三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

今年の流行語大賞は???

2005年12月03日 06時00分39秒 | 社会、政治、三重県、議員
 この時期になると「レコード大賞」は誰?とか「歌謡大賞」は誰に?などの話題が雑談のなかにでてくるようになり、やはり、年の瀬の到来をなんとなく実感することとなります。
 昨日のニュースを見ていると、今年の「流行語大賞」は「小泉劇場」と「想定外(内)」の二つのコトバに決まったと報じている。
 夏の衆議院総選挙で「刺客」や「くの一」などのコトバでワイドショーに主婦や日ごろ選挙に関心のない文字通りの「無関心層」を見事にクギヅケにし、自民大勝を演出した「小泉劇場」とフジTV株買収のドタバタ劇やその後の広島3区での「亀井静香」の対抗馬として立候補などの各場面で、差し出されるマイクに向かって口走っていた「それは想定外(内)」の発言が「流行語大勝」を受賞した。
 これはこれでそれなりの「世相」を映し出していると思いますし、上手に選ぶものだと感心しています。
 さて、それでは我が「県庁」の「流行語大賞」は?何かと考えるとこれはこれでなかなか難しい。「これは!」と取り立てて県民の皆様の「心に響く」ような「コトバ」がすぐには思い浮かばない!それだけ「空虚」な「コトバ」しか「県庁内外」で飛び交っていなかったのか?改めて考えてみました。
 そこで「広辞苑」で「流行語」の意味をみてみますと「或る期間、興味を以って多くの人に盛んに使用される語」とあり、「流行」そのものは「急に或る現象が世間一般にゆきわたること」とあります。
 さて、このことから「県庁」での「流行語」を考えてみますと、昨年は間違いなく「新しい時代の公」であったと思います。「興味」を以ってかどうか?は判りませんが、この「コトバ」を語らずして「県政」が語れない!そんな感じに皆が追い込められたのは事実です。しかし、アノ意味不明の「感性」とともに、その「内容」が未だに「消化不良」であるのもまた、事実であります。
 そんな「新しい時代の公」の「胃モタレ」の不快感をさらに「胃痛」にまでしてしまったのは、知事が正月に突然、発表した「ワクワクドキドキ」と「文化力」でありました。
 忘れもしない正月の「連合旗開き」の挨拶で、知事が「今年はこの二つで県政を・・」と言って「ワクワクドキドキ」と「文化力」を挙げた時には、てっきり正月休みに何か「悪いもの」でも食べたか?「悪い本」でも読んだのではないか?と正直思いました。
 「ワクドキ」の方はナンとか「ゴルビー」も来たし、「新体操」も目鼻がついたので、これはこれで一件落着かとは思いますが、問題は「文化力」であります。「文化力指針(中間案)」の発表で混迷の度はさらに深まってきていますし、県議会をも含めて県庁内外での混乱はさらにさらに広がってきております。
 県の職員の皆さんは「新しい時代の公」の「消化不慮」の上に、「生煮え」の「文化力」を飲まされて、ほとんど「下痢」状態になってしまっている観があり、これから一体、どうなるのか?本当に心配しています。 
 この「文化力」が「今年」の「流行語大賞」を獲得することが出来るか?どうかはいろいろご意見はあるとは思いますが、「三つのワ」=「三重のワ」のような「語呂合わせ」での説明ではとても「大賞」受賞はムリだろうと思います。
 そこで本「ブログ」では「本年」の「県庁流行語大賞」は「該当ナシ」といたしました。
 期待をされていた皆様には申し訳ありませんが、「文化力」が来年の「流行語大賞」になるかどうかは、一にかかって今後の「総合企画局」の努力によると思いますが・・果たしてどうなるものか?皆が「文化力」の「行く末」を心配しています。「地域力」「人間力」「創造力」でナンとかならないものか?・・・
 エッ!「文化力」よりも「県政」の「行く末」を心配しているって?