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宮代町の古刹・宝光寺で本堂の上棟式が行われる

2011年04月23日 18時36分40秒 | 宮代ニュース

宮代町西粂原の宝光寺(釈尾 俊光=トキオ トシミツ・住職)の本堂改築に伴う上棟式が23日、同寺で厳かに行われた。本年末頃の落慶予定。

宝光寺は宮代町の前身・旧須賀村時代には役場が置かれたこともある。しかし、本堂の老朽化が進んだことから、改築を意図、昨年10月に遷座式を行って本堂を解体。新本堂の建設を進めているもの。

新本堂は建築面積334.18平方メートル。延べ面積266.08平方メートル。高さ12.2038メートルの木造1階建て。

昨年11月に地鎮祭を行い建設が行われているが、23日、上棟式を行った。

本堂の上棟式という珍しい式典に、近在の人も多く訪れ、見守った。

午前11時、上棟式が始まる

導師が入場して式典の開始。

まずは、仏式の式典。

宝光寺は、曹洞宗のお寺で、慈眼山と称し、

一説には天文元年(1532)に創立されたとされる古刹で、本尊には地蔵菩薩を祀る。

歴代の住持の中の円宅住職に関係する筆子塔があり寺子屋を開いて教育に力を注いでいたものと見られる。

また、須賀小学校の前身となる、西條学校の校舎となったところでもある。現在は宝光寺幼稚園を併設して幼児教育につとめている。

宝光寺は、「ぶっさり地蔵」の寺としても有名。

「昔、近郷近在の若者が杉戸宿の遊郭に遊びに行ったころの話である。夜道を歩いての帰途、宝光寺の近くになると、若い娘が肩におぶさる。背負いながら、我が家も近づいたので振り向くと、地蔵尊がおぶさっている。あわてて問いただすと、宝光寺の地蔵だと答えたという」(埼玉県伝説集成より)

上棟式は、引き続いて、大工・棟梁らによる神式の上棟の儀が執り行われた。

招立の儀(めしたてのぎ)

丈量の儀(じょうりょうのぎ)

博士杭打の儀(はかせくいうちのぎ)

柱固の儀(はしらかためのぎ)

曳綱の儀(ひきつなのぎ)

槌打の儀(つちうちのぎ)

散銭・散餅の儀(さんせん・さんぺいのぎ)と続き

最後に、参列者に紅白の餅と銭が配られ、上棟式は滞りなく終了した。


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