小旅行!?

2014-06-03 19:11:57 | Weblog
今月最初のオフ…と言うより、一週間ぶりのオフのほうが実感としては正しいでしょうか(苦笑)。

意識的にドーパミンを分泌したつもりはなかったものの、勤務が続くうちは軽い躁が入ったかのような状態。
今朝も二度寝の目覚めは7時半で、気分は上々。
この機を逃しては、と思い、一路葉山へ。

行きは京成金町~京成高砂~金沢八景~新逗子。
京成高砂~金沢八景は乗換なしの直通電車(京成・都営浅草線・京急)をPASMO利用で、1000円からいくらか釣銭があったようです。
帰りは、JR逗子~新小岩をエアポート成田に乗車。
乗車券1080円にグリーン券980円を追加のプチ贅沢です(笑)。
図録・関連図書以外は手を出さず、飲食関係の出費がゼロだったことと、それ以上に疲労感が半端なく、車内では背凭れを倒し両足を投げ出し眠って過ごしたかったものですから(苦笑)。

電車はスムーズでしたが、バスの待ち時間等々で、最寄り駅からの往復が約7時間弱。
やはり一日がかりになってしまいますねぇ。


今回の目的は、神奈川県立近代美術館葉山館の“立ちのぼる生命 宮崎進展”。

展覧会の内容は一旦棚上げし(別に記事を作成すべく努力します)、以下は葉山館というハコについての感想。

バスを降りると鶯の啼く声が聞こえ、大空高く飛ぶ鳶の姿が目に入ります。
美術館の前庭には、「手に持っている飲食物はトンビに狙われるので要注意」の掲示板(苦笑)。

建物の裏手は海…風光明媚と申せましょう。
シーズン前ゆえか平日ゆえか、観光客などによるざわつきはなく、いたって平穏。

美術館の真ん前がバス停ですから迷いようもないのですが、良くも悪くも案内が簡素。
先ず入口はどこかしら、と一瞬考えますし、建物入口(自動ドア)も硝子扉の右側左側どちらが開くのか瞬間迷いました。

出品リストはご自由に持ち帰りではなく、展覧会場入口のスタッフに尋ねて頂戴しました(本当に必要な観覧者のみが受け取れますので、このシステムは悪くない)。

一巡の後、カタログは入口インフォメーション&チケットカウンターで購入。
でも、関連図書(宮崎進の著書や画集は既に出版されています)や絵葉書(絵葉書向きの画家とは言い難いのですが…苦笑)については、販売はもちろん案内表記もありません。
商売っ気のない施設だなぁと思いながら、ふと館内案内図を見ると、別館にレストランとミュージアムショップが入っています。
念のためショップに足を運ぶと、絵葉書も著書も画集も…ついでに過去展のカタログも販売していました。

訳のわからないグッズ類を並べる近頃のミュージアムショップは興醒めですが、でも、入口カウンターに「絵葉書・関連書籍をショップで販売中」と掲示してもバチはあたらないと思うのですが…苦笑。

神奈川県立近代美術館は、以前に鎌倉館でも感じたのですが、そこかしこにゴテゴテ看板をたてる必要はないまでも、あと少しだけ案内を丁寧にしてほしいかなぁ、とよそ者は思います。
お上りさんよろしく初めて訪れる場合、欲しいグッズや情報があるにも関わらず入手できずに帰るケースがありそうですから。

大体、逗子駅からバスで20分近くかかる場所にある美術館って、例えばの話、都立美術館を高尾山あたりに造るようなものではないかしら(都立美術館は上野・清澄白河・恵比寿ですから、三多摩地区の方々から見れば偏った立地になるでしょうが、これはまた別の話)。

来たい人・来られる人だけが来れば良い…みたいな姿勢がそこかしこに感じられ、物理的距離以上に心理的な距離を遠く感じる…。

多分、よそ者の僻目でしかないと思いますが…苦笑。

展示室は良かったですよ。
今回は大きな作品が殆どですから、天井が高く広々とした空間での鑑賞は極めて快適でした。
途中の硝子越しに屋外の緑を愉しめる休憩室も、緊張感を適度に和らげてくれましたし。

リピは…企画によりそうです。
それにしても、柳瀬正夢と須田国太郎は行きたかったなぁ(ノ_・。)