目線より下に

　「いらっしゃいませ！デニーズへようこそ」とか「ようこそデニーズへ」の挨拶があったが、今でもあるのだろうか。久しく利用していないし、近場にも無くなった。

　この度は、当店をお選び頂いたことに対する感謝の気持ちや、お客様へのサービスが円滑に行われるようにご来店されたことを店内の従業員に伝える手段にもなっているらしい。

　最近のファミレスでは、ウェイトレスが注文を受ける時、客の目線より下に、床に躓かんばかりにしている店が多く目に付く。客を見下ろしては失礼であるということからか・・・客としてはそこまでして貰いたいとも思わないが。

　いずれにしても、誠心誠意そんな気持ちで接してくれているのだろうか、何だか、義務、義理で、取って付けたような、ギコチナイ感じを受けることもある。

　天皇陛下、皇后陛下の避難地のお見舞いも、体育館などでは跪いてお話をされている放映は、こんな世の中になったのだと感慨一塩である。

　我が小学生の昭和２４、５年頃か、「人間天皇」を宣告された昭和天皇、皇后陛下がお召列車で地方巡幸されるのを学校から２キロぐらいの国鉄沿線まで、先生の引率で授業を省略して行き、列車の通過を見たことが何回かあったものだった。

　菊の御紋の付いたお召し列車に、両陛下は立たれ手を振っておられたこともあったが、空振りの時もあった。

　国旗も国歌もワタシャ知らんセ！の教師もいる昨今、オリンピックなどでの掲げられた時だけの国民では日の丸・国歌は泣いている。

　先日も「ユッケ」とやらの食中毒で社長の土下座もあった。何かと謝罪が続く世の中にもう終止符があってもいい・・・・目線は高く、ようこそ、復興の日本へといきたいものである・・・・