三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

ゆく年くる年・・・来年こそいいことが???

2012年12月29日 17時04分08秒 | 社会、政治、三重県、議員
 今年も残すところ2日となり、何かと慌ただしく過ぎ去った1年間を静かに振り返ろうと思っていた矢先、新聞を広げて驚いた。今朝のA紙の社会面、7段ぶち抜きで「不正を裏付けるメール 情報公開対象から外す 三重改ざん」の大きなタイトルが目に飛び込んできたのである。
 読んでみると例の「鳥羽港公文書改ざんねつ造事件」の新事実の報告。そして、これは真実ですよとばかりに「『年度内完成は絶対に無理である』などと書かれた職員間のメール」としてメール全文まで掲載している。
 さらに、ご丁寧というべきか?狙い定めたA紙の執念というべきかはご想像にお任せするが、県の調査委が「事故繰り越しなどは過去に問題がない」と発表した同時期での掲載である。
 記事の中身を見てみると「昨日、日立さんから連絡があり受注意志の確認がとれました」「年度内完成は絶対に無理である」などなどが書かれ、最後に「発注準備に入ります」「工期の件は並行して、また相談にのってください」と結ばれている。
 そして、このメールの送信日は09年7月16日。日立造船が一者入札をした実に2か月前である。しかも看過できないのは7月の「検証のための聞き取り調査」の過程で、県はすでにこのメールの存在を承知していたことである。
 石垣副知事をキャプとする調査委の報告はいったいナンだったのか?土井部長の委員会での説明はナンだったのか?
 今更、くどくどと繰り返すつもりはないが、「日立造船ありきでは絶対にない」「事故繰り越しありきでは絶対にない」と再三再四明言してきた県当局の嘘八百がものの見事に吹っ飛んでしまったのである。
 来年1月17日の全員協議会で一連の調査結果と今後の対応について説明があることになっているが、この記事についての説明も忘れずにぜひお願いをしたいものである。
 一昨日の某所での忘年会。公務員の方、実業家、教育関係者など多士済々の顔ぶれがそろい、酒の勢いも手伝って論壇風発なかなか興味深い議論を肴に宴が進んだ。
 その内、おひとりの方から「上海方面で事業展開を進めているんですが、なかなか苦戦をしている」との話が飛び出した。そこで「三重県は上海にサポートデスクを置いていますから、そこに相談をされたら」と水を向けると「ああ、あのサポートデスクね」「全然、役に立たないですね」「現場を知らないし、マッチングの応援なんて期待しても無理ですよ」「金融支援の話などはあそこでしなくてもいいんです」「百五と取引があるところとそうでないところ・・・いろいろありますから」「百五さんも距離感で悩んでいるようですね」などなど意外な答えが返ってきた。
 監視・評価は議会の役割とは言え、県内でも思うように目が行き届かないのに、まして海外。鳴り物入りで登場した「上海サポートデスク」の現状はどうなっているのか?一般質問であった「雲南省までの展開」はもちろん無理だとしても、せめて足下の上海ぐらいはきっちと対応をしてほしい。・・・そんな思いで年明けには上海に行きたいと思っている。幸いにもこの話をしてくださった方も「時間が合えば、私もご一緒させていただき、どんな現状かを現地で説明もさせて頂きたい」と仰っていただいているので、ぜひとも早期に実現をしたいと考えている。
 「雇用・経済部」はこのサポートデスク以外にも首都圏営業拠点や部長が早々と大阪で約束をしたといわれている「関西アンテナショップ」、「コンシェルジュ育成事業」と銘打った「短期アルバイト育成事業」など興味津々の課題が山積しているきわめて魅力的な部局である。
 来年は「雇用・経済部」をまずターゲットに県政の闇に切り込んでいくぞ!・・・これはチョッと言いすぎですが、いろいろな意味で気持ちの高鳴りを覚える年の瀬となりました。