三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

環境保全事業団はどこへ行く???

2005年12月22日 06時11分52秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日、議長の諮問機関である「環境保全事業団経営健全化検討会」から「最終報告」があり、全員協議会でその説明をきいた。今さら、改めて言うまでも無く「環境保全事業団」の「ガス化溶融炉」は大甘の当初計画により、あれよあれよと言っている間に、わずか2、3年で、30億を超える大赤字を作ってしまい、県からのテコ入れがなければ、「銀行取引停止」即ち「経営破たん」に陥ってしまうとのことで、大慌てで「20億」の緊急融資を行った代物である。
 そして「事業団」の経営努力により、多少、赤字幅は減少したとは言え、本年度も「5億」を超える赤字が見込まれ、このままで行けば、本年度末での累積赤字は「39億」になると言われている。
 さあ、どうするか?と言うことで、今回、議長の下に「検討会」を設置し、答申を求めた。この「検討会」の特徴は、従来の県がよく置くような「学者」中心の「検討会」とは違い、実際に「経営コンサルティング」などに関わっている実務スタッフをメンバーとする「検討会」としたことである。
 その結果、極めて判りやすい「最終報告」が出てきたと思います。詳しくは新聞紙上などで見ていただければと思いますが、「今までの分」と「これからの分」とに大きく分け、「今までの分」は県の「大甘の計画」の結果であるので、「県負担」。「これからの分」は「市町村負担」と「県負担」に分けて考えて、「ゴミゼロ」など「環境政策」から生じる「コスト」は「県」が負担すべきと提言している。
 この答申を受けて今日、知事に議会としての「環境保全事業団経営健全化に関する提言」を提出することとなるのであるが、果たして設置者たる「知事」がどう判断するのか?注目をするところです。
 本来ならば、「議会」の「意見」が出れば、「知事」も「考え」を明らかにし、初めてそこで「議論」が生まれると言うことになるはずであるが、いつごろ、どのような形で「環境保全事業団」の「経営健全化」に対する「考え」を明確にするのか?余りヨク見えてきておりません。少なくとも「来年度予算」が確定する第一回定例会までには、明らかにしていただかないと「予算審議」が出来ない!と言うことになってしまいます。
 ところで「報酬審議会」の委員の皆さん!26日には「最終答申」を出されるそうですが、議会も「こんな」に頑張っていると、ぜひ、ぜひ評価をしてください!何かしら、もれ聞こえてくるところによれば、「こんな議会」を相手にしている「知事」が可哀想と皆さんが同情しているとの話。
 ヒョットすると「可哀想」な「知事」の「報酬」が上がってしまったりして・・・???