三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

一般質問初日。議場の風景は・・・??

2006年09月30日 10時03分38秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は一般質問の初日。若手が次々と登壇をして、議場を沸かした。代表質問では調子が悪く、聞こえづらかったマイク・スピーカーなどの音響設備もメーカーの技術者とおぼしき人が付きっ切りで調整をしていたお蔭か?議員側も執行部側もよく聞こえるようになり、本来の「議論」が出来る環境となった。
 4人が登壇したのであるが、やはり若い人は聞いていても、清々しいと言うか?勉強の後もうかがえて気持ちのいい質問が多い。
 自民党のN議員のスクールバスの提案と質問や未来塾のS議員の福祉関係の質問などは、内容が具体的であるだけでなく、なかなか説得力もあり、思わずコチラも頷いてしまうような良いものであった。
 また、N議員の質問に関連して注文をつけたT議員の「関連質問」も、いつもながらの訥々とした語り口ではあるが、それなりの迫力があり、好感の持てるものであった。
 「新政みえ」の理論家であるT議員も自分の持ち味を存分に出した質問振りで、その分析力と論理構築には頭が下がる。
 ただ、全体に言えることは、執行部側の答弁が「饒舌」に過ぎると言うか?もっと簡潔に要点を掴んで解りやすくナゼ話せないのか?・・・と思ってしまいます。
 質疑が最後の方になり、残り時間が僅かとなってきていることが判っていながら、ダラダラとイツまでも喋っている。それも、もう少し、要領よく話をすれば済んでしまうことも、予め用意した答弁書の最初から最後まで読まなければ終わらない。
 ナゼ、もう少し纏めて答弁することが出来ないのか?不思議でなりません。

 しかも、雛壇にいる執行部の後列の方では、眠っているとは信じたくはありませんが、どう見てもウトウトとオヤスミニなっておられるのでは?と疑いたくなるような顔つきの方を2,3お見受けする。
 余り答弁機会のない方の緊張感を呼び戻すためにも、突如、「関連質問」や「再質問」で指名するなんてドウでしょうか?
 本当は私がやりたいのですが、「代表質問」をしてしまったので・・・???

言葉は難しい?どう表現すれば・・・???

2006年09月29日 05時52分53秒 | 社会、政治、三重県、議員
27日の代表質問のTV中継を見たと言う人から、何本か電話をもらった。議場は音声の状態が悪く、議員席では余り鮮明に聞き取れなかったようであるが、TVではそんな事もなく、通常通りハッキリと聞き取れたそうである。
 ハッキリと聞き取れはしたが、「発言内容が難しく、よく判らん!」とのお叱りを幾人かから頂戴をした。
 とりわけ「第2次戦略計画」とか「河川整備戦略」などは一般の方には馴染みがなく、「重点プログラム」がドウだ?「第1次戦略計画」の「総括」がないではないか?「河川整備戦略」の700億円の算出根拠は?5%の整備率がドウだコウダ!などと言うことは、我われ議員ならば、ごく当たり前の「言語」として使っているが、一般の県民の皆さんにしてみると、「特殊言語」をわざわざ使っているように見えてしまうのである。
 どうしても、議会の中に居て、日ごろ、県の職員の皆さんと議論をしたり、説明を受けたりしていると、「県庁」と言う「特殊地域」をごく一般のドコにでもある普通の世界と勘違いをしてしまう傾向に陥ってしまうキライがある。
 ここはよく反省をしないと、自分では普通に喋っているつもりであっても、議会独特の特殊用語を使ってみたり、県庁内でしか通用しない行政用語を知らず知らずのうちに使ってしまったりしている。
 昨日の午後、地元の小学校で、校長先生たちと懇談。さまざまなご要望を伺ったり、教育問題について意見交換をした。
 議論の内容は「特別支援教育」の制度、体制の充実や「教職員採用」の選考方法の改善、「教員加配」のことなどなど、多岐にわたったが、特にこれから心配されることは・・・とみんなが顔を見合わせて、議論したのは、安倍新総理が俄かに言い出した「バウチャー制」なる「利用券」「金券」を使っての競争システムを義務教育段階から導入する話。
 コレはいくらなんでもチョット拙速と言うか?ムチャだよね!と意見が一致した。

 でも、ここでの議論も一般の方が聴くと「特殊言語」の世界か???

どうも 野呂知事元気がない??

2006年09月28日 07時25分34秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日から「代表質問」。私がトップバッターで登壇した。「コイズミ政治」の5年間の評価や安倍新政権への注文。第2次戦略計画の問題点、さらには次期知事選への出馬意欲などを知事に質問をしたが、どうもイマイチ、迫力がないと言うか?元気がない。
 答弁もほとんど役人が書いた答弁書を棒読み。声も小さく、何となく疲れているのか?それとも他に何か悩みでもあるのか?
 元気がないようにみえるのは、8000万円近くかけて直したばかりの音響設備の調子が悪いだけではなさそうである。
 代表質問が終わって、会派の控え室で雑談をしていると、新聞記者の皆さんがやってきた。「知事は如何したんでしょうね?」「元気がありませんね」と、知事の元気のなさに気が付いているのは私だけではないようである。
 「まさか、次の選挙に出ない!なんてことはないでしょうね」とソコまで心配?する記者まで出る始末。周りがアアだコウダと余り言うので、コチラまでダンダンと心配になってくる。
 深読みをすれば、次期知事選を控えて、発言が慎重になってきている?とか密かにマニフェストでも作っていて、そのサプライズを悟られないために、議会では余りしゃべらないようにしている・・・なんてことも考えられなくないが、それでもヤハリ少し心配です。

 議会が終わって、昨夜も「地区座談会」。珍しく大入り満員。主催をしているこちらがビックリするくらいの人出である。やはり、一昨日の夜、地区の幹事さんと一緒に廻った効果か?
 一通りの近況報告や地域の課題などを説明した後、恒例の質問タイム。「何かご質問は・・・?」とお伺いをすると、次々とイロイロな意見が出てくる。
 最後の方で地区の幹事さんが手を挙げた。「今日のTV中継見てましたよ」「知事さん元気がないですね」「本当に知事は引き続き出馬するんですか?」と聞いてくる。
 「知事選に出るのか出ないのかハッキリしない」と答えると「『新政みえ』が応援すると言わないから『出る』と言わないのでは・・・」と鋭い突っ込み!
 「エッ?」・・・そう言う見方もあったのか???

飲酒運転撲滅!!これ常識??

2006年09月27日 06時09分10秒 | 社会、政治、三重県、議員
 県の伊勢建設部の職員が飲酒運転で検挙され、昨日、総務部長以下が記者会見をし、謝罪をした。部長などがカメラのフラッシュを浴びながら「申し訳ありません」と頭を下げる光景は、つい先日の田中事件の私どもの謝罪会見を思い出し、ナンとも言えない複雑な気持ちになった。
 県も「飲酒運転」には厳しい処分で臨むとの新基準を決め、「飲酒」であろうと「酒気帯び」であろうと、原則、「免職」としたとのこと。つい先日の知事の「一律、免職はいかがなものか・・・」との慎重な発言からは、想像もできない厳しい処分基準である。
 しかし、ここまでしなければ「法」が守れないほど、今の県職員のモラルは低下してしまっていると言っても過言ではないようである。
 今朝の新聞に県職員の昨年度の「懲戒処分」が11名と出ている。飲酒運転はもとより痴漢で逮捕されたもの、パチンコ屋に行っていた者、ナカナカのツワモノが揃っている。
 しかし、よく見てみると「有印私文書偽造・同行使」の職員が免職なのは理解できるが、「痴漢容疑」で現行犯逮捕された者が停職6ヶ月、「ひき逃げ容疑」で逮捕された職員がナゼかしら停職3ヶ月なのはマッタク理解できない。
 今までの処分基準がソウなのでソウなったのであろうが、今度の新基準である「飲酒運転、原則免職」と「ひき逃げ、停職3ヶ月」の乖離をドウ説明するのか?
 やはり、この際、「飲酒」だけではなく、全体の処分基準を見直すべきではないか?と思います。でないと、この頃、横行している「飲酒運転による事故」を逃れるために「ひき逃げ」をする不届きなヤカラをますます増やしてしまうことにも繋がりかねないと心配してしまうからです。

 でも、まあ、議員の方も県職員のモラルが低下している!とエラソウなことが言えるほどでもないようで、同じ新聞が伊賀市議会が「議員」が「飲酒運転」をしたとき「辞職」する旨の申し合わせをしたと報じている。
 マア、県職員も議員も同じ程度か???

今日は一日、原稿書き??

2006年09月26日 14時36分20秒 | 社会、政治、三重県、議員
 今日は一日、原稿書きです。代表質問なんて、簡単だ!スラスラといくらでも言葉が出てくる。話す内容なんて頭の中に一杯、詰まっていて、ナニも取り立てて、調べたり、資料をひっくり返さなくても、指が独りでに動いて、ドンドン文章が出来てくる。・・・と、そう何の根拠もなく思っていたのだ大間違いだった。
 明日の今日になって、ドウしよう?何にも準備が出来ていない!困った!コマッタ!の状態に陥ってしまった。ヤッパリ、頭の中が空っぽであったことにヤット気が付いた。まことに焦り狂っています。
 そんなわけで、今日はお休み。では、明日の「代表質問」をお楽しみに・・・???

巣篭もり?すごもり?スゴモリ??

2006年09月25日 05時57分15秒 | 社会、政治、三重県、議員
 安倍自民党新総裁が人事構想を練るためとかで、山梨県の河口湖畔の別荘に篭っていると、TVのニュースが報じているが、コチラは絵に描いたような秋晴れの日曜日、ドコにも出かけずに、丸一日、「代表質問」の原稿書きのため、河口湖にも、多度山にも、別荘はないので、やむを得ず家に篭っておりました。
 今まで「一般質問」や「関連質問」さらには「予算・決算特別委員会」での「総括諮問」はソレこそ数多くやってきたが、「代表質問」は今回が初めてである。
 会派の代表になったのであるから、代表質問をするのは当然と言えば当然であるが、やはり「会派」を代表しての質問となれば、コレまでの「一般質問」などと違い、少しは品良く!とか大所高所から!とか部局長が相手ではなく知事を相手に真正面からなどとイロンナことを考えてしまい正直、少々戸惑い気味です。
 しかし、ソレはソレ。イザ書き始めると、意外にも「一般質問」や「総括質問」よりも楽?である。ナゼ、楽か?と申しますと、余り細かいデーターや資料を必要としないからであります。
 なんせ、ナンと言っても「代表質問」ですから、大まか?と言うか骨太?と言うか、悪く言えば大雑把?大掴みの質疑にならざるを得ないので、アチラこちらの資料やデーターをひっくり返して、数字を探したり、県が無数に出している「○○計画」などを見直す必要がない。県政について、日ごろ思っていること、考えていることを、それこそ淡々と粛々と書き連ねていけばイイのである。
 ただ、難しいのは「会派」の代表質問ですから、会派の中から「アレも言って」「コレも質問して」とイロイロと注文が出ていることと、一般質問より10分長い70分をどう使うか?の二点である。
 会派のメンバーからは細かい数字の入った資料もいただいているが、急にこの質問になって、今までの大括りの質問から緻密な質問に変わると、あたかも木に竹を接いだようになり、聞いている人が「アア、この質問は誰かに書いてもらったな」などとイワレなき謗りを招くことにもなりかねない。
 かと言って、セッカクの資料を使わない訳にもいかない。ナカナカ難しいところです。
 10分をドウ使うか?でありますが、わずか10分じゃないか!などと言わないで下さい。されど10分なんです。この10分をいかに効果的に格好よく使い切るか?ここに「代表質問」の妙味?と言うかテクニックの粋が隠されているのであります。この点を今、真剣に考えています。

 もっと、他に考えることがあるだろうって?そうか!質問の内容を真剣に考えなくちゃ???

民主党臨時総会の熱気はドコへ???

2006年09月24日 08時54分09秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日の午後、「民主党三重県第三総支部」の臨時総会が開催され、出席をした。中央での党大会はこの25日に開催される予定であるが、党大会のメインテーマである「代表選挙」がご承知のように小沢一郎現代表一人の立候補に終わり、事実状、選挙が行なわれないので、ソレに代わるものとして、この「臨時総会」が設定されたのである。
 開会の10分くらい前に会場に着くと、受付の向うに参加される方々がズラッと列を作っている。会場に入りきれないほど、出席者が多いのか?とビックリしたが、そうではなかった。会場ホールに行く途中で、岡田代議士と参加者の方がひとり一人ツーショットの写真を撮っているのだ。その順番待ちで列が延びている。
 フーン!そう言う趣向か?と納得しながら、コチラは写真も撮る気もないので、列を追い越していくと、今度は会場入り口に「高橋千秋」参議院議員が待ち構えていて、コレマタ入って来る参加者ひとり一人と握手をしている。
 簡潔明瞭!いつもながら岡田代議士らしい無駄のない設定である。ベルトコンベアーと言うか?流れ作業と言うか?出席者が受付で高橋参議院議員の室内用ポスターとリーフレットを貰い、岡田代議士と写真を撮り、高橋参議院議員と握手をして、会場の席に着いたときは、完璧に参議院選挙向けの気持ちになりきっている。見事なものである。
 事務所の秘書が開会の挨拶をした後、スグに高橋参議院議員の挨拶となり、熱弁を振るうか?と思っていたが、これは予想に反して、簡単、テミジカ。アッサリとしたもので、挨拶が終わると、何か次ぎの予定が立て込んでいるのか?ソソクサと退席をしていった。
 サア!ココからが勝負である。参加者の気持ちが「参議院選挙」一色になってしまっているのを、「県議選」に切り替わらせなければならない!なんせ、参議院選は7月。県議選はその前の4月である。県議選の勝利なくして、参議院選の勝利はない!・・・そう言う気持ちになってもらわなければ困るのである。

 例え、県議選で「体力」「気力」「精力」を使い切ってしまったとしても、「県議選」の勝利なくして「参議院選」の勝利なし!と切々と訴えた。出席者の顔つきが徐々に「参議院選」より「県議選」との方にと変わって来るのが伝わってくる。熱気が伝わってくる。もう一息!もう一息!

9月定例会がいよいよ始まる!課題山積、頑張らなくっちゃ??

2006年09月23日 08時48分51秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日から、いよいよ県議会第3回定例会の始まりである。10月19日までの少し長めの日程ではあるが、今議会は重要な議案や検討事項が目白押し。審議の内容や密度にもよるが、執行部の対応によっては、十分な審議時間があるといえないかもしれない位の議事内容である。
 朝、9時過ぎに控え室に入ると、「防災・危機管理局」の担当者が待っていた。顔を見るなり「申し訳ありません!」と謝る。2週間以上も前に某企業から「防災協定」の申し出があったことを、忘れていたのか・気がないのか?は知らないが、ズーッとホッタラカシにしていたことが判明し、私が怒った事への言い訳にきたのである。こんな簡単な事をスグに処理できないようでは「危機管理」なんてチャンチャラ可笑しい。
 その後、2~3組の方々からイロンナ説明を受けていると「議会運営委員会が始まります」と呼びに来た。9時半から議運。10時から本会議である。
 知事の提案説明などを聞いて、本会議が終了。その後、延々と「議案聴き取り会」が続く。
 三重県議会では予算などの議案の他に、「県の出資法人」の経営、事業の報告を「事務事業評価システム」の形式で定期的にすることとなっている。今回はそれもありで、時間がかかる。
 各団体の財務諸表を眺めていると、ドコも苦戦しているのがよく判る。しかし、苦戦はしているものの、それなりに努力の成果を出しているところと、そうも思えないところがあり、またまた苦言を呈してしまった。
 長い長い「議案聴き取り会」が終わると、10分の休憩を挟んで、つづいて「議会基本条例素案」を全議員に説明をする「全協」である。今度は私ども検討会のメンバーが前に陣取って、説明と質問を受けることとなった。
 これまで、各会派で相当、突っ込んだ議論をしてきているハズであるし、検討会でも激論とまでは言わないが、それなりの議論を積み重ねてきているので、余り「質問」や「要望」などは出てこないだろうと楽観していたが、予想に反して、出るは、デルハ、次々と手が挙がる。
 質問する議員の声は、概ね「議会基本条例」の内容には異論はないが、もう少し判りやすくとか知事との関係を丁寧になどと要望が多く、「検討会」としてもそのような声を十分踏まえつつ、これから寄せられてくるであろう「パブリックコメント」の意見も参考にしながら、成案に向けて作業を進めると答弁をした。

 しかし、その前に「知事」との話し合いと言うか?議論、討論の大きな山が・・・コレを乗り越えなければ、「議会基本条例」は完成しない。今定例会中に「最大の抵抗勢力」との戦いが・・・???

「議会基本条例」各方面に波紋が・・・???

2006年09月22日 07時08分00秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日の新聞を見ると、一昨日の定例記者会見で知事が痛烈に「議会異本条例素案」を批判したとある。
 各紙の見出しはソレゾレであるが、地元クオリティーペーパーでは「『大いに問題』痛烈に批判」「地方自治法との整合性指摘」、M紙では「知事が不満感」「非常に問題点もある」、A紙は「基本条例素案『危なっかしい』」「知事、県議会と対立見解」、C紙は「県議会提示の基本条例素案を批判」などと、かなりセンセーショナルな見出しが各紙とも踊っている。
 記事の内容を見ると、知事は「議会と知事との関係」などについて、事前に執行部側と協議がなかったことなどが、いたくご不満のようであるが、一番の不満は知事の政策立案、決定などの分野に議会が踏み込んでくることのようである。
 確かに1年半前に「二元代表制における議会のあり方」最終答申に関して、知事と議論をした後、そのままになってはいるが、そこで結論を出さなければ「議会基本条例」を制定してはいけないと言う話になっていた訳でもなく、そんな約束をした憶えもない。
 議会はその後の1年間、「議会基本条例研究会」を設置し、各会派の代表委員によって、議論、研究を継続してきているし、講演会を実施するなど、議員全員の共通認識と言うか?議会全体の重要課題として取り組んできている。
 その積み上げの上に立って、現在の議長の公約である「議会基本条例」制定に取り組んできたのであるから、流れと言うか・物事の詰めの順序は間違ってはいない。
 しかも、発表したのはあくまで「素案」であり、この「素案」を基に、大いに議論をしましょうと議会が呼びかけているのであるので、そう居丈高にお怒りにならなくてもイイのでは・・・と思ってしまいます。
そもそも「議会」が政策立案、政策提言をするのは議会が本来持っている基本的な権能であり、政策決定をするのは「議会」が「議決機関」である以上、当然のことでもある。
 逆に言えば「議会」が「政策立案」「政策提言」「政策決定」をしなければ、またはソレをせずにサボっていれば、それこそ「議会」の「不作為」と言う謗りを免れないことになってしまう。・・・まあ、こんなことは知事と今度、会ったときに徹底的に議論をすればいいことかもしれませんが、常識の話です。

 昨夜の「地区座談会」・・・戸数の割りに出席者が多い。出席率は1/2を超えている。しかも、老若男女、それぞれ顔を揃えて、なかなかイイ雰囲気の座談かである。
 会の終わりごろ若い方が手を挙げて「県議会って、ナニをするところ?」「議会の役割ってナンですか?」と嬉しい質問。それに答えていると、隣の70過ぎくらいのお年寄りが次に手を挙げて「二元ナンとかとよく新聞に出ているが・・・」「三谷さんの名前も一緒に出てくるけど、よく解らん!」「説明を・・・」とこれまた嬉しい質問がつづく。
 「二元代表制」も「議会の役割」も、本当に関心が広がってきたものだ!!!

安倍自民党総裁誕生!これからの日本は???

2006年09月21日 07時55分17秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日の午後、自民党の総裁選挙が行なわれ、事前の予想通り、安倍晋三氏が自民党の新しい総裁に選ばれた。国会議員と党員、党友を合わせた700票のうち66%、2/3の得票率が高いのか?低いのか?は議論の分かれるところとは、思いますが、大方の予想であった70%を超える得票率には至らず、しかも党員、党友の投票率が61%台に止まったことなどを見ると、安倍氏自身は内心、その結果に少しガッカリしているのではと考えてしまいます。
 それでも、冷や飯はゴメン!と言うことか?なんとしてでもポストを!と言うことか?は知りませんが、国会議員の多くが、コチラの方は予定通り、雪崩を打って「安倍支持」へと流れていったことは、やや党員、党友の意識と乖離があったのかな?とも思います。
 しかし、いずれにしても9月26日の本会議で新首相に選出されることは間違いありませんので、今後の日本はしばらくの間・・・どれくらいの間かは、よく判りませんが・・・この安倍新首相の下で政権が運営されることになります。
 そこで、この安倍新首相が「地方分権」や「地方政策」をドウ考えているのか?と俄か作りではありますが、勉強をして見ました。勉強をして見ましたが、マッタク、どうもよく判りません。総裁選の最中でも、アノ方のマニフェストとも言うべき「美しい国へ」の本のなかでも、ホトンドナニも「地方」について語っていないのであります。
 「憲法改正」や「教育改革」などは中身は余り見えませんが、それなりに氏自身の思いが、そこはかとなく伝わってきますが、「地方」については、具体的なことはナニも語っていないと言っても、ほぼ間違いないと思います。
 そんなナニも解らない「地方政策」ではありますが、2点だけ「地方」に関する「政策」らしきことを語っています。
 その1点は「新分権法」の策定。もう1点は「道州制の導入」であります。
 「新分権法」については、その中身が未だ何一つ明らかになっていませんので、イッタイ、ドンナことを考えているのか?「地方分権」そのものをドウ考えているのか?は推測すら出来ませんが、「道州制」に関しては、中身はどもあれ、ここ3年で道筋をつけると、こちらは妙にスケジュールだけは具体的に示している。
 国の形の基本中の基本である「道州制」の導入議論が中身の議論のマッタクない中、導入日程だけが先行して示されることに、大いなる不安を感じます。

 「道州制」は「市町村合併」と違い、国の法律で決まってしまう・・・「三重県」は合併しませんよ!道州制には参加しませんよ!と言うわけにはいかない制度である。それだけに「地方」のサイドからシッカリとした「国の形」の議論を巻き起こしていかないと、またぞろ、国の財政論や財務省の考え方での議論になってしまう危険性が・・・???