三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

勇退される議員の質問は、聴いていても何となく寂しい・・・

2007年02月27日 08時06分57秒 | 社会、政治、三重県、議員
昨日は一般質問二日目。最初の質問者に公明党の杉之内議員が登壇した。杉之内議員も今期限りの勇退組のお一人である。
 県議会の中に先輩議員は数多くおられるが、その中でも杉之内議員はとりわけ思い出深いと言うか?特別なご縁のある議員さんである。
 平成7年、私が初当選をさせていただき、右も左もわからないまま議会に入ってきたとき、初めて所属した常任委員会が当時の「商工労働常任委員会」であった。その「商工労働常任委員会」の委員長さんが杉之内議員である。余談であるが、そのときの同じ当選組みで同じ委員会に所属したのが中村進一議員で、いまだに席を並べて座っている。・・・こう言うのを腐れ縁と言うのかもしれない。
 コチラは新人議員、杉之内先生は既に3期目の中堅幹部議員。当然、位が違うと言うか?格が違うと言うか?ナンでも言われるままに付き従う外ない。
 「委員会でゴルフコンペをするので出席するように」と言われ、生まれて初めてゴルフクラブなるものを握ったのもこの「委員会」である。・・・ちなみに中村議員も初めてのゴルフ体験であったが、二人ともゴルフの才能など生来持ち合わせていないのが、すぐに判明し、以来、ゴルフなどと言うツマラナイ?ものとはマッタク無縁の生活を送っている。
 そんなご縁でお付き合いを頂き、その後、公私にわたり折に触れご指導、ご助言を頂いてきたが、その杉之内先生がこの議会を最後に勇退することとなった。
 質問の最初にコレまでお世話になった同僚議員や執行部にお礼を言い、次いで過去5期20年の県議生活の総括として専門分野と言うか?ライフワークであった「福祉」「環境」「教育」の各今日的課題について最後の質問をした。

 この議会は今期最後の定例会なので、すでに辻本先生、橋川先生と文字通りの「最後の質問」をされてきて、昨日は杉之内先生であった。
 明日は福山先生が「最後の質問」をされる予定であるが、何となく一抹の寂しさと言うか?感慨ヒトシオのものがある。
 お一人オヒトリがソレゾレの何がしかの専門分野、得意分野を持ち、一家言があると言うか?ベテランはベテランらしい味のある質問、中堅は中堅らしい内容のある質問をいつも繰り出し、そのたびに感心をさせられたものであった。
 そんな定例会の一般質問もアト一日を残すのみ。いよいよ会期末が迫ってきた!!!

他人の選挙と自分の選挙?相も変わらず右往左往???

2007年02月26日 06時06分38秒 | 社会、政治、三重県、議員
一昨日は四日市から出馬予定の水谷正美候補予定者の事務所開き。同じ明治大学出身でもあり、岡田事務所で同じ釜の飯を喰った仲間でもあり、とりわけ激戦の四日市選挙区から新人での出馬と言うこともありで、同じ時刻に三重郡の舘議員の事務所開きのご案内も頂いていたが、舘議員の方はご無礼をし、水谷さんの方に出席をした。
 到着した時は、肌寒いと言うか?風も冷たく、オヤ?冬に逆戻りか?と思わせる寒さであったが、事務所開きが始まる頃は風も止み、日差しも心地よく穏やかな絶好の「事務所開き日和」と相成った。
 来賓には珍しく参議院議員が誰も来ず、代わりに岡田、中川の衆議院議員が揃い踏み。一つの市で、衆議院の選挙区が分かれていると言う独特の現象の結果である。
 その「事務所開き」が終わったら、夜は自分の「県政報告会」。芝参議院議員が応援に駆けつけてくれた。挨拶すると言うか?喋るのは来賓一人、応援弁士の芝と私だけであるので、その三人で1時間持たすのは至難のワザカ?と思っていたが、「会」が始まると、マッタクの杞憂であるとスグに判った。
 芝が喋るシャベル。私の「県政報告会」と言うよりはホトンド「芝博一国政報告会」の趣きである。
 その「国政報告会」?ならぬ「県政報告会」が無事終了した後、今度は津で開催される「選対会議」への出席が待ち受けている。
 夜の10時からの会議である。誰が設定したか?はよく知りませんが、内容が内容だけに10分や20分では終わらない。結局、その晩は津泊り。
 おそらくソンナコトニなるだろうと予想をしていたので、翌朝、ホテルで「ブログ」を書こうとパソコンを持参したが、ナンとしたことか?泊ったホテルにはインターネットとの環境が用意されていない。重いパソコンも無用の長物となってしまった。
 そして昨日は朝からこの度、度会郡から勇躍出馬する「山本寿人さん」の事務所開き。津市から南伊勢町へと車を走らせた。
 玉城のインターから五ヶ所までは結構な道のり。道を間違えたか?と不安になる頃にヤットコサ事務所に着いた。
 盛大な事務所開きで挨拶をさせていただいた後、大急ぎで地元へと取って返す。昼過ぎからマタマタ「県政報告会」を予定しているのだ。

 日曜日の昼間の「県政報告会」は会場は満員であるが、如何しても高齢者が目に付く。夜に開催すると比較的若い方が多くなるが、ご高齢の方の参加が少なくなるし、昼間は逆に若い方がやれゴルフだの草野球だの野焼きだのでイロイロ予定が入っていて少なくなってしまう。ナカナカ両方が・・・と言うわけにはいかない。
 その「県政報告会」が終わった昨夜は地元自治会の皆さんが集まっていただき、私の事務所への当番の割り振りと言うか?ローテーションの相談。
 私もお礼を兼ねて出席をし、○○日は△組、□□日は××組と日割りを決めた。アレヤコレヤとご迷惑をおかけする。こうやってバタバタしていると選挙近し!が実感される。
 オヤ?地元クオリティーペーパーに「選挙予想」が・・・我が選挙区の情勢は???

早くも、口利き条項の悪用か?シッカリしないと大変なことに???

2007年02月24日 13時53分34秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は議案の追加提案。本会議で知事から提案説明があった後、議案の聴き取り会が開催された。
 年度末のこの時期のモノであるので、当然のこととして「額の確定」や「繰越の追加」などによる補正予算がほとんど。聴き取り会もサホドの議論もないまま、淡々と進んでいく。
 そんな本会議や聴き取り会の合間の休憩時間、会派の控え室ではチョットした議論と言うか?騒動が持ち上がっていた。
 ソモソモのことの発端は一昨日の一般質問を報じた「地元クオリティーペーパー」の記事。社会面に大きく「熊野古道センター 工事で建設業法違反か」「準大手ゼネコン 地元業者に低額孫請け」と見出しが躍っている。
 記事の内容は一昨日の一般質問でM議員が指摘した県発注の造園工事を建物工事を受注した準大手ゼネコンが他県の業者に下請けに出し、更にその業者が地元業者に低額で孫請けさせた件を報じているのであるが、問題はその記事の一番最後の部分に「同質問をめぐる事前のやりとりでは、昨年12月に成立した政治倫理条例の口利き条項を盾に、県総務部が質問の取り下げを迫るなど、同条項の運用に当たっての課題も残した」と書かれていることである。
 政治倫理条例にいわゆる「口利き条項」を入れるように主張したのは我が会派であるが、その条項を盾に、こともあろうに「質問の取り下げ」を迫るとは・・・この記事が正しいとすれば、正に総務部の議会への挑戦と言わざるをえない。
 そもそも「口利きを情報公開の対象」にすると言うことは、何が善い口利きか?何が悪い口利きか?はナカナカ判断しづらいところもあるので、口利きをオープンにすることにより、県民の皆様に判断していただこう!と言うのが本来の意味と言うか?趣旨である。
 であるが故に、本会議や委員会の質疑は議事録も残るし、TV中継やインターネット中継、さらにはマスコミや傍聴の皆様にも公開しているので、「条例」の対象とはしないとしている。もう一つ付け加えれば、議会での議論は基本的に自由である。・・・これは議会制民主主義の基本中の基本。

 記事の通りとすれば、この政治倫理条例の根幹、議会制民主主義の精神に対する冒涜と言うか?総務部による挑戦である。
 まだ「口利き条項」の運用ルールがハッキリと確立していない今の間に、このような先例を沢山作っておいて、今後の議会の口封じの道具に使うつもりだ!との解説をする人もいる。
 今後のこともあるので、正に今後の事を考えると、この際、ことの白黒を明白にして、「口利き条項」の運用ルールを当初の条例制定の趣旨に沿って、シッカリと確立しなければ、ヒョットすると大変なことに・・・???

やはり自治体選挙はマニフェストよりビジョン???

2007年02月23日 06時09分57秒 | 社会、政治、三重県、議員
昨日は早朝からその日の一番バッターで登壇する「一般質問」の中身の最後の精査?・・・要はギリギリまでサボっていたと言うか?まともに原稿を書く時間がなく、最後の最後までモタモタしていただけであるが・・・をしていたがために、またまた心ならずもブログをサボってしまった。
 このところドウ言う訳か?アクセス数が異常に増えていて、一日に1000を軽くオーバーする日も出てくる始末である。イッタイ、皆さんはナニを期待されているのか・・・??
 そんなギリギリまでモタモタしてはいたが、準備万端、気持ちを引き締め「一般質問」に臨んだ。
 演壇はモチロン「対面演壇」。知事以下執行部の皆さんに向かって質問するわけであるが、今期最後の質問と考えてしまうと、なんとなく感慨ヒトシオである。
 しかし、質問はそんな感傷に浸っているわけにはいかない。いつものように元気よくやらしていただいた。
 知事との「マニフェスト論」は珍しくと言うか?久しぶりと言うか?議論が噛み合った。地方議会は二元代表制である。その二元代表制の下での「マニフェスト」はいくら「県民との契約」と言っても知事・議会が独立、対等の立場で双方牽制、抑制、均衡の緊張関係にある以上、自ずから制限されたものである。・・・と主張すると知事も「三谷議員と同意見」との見解。

 私ども「新政みえ」ではこの選挙で県民の皆様に訴えていく「ビジョン」作りに着手し、どうにかこの月末には発表できるところまで漕ぎ着けることが出来た。
 所詮、二元代表制の下での自治体選挙。知事も議員もあるいは「会派」も「財源」「期限」「数値目標」の三拍子揃った「マニフェスト」なるものは書くことは出来ない。これから目指すべき「政策方向」と「実績の報告」辺りを書き込むことが限界ではないか?と考えています。
 そこで私どもの「ビジョン」では今、県政が直面する五つの「政策分野」において、私どもがこれからの4年間で目指すべき「政策方向」を明らかにし、ソレゾレ具体の政策を示し、その「ビジョン」を掲げて選挙戦を戦い抜く、訴えていく決意をしたところです。
 選挙後、毎年度、この政策方向に従って、条例化なり、政策提言なり、議会議論なりを展開し、政策実現に向けて努力を重ねる。
 そして4年後その集大成として、ドコまで実現できたか?ドンナ成果品を作り上げることが出来たか?をその実現した手段・・・条例なのか?政策提言なのか?議会での質疑なのか?なども一緒に発表し、ご評価をいただく。ドウですか?この「ビジョン」は???
 知事もまだご自身の「マニフェスト?」の中身までは決まっていないようですので、お互いに「ビジョン」で勝負すると言うのは・・・???

「代表質問」「道州制」「選挙」・・・三大話の一日???

2007年02月21日 08時12分51秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は代表質問。偶然と言うか?期せずしてと言うか?質問をされたお二人はお二人とも今期限りで勇退が予定されている。しかも同じ度会郡の選挙区。ついでに言うとソノお二人の前に座っている議長も度会郡。
 昨日の本会議は文字通り「度会郡」「度会郡」のオンパレードである。
 議場は「度会郡」一色であるが、質問の中身はヤハリ年の功?燻し銀?年季が入っている?ドウ表現してイイか?判りませんが、シミジミとした味のある、聴き応えのあるモノでありました。
 最初のT先生は4期16年を振り返り、農業問題から始まり、最後は得意?専門の「教育問題」での締めくくり。
 二番手に立ったH先生は5期19年間の自分の思い、県議を志したときの気持ちを振り返り、最後は「議会のあり方」「議会と知事の関係」の持論を述べられて締めくくられた。
 毎回のことではあるが、このような「今期限りの質問」を聴くと、ヤッパリ選挙間近かの感を深くする。

 代表質問が終わり、午後は議長肝いりの「道州制セミナー」が全協室で開催された。ヒョットすると後三年くらいで具体像がでてくるかもしれない「道州制」。それがこれからの日本と言う国の形を決めることは間違いないが、果たして「分権国家」に再編されるのか?それとも「中央集権」の再構築で終わるのか?は正にこれからの問題である。
 トッテモ、トッテモ大切な問題であるのは議員全員がヨーク判ってはいるはずなんですが、ナンと言っても今の議員の頭の中で一番大切なことは目前に迫った「選挙」!!
 「セミナー」に参加の議員数は1?数人!「道州制」より「選挙」が先か???

ニッチ選挙は足で稼ぐ???

2007年02月20日 05時37分38秒 | 社会、政治、三重県、議員
 他の候補者の応援でアチラこちらと飛び回っていて、チットも自分の選挙が出来ない私ではあるが、昨日の夜は後援会の幹事さんに案内されてココの家、アチラのお宅と歩き回った。遅くまで本当に有難うございました。
 幹事宅廻りなどは時々やっているが、昨夜のような濃密なものは滅多にない。しかし、日ごろ余りお邪魔しないお宅を訪問して、挨拶をしたり、話を交わしたりしていると改めて今回の選挙のイロイロな面が見えてくる。
 今回の私の選挙で今まで違って大きく様変わりしたことはナンと言っても選挙区が広くなったこと・・・桑名郡市の合併で今まで「桑名郡」「定数1」であったものが、「桑名市桑名郡選挙区」「定数4」と言うことに変わった。
 このことは必然的に「行くべき所」が増えると同時に「桑名郡に入ってくる他候補」も増えてくることを意味している。
 現実に昨夜のように歩いていると「○○さんの事務所から電話があった」とか「自民党の△△さんが尋ねてきた」などの話が如何しても耳に入ってくる。
 予想していた通りと言うか?覚悟をしていた通りと言うか?当然のこととは言え、自民党は自民党の支持団体や支持層を固めたり、その線を辿ったり、そこからの縁故を頼んだりして自分の支持層の拡大にソレこそ余念がない。・・・この辺りが自民党のしぶとさか?
 組合は組合で組織力を活かして、傘下の組合員を固めたり、電話作戦などで更なる支持の拡大に汗をかいている。
 
 昨夜もあるお宅で「前回、三谷さんと言っていた会社(組合)が今度は○○さんと言ってきている。どうなっているの?」と質問され「実は市町村合併でソノ組合は全部○○サンになってしまって・・・」と説明をしたり、別のあるお宅では家に入った途端「今サッキ、××サンの事務所から電話が・・・」と言われたり、ナンだか集中砲火を浴びているような選挙になってきた。
 自民の大きな支持団体と大きな組合に挟まれたニッチ(隙間)選挙を展開している私としてはタダタダ落穂拾いのように、1票、1票歩いて、歩いて、拾って、拾って、積み上げていくしかないのか?ニッチ選挙はトホホ選挙か???
 

日曜日と言えどもヒトの応援ばかりで忙しい???

2007年02月19日 11時44分01秒 | 社会、政治、三重県、議員
 心配をしていた雨も上がり、昨日は朝から「いなべ郡市選挙区」から3期目に挑戦をする日沖正信議員の事務所開きが「大安文化会館大ホール」で開催され出席をした。
 員弁町から大安町へ入り、日沖事務所の前を通り抜けて会場に近づいてくると、ゾクゾクと目一杯乗り込んだ軽四やミニバンが信号を曲がっていく。オォ!コレはナカナカの人出だ!と驚きながらも更に車を進めると、文化会館近くの駐車場はホボ満車。少し離れた場所に誘導された。
 「雨や雪の心配がないので、今回の事務所開きは箱物で・・・」と説明を受けていたが、コレだけの人が来るのではトテモあの事務所スペースでは出来ない。先見の明があったと言うか?おそらく予想をしての決定であったのであろう。
 会場は1000人を超える人たちで満員御礼。立ち見どころか廊下まではみ出している。ドコから集めてきたのか?顔ぶれを見ても組合動員は差ほどでもないようだ。隣に座っていた連合のO氏に「組合はどれくらい?」とさり気なく聞くと「マア、1割と言うところです」とコレマタ驚きを隠せない調子で返事が返ってきた。
 そんな「事務所開き」が終わると同時に今度は尾鷲に車を走らした。この県議選で尾鷲北牟婁選挙区から出馬予定の「津村まもる」さんの「政治集会」にパネラーとして出席するためである。
 車を走らせるのイイが、途中で目たら矢鱈眠たくなり、海山の道の駅で暫し仮眠。会場の「尾鷲市民文化会館」には打ち合わせの6時少し前に到着をした。
 今回の「政治集会」は通常のいわゆる「演説会」とは少し趣きが異なり「今の政治を考える対話の集い」と銘打たれているように、会場の参加者の皆さんと津村氏を含むパネラーとが双方向で意見を交換すると言う「対話集会」となっている。
 「時間です」との案内で会場のホールに入ると約200チョットか?ここも満席である。パネラーには私と高橋参議院議員、そしてご当地の津村まもるさん。
 パネラーがソレゾレ10分から15分程度、報告と言うか?現状などを話をさせていただき、後は会場との一問一答の形式で進んでいく。

 「やらせ質問」のない「集い」では、結構、濃密な議論がやり取りをされて、当初、予想をしていた以上にいい勉強になった。自分の地元でも「演説会」や「座談会」だけではなく、たまにはコンナ「対話集会」もいいのではと思います。
 ソンナ満足感を覚えて「集い」が終わったのが午後の9時前。尾鷲で一人放り出されて、さてさて、これから如何したらいいのだろう???

民主党県連パーティーに小沢代表が出席!同じ「代表」でも貫禄が違いすぎる??

2007年02月18日 08時17分47秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は朝から多度大社での「祈年祭」。今年一年の豊作と実りを祈る祭りである。知事の言葉を借りるまでもなく北勢地方は企業の設備投資など全国的に見ても活発であり、それなりの「元気」は感じるものの、個人消費の伸びはやはり、この元気といわれている北勢地域でも見えてこない。 
 とりわけ「可処分所得」の減少は「格差」の拡大を推し進める要因ともなっており、「祈年祭」では「生産」だけでなく「消費」の拡大もついでにお祈りをしたところです。
 その「祈年祭」が終わるや否や、大急ぎで津に車を飛ばした。昼から開催される「民主党三重県連大会」に出席するためである。
 今年の「民主党三重県連大会」とそれにつづく「躍進パーティー」にはナンと小沢一郎党代表が来る!統一地方選、参議院選挙と選挙がホトンド一緒にあるような亥年の選挙年であるが、小沢代表がわざわざ来県すると言うのは、ナニか特別な意味があるのか?・・・いずれにしても、ご尊顔を拝しなければと思い、遅れてはならじと車を走らせたのである。
 「県連大会」が終わり、次に予定されている「躍進パーティー」が始まるまでの間、控え室で待機をしていると大勢の警備陣を引き連れた小沢代表が到着。「豪腕」とか「強面」とかの一般的なイメージとは大違いのニコニコ顔で部屋に入ってきた。
 中井代議士から「今、新政みえの代表をしている三谷君」と紹介をしていただき、名刺の交換。「彼は山本幸雄先生の秘書だったんですよ」と中井代議士が付け加えると「ヘーェ?ソウなんですか?」とかって同じ派閥でご一緒させていただいと懐かしそうに言われたが、一度、山本先生が落選中に応援に来ていただいた折、私が運転手をしたことなどは当然のこととして、記憶にない様子である。

 中井代議士が「秘書時代は悪い遊びばかりしていて・・・」と混ぜっ返すと「ソウも見えませんが・・・」と一応、持ち上げてくれた。すると横からすかさず岡田代議士が「私の事務所で鍛えましたので・・・」とコレマタ追い討ちをかけるように話し出す。
 しかし、ニコニコ顔でも貫禄はさすがである。なんとなく近寄りがたいと言うか?気圧されると言うか?・・・同じ「代表」でもコンナニ違うか???

「議員間討議」・・・これからの議会活性化のキーワードか???

2007年02月16日 06時03分01秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日、議会運営委員会が開催され、先般来、長老のS議員からお申し出のあった「代表質問」のあり方についてS議員の考え方、思いをお伺いをした。
 現在、ご承知のように三重県議会では原則、「対面演壇方式」を採用している。この「対面演壇方式」は議会と知事はソレゾレ県民から直接、選挙で選ばれてくると言う「二元代表制」の考えの下、議員内閣制の国会とは違い、発言する議員が執行部を背に議員に向かって「質問」するのはオカシイのではないか?むしろ県民の代表である議員は議員を背に執行部に向かって質問をすべきではないか?議会と執行部との緊張ある関係を構築していく上からも「対面演壇」にすべきとの考え方にたって採用されたものである。
 そして、今回、S議員から「今期で勇退するので、最後に議員の皆さんに私の思いを訴えたい」ついては「演壇」から議員に向かって発言をする事を認めてもらいたいと申し出があったのである。
 突然のお申し出であり、会派に持ち帰り協議と言うことになった。会派での議論は総じて否定的な意見が多く、他会派でも同様の意見があり、昨日の議運でS議員は自ら「申し出」を取り下げられたが、S議員が提起された「議員間討議」の重要性についてはシッカリと受け止めなければならないと思います。
 ご案内のように、現在の県議会では圧倒的に執行部提案の議案が多く、必然的に議員が執行部に向かって質疑をすることになってしまう。しかも予算の編成権、提出権、執行権を知事が法律上独占している現状では、議会の持つ権能である「議決権」「監視・評価」を実効性のあるのもにしようとすればするほど、なおさら執行部への厳しい質疑の応酬とならざるをえないし、またそうしなければならない。

 「議員間討議」は議会の機能の最も重要なモノのひとつである。そのことは昨年制定をした「議会基本条例」にも書かれているし、すでに「特別委員会」で「政策提言」を纏めていく作業のなかでも実施されてきているところである。
 しかし、さらに「議員間討議」を充実させていくポイントは今回の自治法改正で認められた「委員会」での「議案提出」などを積極的に活用した議会の「政策形成能力」の向上ではないだろうか?
 議員提案条例をはじめとする議会による「政策形成能力」とその「成果品」を作り出すためには、どうしても「議員間討議」を重ねざるを得ないし、そうしなければ実りあるのもにならない。
 今回のS議員の思いを具体化することは、まさに「政策形成能力」の向上に結びつくと考えています。そしてその方向は、もう見えてきているのでは・・・???
 

いよいよ最後の議会が始まった。

2007年02月15日 07時41分56秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は今期最後の定例会開会日。知事から議案の提案説明があったが、知事自身も任期最後と言うこともあり、「提案説明」と言うよりもドチラかと言えばこの「4年間の総括」と来るべき「4年間の抱負」を述べているような「提案説明」であった。
 思い起こすと4年前、知事になりたての頃は当然、慣れていないこともあり、なんとなく初々しく議会答弁もドコとなく自信なさ気で、これから4年間は大変だ?と率直に思っておりましたが、最近は県内景気が元気がイイからかもしれませんが、自信に溢れていると言うか?元気がイイと言うか?結構、シタタカに議会対応などをこなしており、最初の頃とは隔世の観を感じます。
 ソンナ提案説明を聞いた後、全協が開催され知事が設置した「公営企業(企業庁)の在り方検討会」の報告があった。
 すでに企業庁自身の「検討会」の報告もなされ、議会が設置した「検討会」からの報告も知事に出されているが、やはり設置者としての知事がソレゾレの「検討会」からの報告をドウ受け止め、ドウ判断するのか?が今後の企業庁の在り方を決定することになるのは当然である。
 結論は議会からの提言と同じように「水力発電」の民間への譲渡など、予想以上に踏み込んだ内容となっていた。

 全協では議員の方からイロイロと意見が出てきていたが、補完性の原理から言っても、また時代背景から考えても、今、水力発電を県がやる理由はもうないと思います。後は公益的な部分を確保しながら民間へ移していくことに踏み出してもらいたいと考えています。
 しかし、選挙間際にこんな説明があると、どうしても議員心理としては地元向けにも「一言」言うことに・・・???