三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

ますます判らなくなってきました・・?

2005年12月06日 06時12分27秒 | 社会、政治、三重県、議員
 先日の議案聴取会の折、総合企画局の補正予算要求の中に「成熟社会に向けた三重の県土づくりの戦略」調査検討についてと言うのがあった。今まで聞いたことがない項目であり、ナンのコッチャさっぱり判らない!機会があれば、一度、内容を説明して欲しいと頼んでいたところ、昨日、総企のA総括室長が部屋に説明に来た。
 朝からの総務局のレクチャー、本会議での一般質問、午後の議長役、そしてその後、議会運営委員会、「県民ミーティング」の記者会見とつづき、かなりくたびれ果てて、思考能力・・ただですら無いところに疲労困憊状態で思考停止状態となっているのを見計らったかのように、偶然か?計算ずくか?は判らないが、説明する方としては絶好のタイミングで入ってきた。
 これが「成熟社会に向けた三重の県土づくりの戦略」調査検討について(案)ですと一枚のペーパーをテーブルの上に広げた・・・その(案)なるものを見て、一瞬、頭がクラクラッとしてしまった。これは「パズル」か?はたまた「知恵の輪」か?
 いくら書いてある「フローチャート」を読み解こうとしても、マッタク判らない!よくぞ!まあ!こんなものを書いたものである。説明を聞けば、少しは判るか?と思い直し、説明を聞くことにした。
 「新しい時代の公」推進方針と「みえの文化力指針(仮称)の策定」を踏まえて、「県民しあわせプラン」の中の「地域創造の新たなステップへ」から「新しい時代における地域のあり方」に関する(骨子案)への一連の流れを検討しつつ、「次期戦略計画」策定へ反映させるための調査検討との説明である。
 この説明を聞いて、すぐに理解できる人はおそらく県議会にも県庁の中にも一人もいないであろう。この内容で今定例会での「総務企画常任委員会」にかけるとの事。これを審議する「総務企画常任委員会」の委員の先生方も気の毒ではあるが、これを論理的かついかにも必要であるかのように説明する執行部側はもっと気の毒な立場になるのではないだろうか?
 しかも、この作業が終わり、議会で承認、議決されれば「お金」をかけて、どこかの「コンサル」に頼み、それなりの「カッコ」のついた「○○戦略」として、登場してくるのである。
 「文化力指針」が定かでなく、「生活創造圏」をどうするのかも見えないまま、しかも「プロジェクトC]などの「地域政策」の総括がマッタクなされていない現状の中で、また新しい「意味」がよく判らない「地域政策」が出来上がってくる。
 野呂県政も「後一年半」だからと慌てるのではなく、「その後の四年」を見据えて、少し腰を落ち着けて「県の地域政策」をジックリと考えるべきではないかと思います。「未消化」「消化不良」「半煮え」「生煮え」の「○○指針」とか「△△戦略」などを矢継ぎ早に出すのではなく、せめて「三重のくにづくり宣言」ぐらい時間をかけて作るべきと考えますが、いかがですか?
 それとも「その後の四年」は「ナイ」とでもオシャルのでしょうか?