三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

報酬審議会で証言をしました!

2005年12月20日 06時12分19秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日、議会を代表して、議長ともども初めて、「報酬審議会」に出席をし、「議会の役割」「議会の権能」「議会の現状」などについて、「審議会委員」の皆さんに説明をしてまいりました。
 この「報酬審議会」は知事をはじめとする「県の特別職」の報酬を審議し、どの程度の額が適切であるか?を答申する予定になっており、ここ1ヶ月くらいの間に、すでに2~3回、開催をされて、いよいよ最終間近となっているとのことである。
 いままで、「県会議員」の「報酬」は「知事に準ずる」との扱いになっており、「報酬」が下がるにしろ、上がるにしろ?・・・上がるなどとはとても考えられない時勢ではあるが、「二元代表制」の本旨からしても、「知事」に「準ずる」のではなく、キッチット「県議会」の「役割」や「現状」を理解し、正しく評価していただいた上で、決めてもらいたいとの思いで、出席をさせていただいた。
 生まれて初めて出席をした「報酬審議会」は知事室の横にある「会議室」で開催されており、地元銀行のトップを座長に、各界を代表する7~8人の委員がズラリと並んで、なんとなく重々しい感じであった。
 議長、私とがそれぞれ自己紹介を兼ねて挨拶をし、座長の司会でいよいよ「証言」が始まった。
 まず、私の方から「二元代表制」における「県議会」の期待される「役割」、現在の法制下での「権能」そして「三重県議会」が取り組んできた「議会改革」の歩みと現状について、簡単に話をし、議長から他県と本県議会の比較とか知事三役と県議会議員の「報酬」の「あり方」の違いなどについて説明をさせていただいた。
 手前味噌の話になるかもしれませんが、三重県議会は「報酬」の「絶対額」こそ、概ね全国で「中位」くらいであるが、「会期日数」では全国第三位・・・一位の○○県は日数は一番であるが、午後からの半日開催であり、本県議会が会期外に開催している「全員参加型」の「予算・決算特別委員会」などを考慮に入れれば、おそらくダントツで三重県が一番!長いと思います。そして「報酬」を審議日数で割ると、一日あたりのた「単価」?はこれまた三重県がダントツで全国最下位!・・・ちなみに全国第一位に堂々輝く△△△などは(半日開催型であること考えると)一日単価は三重県の10倍を軽く超えている。もちろん、審議は長ければ長いほどいいと言うものではないが、行政に対して「議会」が「監視、評価」をシッカリとやろうとすれば、するほど、どうしても長くなってくる。
 そして、「議会活動」の「成果品」・・・私どもが作った「議員提案条例」は「評価条例」が7本、「政策条例」が4本、計11本でこれまた全国第一位!である。これらの「条例」を作るための「任意」の「検討会」などは当然のことながら、「審議日数」にはカウントされていない。
 こんなことを一生懸命、説明をさせていただき、ご理解を求めた。委員の先生方からは財政上からの質問とか議会の「責任」などについてのご意見などがあり、「報酬審議」と言うよりは「二元代表制における議会のあり方」の議論ではないか?と思える質疑が多かったようにも感じましたが、それはそれなりに「議会」と言うものを一定程度、ご理解いただいたのではないか?と期待しております。
 でも、委員の先生からは「県議会はよくやっている!」との評価するコトバはありましたが、だから「報酬」を「上げて」やるとの声はどの委員の先生からも聞こえてきませんでした。
 これだけ「熱弁」を奮っても「報酬」が「上がる」などと言うことは「夢」のまた「ユメ」か・・・・??せめて、現状維持で・・・お願い???