三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

いよいよ津市長選!新市の将来は誰の手に?

2006年01月30日 07時40分27秒 | 社会、政治、三重県、議員
 いよいよ新津市のリーダーを選ぶ「市長選挙」が、昨日、始まった。琵琶湖より広い、県土の12%を越える面積を持つ、県下2番目の29万の人口を誇る「県都」・「津市」の首長を決める選挙!である。
 10時半から始まる「出陣式」に遅れてはならじと車を急がせたが、伊勢自動車道の津インターを降りると、大渋滞。メッセウイングに曲がる車が一車線を塞いで、連なっている。「こんなことをして、グズグズしていると遅れてしまう!」と思い、一つ早めの信号から右折れ、中勢国道の側道を走って、かろうじて間一髪セーフ!駐車場も一杯なので、歩道に乗り上げて停める。間に合った!
 メッセの中に小走りで入っていくと、人ひとヒトで大混雑をしている。受付はどこか?と探すが、人波でどこがどの受付か?よく判らない。やっとの思いで「来賓」と書かれた受付のたて看板を探し出す。看板の横では担当のM県議が出欠のチェックをしている。
 「そろそろ始まるので、壇上に急いで・・」と促され、会場に入ると、そこはまさに人垣で前が見えないほどに、ヒトで埋まってしまっている。その人垣を分けて壇上へ。壇上には、すでに「新政みえ」の県議がほぼ全員、着席をして、いまや遅しと開始の合図を待っている。
 陣太鼓が鳴り出した!会場に響く太鼓の音とともに「松田候補」が入場!文字通り「割れん」ばかりの拍手の中、壇上に上がる。
 選対責任者のF県議が力強く「開式の辞」を述べる。つづいて来賓挨拶・・・国会議員を代表して中井代議士、支援団体を代表して千田連合三重会長がそれぞれ激励とお願いの挨拶。みんな力が入っている。
 来賓紹介では一人ひとりの県議が名前を呼ばれるたびに、頭を下げ大声でお願いをする。みんなの必死の思いが伝わってくる。
 そんな参加者の熱気が頂点に達した頃、「松田候補」の挨拶が始まった。メッセを埋め尽くした応援団に向かって、お礼とこれからのお願いと、そして「新津市」への「思いの丈」を、彼の全身からほとばしる情熱で参加者が熱くなるほど力を込めて、訴えた!
 ガンバロー三唱の後、最後の締めは同期のM県議。切々たる思いがにじみ出るような挨拶であった。
 そして「出陣」!同僚県議の造った騎馬にウチ跨って、選挙カーに向かう!場内を一周して、選挙カーへ。
 一層、大きく響く陣太鼓の音の中、選挙カーから身を乗り出して、手を振りながらの出発である。これから1週間の選挙戦。ただただ身体に気をつけて、悔いのない戦いをと祈るのみ。
 我われも必勝に向けて、全力で戦い抜くぞ!決意を新たにした「出陣式」であった。
 

ライブドア、ヒューザー、東横イン、岡田代議士??

2006年01月29日 06時28分30秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨年の衆議院総選挙の敗戦を機に、民主党の代表を退いた「岡田克也」代議士の株が、このところ上がりつつあると言うか?再評価されつつあるように思える。
 昨日のA紙の夕刊を見ていると「窓 論説委員室から」と銘打ったコラム欄に「買い気配岡田株」との署名記事が出ていた。
 そのコラムによると「ライブドア事件をめぐって、民主党内で岡田克也前代表の株が急上昇中だ」そうで、例のホリエモン擁立劇のときの自民党武部幹事長の不見識さに比べ、国民を見下すような発言を繰り返すホリエモンに対し「何でもいいから来てくださいというわけにはいかない!」と出馬要請を見送った「岡田代議士」の「生真面目さ」「一徹さ」が評価されてきているとの話である。
 確かに衆議院選挙の「ホリエモン擁立劇」で、ホリエモンが自民党から立候補すると報じられたときには「既成秩序に挑戦」するホリエモンが「ナゼ、自民党から・・・?」と正直、憤慨した覚えがありますが、今となっては、岡田代議士の慧眼に脱帽するしかありません。
 そして、今年になると、一気に姉歯設計、総研、ヒューザーなどによる「耐震強度偽装」事件やライブドアによる「粉飾決算」「証券取引法違反」事件などが立て続けに起こり、政界とのかかわりを含め「小泉政治」の影の部分がだんだんとあぶり出されて来た感があります。
 さらに最近になって、今度は全国にビジネスホテルチェーンを展開している「東横イン」が、事もあろうに「完成検査」後に「違法改造」を行うと言う事件が明るみに出て、世間を驚かしています。
 これら一連の事件に共通していることは、あの東横イン社長の「制限時速60kmのところを67~8kmで走ったようなもの」とのマッタク反省の意志のない発言に象徴されるように、「お金」のためなら、「金儲け」のためなら「違法承知」で、言わば「確信犯」的に「偽装」「粉飾」「改造」を行っていることである。
 この「お金」のためなら「ナニをしてもいい!」との風潮を生み出したのが「小泉政治」である。六本木ヒルズに住み、自家用飛行機に乗り、芸能界やスポーツ界の人たちと華麗な交際で話題を振りまくセレブな生活・・・そんな「勝ち組」「上流社会」の仲間入りをするためには「法」を守り、額に汗して、地道に働くなんて、馬鹿バカしくって、やってられない!・・・今年の大学の受験生が「法学部」から「経済学部」へと大きく流れたことに見られるように「遵法精神」より「一攫千金」に若者の関心が移って行っている。このツケが、この結果が、これら一連の事件の背景にあると言っても間違いないと思います。
 「東京」と「地方」、「勝ち組」と「負け組」、「上流」と「下流」・・・世の中が、徐々に二極化してきています。「法」や「ルール」を守り、懸命に額にあせして努力をする、そんな「つつましやか」ではあっても「真面目」な人たちが評価される温かい社会を創るのが政治の目的ではないでしょうか?
 「まじめに努力することを忘れ、したたかさだけに走ったのでは本質をみうしなう」との枝野代議士の反省の弁を待つまでもなく、今の政治に求められているのは「生真面目さ」「一徹さ」の岡田流政治スタイルではないか?と思います。
 
 岡田代表の復活!これは、まだまだ先のユメか?? 今日、津市長選告示!!

新津市って、どこ?どの範囲??

2006年01月28日 07時54分18秒 | 社会、政治、三重県、議員
 相変わらず、企業のあいさつ廻りに追いまくられている日々が続いているが、効率よく廻りたいと思いつつも、一箇所で長話をしてしまうと、どうしても廻る件数が少なくなってしまう。しかも、今は単にご無沙汰のお詫びや仕事の様子などを聞いているだけではなく、新津市の市長選挙のお願いも兼ねての「挨拶廻り」なので、どうしても長居をしてしまうことになってしまう。
 桑名市内の企業を廻って、どれだけ「新津市」の市長選挙の票に繋がるのか?と思われるかもしれませんが、これはこれで、それなりに「アル」のです。
 「津の取引先に声をかけてみます!」とか「従業員の○○の実家が、確か津だったから・・・」などの話が、結構、でてきて「ヤッタ~!当たり!!」と喜んでしまうような場面に、何度か出くわしますし、中には「兄弟、親戚みんな津市在住ですから、リーフレット?拾枚下さい!」なんて、飛び上がるくらい嬉しい反応が返ってくるときもあり、桑名市内でお願いするのも、まんざらではない!と思っています。
 しかし、全体としては、当然と言えば当然なんですが、「新津市」の市長選挙への関心はイマイチで、誰が出ているのかすら知らない人がほとんどです。とりわけ、合併したことは、みんなヨク知ってはいますが、「新津市」の範囲を完全に理解している人は、まず、いないと言っても間違いありません。
 昨日も話をしていて「新津市に知り合いがイル!大台町にイル!」と言う人や「嬉野は津市それとも・・・?」なんて聞いてくる人もあり、10ヶ市町村の合併の大きさと言うか範囲の広さを、改めて実感した次第です。
 それと市長選挙と市議の選挙がゴチャゴチャになっている人もいて「私は○○を応援しているからダメ!」などと言っている人も、その○○さんが市長選挙か?市議選か?ヨク理解をしていない。「その○○さんは市議選ですよ」と教えてあげると「それなら松田さんを応援します」とナントナク頼りないが、こちらが喜ぶような返事が返ってくる。
 そんなこんなで、「桑名市内」での「津市長選挙」の支援活動は順調?に進んでいるが、「新津市内」での市長選挙は、一体、全体どうなっているのだろうか?
 家に帰ると、選対委員長のS県議からの「檄文」がFAXされてきている。「最後まで戦い抜き、必ず勝利をつかみましょう!」と書かれている。

 いよいよ明日が告示か!!

「新しい時代の公」で犯罪激減??

2006年01月27日 07時51分59秒 | 社会、政治、三重県、議員
 企業のあいさつ回りのついでに、桑名警察署にお邪魔をした。年末の挨拶以来、ご無沙汰しているので、新年のご挨拶と思って寄ってみたのだが、生憎と署長は、本部での署長会議で留守。代わりに旧知の副署長が相手をしてくれた。
 署長室でお茶を飲みながら「最近の治安情勢」などを聞きながら「ところで検挙率は上がっているそうですね?」と本部の幹部の方々が議会で胸を張って報告している事項をさり気なく確認してみると・・・性格が素直でないのか?悪いのか?必ず「裏ドリ」をする、これ捜査の基本である・・・「検挙率が上がっていると言うよりは、発生件数が減っているのです」との意外な答えが返ってきた。
 ナンデも、住民の皆さんの自主的な防犯組織が立ち上がったところでは、犯罪の発生件数が激減していて、逆にそのような組織や活動のないところに移行してきているとのことである。
 桑名市内でも、今まで外国人犯罪を含めて、空き巣や忍び込みが多発していた「大山田団地」などでは、自主防犯組織が出来、活動を始めてから大幅に発生が少なくなったと、具体的な統計資料を示して説明してくれる。
 しかも、それら成果を挙げている「自主防犯組織」は、従来の官製・・・上から押し付けるとは言わないが、決まった人が、いつもの人たちと作り上げてきた組織ではなく、本当に下からの盛り上がりで、文字通り「自主」的に、さらには官からの指導や支援も余りないまま、出来てきた組織ほど活発で、持続しているとの話である。
 オオ~!これは「新しい時代の公」の警察バージョンか?ナマジの警察力の強化より、住民パワーの爆発の方が「犯罪抑制」に効果があるのか?新しい発見をした思いであった。
 確かに制服姿のお巡りさんがアチラこちらに立っていたり、パトカーがクルクルと廻っているのをヨク見るのは、ある意味では頼もしい感じがしたり、安心感が湧いてくるものであるが・・・そのような住民の要望も強いのは事実であるが、余り「警察力」が目立つのは、犯罪の抑制にはなるが、このような言い方をすると失礼かも知れませんがナントナク「息苦しい」と感じるのは私一人でしょうか?
 それよりも住民の皆さんが自主的に・・・決して強制されるのではなく、自分たちのコミュニティーは自分たちの力で守ろう!と立ち上がり、活動していただくことは、爽やかであるし、いろいろな分野での「コミュニティー」の再生にも繋がってくると思います。
 ただ、残念なのは、このような「公」を支える「多様な主体」・・・ここでは「自主防犯組織」の立ち上がりが、犯罪の多発!と言う、言い換えれば「警察力」だけでないが、社会の持っている「抑制力」の喪失に起因していると言うことである。また、「犯罪抑制」の分野を、どこまでを「官」がなすべきか?とかどこまでを「住民」がなすべきなのか?などの議論が、ほとんどなされないままに、現状の苛立ちの中で事が進んできていることも少し心配です。
 コノあたりの議論をキチンとして「犯罪抑制」と言う「公」の分野を「官」「民」でどう役割分担をするのか?明確にしていく必要があると思いますし、しなければならないと思います。
  
 でも、現状はそんな余裕はないか???

松田!弁当!ダイエット??

2006年01月26日 05時45分11秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日の夜は「新政みえ」の「県政報告会」が県立総合文化センター大ホールで、盛大に開催された。「県政報告」と銘打っているが、まあ、事実上は「松田直久」応援のための「大演説会」と言うことである。
 新県都・・・新津市の「これから」を占う市長選挙も、まだ本番に入っていないとは言え、残すところ公示まで3日、2月5日の投票日まで10日となった。僅か50日間の短期決戦の選挙ではあるが、もう既に終盤戦か?その割には、盛り上がりはイマイチの感をぬぐえない。やはり市民の関心は大激戦を繰り広げている混戦の「市議選」へ集まっているのか?よく判らないままに選挙本番に突入しようとしている。
 そんな状況の中での「県政報告会」だけに、絶対に失敗は許されない!
 会場での「お出迎え」とか「準備」があると聞いていたので、張り切って、6時半開演のおおよそ1時間前に会場に着いた。総合文化センターの正面エントランスの右側に、いつもなら滅多に停めることの出来ない駐車スペースがあるが、昨夜はドウ言う訳か?ガラガラに空いていて、ナンの苦もなく停めれた。
 アレ?時間を間違えたか?会場を間違えたか?それとも・・・?一瞬、不安が横切る。正面入り口からセンターに入っていても、全体に暗い!人影もまばらだし、案内の看板も出ていない!エスカレーターの横で、女の子が「ヒョットするとメッセだった?」と携帯をかけているのが聞こえてきた。アア!ヤッパリ、会場を間違えた!でも、確かに「総合文化センター大ホール」と聞いたはずだが・・・?
 ナニはともあれ、とりあえず「大ホール」まで行ってみようと、気を取り直して大ホールに向かった。近づいてみると、受付の準備をしている人が何人かいる。アア、ヨカッタ!ここで正解だった。
 「ご苦労様です」と声を掛けて会場に入ると、私の顔を見て「県会さんは、一番奥の楽屋に集まっていますよ」と教えてくれた。
 楽屋に入ると、なるほど県会のメンバーが黙々と「弁当」を食べている。・・・「腹が減っては戦は出来ぬ!」か?
 M議員が「三谷さんも食べて!」と言って弁当を出してくれた。さあ!食べようと、弁当の蓋に手をかけると、後からN幹事長が「ダイエット中の人が食べれる弁当ではないよ」と嬉しそうにニヤニヤしている。
 確かに開けてみると「天ぷら」をはじめ「鶏肉」の「竜田揚げ」風のモノなど、カロリーが高そうなのが並んでいる。食べるべきか?食べざるべきか?悩みに悩んだ末、意を決して断念した!・・・この意志の強さが、今日のダイエットの成功に繋がっている!
 腹ペコ状態で、会場入り口でのお出迎え。1時間前とはウって違って、続々との人の波である。人の流れが途切れないので、開会が出来ない。やっと、10分遅れで始めることが出来た。
 壇上に座って、会場を見渡していると、どんどん人が入ってくる。1階はほぼ満席。2階も埋まってきた。さらに3階にも人の姿が見える。大盛会である。
 M県議の司会で報告会は進む。F県議の開会の辞で幕開け。萩野代表挨拶。田中議長の挨拶がつづき、いよいよ今夜のメインゲスト?の松田の登場。ますます元気一杯、少し声が枯れてきているが、それが選挙らしくってイイ感じである。
 まさに真剣に!一生懸命に!熱情溢れんばかりに!新津市の課題、自分の思いを訴えて「松田の挨拶」が終わった。会場からは割れんばかりの拍手!拍手!彼の熱意が会場の隅から隅まで伝わった感じである。
 最後の締めは元「応援団」のS県議による「ガンバロー!三唱」。天まで届けとこぶしがアガッタ!
 ヤットコサ、腹ペコ状態での「県政報告会」が終わり、家路へと急ぐ。選挙もつらいが、ダイエットも辛い!小一時間のドライブをガムを噛みカミ・・・これで空腹を誤魔化しながら、一路、我が家へ!
 家に帰ると、夕食の真っ最中。「今日は鍋!チャンコ鍋風にしたから・・」と娘の声。「それに、鯛焼きも買ってきたから、後でたべてね!」とトドメノ一声!
 ああ~!それにしてもダイエットはツライ・・・? 選挙は???

最後はヤッパリ、消防団!!

2006年01月25日 08時20分45秒 | 社会、政治、三重県、議員
 一昨日の奈良での「近畿2府7県議長会」の歓談の場で、兵庫県の副議長と隣り合わせに座った。話題は自然に11年前の「阪神淡路大震災」の話に・・・
 副議長の地元はアノ「大震災」の震源地である「淡路島」だそうで、地震が起きたときは爆弾でも落ちたかと思うほどの衝撃で飛び起きた!とのこと。そのときの地震は横揺れではなく、縦揺れなので「ユッサ、ユッサ!」と揺れるのではなく「ドッド~ン!」と足元から上につきぬけるような衝撃が走ったそうである。
 ただ、不幸中の幸いと言うか?隣町は真っ暗になったそうだが、副議長の町は「電気」が切れずに、明かりが確保出来たので、なんとかあたりの状況が掴めたとの話である。
 それからが大変で、倒壊した家屋からの救出やアチラこちらから一斉に起こる火災の消火作業に追いまくられ、文字通りの不眠不休の状況が続いたそうである。
 こんな話を聞きながら、今まで不勉強で知らなかった幾つかの点を教えてもらった。
 その一つは、こんな時の消火には「消化剤」が使えない!と言うことである。つまり、燃えている家屋、倒壊している家屋の中に、まだ救出を待っている人がいる可能性が高いので、もし「消火剤」を使うと、その人たちを窒息死させてしまうオソレがある。・・・「消火剤」は空気を遮断して消火する機能をもっている。
 もう一つは、地元「消防団」の活躍である。副議長の地元は漁師町で、比較的小さな家が密集している地域だそうだが、その地域が一面、崩壊してしまい、まさに何処がどこか?判らない状態に陥ったとき、大活躍したのが、「消防団」だったそうである。
 地元に密着していると言うか?地元の事情に精通している「消防団員」は、崩壊した地域にあっても、「どこがどの家で・・・」と言うことが理解できるし、「コノ家」は「一人暮らしのおばあさんがいる!」とか、その「おばあさん」が「どの座敷」に寝ているか?まで熟知しているので、極めて効率的に、かつ効果的に救出作業ができたとのこと。しかも、自分の家が罹災しているにもかかわらず、他人の家の消火、救出活動に走り回っている姿は感動ものであったそうである。
 「最後に頼るのはやはり、地元ですよ!」・・・「防災対策も選挙と一緒です!」と大笑いをした訳であるが、副議長の地元でも少子高齢化の影響もあり、「消防団」の高齢化、人手不足が懸念されているとのこと。
 
 選挙はともあれ、災害はイツ起きるか判らない!平素からの備えが重要・・・やっぱり、選挙と同じか???

底冷えする古都・奈良で・・・??

2006年01月24日 05時52分15秒 | 社会、政治、三重県、議員
 最近の天気予報はヨク当たる。新聞の予報欄に雪ダルマのマークがつくと、必ず多い少ないの違いはあっても雪が降る。昨日もその例に漏れずイヤな予感が的中!朝から雪である。
 昼過ぎに迎えの車に乗り、奈良で行われる「近畿2府7県議長会」に出席する予定であるが、この雪で行けるのかなあ?と心配していると案の定、議会事務局から電話。「迎えに行くつもりでしたが、雪で東名阪が渋滞との情報です。電車で津まで来てください!」と連絡をしてきた。
 大急ぎで、早い「昼食」を掻き込んで、一路、津へ。津駅から迎えの車に乗り、奈良へ向かう。乗るや否や「名阪が渋滞ですので、『伊賀街道』で行きます」と宣告された。そこから延々と旧道を走る。途中まではサほどではなかった「雪」も、さすがに「長野峠」は、一面、真っ白!予想通りの積雪である。
 路肩でチェーンを着けるトラックや溝に落としている車などを横目に見ながらのドライブであるが、やはりノロノロ運転。時間が掛かる。
 ヤットの思いで到着した「奈良」は足の底から冷えてくるような寒さ。盆地特有の底冷えのせいか?奈良公園にも余り鹿が見当たらない。時折、見かける観光客も背中を丸めて足早に通り過ぎていく。寒々とした古都・奈良である。
 「議長会」の会場は猿沢の池の湖畔にたたずむ「猿沢荘」・・・職員共済の施設である。なんでも「質素に!」と言うことで、各県とも「職員共済」の施設で開催するとの申し合わせになっているとのこと。その「猿沢荘」に入ってみて、納得した。なるほど「質素」である。
 外は寒々、施設は質素の「議長会」であるが、「議論」方はそれはソレは熱いアツイ、中身の濃いものでありました。
 この種の「議長会」はどの地域のでもそうであるが、各県がそれぞれの「要望」を議案として出し、それを討議して、合意に至ったものを「議長会意見」として発表すると言う流れである。今回も同じ流れで、本県からは「少子化対策の充実」を求める議案が出され、議長が提案説明をおこなった。
 とりわけ議論があったモノの中には滋賀県が提出した「琵琶湖・淀川水系」に関する議案のように、勢田川上流の滋賀県と下流域の京都、大阪との利害が対立し、力の入った議論の末、合意には至らず保留となってしまったモノや「耐震強度偽装問題」に関する京都と大阪との調整案をさらに本県から注文をつけて修正したモノなどがあり、結構、活発な議論が展開された。
 また本県からは「リサイクル製品利用推進条例」や「森林づくり条例」についての説明と他府県の理解を求める発言も特別にさせていただき、予定時間をかなりオーバーして「議事」は終わった。
 帰りの道中は、雪も溶けて快適なドライブとなったが、車のラジオからは「ホリエモン逮捕!」のニュースが流れている。

 金のためなら「粉飾」「偽装」も平気と言う世の中!次回の「議長会」の議案はコノあたりのことになるのか???

出口はどこ??具体的に言え!!

2006年01月23日 05時46分58秒 | 社会、政治、三重県、議員
 公共工事の「質」を確保するためには「入り口」論より「出口」論の方が大切であると書いたところ、二,三の方から「そんな抽象的なことを『議員』?が言っていてどうする。もっと具体的に言え!」とお叱りをいただいた。
 そこで、もう少し具体的に「出口」での検査のあり方を書いて見ます。
 そもそも、現在、県「県土整備部」での仕事の大部分は「発注業務」である。このことは単に県だけではなく市町村の「土木・建設」部、課でも同じであるが、一つの事業を企画すると、まず「コンサル」なりに調査を「発注」する。次いで、その調査結果を基に「基本設計」、「実施設計」等を「発注」し、積算をして「入札・契約」と言う形で「工事」を「発注」する・・・これが「土木・建設」部、課の主要業務の実態である。
 言い換えれば、「調査」「基本設計」「実施設計」「工事」などをコトゴトク外部に「発注」している・・・外部委託をしている「県土整備部」に厳密な意味での「中間検査」「完成検査」が出来るだろうか?と基本的な疑問を持っています。それなら、いっその事、「検査」業務も外部に「発注」をして、厳格な「検査」をしてもらったらどうでしょうか?その代わり、その「検査結果」のリスクもそこにシッカリと持ってもらう・・・そんな仕組みにしてはどうか?と言う提案である。
 そんなことをすると、今回の「耐震強度偽装事件」ではないが、民間の検査組織では「利益優先!」「効率優先!」で、厳格な検査をしないのでは・・・との声が聞こえてくるような気がしますが、私が提案する「民間検査組織」は従来ある役人天下りの「半官半民」の検査組織ではなく、「保険保証会社」が依頼する「検査組織」を意味しています。 少し具体的になってきたでしょう??
 そして私がここで言う「保険保証」とは、今まであった「工事保険」とは違い・・・従来は工事請負会社の倒産などで「工事の継続」が不可になったとき、その保証をする「保険」であったが・・・「中間検査」や「完成検査」の「結果」を「保証」する「保険」を意味しています。
 つまり「設計内容」や「工事内容」また、それを見逃した「検査」に起因することにより生じた「損害」を補償する「保険会社」自身が依頼する「検査」であれば、より厳密な検査が実施されるであろうし、万が一、検査を潜り抜けた原因により「損害」が生じたときも、その補償に「税金」を投入することなく、被害は「保険金」でまかなわれることになる。
 そんな「保険契約」を「工事請負会社」に義務付けた上で「工事発注」をすると言うことである。そうすれば「出口」で厳格にチェックされるので、当然のことながら工事の「質」は相対的に担保されることになる・・・なかなかイイ提案でしょう??

 まあ、いろいろ書いてみましたが、ほとんど思いつきです。でも、思いつきでイイのです。

 先日、聞いた犬山市長の言によれば「官僚はオーケストラで議員はジャズだ」そうです。つまり「オーケストラは楽譜どおり演奏する」が「ジャスは即興で演奏する」との意味。  議員は「思いつき」で発言することに存在意義がある?と言う事か???
 
 
 
 
 

入り口?出口?それとも・・・??

2006年01月22日 07時24分20秒 | 社会、政治、三重県、議員
 今年も昨日から、大学入試のセンター試験が始まり、新聞、TVなどでその模様が報道されている。東京では雪混じりの天候のようで、受験生の皆さんも寒い中、本当に大変だと思います。ぜひ、ガンバって希望の大学に入ってもらいたいと願うところです。
 さて、日本の大学入試制度では「入る」時が難しく、「出る」時は易しいと、かねてから言われており、大学に入学さえしてしまえば、後は「気楽」に「ノンビリ」と学生生活を謳歌する・・・コレはコレで意味のあることではあるが、欧米の大学生に比べて勉強をしないと指摘されてきています。
 このことはお隣の韓国や台湾でも同様のようで、歴史的には古来中国の「科挙」に由来するのか?「受験戦争」は日本に比しても、より激しいモノがあるとのことである。
 このわが国の「入試制度」の考え方は、単に「学校入試」だけではなく、社会のいろいろな仕組みにも浸透しており、例えば「公共工事」の「入試」である「入札・契約」制度などにも現れてきているのではないか?と思います。
 先日、松阪市長とコノ「入札・契約」制度について議論をしたばかりですが、わが国の・・本県でも同じですが・・最近の「入札制度」は「入り口」の「業者選定」に関しては、極めて厳格で、競争性の確保、透明性の確保、価格競争の徹底などにより、逆に真面目な業者、正直な業者が生き残れない「システム」になってきているキライがある。
 それでいて、耐震強度偽装事件に見られるように「出口」である「中間検査」「完成検査」が大甘で、「公共工事」の「質」が本当に確保されているのか?はなはだ疑問であると言わざるをえない状況に陥ってきているのは、今回、施行された「公共工事品質確保法」を挙げるまでもなく多くの識者が指摘しております。
 本県においても「入札・契約」制度の見直しに入っておりますが、ややもすると「入り口」の制度改変の議論ばかり先行して、「出口」の議論がオロソカになっているのではないでしょうか?一定の「競争性」ご「透明性」が担保出来れば、後はむしろ「出口」での厳格な「質」の確保こそが大切なのではないでしょうか?
 道路、橋梁、トンネル、箱物など全ての「公共工事」に共通することは、まず「県民の安心、安全」の前提である!と言うことならば、「出口」こそ、より重要であるのは間違いないと思います。「設計基準」を外れたり、「手抜き」をした業者は、それこそ1年以上「指名停止」になるなど、「質」をオロソカにする業者は生き残れない仕組みを作ることが、ひいては自動的に「真面目」で「正直」な業者を、一定の「競争性」「透明性」を確保しつつ「公平」に選定していくことに繋がってくることになると思います。
 「所得税」と「消費税」の議論ではありませんが、「入り口」よりも「出口」を厳格にすることが、より「公平性」を確保することになるとの説もありますので・・・??