三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

来年がいい年であることを!!!

2010年12月31日 08時38分52秒 | 社会、政治、三重県、議員
 大晦日である。今年一年、いろんなことがありました。県立病院改革で大揉めにもめたり、新県立博物館構想でアンケートをとったら、県民のほとんどはそんな構想があること自体ご存じなかったり、極めつけは知事の三選不出馬の発表。果たして来年はどんな年になるのか?
 ご存知のように、来年は統一自治体選挙の年である。当然のことながら、首長と議会の関係、議会と住民の関係、さらには「議会」そのものの在り方が厳しく問われることになると思います。先進議会などと言って、満足しているとトンデモナイことになるのでは・・・?
 「心して臨まないと」なんて自分で自分に言い聞かせています。
 いずれにしても、来たるべき年が皆様にとって素晴らしい年になることをお祈りし、今年最後のブログといたします。本当にこの1年、お世話になり有難うございました。来年もよろしくお願いいたします。

知事候補は多士済々??

2010年12月25日 14時09分19秒 | 社会、政治、三重県、議員
 元県議会議長であり、前の県商工会連合会会長の藤田幸英先生がお亡くなりになった。享年89才。ご生前はいろんな意味で大変お世話になり、ご指導も賜った。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 その藤田先生のお通夜が23日夜、しめやかに執り行われた。24日の葬儀には先約があり、どうしても参列できないため、通夜へと赴いた。盛大な通夜式から一路、家路へとついたのであるが、伊勢から桑名への夜の特急は何時ものことながら便が少ない。宇治山田の駅で30分近く時間をつぶし、駅員さんがこれが一番早いですよと言う特急に飛び乗った。
 祭日の夜なので、空いているか?と思っていたが、予想に反してほぼ満員。運よく窓側の席に座ることができた。混んでいる割に私の隣の席はズ~ット空席。これはラッキー!ゆったりとした気分で新聞が読める。自分の幸運を天に感謝した。
 列車が×駅に滑り込むと、何人かの人が車内に乗り込んできた。オヤ?向こうから歩いてくるのは○○先生ではないか?ひょっとすると隣にお座りになるのでは・・・?と身を固くしていると案の定隣にお座りになった。
 「オウオウ三谷君じゃあないか?」「今頃何?」 「通夜の帰りで」 「それはご苦労さん」・・・とりとめのない会話が始まった。しかし、この時期、この二人が並んで話をしていると話題は自然に知事候補のことに。
 「君も候補の一人だけど、県議会に候補はいる?」と一応、社交辞令で私の名を言った上で、候補の具体名の話に入ってきた。「イヤァ~いませんね」「それより××さんは事務次官になるそうですね」「あれは△が先走った」「□□さんの知人の方から彼は出ない!と電話がありました」「それは△の報告とは違うな」「それはそうと×出身のこんな人がいるよ」「へ~、知りませんでした。若くていいですね」「××界にはこれもいるよ」「それはないでしょう」「イヤ、わからんよ」「実は×業界からはこんな名前が出てますが・・・」「おぅ?それは知らなかった。△からも聞いていない。頭に入れておかなければ・・・」
 結構、込み合った列車の中、それなりに顔の売れた○○先生と人品卑しからぬ私とが額を寄せ合って、ボソボソト話し込んでいる。周りの人はこの人たちは一体、何だと思っているだろうか?
 それにしても△も大変だ!!

今月、3度目の東京日帰り出張??

2010年12月24日 07時57分11秒 | 社会、政治、三重県、議員
 一昨日は朝から地元廻り。長かった第2回定例会がやっと終わり、待望?の地元支援者廻りを開始した。新人、現職入り乱れて選挙運動ならぬ「後援会活動」に精を出している中、一人、議長であるが故に「公務優先」の使命感に燃え、議長の職務に専念していたため、大幅に出遅れての「後援会活動」である。
 しかし、その至福の時間も午後3時で打ち止め。またまた東京へと出発したのである。目的地は総務省大臣室。四日市の総合医療センターを何とか「特定地方独立行政法人」として認可してほしいとお願いするためである。
 地方独立行政法人には一般と特定の二種類がある。前者は職員が非公務員、後者は公務員。色々議論があったものの、知事と議会の総意で、総合医療センターを大規模災害時に災害対策基本法に基づいて職員派遣などの対応可能な、あるいは国民保護法に基づく職員派遣が可能な「特定地方独立法人」としてお認めをいただきたいと要望、陳情?に行ったのである。
 総務省で知事と合流。大臣室に入ると片山大臣がにこやかに迎えてくれた。大臣とは日曜日のシンポジュウムでお目にかかったばかり。「お忙しい中、お時間をとっていただき・・・」と申し上げると「先日はご苦労様」と親しみを込めた挨拶が返ってきた。
 知事と私から要望趣旨を説明し「何とか認可の方向で・・・」とお願いすると「国はなんかカンか言ったところで、最後には責任を取らない」「地方がいいと考える方法でされるのがいいのでは」と極めて明快な返事。「議会が定款を議決しても総務省が認可しない場合は一戦交えよと思っていたんですが」と言うと「いやいや一戦交える必要はありません」「定款議決に向けて進めてください」と笑顔で仰る。これは東京まで来た甲斐があった。思わず第一回定例会の緊迫した日々を思い出した。
 今回のことは新政権の二つの効果がうまく出た結果だと思う。一つは地域のことは地域が決めるという「地域主権改革」の明確な解釈により結論が導き出されたこと。もう一つは「政治主導」のいい側面が出たことである。おそらく今までの前例主義の官僚主導では絶対に出なかった結論が大臣の英断によって出されたのだと思う。
 新政権もこんなことを一つひとつ積み上げていけば、支持率も上がるのにと考えながら、今宵もまた新幹線での駅弁夕食。一人、缶ビールで乾杯をした。
 

いったい、どうなるの??

2010年12月22日 08時40分35秒 | 社会、政治、三重県、議員
 民主党の石田衆議院議員が名古屋市長選へ出馬することを正式に表明した。事実上の河村市長との一騎打ちである。お二人には、大いに名古屋市の将来像や議会との関係、自治体経営の在り方などを論議していただいて、市民に明確な選択肢を示していただきたいものである。
 それはそうとして、横から見ていてますます判らなくなってきているのは、大阪の橋下知事との関係である。新聞報道によると石田議員は「議会内閣制」を目指すと書かれている。えっ?「議会内閣制」?ソレって橋下知事のおはこじゃないの?私の記憶が正しければ「議会内閣制」の言いだしっぺは橋下知事その人。
 しかも橋下知事は河村市長と連携をすると明言しているし、大阪「都」、中京「都」構想をともに進めていこうとも言っている。
 河村市長が二元代表制をぶち壊しにかかっているから、それに対抗する石田議員が「二元代表制」やせめて「議院内閣制」を唱えるなら理解もできるが、なんで「議会内閣制」になってしまうのか?愛知の知事選以上に混乱してしまう。
 「大阪維新の会」が大量の候補者を擁立するそうだ。市議会リコールを受けて「減税日本」も候補者擁立に動き始めたとも報じられている。埼玉県では清水さいたま市長が地域政党「埼玉改援隊」を結成するとのニュースが流れている。
 それぞれがそれぞれに事情や理由があるのでしょうが、議会の翼賛化につながりかねない流れだけに、われわれも他県のことと済まさずに関心をもって、見ていかなければならないと思っていますし、時に応じては発言をし行動もしていかなければと本当に真剣に考えています。
 

野村コンファレンスプラザに行ってきました。

2010年12月20日 18時21分12秒 | 社会、政治、三重県、議員
 日曜日の午後、1時ちょっと前の新幹線に飛び乗り、一路、東京へ。目指すは日本橋に新しくオープンした「野村コファレンスプラザ日本橋」。なんでも三井不動産が日本橋再開発のコアとして作り上げ、つい先日の11月の下旬に出来上がったばかりの馬鹿でかいビルの6階にある豪華なホール・・・そのホールに向かったのである。
 何しに行ったかと申し上げると横浜市議の荻原さんなどが中心となって開催をした「地方政府の多様化を進めるシンポジュウム」のパネラーとして出席するためである。荻原さんなどは「議院内閣制」論者、私は「二元代表制」論者。このあたりの対立軸?を中心に「地方議会」の課題や「議会改革」の方向などを議論しようとする趣旨で開催をされたのである。
 このシンポジュウム、パネラー以外はナカナカの豪華な顔ぶれが並んでいる。基調講演をするのは片山総務大臣。予算編成の山場の超多忙の中、出席をされて40分ほど熱弁を振るわれた。そして、その後の会場との質疑応答を入れると優に1時間を超えての講演。相変わらず、議会の痛いところをグッサとついてくる。何度聞いても面白い。
 もっと驚いたのは一番前席に名古屋市長候補として有力視されている石田衆議院議員が座っていたことである。思わず「先生、名古屋にいなくていいんですか?」と尋ねてしまった。もっとも、翌日の朝刊一面に「名古屋市長候補、石田衆議院議員に決定!」と出ていたのにはもっと驚きました。
 他に誰か知っている人はいないか?と壇上から見渡すと、名古屋大学の後先生、あれアレ立命館の駒林先生もいるではないか。
 こんな人の前でしゃべるのは、いくら図々しい私でも少し気が引ける。でも、シンポが始まると同時にいつもの調子で「二元代表制は・・・」と恥も外聞もなくしゃべってきてしまった。
 でも本当は下に座って聞いている人たちが壇上でしゃべった方が余程、内容があるシンポジュウムになったのでは・・・?? 150人を超える聴衆のほとんどはそう思っているに違いない!!そう確信を抱きながら帰路に就いたのでありました。

生放送は緊張するよ!

2010年12月14日 15時42分01秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は夕刻から三重TVのニュース番組に生出演。県民ホールの一角に設けられた特設ステージ?でインタビュアーから「議長の一番、重要な仕事は?」なんて質問に答える構成となっている。
 少し早い目に特設会場に到着。マイクをつけてもらって椅子に腰掛けていると、なんせ「県民ホール」・・・県庁ロビーなので、顔見知りの職員が何か珍しいものでもみるような顔をして次々とやってくる。
 「もうすぐここから放送するんです」などと言うと「がんばってください」と声をかけてくれるものもいるし、ただただものも言わずニコニコしながら立ち去っていくものもいる。
 うまくやってください!と願っているのか?トチッタラ面白いのに!と腹の中で思っているのかは定かではないが、入れ替わり立ち代り職員が来るところを見ると、みんなが異様に関心を持っているのだけは間違いがない。
 CMに入りました!本番まで1分30秒前!1分前!30秒!5!4!3!2!Q!!
 ワァー緊張する!!

ツイッターならOK??

2010年12月13日 08時48分24秒 | 社会、政治、三重県、議員
 ネットのニュースを見ていると、金沢市長選でのツイッター問題が出ていた。なんでも現職と新人の一騎打ちで、新人候補が僅差で勝利を収めたと報じている。その差、1千数百票とのこと。大激戦だったようだ。
 問題は新人候補の陣営が選挙中、ツイッター更新を繰り返しており、選管から4度も忠告が出ているにもかかわらず、投票日当日も投票に行くよう呼びかけていたとのことである。しかも、投票締め切りの直前の午後6時台になってから、若い人たちが大挙して投票場に来たとも報じている。
 ここで分からなくなるのは石川県警の対応である。ツイッター上で候補者名が特定されていない、公選法上の違反になるかどうか定かではないとの理由で、選管から通報を受けてはいたが、陣営に警告をしなかったらしい。
 ニュースによるとそのツイッターからは容易に候補者の写真などにつながるとも報じている。
 さて、さて、これはどのように理解をしたらいいのか?選挙中にホームページやブログの更新をすると公選法でいう「図画文書頒布」で選挙違反になると思っていたが、候補者名が出ていない「ツイッター」なら更新をしても違反にならないのか?・・・このあたりのところは、ぜひゼヒ、ハッキリとしてほしい。
 もし、違反にならないのであれば、ツイッターの活用も検討しなけばならない。誰か詳しい人がいれば教えてほしい。お願いします。

絞り込みは難しい!!

2010年12月11日 13時52分56秒 | 社会、政治、三重県、議員
 岡田事務所から電話がかかってきた。内容は県が出した「国への提言・要望」に伊勢大橋の架け替えが重点要望として位置づけられていない!そのことで岡田から苦情がきた!県は伊勢大橋の直轄裏負担が嫌なため恣意的に伊勢大橋を一般の並列要望にしてしまっているのではないか?との話である。
 今年の内容の説明を受けた時、例年とは違っているところ・・・たとえば新規ではいったもの、昨年はあったが本年は削ったところ等のことは、どうしてこうなったのか?など色々と質問した記憶があるが、「桑名東部拡幅事業」が重点要望から転落したなどという話はトンと聞いていない。
 さっそく、道路担当のF総括室長に電話。「伊勢大橋がどっかに行ってしまっているらしいが・・・」と文句を言うと「いや違うんです。重点要望のままです。ただ民主党さんが特出しは出来るだけ絞れ!との指示でしたので、結局、道路の特出しは新名神と紀勢道になってしまったんです」「裏負担が嫌でなんて、まったくの誤解です」と反論をしてきた。
 なるほど、そう言われればそうなのか?と了解をした。
 三重県1区から5区までの数ある道路に関する要望を2~3に絞り込もうとすると、どうしても全県的に関心のあるものや名前が周知されているものが優先されるのは仕方がない。しかも3区の人間が他の選挙区から出てきた要望にとやかく注文を付けたり、「これはダメ!」なんてことは言いにくいものである。
 つまり「伊勢大橋」は桑名にとって極めて重要な橋ではあるが、全県的にみるとローカルな課題になってしまう。これを全県的課題だ!と認めさせるのは難問である。
 それではどうするのか?トドノツマリ、こちらサイドでヤルッキャない!ということです。今一度、岡田も交えて、仕切り直しでガンバルしかない!ということです。・・・
 それにしても、沢山あるものを絞り込むのは難しい。特に私のような気の弱い、押しの弱い人間にとって、地元要望を押し込むなんてことは本当に・・・考えるだけでもファイトが湧いてきます!!!

元気をだして!M次長!!

2010年12月08日 17時46分18秒 | 社会、政治、三重県、議員
 今日は日帰りの上京。都道府県会館で大森東大名誉教授と待ち合わせ、今度、設置を予定している議会独自の「議員報酬審議会」に関するご指導を賜った後、総務省にて森野地域主権調査特別委員長、舘委員と合流をした。何しに総務省に行ったかと申し上げると、先の本会議で議決をした同委員会発議の「地域主権に関する意見書」を提出するためである。
 地域主権関連3法案を早く採択しなさい!とか一括交付金化の促進!や国の出先の原則廃止など一向に進まない「地域主権改革」に対する「三重県議会の意見」を申し述べに行ったのである。
 総務省の7階。向かった先は「逢坂総務大臣政務官室」。やあ、やあと廊下まで出てきてのお迎えに驚きを超えて、感激をした。野党とも原則合意をしているので、何とか次の通常国会では通すつもり。一括交付金は23年度は都道府県に5000億・・・など相変わらずの熱の入った話についつい引き込まれてしまった。
 その総務省を後にして、次に向かった先は自転車会館の中にある「地域主権戦略室」。おなじみのM次長が待っていてくれた。「ご無沙汰で・・・」と話し始めたが、何かどうも元気がない。ひょっとすると昨夜の忘年会か何かでの飲みすぎで二日酔い?そんな感じでもない。「地域主権関連3法が継続審議になったのがショックで」・・・どうやら、そのあたりが元気のない原因のようだ。
 「会期延長があれば・・・」何とかなったのにとの思いが脱力感につながっているのか?事務方として積み上げてきて、やっとゴールに手が届く!その直前にまた、ゴールが先に行ってしまった・・・そんなガックリとした雰囲気が漂っている。
 でも元気を出してよM次長!あの逢坂政務官いる限り、あの情熱がある限り、必ず地域主権改革は前進する!私はそう信じています。信じてなきゃ、やってられないじゃないですか!

味のある質問?それとも??

2010年12月06日 14時02分10秒 | 社会、政治、三重県、議員
 一般質問二日目、二番バッターとして登場したのは松阪の竹上議員。いつも独特の言い回しながら、一ひねりした味のある質問をする。今日も期待にたがわぬ内容であった。
 なんとなく「地元ネタ」の感ではあったが、一つ目が県営「こどもの城」の地元負担の問題。県施設のあり方から解き明かし、建設当初の県と地元市との協定が幕末期の「不平等条約」みたいだ!とこき下ろし、今こそ見直すべき!と訴えた。
 しかし当局は暖簾に腕押しの紋切り型、絵に描いたような官僚答弁に終始したものだから、「かって松阪市長と副市長は見直しを要求していたのでは・・・」と元松阪市長の野呂知事と元松阪副市長の総務部長にキツ~イ嫌味を一発。
 つづいて「松阪食肉公社」の処理施設建替問題。食肉を輸出しようとすれば、それ相応の施設がいる!と訴え、当局の考えをただした。推定100億くらいかかる建設費に恐れを感じたのか、総務部長の答弁も慎重の上に慎重な内容。
 業を煮やしたのか竹上議員、再質問で知事の覚悟ほどをただした。すると知事は来期不出馬の気楽さからか?一歩踏み込んだ前向きの答弁。
 すかさず竹上議員「もう一度出てもらいたいくらい・・・」