水戸卓夫
暫く雨の降らない穏やかな天気が続いた。毎日記帳している農作業動態調査の稼働時間も長くなり剪定も捗って来た。後残り僅かと自分に元気付けして夕方遅くまで剪定を急ぐ。剪定後の枝の片付け太い枝、長い徒長枝等様々で集め難い。担当の家内、剪定の終った後から追いかけて枝を拾って燃やしている。
腰を屈めての作業で農作業の中でも重労働の１つで大変。1ヶ所に集め広い空き場所で焼却をしている。勢い良く燃え盛り炎高く上っている。急に強風が吹くと炎がなびいて側の樹木に延焼したり、高温で発芽前の芽が焼けたりする。燃やしている所につききりで燃やしている事も出来ないので広い場所探しに一苦労する。
毎年燃やした周辺の枝の芽吹きが遅かったり、発芽しなかったりで被害が発生している。ヤッケの作業着を羽織って、寒い日でも体が暖まり汗を流している。剪定作業もどうやら目処がついたが家内の枝集めはまだまだで何時終るか分らない。それでも昨年の根雪前から剪定を始め、終った所の枝は集めて焼却したので今年の春先は楽。
園地の地面に敷きしめた落葉は積雪の重さで地面の隙間なくはりついている。気温が上がり乾いて来たので所処から落ち葉が盛り上がって来た。良く見ると宿根制の多年生雑草、ギシギシが落葉を持ち上げて動く発芽して来た。陽当りの良い場所の越冬した様々な雑草も青くなってきて生育が始まった。遠方の山並みの頂には真っ白な残雪で美しい景色。上空一面の青空、特に月山の残雪は絵はがきの景色のようだ。