三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

師走!フェロシルト!耐震強度偽装事件!

2005年12月02日 05時57分26秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は12月1日!いよいよ師走である。たった1日違いで、なんとなく気ぜわしくなるのは妙なことではあるが、今年も後一月と思うと、年内にこなしておかなければならない事がアレもコレもと頭を過ぎり、独りでに身体が動き始める。
 「副議長」に就任してから、丸一日地元に居る日は極めて限られてくるが、昨日はその貴重な一日。朝から張り切って「年末」の「幹事挨拶廻り」に出かけた。途中でお葬式が入ったり、来客があったりして、思うようには廻れないが、それでも当初の予定をナンとか済ますことが出来た。
 廻っていると「やはり、師走は先生も走るのですね!」とからかわれたりするが、先方もそれなりに忙しそうにしている。やはり「師走」!
 夜は12月最初の「忘年会」!生産農家の皆さんの集まりである。「反省会」と銘打っての会合であるが、何を「反省」するのか?は余り定かではない。
 「反省会」の冒頭は組合長さんの挨拶。「昨年は災害の多い年であったが、今年は大きな災害もなく穏やかな年の瀬を迎えることが出来ました」と和やかな調子で話が始まった。「ウン!そうだそうだ!今年は豊作だし・・」と頷いていると「ここへ来て『フェロシルト』とか『耐震強度偽装事件』など行政の信頼が揺らぐような事件が相次ぎ・・」と一気に風向きが変わり、「しかも、私どもの身近なところで次々と起きている」と話がつづき、挨拶をしている顔つきも険しくなってくる。この先、どう話が展開するのか?と心配したがそれ以上の突っ込みもなく、ナンとか挨拶が終わり、ヒト安心。
 「宴会」が始まり、ビール瓶片手に各テーブルを廻っての選挙運動。「今年はお世話になりました。来年も一つよろしく!」と口上を述べ、ビールを注ぎながら廻っていると、「『県会議員も頼りにならない!』と言う声がありますよ!」と厳しい叱責の声。「石原産業のあんなゴマカシをなぜ、見抜けなかったのか」と別のテーブルからも声が掛かる。「偽のサンプルが出て、工場の配管を偽装されると・・」とついこちらも弁解調になる。
 次のテーブルでは「姉歯設計の後始末に税金をつかうのか?」との質問。被害者と納税者の板ばさみで「行政」の判断はどうなるのか?と考えると「ムズかしいところですね」と返事をせざるを得ない。
 どうもこの「反省会」は参加者が一年を振り返り「反省」する場ではなく、県会議員が「反省」をさせられる「会」になってしまっている。
 「こんな辛い反省会になるとは・・」と思いながら、次のテーブルに移ると「ブログ見てますよ!」「面白いですね!」と思いがけない声!「知事や副知事など雲の上のヒトが身近に感じます」と嬉しい評価をいただいた。
 この「反省会」最大の収穫!地獄で仏!やはり来てヨカッタ!大感激をしていると「ところで・・よく出てくる『文化力』って何ですか?」とトドメノ質問。
エッ!それは・・その・・誰もよく判らないんですよ!知事にきいて・・?ああ!ヤッパリ「反省会」はツライ??