三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

公営か?民営か?それとも・・?

2005年12月10日 07時27分12秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日、議長の諮問機関である「公営企業事業の民営化検討会」の「中間報告」があり、委員長の関東学院大大住先生から説明があった。この「検討会」は前議長の時に設置され、約1年かけて県議会の三人の委員を含む八人の委員で鋭意、検討を重ねていただき、「中間案」をまとめていただいたものである。
 検討の対象は「企業庁」の三事業・・・即ち「水道用水供給事業」「工業用水事業」「発電事業」である。これらの事業が本来「公」で行わなければならない事業であるのか?あるいは、かっては「公」の担うべき事業であっても、現在、「公」で行わなければならないか?それとも、やはり「公」でしか担えない事業であるのか?このような点を検討していただいた。
 「中間報告」を聞いていて、「なるほど!」と思ったことが三点ある・・・一つは、知事部局による検討は、各部局の既存の施策や特定の利害関係にとらわれ、自ら自組織や施策の在り方そのものを白紙で見直すことは困難であるあとの指摘である。
 そして、もう一つは見直しの手法として「通常の民営化のプロセス」で粛々と見直してきたとの説明があったことである。さらに、もう一点は「経営の効率化」は「経営の裁量」に連動するとの指摘があったことである。つまり「裁量の範囲」が大きければ大きいほど「効率化」は高まると言うことである。
 この三点はどの「公営企業」の「民営化」議論でも当てはまることであり、このような観点から、これらの事業を見直し、「個別事業」の「方向性」を来年の3月までに答申していただくことに、大いに期待するところです。
 「中間報告」の詳しい内容やそれに対する私の「意見」「考え」はまた、別の日に報告させていただきますが、議会が今までのように「知事」から与えられた「情報」を基に「知事」が出してきた「改革案」を受身で「検討」するのではなく、議会自らが「情報」を集め、各方面からの「知恵」を基に「議会」としての「改革案」をまとめていく事は、或る意味では「画期」的なことだと思います。
 今後、「企業庁」の「あり方検討会」の「報告」と「議会」の「提言」とがぶつかり合うことになりますが、堂々と県民の見えるところで議論をし、意見の集約を図るなり、それが難しければ、どちらがより「県民の利益」になるか?を県民の皆様に判断していただくことが大切だと思います。
 この後、「環境保全事業団」の「経営健全化検討会」の「最終報告」も出てきます。さて、その「報告」を聞いてどうするのか?いよいよ、議会の「権能」と「責任」がさらに一層、問われることにもなると思います。
 より、気持ちを引き締めて年度末に向けて、頑張らなければならないと改めて考えているところです。
 そして、これらが一段落すれば、次は「病院事業庁」が早く、早くと待っています。なんか、かっての「行革特別委員会」の様相になってきたかな・・・?
 

公的支援か?自助努力か?

2005年12月09日 05時53分17秒 | 社会、政治、三重県、議員
 ブログ事件で大騒ぎであった日も、いつもどおり、当然ではあるが、一般質問は淡々と行われている。若手の論客で極めて論理的かつ冷静な議論を展開するN議員が、この日の一番バッター。例によって、専門家はだしの勉強家振りを発揮しながら質問をした。
 憲法問題、国際化の課題など「一般質問」では勿体ないくらいの・・代表質問並の格調の高さで、知事の見解を真正面から問いかけるなど、一年生とはどう見ても思えない、堂々とした質問振りである。
 幾つかの課題について質問をし、最後に地元関連・・苦境に立つ本県漁業の振興策に移った。昨今の原油高を捉え「漁業用の重油が昨対比で50%高くなっている!」「何らかの公的支援が必要ではないか?」と質問をした。
 確かにただですら苦しい経営をしいられている本県漁業にとって、この原油高はまさに「漁業経営」の根幹を揺るがすものであり、他県の動き、国の動きを見ながら本県としても「公的支援」を早急に検討すべきとの見解は説得力がある。
 私はこの質問を聞きながら、数日前にあった私の地元の「施設園芸農家」の総会の模様を思い出していた。
 思い出しながら「漁業も農業も同じように大変だなあ!」と言う率直な感想を持った。なぜなら、その会場でも、ここの質問と同様、「施設園芸の暖房に使う重油が高騰している!」「何らかの対策を・・」との声が上がっていたからである。
 ただその議論の中で一点違うのは、来賓として来ていた「仕入れ・販売業者」の代表の方の挨拶が「重油が高騰しているのは三重県だけではない!日本中、世界中高い!」「私どもも流通経費、販売経費を出来るだけ削減をして、頑張りますので、皆さんも頑張ってください!」と自助努力を促したことである。
 漁業と施設園芸とは条件は違う。同じ重油の高騰でも、「経営」に与える影響が違う。「経営基盤」「経営体質」の「強さ」が違う。いろいろなご意見はあると思いますが、「基本」に何を置くか?は極めて重要なことだと思います。
 夕刻に「熊野川漁業組合連合会」の皆さんが「熊野川」の水量の減少、汚濁の進行、漁獲高の減少などの対策について、陳情、要望に来られた。なんでも上流にある電源開発のダムが原因だそうである。長年要望を重ねているが一向にラチがあかない!県議会の協力をお願いしたいと強い要請であった。
 「県議会としても出来るだけのことはします」と返答はしてみたものの、水産、内水面、農業・・一次産業はどれをとっても大変だ!と改めて考え込んでしまいました。「自助」と「公助」そして「共助」・・・新しい時代の公では一体、どうなるのだろうか?「文化力」では解決しないのだけは確かだと思いますが・・?
 追伸、ブログ事件につきまして、メールとか電話などでいろいろご意見やお見舞い、励ましのお声をいただき、有難うございます。この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し上げます。皆さんが異口同音に「三重県民はそこまでバカではない!」と仰っていただいたことに、ひと安心をいたしました。
 今後とも県議会、県職員一同、笑いの「文化」を理解し、それを素直に受け止める「感性」を磨くべく努力、精進いたしますので、引き続きのご指導をお願い申し上げます。
 

謹んでお詫び申し上げます。

2005年12月08日 05時52分43秒 | 社会、政治、三重県、議員
 前夜のウイスキーの飲みすぎで、酔眼朦朧の中、鞄を盗まれた悔しさと、返してもらいたい!見つけてもらいたい!探してもらいたい!の一念が少し走りすぎ、関係各位に多大のご心配と、ご迷惑をおかけいたしましたことにつき、心からお詫び申し上げ、「昨日のブログ」の舌足らずの分を訂正させていただきます。
 昨日の朝、議会の入り口に総務局のN総括室長が怖い顔をして立っていた。顔を見るなり、「ブログの書類の件は本当ですか?」の質問。予想もしない質問であったが、「ソンナの冗談に決まっているだろう」と当然、答えると、「人事管理の担当としては見過ごせませんので」・・この会話が今回のブログ事件の始まりである。
 9時半からの「広聴広報委員会」が終わり、すぐに「一般質問」で本会議場へ。午前の「一般質問」終了と同時に「会派総会」。1時少し前に副議長室に戻ってくると総務局長の姿。
 私のブログをプリントアウトしたペーパーを指し示し、「ここに書かれていることは本当ですか?」と総括室長と同じ質問。「冗談ですよ!ジョーダン!」と言っても、納得してもらえない。「真実と取る人がいるかもしれない」と詰問調で、迫ってくる。
 確かに言われてみれば、その可能性はないとは言えない。朝から会った人は一人残らず全員が「大変でしたね!車の傷は?」などと同情と心配をしてくれる人ばかりで、入っていた「書類」に「興味」や「関心」を示した人は誰もいなかったが、たとえ、100人中、99人が「書類」の話は「冗談」と正確に理解をしてくれているとしても、1人でも「ヒョット」するととか「あれは真実」と取る人がいれば、187万県民の中ではそれ相当の数になってしまう。
 その意味からすると、昨日のブログの書き振りは、少し正確さを欠いていたかもしれません。改めて「昨日のブログは冗談です!」と宣言、訂正?致します。
 自分自身、寄る年波にはなかなか勝てず、近年,とみに筆力の衰え、表現力の稚拙さ、ボキャブラリーの貧困さ、思慮の浅さ等々に悩まされており、今回のブログ事件もこのあわれな「年寄り」の至らなさの故と笑って済ませていただければ、幸いであります。
 しかし、日ごろの本ブログによる「誹謗中傷」に対する「江戸の敵・・・」の観も無きにしも非ずと忠告してれる人もおり、今後はさらに「脇」を締め直して、決して今回のような「相手」に乗ぜられる「隙」を見せることなく、キーボードを叩く決意です。
 とりわけ総務局長に「名誉毀損で訴えることになるかも・・」とまで言われて、そんなことでオメオメと引き下がるような人間だと思わないでもらいたい!このブログ訂正?まで追い詰められた「悔しさ」はいつの日か、きっと晴らしてやる!こう見えても、結構、ヒツコク、イツマデも根に持ち、「逆恨み」するタイプですから・・・エッ!そんなこと「本気」で言っているの?「冗談ですよ!ジョーダン!ジョーダン!」、

鞄を返せ!返して!お願い!

2005年12月07日 07時52分44秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨夜はとうとうウイスキーを痛飲!がぶ飲み!してしまった。なぜ、浴びるようにウイスキーを飲んだか?昼間に大事に大事にしていた鞄を盗まれてしまったからである。
 昨日の昼、後援者の葬儀に出席をして、駐車場に車を停めたわずか3~40分の間に車の助手席においておいた鞄を盗まれた。カギを壊され、鞄だけが無い!何十台と停まっている車の中で、なぜ、私の車だけがヤラレタのか?もっと、高級な車が沢山あるのに・・?しかも、私の車、一台だけ・・?
 いつもは数百万の現金が入ってはいるが、この日はたまたま、一円も入っていない!書類と手帳などが入っているだけ・・そんなものをなぜ、持って行ったのか?
 警察に連絡をして、パトカーが来るまで、(なかなか来ないので、まあ、警察にしてみれば、事件のうちに入らないくらいのモノかもしれないが)いろいろと推理してみました。
 まず第一に、犯人の目的は現金ではなく、鞄に入っている「書類」であること。しかも、犯人はその「書類」が極めて重要なモノであることを知っている人物。そして、その「書類」の「価値」は数百万どころではなく「県政の土台」をも揺るがす内容であることを知っている人物。・・などが考えられる。
 盗まれてしまったので、正直に告白しますが、鞄に入っていた「書類」は実は三種類あります。
 一つは「文化力指針(中間案)たたき台」とか「成熟社会に向けた三重の県土づくり戦略」などと言う誰が見ても、マッタク意味不明のモノ。おそらく犯人はそれを読んで頭が痛くなっていると思われる。ザマア見ろ!
 二つ目は県幹部職員のオドロオドロシイ、スキャンダルにまみれた私生活の実態に迫る写真とか録音テープとかメモの類である。これが表に出ると、ブラックジャーナリズムとか週刊誌、マスコミ関係、または右翼などが泣いて喜ぶのではないか?
 三つ目は「贈収賄」の「確実」な証拠になるモノ。県警捜査二課の垂涎の的。まさに県政の土台を揺るがす「書類」。信じられない「大物」が絡んでいる一大「官製談合」事件の核心を抉るような「証拠書類」が大量に入っている。この「書類」を県警が手に入れれば、今日まで、ボロクソに言われてきた「捜査二課」も一挙に名誉挽回、警察庁長官表彰モノである。
 ここまで、書くと警察も真剣に探して、必ず見つけてくれると思う。ここに書いてあることは「本当」?です!探してください!お願いします。
 また、このブログを読んでいていただいている皆さん!黒い皮製の書類鞄です。ネームタグに私の名刺が入れてあります。見つけていただいた方には「謝礼」も考えています。「薄謝」ですが、本当に「薄謝」ではありますが、用意をしております。探してください。心からお願いします。
 ※なお、ここに書かれております「書類」に関しましては「マッタク」の「冗談」ですので、誤解のないよう、謹んでお願い申し上げます。12/8追伸
 

ますます判らなくなってきました・・?

2005年12月06日 06時12分27秒 | 社会、政治、三重県、議員
 先日の議案聴取会の折、総合企画局の補正予算要求の中に「成熟社会に向けた三重の県土づくりの戦略」調査検討についてと言うのがあった。今まで聞いたことがない項目であり、ナンのコッチャさっぱり判らない!機会があれば、一度、内容を説明して欲しいと頼んでいたところ、昨日、総企のA総括室長が部屋に説明に来た。
 朝からの総務局のレクチャー、本会議での一般質問、午後の議長役、そしてその後、議会運営委員会、「県民ミーティング」の記者会見とつづき、かなりくたびれ果てて、思考能力・・ただですら無いところに疲労困憊状態で思考停止状態となっているのを見計らったかのように、偶然か?計算ずくか?は判らないが、説明する方としては絶好のタイミングで入ってきた。
 これが「成熟社会に向けた三重の県土づくりの戦略」調査検討について(案)ですと一枚のペーパーをテーブルの上に広げた・・・その(案)なるものを見て、一瞬、頭がクラクラッとしてしまった。これは「パズル」か?はたまた「知恵の輪」か?
 いくら書いてある「フローチャート」を読み解こうとしても、マッタク判らない!よくぞ!まあ!こんなものを書いたものである。説明を聞けば、少しは判るか?と思い直し、説明を聞くことにした。
 「新しい時代の公」推進方針と「みえの文化力指針(仮称)の策定」を踏まえて、「県民しあわせプラン」の中の「地域創造の新たなステップへ」から「新しい時代における地域のあり方」に関する(骨子案)への一連の流れを検討しつつ、「次期戦略計画」策定へ反映させるための調査検討との説明である。
 この説明を聞いて、すぐに理解できる人はおそらく県議会にも県庁の中にも一人もいないであろう。この内容で今定例会での「総務企画常任委員会」にかけるとの事。これを審議する「総務企画常任委員会」の委員の先生方も気の毒ではあるが、これを論理的かついかにも必要であるかのように説明する執行部側はもっと気の毒な立場になるのではないだろうか?
 しかも、この作業が終わり、議会で承認、議決されれば「お金」をかけて、どこかの「コンサル」に頼み、それなりの「カッコ」のついた「○○戦略」として、登場してくるのである。
 「文化力指針」が定かでなく、「生活創造圏」をどうするのかも見えないまま、しかも「プロジェクトC]などの「地域政策」の総括がマッタクなされていない現状の中で、また新しい「意味」がよく判らない「地域政策」が出来上がってくる。
 野呂県政も「後一年半」だからと慌てるのではなく、「その後の四年」を見据えて、少し腰を落ち着けて「県の地域政策」をジックリと考えるべきではないかと思います。「未消化」「消化不良」「半煮え」「生煮え」の「○○指針」とか「△△戦略」などを矢継ぎ早に出すのではなく、せめて「三重のくにづくり宣言」ぐらい時間をかけて作るべきと考えますが、いかがですか?
 それとも「その後の四年」は「ナイ」とでもオシャルのでしょうか?
 
 

伊藤忠治先生のことなど・・・

2005年12月05日 05時50分13秒 | 社会、政治、三重県、議員
 土曜日の昼、津のセンターパレスで「伊藤忠治先生感謝の集い」が開催され、出席をした。当日、県外から駆けつけてこられた横路衆議院副議長、赤松民主党副代表をはじめ県内では野呂知事はもちろん中井代議士、中川代議士、また先の選挙で初当選をした森本代議士、さらには高橋、芝両参議院議員、連合三重の千田会長など県内外の政界、労働界、経済界の主だった皆さんが集まり、さすがのセンターパレスのホールも満員の盛況であった。
 我が「新政みえ」からは、いよいよ津市長選出馬を決意した松田総務局長の他、中村幹事長、舟橋政策局長など総勢14名が顔を揃え、伊藤先生の人柄と人望の高さに改めて感心した次第です。
 伊藤先生が民主党の「70歳定年制」を機に、「次の選挙には出ない!」と心ひそかに決意をされていたことなど、マッタク知らなかった私どもは「当然、次も出馬」と勝手に思い描いておりました。
 ですから、予想もしなかったアノ「小泉郵政解散」に突入し、1区から5区までの候補者擁立話の中で、水面下で行われていた「伊藤代議士の後継は森本、松田両県会議員から・・・」との調整の話を知ったときには、正直、戸惑いました。しかも、「会派」には正式にナンの話もない!これは一体、どうなっているのか?だんだんと戸惑いが怒りに変わってきてしまいました。申し訳ありません!
 「会派」の中も「また、会派から引っこ抜かれるのか!」「我われにナンの相談も断りもないじゃないか!」と口に出さないまでもソンナ皆の気持ちがヒシヒシと伝わってくるのがヨク判りました。
 そんなこともあり、民主党県連での常任委員会の席上、「会派」の「空気」を代弁して噛み付いた訳ですが、そのときの伊藤先生の本当に「困った」ような顔が今でも思い出されます。中井先生の「マア、マア」のとりなしで、その場は収まりましたが、今から振り返ると、こちらの思慮の浅さに汗顔の至りで、本当に恥かしさで一杯です。
 「感謝の集い」での先生の挨拶で、6期20年余の思い出を語られ、その時々の重要な法案や国政での課題に関わってこられたことを話され、また、たまたま「細川内閣」「羽田内閣」の時は落選中であったため、一度も「与党」を経験したことがない・・・「野党一筋」であったことを誇りにしているとも話されました。
 今までのお付き合いの中で、国対、議運畑が長かったこともあり、その時々の国会の内情などを面白おかしく説明していただいたことも思い出します。
 先生の座右の銘は「人生一度」だそうです。ぜひ、これからもお身体を大切にしていただき、文字通り「一度しかない人生、思い切り生きて」いただきたいと思います。

今日は何の日?来年は何の歳?

2005年12月04日 07時06分24秒 | 社会、政治、三重県、議員
 毎年、この時期になると地元の新聞屋さんが来年の「暦」を持ってきてくれる。今年も届いたので、早速、手にとってみる。「平成十八年高島暦」と表題がついており、「高島暦出版本部編纂」「東京 神正館蔵版」となっている。なんとなく「権威」がありそうで、「来年はどんな年だろう?」と期待に胸を膨らませながら「八白土星?八白土星?」と探してみた。
 ガ-ン!真っ黒●!「低迷運」と書かれている。横に「開いた口には戸はたたぬ」とキャッチコピーならぬフレーズが添えてある。ナンのコッチャ?まさに「あいた口が塞がらない!」のはコッチである。
 慌てて解説を読んでみると、本年のあなたの本命星は「暗い、陥る、冷える・・」象意を有し、「厳寒の場所で発育伸長しようとする勢い」を「抑制」し、「暖かい南から対極の北」に移り、「苦労、試練」を感じる「本厄年」に当たると書かれている。さらにご丁寧に「循環器系、下腹部、異性、子供の問題」に注意!と書き加えられている。
 サア、大変である。日本の人口が減少し始めるいわゆる「2006年問題」は既に、今年から始まり、本年上半期で3万人減った!ので、このことは関係がなさそうだし、「団塊の世代」が大量退職し始める「2007年問題」にはチョット間がありそうだ!「下腹部、異性の問題」に注意!となると、いろいろ思い当たることは「絶対にない」とは・・・言えないこともナイ・・・ナイかなぁ?・・・ナイと信じて・・・ 
 ああ!困った!コマッタ!でも、月々の運勢はその都度違うのでは・・ヒョットすると「イイ月」もあるのではと、気持ちを引き締め、目を皿のようにして、真剣に本当に真剣に読み直してみた。
 第一回定例会の3月は?「油断は禁物」「金銭的な面は計画通りにならない!」ので注意。「離婚、高熱注意」とも書かれている。「離婚」と「高熱」がどんな因果関係か?は定かではないが、余り「イイ月」ではなさそうである。
 役選議会である「5月」はどうだろうか?「すべてのメダルには裏がある」「何事にも裏があるもので表面だけを見て信じてはいけない!」とでている。そうか「今度は議長ですね!」などと言う「甘いコトバ」を簡単に信じてはいけない!必ず「裏」があると言うことか。なかなか「イイ事」も書いてあるじゃないか。
 それでは最後の12月はどうなっているのか?来年の年末はどんな状態なのか?再来年の4月はいよいよ自分の選挙!年末から次の年に掛けての「この頃」が一番、選挙では大事だ!
 恐る恐る目を移してみる。「てきぱき動ける年末で運勢も少しずつ明るくなる兆しあり」と出ているではないか!ヤッタァ!これで「選挙」は大丈夫だ!
 苦あれば楽あり、先憂後楽。来年の苦労は選挙で報われるのか!この「暦」は「イイ暦」だ!絶対に当たる「暦」に違いない!
 あれ?まだ何か書いてある。「十二月の運勢」・・・「心臓病に注意」 エッ!死んだら「選挙」どころではないが・・・?
 

今年の流行語大賞は???

2005年12月03日 06時00分39秒 | 社会、政治、三重県、議員
 この時期になると「レコード大賞」は誰?とか「歌謡大賞」は誰に?などの話題が雑談のなかにでてくるようになり、やはり、年の瀬の到来をなんとなく実感することとなります。
 昨日のニュースを見ていると、今年の「流行語大賞」は「小泉劇場」と「想定外(内)」の二つのコトバに決まったと報じている。
 夏の衆議院総選挙で「刺客」や「くの一」などのコトバでワイドショーに主婦や日ごろ選挙に関心のない文字通りの「無関心層」を見事にクギヅケにし、自民大勝を演出した「小泉劇場」とフジTV株買収のドタバタ劇やその後の広島3区での「亀井静香」の対抗馬として立候補などの各場面で、差し出されるマイクに向かって口走っていた「それは想定外(内)」の発言が「流行語大勝」を受賞した。
 これはこれでそれなりの「世相」を映し出していると思いますし、上手に選ぶものだと感心しています。
 さて、それでは我が「県庁」の「流行語大賞」は?何かと考えるとこれはこれでなかなか難しい。「これは!」と取り立てて県民の皆様の「心に響く」ような「コトバ」がすぐには思い浮かばない!それだけ「空虚」な「コトバ」しか「県庁内外」で飛び交っていなかったのか?改めて考えてみました。
 そこで「広辞苑」で「流行語」の意味をみてみますと「或る期間、興味を以って多くの人に盛んに使用される語」とあり、「流行」そのものは「急に或る現象が世間一般にゆきわたること」とあります。
 さて、このことから「県庁」での「流行語」を考えてみますと、昨年は間違いなく「新しい時代の公」であったと思います。「興味」を以ってかどうか?は判りませんが、この「コトバ」を語らずして「県政」が語れない!そんな感じに皆が追い込められたのは事実です。しかし、アノ意味不明の「感性」とともに、その「内容」が未だに「消化不良」であるのもまた、事実であります。
 そんな「新しい時代の公」の「胃モタレ」の不快感をさらに「胃痛」にまでしてしまったのは、知事が正月に突然、発表した「ワクワクドキドキ」と「文化力」でありました。
 忘れもしない正月の「連合旗開き」の挨拶で、知事が「今年はこの二つで県政を・・」と言って「ワクワクドキドキ」と「文化力」を挙げた時には、てっきり正月休みに何か「悪いもの」でも食べたか?「悪い本」でも読んだのではないか?と正直思いました。
 「ワクドキ」の方はナンとか「ゴルビー」も来たし、「新体操」も目鼻がついたので、これはこれで一件落着かとは思いますが、問題は「文化力」であります。「文化力指針(中間案)」の発表で混迷の度はさらに深まってきていますし、県議会をも含めて県庁内外での混乱はさらにさらに広がってきております。
 県の職員の皆さんは「新しい時代の公」の「消化不慮」の上に、「生煮え」の「文化力」を飲まされて、ほとんど「下痢」状態になってしまっている観があり、これから一体、どうなるのか?本当に心配しています。 
 この「文化力」が「今年」の「流行語大賞」を獲得することが出来るか?どうかはいろいろご意見はあるとは思いますが、「三つのワ」=「三重のワ」のような「語呂合わせ」での説明ではとても「大賞」受賞はムリだろうと思います。
 そこで本「ブログ」では「本年」の「県庁流行語大賞」は「該当ナシ」といたしました。
 期待をされていた皆様には申し訳ありませんが、「文化力」が来年の「流行語大賞」になるかどうかは、一にかかって今後の「総合企画局」の努力によると思いますが・・果たしてどうなるものか?皆が「文化力」の「行く末」を心配しています。「地域力」「人間力」「創造力」でナンとかならないものか?・・・
 エッ!「文化力」よりも「県政」の「行く末」を心配しているって?

師走!フェロシルト!耐震強度偽装事件!

2005年12月02日 05時57分26秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は12月1日!いよいよ師走である。たった1日違いで、なんとなく気ぜわしくなるのは妙なことではあるが、今年も後一月と思うと、年内にこなしておかなければならない事がアレもコレもと頭を過ぎり、独りでに身体が動き始める。
 「副議長」に就任してから、丸一日地元に居る日は極めて限られてくるが、昨日はその貴重な一日。朝から張り切って「年末」の「幹事挨拶廻り」に出かけた。途中でお葬式が入ったり、来客があったりして、思うようには廻れないが、それでも当初の予定をナンとか済ますことが出来た。
 廻っていると「やはり、師走は先生も走るのですね!」とからかわれたりするが、先方もそれなりに忙しそうにしている。やはり「師走」!
 夜は12月最初の「忘年会」!生産農家の皆さんの集まりである。「反省会」と銘打っての会合であるが、何を「反省」するのか?は余り定かではない。
 「反省会」の冒頭は組合長さんの挨拶。「昨年は災害の多い年であったが、今年は大きな災害もなく穏やかな年の瀬を迎えることが出来ました」と和やかな調子で話が始まった。「ウン!そうだそうだ!今年は豊作だし・・」と頷いていると「ここへ来て『フェロシルト』とか『耐震強度偽装事件』など行政の信頼が揺らぐような事件が相次ぎ・・」と一気に風向きが変わり、「しかも、私どもの身近なところで次々と起きている」と話がつづき、挨拶をしている顔つきも険しくなってくる。この先、どう話が展開するのか?と心配したがそれ以上の突っ込みもなく、ナンとか挨拶が終わり、ヒト安心。
 「宴会」が始まり、ビール瓶片手に各テーブルを廻っての選挙運動。「今年はお世話になりました。来年も一つよろしく!」と口上を述べ、ビールを注ぎながら廻っていると、「『県会議員も頼りにならない!』と言う声がありますよ!」と厳しい叱責の声。「石原産業のあんなゴマカシをなぜ、見抜けなかったのか」と別のテーブルからも声が掛かる。「偽のサンプルが出て、工場の配管を偽装されると・・」とついこちらも弁解調になる。
 次のテーブルでは「姉歯設計の後始末に税金をつかうのか?」との質問。被害者と納税者の板ばさみで「行政」の判断はどうなるのか?と考えると「ムズかしいところですね」と返事をせざるを得ない。
 どうもこの「反省会」は参加者が一年を振り返り「反省」する場ではなく、県会議員が「反省」をさせられる「会」になってしまっている。
 「こんな辛い反省会になるとは・・」と思いながら、次のテーブルに移ると「ブログ見てますよ!」「面白いですね!」と思いがけない声!「知事や副知事など雲の上のヒトが身近に感じます」と嬉しい評価をいただいた。
 この「反省会」最大の収穫!地獄で仏!やはり来てヨカッタ!大感激をしていると「ところで・・よく出てくる『文化力』って何ですか?」とトドメノ質問。
エッ!それは・・その・・誰もよく判らないんですよ!知事にきいて・・?ああ!ヤッパリ「反省会」はツライ??

「正、強、仁」を求めるもの??

2005年12月01日 06時06分39秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は朝から「三重県警察学校初任科第129期生卒業式」に出席をした。いつも思うことだが、自衛隊や警察などこの種の学校、職場でのイベントは本当に清々しい。警察学校の玄関に到着すると、肩に金モールの肩章をつけた礼装姿で、かって議会担当でご苦労をされていた総務課の方が迎えてくれた。
 控え室に入ると県警本部長、警察学校長、公安委員長などお歴々がズラリと勢ぞろい。前夜繰り広げられた広島幼児殺害容疑者のペルー人逮捕話で盛り上がっている。なんでも広島からは二人しか刑事が来ていないので、3~40人を動員してアパートを取り囲んでの「捕り物劇」であったそうで、何はともあれ、取り逃がさなくてヨカッタ!
 そんな話をしていると「始まりますので・・」と案内の声。先導の方の指示に従って体育館に足を踏み入れると、そこは「凛」とした空気が漂うまさに「式典」会場である。卒業生、在校生全員が背筋をピンと伸ばし、身じろぎもせず、「シワブキ」一つ聞こえない静寂の中で着座している。
 式典が始まった。まず学校長の式辞。式辞の内容も良かったが、その式辞を顎をキュッと上げて聞き入る卒業生の顔がまた素晴らしい。
 学校長は式辞の中で「卒業生に贈るはなむけの言葉」として「正、強、仁」と言う話をした。「正」とは、警察は「不正」と戦う組織であるから、当然「正しく」なければならないが、単に「正しい」だけではなく「公正」でなければならない。「強」とは「犯罪」に対して「強い」だけではなく「社会人」「人間」として「強く」なければならない。そして何よりも大切なのは「仁」である。「仁愛」・・即ち常に県民の立場に立って「温かい心」で任務を遂行しなければならない。おおよそこんな話であった。
 ここのところ、「文化」とか「本居宣長」などの話ばかり聞かされていたので、久しぶりにいい話を聞いたなぁと「感動」の気持ち一杯でで学校を後にすることが出来た。
 午後は恒例の「企業廻り」タイム。昨日は建設関係を中心に廻った。改めて言うまでもないことだが、どこへ行っても元気がない。およそ「景気のいい」話のかけらすら出てこない。各社とも共通して言うのは「品質」の話。
 「私どもは昔から地域でお世話になりヤッテきているので、ムチャなことはできない」!その「真面目さ」を県は評価してくれない!また、ある社長の奥さんは「三谷さんが、もし、自分のお金で自分の家を建てる場合、安ければいいというパンパン大工にたのみますか?」と泣かんばかりに訴えられた。「県は古くからのところにはいろいろ言ってくるのに、最近の業者にはムリを言わない!」とも愚痴られてきた。やはり、どこか今の入札・契約制度はおかしいと率直に思います。
 「公共工事の品質確保」を「文化力」でやるとの知事答弁ではあるが、本当に「文化力」で出来るのか?甚だ疑問です。
 「公正」「人間としての強さ」そして「温かい心」・・・これが求められるのはなにも「警察官」だけではなさそうです。今の入札・契約制度に何が欠けているのか?・・H県土整備部長に果たして「温かい心」はあるか???