過ごしやすい一日

2010-07-13 22:10:01 | Weblog
雨は鬱陶しいものの、気温が急降下したのは有り難い…大袈裟でなく、生き返った気分です。その分、気温が上昇した時には、更に辛く感じるでしょうが…。
しかし、九州をはじめとする地域でのとんでもない降水量を思うと、涼しさを喜んでばかりはいられません。何ができるわけではありませんが、被害ができる限り少なく済むことを祈るばかりです。


本日の収穫
*闇屋になりそこねた哲学者(木田元/ちくま文庫)
*闇市から来た反-哲学者-木田元論(ライブヒストリー研究所編著/晃洋書房)
*高山建築学校伝説 セルフビルドの哲学と建築のユートピア(趙海光+高山建築学校編集室/鹿島出版会)
*フランス料理二大巨匠物語 小野正吉と村上信夫(宇田川悟/河出書房新社)
*ゲゲゲの娘 レレレの娘 ラララの娘(水木悦子・赤塚りえ子・手塚るみ子/文藝春秋)
*昭和が遠くなって 本音を申せば③(小林信彦/文春文庫)
*嵐山吉兆 夏の食卓(徳岡邦夫 他/文春文庫)
*ベル デアボリカ(坂田靖子/朝日新聞出版)

朝日新聞出版と坂田靖子の組み合わせは、今一解せないのでいます。高城可奈の『嵐のディスティニ』も出版しているし、ここって一体…苦笑。

小野正吉や村上信夫は召集体験を持ち、木田元は海軍兵学校へ入学し、敗戦後は一時闇屋に片足をつっこんでいて…。
「戦争も悪くない」なんて台詞は口が裂けても言いませんが、時代が人を作るってことはあるのだなぁと、当たり前のことを改めて考えています。

多田富雄『残夢整理』読了。カバーの装画があまりにも象徴的すぎて、言葉を失ってしまいそうです。