寒空

2018-03-17 05:08:35 | 日記

 

 昨日は20度越す暖かい陽気だったが今日は北風が吹く7度の気温。薄着で剪定をしていたが又厚い防寒着に着替えして剪定をする。園地の残雪も少ないなり僅かに所処に汚れた雪の塊がある程度になって来た。地面は乾いてきて靴底には泥が付かないので剪定作業は捗る。気温が高く穏やかな気候だけ続くと作物の生育が急に進み晩霜被害が心配になって来る。

暖かったり寒かったりと段々季節が移って行くのを願いながら剪定を急ぐ。彼岸が近づきこの頃日暮れが遅くなり天気の良い日は園地で6時頃まで剪定が出来る。時計代わりのポケットラジオで相撲実況放送を聞きながら寒空の中剪定。天候頼りで休み無しの農作業だが余り気にはならない。怠けて休んでいると作物の生育は追いつけなくなり適期作業が出来なくなってしまう。

広い面積の果樹園、収穫時期の違う様々な樹種は多くあるが大抵の開花期は同じ。それに合せて訪花昆虫が花粉や蜜を求めて飛び交う。様々の昆虫の孵化し始め餌としている野鳥類は営巣始める。近年急激に屋敷周辺に集団で集まって囀るスズメがめっきり少なくなって来た。

バブル時期の造園ブームは終わり手入れの出来ない邪魔な庭木は伐採して駐車場に変った。トタン屋根で新建材の隙間のない住宅、周辺には古木がないので野鳥は営巣する場所探しの奔走している。薄黒く汚れた2~3羽のスズメが庭木にとまって寂しい声で鳴いていた。この時期になると毎年ヒワドリが庭の五葉松に巣作りするのだが今年もそろそろの季節。

時代の移りと共にに自然環境の変化も激しい。畑にいる青蛙、トンボなんかは珍しい程減って来た。弱肉強食のバランスの取れた自然界も変になって来た。