役割」意識が根底にあることに無自覚な様がたまらない…。よもや、ベビーシッターや家政婦を雇っています、なんて回答を期待したわけじゃないでしょう。未就学の子供を抱えて夫婦がフルタイムで働くためには、
夫婦の柔軟な対応および周囲のサポートが不可欠なのは当然のことです。双方の両親や友人、あるいはご近所の人々etc…。そんなことも想像できないで、よくまぁ報道に携わっていられるものだと、呆れてしまいました。それとも、そこまで鈍くなければ報道の仕事はできないということですか。
たまにニュースを見ると、こんなところばかりが気になって…精神衛生上、良いこととは申せませんね。

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