笹の葉サラサラ 軒端に揺れる お星さまキラキラ 金銀砂子
五色の短冊 私が書いた お星さまキラキラ 空から見てる
「童謡・七夕さま」である。
小3か4年頃だったと思うが、各家庭では子供が竹笹を切って来て短冊を吊るした。キラキラ光る金銀のものではなく、精々、赤、黄の色紙だった。
ナスやキ . . . 本文を読む
「ネーミング」などとたま使うことがある。和製英語かどうか知らないが、名前とか呼称の付けかたも尾も白いものである。これを「赤犬のシッポ」という。
地方公共団体が、〇〇県民講座、△▽市民college、□□公民館大学などと銘打ってあちこちに出来ている。
高齢者にとって有難い遊びと学びの場である。適当に参加しているが、抽選あり、定員割れあり、有料、無料もある。
規模内容からみて正反対?のネー . . . 本文を読む
「お稲荷さん」なんのこっちゃ~稲荷寿司のことである。子供のころ、田舎ではこう言っていた。けつね(狐)ずしとも・・・おそらく今でもこう呼んでいるのだろう。
稲荷神のお使いといわれる狐が好物のようでお供えをする。油揚げだけかもしれないが・・・
油揚げを甘く煮て、中に人参、蒟蒻などを入れるが、具材は何でもありで、五目、ゴマなどがあるようである。
狐の耳に見立ててか、三角形に仕上げているのもある . . . 本文を読む
昭和35年(1960)ころ爆発的な人気の「ダッコちゃん」人形があった。
冒頭の写真はその20年後のものらしい。隠れた人気があるようだが、見かけたことはない・・
当時、本物は売り切れで、なかなか買えず、偽物が出ていた。若い娘までもが、これを腕に捉まらせて街を歩いている光景が思い出されてくる。
「夕日が丘1丁目」である。
歳をとってくると「オンブニダッコ!」「負んぶに抱っこ」現象が起こる。 . . . 本文を読む
「貸間有ります」昭和の30年ころまでよく見かけたものである。
小学校の頃は、貸本屋がリヤカーなどで巡回してきて叔父などは借りて読んでいたようである。一週間位して来た時にまた借りる。紙芝居屋がそうであったように・・・
家に「貸間あります」と題した唯一の小説があったので何回も読んだ記憶がある。戦後間もなくの都会での7,8世帯の長屋式アパートでの人間模様を綴ったものである。
そんなに面白いもの . . . 本文を読む
子供の頃、影踏みなどして遊んだ記憶がある。キツネや鳥などを手で作って障子などに映した「影絵」遊びも・・・
私が歩くお月さんも歩く・・・小学校の教科書に?あったかな~。百メートル位離れた本家に「風呂を貰いに行く」道すがらそんなことを思ったこともあった。
26歳で自殺した明治の童謡詩人金子みすゞの作からか?定かではない・・
月でウサギさんが餅つきをしていた時代のことである。今は人間様が往復 . . . 本文を読む
「女が三分下がって、男が三分上がるもの何~あんだ?」これは昔から言われていた「眼鏡」を掛けるとこう言われたものだった。
時は移ろい、昨今では、キャリアウーマンなどはカッコいいメガネで颯爽と仕事をしている。
コンタクトが全盛であるが、良く見ると着けているのがわかる。入歯と同じですぐに違和感が消えるのだろう。老眼用もあるのだろうか・・・
若い頃は、伊達メガネやサングラスなどを買ったことも . . . 本文を読む
滅多にないが「感慨も一入(ひとしお)である・・・」ということがある。
絶景や、人情の機微や過去のことなどで何かと心打つものに遭遇し、暫し我を忘れることが時たまあり感じ入ることがある。そのとき、こう思ったり、書いたりすることがある。
「一塩」は、魚采などに軽く塩を振ることで味がグッと変わり、引き立つのである。一味も二味も違ってくるのが不思議である。
丁度いい塩加減で・・・・これが難しい。人 . . . 本文を読む
「三角乗り」?何のこっちゃ!「深川の角乗り」のことではない。
小学3、4年生の頃には、幼児用の三輪車や子供用の自転車など無かった。
昭和25、6年頃、一家に一台有るか無いかの大人用の自転車に乗り始めるのである。
これがフレームというかシャーシというのが三角形をしていて、この中に右足を入れペタルを漕ぐのである。ハンドルはしゃがんだ状態で手を上にあげしっかり握っていた。最初はギッコギッコで回 . . . 本文を読む
「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」などと昔から言われている。
人は境遇によって甚だしい差がある。また人と人との繋がりがあることも示している言葉で時は移ろっても使われている。
車に乗る人運転する人、ではなく、車を動かすエンジン、ガソリン、これを消費する人地球を滅ぼす人・・・・後のことは知らないよ~
軒下三寸借り受けまして・・やくざ・博徒の世界ですかイナ~、「草鞋を穿く」とは、土地を . . . 本文を読む
この寒い時期に「アイスキャンデー」とは・・・最近ではこの言葉はあまり使われていない。単に「アイス」と呼んでいることが多い、「アイスクリーム」のことをいうことが多い。
小学5、6年生の頃、夏はよく川へ泳ぎに行ったものだった。昼飯を食った午後、同級生たちと連れ立って2キロくらい離れた所まで行っていた。今思えば帰りには結構暑くなってしまうのだが・・・・
泳いでいるとき、土手あたりにキャンデー売り . . . 本文を読む
今は猫も杓子もペット、ペットである。何故か「犬も杓子も」とは言わない。
ペット犬の第1位は、キャバリア、2位トイプードルプードル、以下チワワ、コーギー、柴犬、マルチーズなどである。
戦後の昭和30年代までは、雑種の野良犬を飼っている家もあったが、金を出して買うなどはよっぽど余裕のある家であった。
愛玩用(当時はペットと言ってなかった)として最初飼われ出したのがこの「スピッツ」である。 . . . 本文を読む
御八つ 「八つ時」に食べる午後三時の間食のことを言う。植木職人なども仕事先で10時と3時にお茶とお菓子が出て小休止、世間話に花が咲く、昔ながらの長閑な光景が今でもある。
高貴な御人、貴族、公家などでは豪華なものであったろう。三方に山盛りの菓子が映画・TVでお目にかかる。
オヤツなんて食べたこともない。学校から帰ってきたら「オヤツは・・・」なんて言ったこともない。
学校から帰ると家人が . . . 本文を読む
東京に出てくるまでの我が家にはこんな柱時計があった。昭和33年のことであった。壱日一回ネジを巻かなければ止まってしまう。私もよく巻いたものだった。その後も暫くあったようである。
文字盤のところに穴が二つあり、そこにネジ巻きを差し込んで内側に一杯になるまで巻く。
手巻きのものはもうアンテーク(antique)だ。旅館などの玄関に2メートルくらいの大きなのがあるが、おそらく、クオーツ(quar . . . 本文を読む
近くの「豆腐屋」で買うことがある。手造りなのでスーパーより値段はやや高めであるが材料の大豆や苦汁が違うようだ。夏などは期間限定のゴマ豆腐もある。
子供の頃の話になる。隣りの家のことを「豆腐屋」と言っていた。何気なく言っていたので深く考えなかったがある時に解ったのである。
年に一、二回、お祭りなどの前日に近所から注文を取って豆腐を造っていたのだ。昔は専門店であったのだろうか・・
「鍛冶 . . . 本文を読む