宮代NOW(出来事編)

埼玉県宮代町及び周辺のもろもろ情報

着きスギ 多スギ 注意しスギることはない 宮代町の杉花粉

2010年12月27日 19時38分13秒 | 宮代ニュース
「今シーズン(来春)は厳重な注意が必要」「花粉症対応をしスギということは無いほど飛散は多そう」というのが印象。宮代町の杉の木の雄花の状況を27日、チェックしてみたが、過去に例を見ない雄花の多さという感じで、年明け以降の花粉症が非常に心配される感じ。



例年だと木によってはこの程度の雄花が着いているものも見られたが、今年は、ほとんどの木がいっぱいの雄花を着けており、密度がかなり濃い感じを受けた。



また、雄花のふくらみも大きく、一つひとつにかなりの花粉量がありそう。



これは、宮代町の7箇所20本余の杉の木を見ての感想だが



埼玉県では11月24~29日の間に行ったスギ雄花着生調査の結果から「来春のスギ花粉は、ここ10年間で最大!! 」と発表し、



「今年度の推定スギ雄花着生量は、ここ10年間で最大量であり、過去9年の調査平均値の2.25倍で、昨年度の2.5倍となりました。 このため、来春の花粉飛散量は花粉症のひどかった平成17年春を超え、「例年より非常に多い」と推定されます」としている。



杉の花粉量は一般的に「前年夏の日照時間や気温などに影響され、日照時間が長いと光合成が活発となり、花粉を生む雄花が増加する」と言われており、今年の夏の高温や日照時間の長さなどからも「来春はスギ花粉が大量飛散した平成17年と同等か、それ以上に飛散する可能性がある」とされている。



ただ、花粉の飛散は飛散時期の天候や風向きなどに大きく影響されるため、今後の天候次第という面もあるが、準備をしすぎるということはないように思われる。



ところで、杉というと花粉症、したがって雄花だけが注目され、マスコミなどでも紹介されるのは雄花ばかり。でも、実を結ぶには雌花があってこそ。杉にカメラを向けていると「雄花だけでなくこちらにも目を向けて」と雌花から実になっているものが主張しているようだったので、紹介します。