水戸卓夫
午前中は雨降りで時折強い風で茶の間の炬燵で治まるを待っている。時々テレビの天気予報を見ながらこれから益々荒れ模様になって来る。思ったより気温は上がらず寒い空で時折小止みになるが剪定に出かける気分にはなれない。無理して園地に行っても風が強いので体感温度は低く風邪でも引いたら元も子もなくなる。
上空一面ｸﾞﾚｰの雲に覆われていて所処の黒い雲の流れは早く天気は急変する。少し明るくなったり急に横殴りの雨になったりで落ち着かない天気。茶の間の炬燵から雪見障子越しに窪地に落ちる雨紋の大きさで雨量を判断する。正午近くになってやっと上空の雲も黒い雲は減って所処に青空が覗いて来る。
昼食後も小雨が降ったり止んだりで風は段々強まって来る。天気予報では３時頃から曇り空で降水確率は少ない。雨が降ったら戻って来て元々で時折強風の中園地に行く。午前中雨降りだった精か積雪量は減っている。南斜面の里山の雑木の立木は唸りを立てて大揺れでなびいる。ｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞ抜かりながら剪定するさくらんぼ園地に歩いて行く。
幼木の廻りは融雪して空間が出来ていた。近づいて側まで行き中まで覗くと黒い土に混ざって野鼠の糞らしき物が混ざっている。根元の空間周辺の雪を防寒靴で踏んづけるとﾄﾞｻｯを中まで抜かってしまう。地面と積雪の間には空間が出来て野鼠の通路になっている。
丁寧に周辺の雪を払い除いて根元を見ると野鼠被害で表皮の色が変っている。早くも野鼠に表皮が食べれていたのでガッカリして家に戻りスコップで根元周辺の雪を堀り起こす。積雪４０ｃｍ程でいや～大変な仕事雨混じりの強風の中難儀する。
