三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

山形は面白い、驚くことが次々と!!!

2006年08月31日 06時10分43秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日から「議運」の県外調査である。本来は2泊3日の行程であるが、どうしてもはずせない予定があり、私だけは途中帰宅の1泊2日の調査旅行となっている。最初の訪問地は「山形県議会」。空路、県営「名古屋空港」を50人乗りのJALで飛び立った。
 到着した山形は雨。ショボショボと小雨が降っている。その雨のせいか、気温は22度と少し涼しい。ザル蕎麦の昼食をとった後、山形県議会にバスで向かった。
 本日の調査事項は、山形県議会が平成13年から実施している知事に対する「議会政策提言」について、その背景や実施方法や成果などを三重県議会活動の参考にしたいとの目的での訪問である。
 山形県の議会事務局の皆さんから丁寧な説明を聞き、意見交換をしたのであるが、特に興味を引いたのは、正副議長や各種委員長などで構成される「政策提言会議」なるものを設け、そこで、その年の提言項目や内容などを基本的に決定をする。さらにその下に各常任委員長や会派の政策担当からなる「政策検討協議会」をおき、そこで内容を協議すると言う仕組みを常設していることである。
 提言時期が11月初旬と予算編成作業をにらむと少し遅いのではとのキライがあり、また、提言の予算への反映やその成果の検証のシステムがまだ少し甘いのではとの懸念もあるが、このような「会議」なり「協議会」を議会の機関として常設していることは凄いと思います。
 私どもも、予算・決算特別委員会や各特別委員会で、予算や政策について「知事への提言」を行ってきているが、やはり全体の「県政運営方針」や「予算編成に対する方針」に対して明確な「議会の意思」を表明できるような「決議」などを発議する「機関」の常設を検討する必要があるのではないか?と思います。
 その意味では山形県議会の試みは大いに参考となりました。

 ただ、ビックリしたのは議会棟の広さ!圧倒的過半数とは言え、自民党関係だけで1フロアを占めている。自民党専用の会議室もあるし、食事をする部屋もある。当然、「予算特別委員会」の部屋も我が三重県の「全協室」よりも断然、広い。しかも議員の執務室が間仕切りを使って個室状に一つ一つ作ってある。
 どの個室もキレイに片付けられているが、一つだけ「ゴミ屋敷」状態の部屋が・・・「あれで何処に何があるか分かると仰って」と事務局の職員が説明をする。 もし、わが三重県議会で個室を実施したら、各部屋とも「ゴミ屋敷」状態になるのは現状を見れば、間違いない。ヤッパリ、今のままで・・・???

今朝はご期待にそえず・・・???

2006年08月30日 07時22分32秒 | 社会、政治、三重県、議員
 今朝は完全に寝過ごし。昨夜の地区座談会がナカナカの充実したものだったので、家に帰ってきてからもスコブルご機嫌で、ついつい、その勢いでビール、焼酎と飲みすぎてしまい、そのままソファーで寝てしまいました。
 その報いで、朝、目が覚めても何となく朦朧とした状態。いつも朦朧としているではないかとご指摘を受けるかもしれませんが、マッタク頭が働かないと言うか?文章力ゼロの状態となっている。
 昨日は一日、イロンナことがあり、「議会基本条例」をはじめ、ご報告すべきことが一杯あったのですが、それはまた、後日として、本日はこれでゴメンナサイ。
 今日はこれから「議運」の県外調査で山形県に行きます。そのご報告は現地から・・・。乞う!ご期待!!

雨のち曇り、そして晴れ???

2006年08月29日 06時06分20秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は朝から雨。しかも最近では珍しいくらいの大雨。後で知ったのではあるが、ここ北勢地方では「大雨洪水警報」が出ていたそうである。そんな豪雨の中、地元の某地区を私の後援会の幹事さんをしていただいている自治会長さんと一緒に一軒づつ廻っていた。
 ナゼ、廻っているか?と申しますと、別に選挙の投票依頼で廻っているわけではありません。今晩に予定している「地区座談会」への出席をお願いするために廻っていたのであります。
 丁度、刈入れの時期と大雨が重なったためか?平日の朝と言うのに、結構、在宅率がイイ。傘を差してはいるが、横殴りの雨には余り役にたたない。グショグショになりながら、戸別訪問並に訪ねていくと「雨の中ご苦労様」と一様に声が返ってくる。・・・これだけ同情されると、今夜の出席者は多いのでは。
 その戸別訪問が終わる頃には、皮肉にも雨は小降りに。雨空を気にしながら、濡れた服を着替える間もなく、今度は県建設部に、検印をお願いをしていたポスターを引き取りにいく。
 公選法の規定により、事前ポスターの掲示期限が選挙の6ヶ月前、つまり10月29日までと決まっている。逆算すると8月30日から2ヶ月間貼ることが出来るのである。その許可をいただいたポスターを取りに行ったのでる。またまたポスター合戦の第2ラウンドの始まりハジマリ。
 そして、昼食を挟んで、一路、県議会へ。いよいよこの9月5日から議論される「政治倫理に関する条例」について、会派委員による勉強会と言うか?外部の方も招いての「検討会」が予定されている。
 「検討会」にはお願いをした外部の有識者の方をはじめ会派委員は公務でどうしても出てこれない1人を除いて全員が出席。それぞれの委員が、用意をした資料を基に自分の考えや意見を述べあった。
 外部の委員からは結構、辛らつな意見や議員の感覚とは違う一般県民の目での意見などが述べられ、やはりこの種の議論では外部の意見が大切だとの思いを新たにした。
 一応、5~6項目程度に議論の内容をまとめ、会派意見の参考にすることとした。
 その「検討会」が終わると、我が会派の1,2期で造っている「緑政会」の懇親会場へ。代表の私と副議長のH議員が招待を受けているのである。
 1,2期の会と言っても、今や我が会派の中核的役割を担ってもらっているし、この会からはこの3年有余の間に、衆議院議員1人、市長2人を輩出すると言う全国的にも余り例のない人材豊富な?名門?クラブ的存在である。
 サホド広くない鰻屋の2階。お互いの肩が触れ合うくらいの状態で「懇親会」が始まった。話題はやはり「選挙」のこと一色。とりわけ激戦が予想されている選挙区の議員は元気がいい。ダンダンと声も大きくなる。

 オヤ?向かいの座敷は他の陣営の方が・・・アノ次期参議院選に立候補する相手候補のO氏の姿が見えるではないか!K代議士の秘書の顔も。とたんにコチラの声が小さくなる。発言は慎重に、慎重に???

液晶テレビだ!液晶テレビだ!液晶テレビだ!

2006年08月28日 06時00分07秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は取り立てて大きな予定の入っていない日曜日。気分転換にと妻のお供で、近くのショッピングセンターへと出かけた。特にナニを買おうと言うわけではないが、晩酌用の「焼酎」がかなり乏しくなってきて、残り少ない状態なので、安いのがあれば、それでも買ってもらおうとついて行ったのである。
 郊外型の大型ショッピングセンターの立地規制を目指す「新街造り三法」の話などが姦しいが、行って見たショッピングセンターは予想に反して、人出が少ない。給料日後、最初の日曜日だと言うのに、思ったほど買い物客は来ていない。夏休みのレジャーかナニかで使い切ってしまったのか?
 そんなことを考えながら、家内が夕食の食材を買っている間に、「焼酎」を物色し、お目当ての少し度の強い焼酎を買った。・・・最近、焼酎をロックで飲むようになってから、どうしても度の強いヤツを好むようになってきた。
 その「焼酎」をぶら下げて、ブラブラと店内を散策。1万円のスーツのコーナーや夏物最後のクリアランスと看板の架かっている売り場など、アチラこちらと「安いもの」を求めてウロウロとしていると、家電売り場に「20万円均一」「30万円均一」と書かれた「ノボリ」がたなびいている。
 興味本位で、マッタクの興味本位で、その「ノボリ」に誘われて,ツイツイ、覗いてしまったのである。
 日ごろ、余り家電売り場なぞは覗かないが、スーパーの家電売り場は家電専門の大型量販店と違い、品数も少なく、売り場面積も狭いが、その分、短時間で一回りできるのがイイ。そんなつもりで洗濯機、冷蔵庫と順番に蓋を開けたり、扉を開けたりしながら、ヒヤカシ半分で歩いていくとテレビ売り場に出くわした。
 「液晶テレビ」の鮮やかな、クッキリとした画面を見ていると、今や画面全体が妙に赤味がかった色合いとなり、細かい字はぼやけてよく見えない我が家の16年前から鎮座している25型のテレビが侘しいと言うか?寂しいと言うか?惨めに思えてきた。
 家で見ているときは、こんなもんだ!と言いきかせてみているが、改めて比べてみると、余りの違いに愕然としてしまう。
 値段は?と見ると「シャープ」「亀山ブランド」「37V]で「20万円」とある。ヌヌッ!これは安い。さり気なく型番を調べて、売り場を離れる。家電売り場から少し離れたところから、Y電気、K電気、E社などに携帯で電話。それぞれ値段を尋ねる。やはり、ここが一番安い。

 さて、さてドウする?まだ見て見れないことはない我が家のビンテージTV。かと言って、そろそろ買い換えないといけないことも事実である。
 焼酎をあおりながら、そんなことを考えながら、我が家の何となく暗い画面のTVを見ていると、イツまでも飲み終わらないことに・・・?アア???

折り目節目に「友」が登場!やはり、持つべきものは??

2006年08月27日 08時39分17秒 | 社会、政治、三重県、議員
昨日家に帰ると見覚えのある「ミニコミ紙」が郵送されていた。名古屋を中心に主に官庁関係に配布されている一種の「業界紙」のようなものであるが、時々、三重県のことが出ているときには送ってきてくれる。
 今回はナニが出ているのか?と取り出してみると、1面の見出しが「三谷県議が街頭演説」となっているではないか。前にも本ブログで何度か報告してきたが、例のポスターで告知し、実施した6月の私の街頭演説の模様が書かれている。
 そう言えば、街宣車の上で、街頭演説をしているとき、大勢の聴衆の中に、この「ミニコミ紙」を発行しているA氏の顔があったのを思い出した。そのときは「アレ?珍しい人が来ているな」と思ったぐらいで、サホド気にも留めていなかったが、改めて、このように私の記事を書いた「ミニコミ紙」を送ってきてくれると、持つべきものは「友」との感慨が湧いてきた。
 A氏との出会いは、古く「山本幸雄先生」の秘書をしている頃にさかのぼる。当時、A氏は四日市を中心に建設業関係の記事を載せた「新聞」を発行しており、私が秘書をしていた山本先生の後援者には、山本先生が建設省出身ということもあり、建設関係の方が多かった。
 そんな事情で、出会いのキッカケは覚えていないが、お互いに知り合い、それ以来、ズ~ッとお付き合いをさせていただいている。
 その後、私が岡田代議士の秘書になったり、A氏が拠点を四日市から名古屋に移したりで、一時、疎遠になっていたが、私が秘書生活に区切りをつけて、県議選に挑戦しようと決意したころ、ヒョッコリと「如何していますか?」と尋ねてきてくれて、最初の県議選のお手伝いをしてくれた。
 秘書生活の間、何度も選挙はしてきたが、周りで選挙をするのと、候補者本人になって選挙をするのではマッタク感覚が違い、イロイロ悩んでいるときに、実に適切なアドバイスやサポートをしてくれて、大いに力付けられたのを今でも憶えている。
 以来、年に2~3度程度、お目にかかって、名古屋の政治状況などをお伺いするような付き合いがつづいてきたが、折り目、節目にはナゼかしら不思議に登場をして、ナニかと力になってくれる。

 来春には合併後、初の県議選を控えているし、田中問題を機に「会派」の代表にもなり、現職、新人を抱えての大選挙をナンとしてでもやりぬかなければならない大事な責任ある立場になってしまった。辛いとき、苦しいときの「友」は本当に有難い!!!

ナゼ?コンナに疲れるの???

2006年08月26日 06時00分50秒 | 社会、政治、三重県、議員
 連日の蒸し暑さに、いささかダウン気味であるが、暑い暑いといってみても、別に涼しくなるわけでもなし、選挙を控えてやるべきことが次々とでてくるだけに、相も変わらずブツブツ言いながら、昨日も走り回っていた。
 午前中は寸暇をぬってこなしてはいるものの、余り計画的には進行しているとは言いがたい、例の通りの「企業廻り」である。
 前々からお伺いをしたいと思っていはいたが、少し遠いので、どうしても足が遠のいていた某工事会社。思い切って足を伸ばし、飛び込んでいくと社長も専務もご在社。「お久しぶりで・・・」と挨拶をするとご機嫌がいいのか?悪いのか?何となく複雑な表情で迎えてくれた。
 「ドウされたんですか?」と尋ねると、取引先の大手企業が合併で、今まで溜まっていた未集金などを一度に清算することとなり、今期の利益が異常に膨らんで、納税額が多くて困っているとのこと。
 経費を大きくして、少しでも納税額を減らしたいがドウシテモうまく行かない。何かいい知恵はないか?と相談を持ちかけられた。
 昔なら「政治団体へ献金でもされたらどうですか?」とでも答えるところであるが、今や「政治団体」への「企業団体献金」は全面的に禁止!しかも自民党ならイザ知らず、民主党は県会議員の「行政区支部」を認めていないので、政党支部への献金もムリ。
 この手の相談は専門外と言うか?ドチラかと言うと苦手なので、「税理士さんと相談するのが一番ですね」と適当な返答でお茶を濁して、早々にご無礼をした。
 次にお邪魔したのは市内の某建設会社。ご主人は「建設業協会」へ行かれて留守。代わりに経理を担当している奥さんが深刻な顔で応対をしてくれた。
 「一度、相談に行こうと思っていた」とコチラの顔をみるなり、泣き出しそうな表情でやおら切り出した。「何なりと仰ってください」とイカにも実力のある?県会議員風に返事をすると「会社をたたもうと思う」とトンでもない事を言い出すではないか。 
 会社をたたむに当たって、今ある借金をナンとかチャラにしたいが、イイ方法はないか?との相談である。国金にいくら、保証協会にいくらと書き出してはもらったが、担保、保証人との兼ね合いもこれありで、これはこれで難問である。

 昼過ぎからはライオンズクラブの「桑名・長島合同例会」。会員数が減ってきているので、「合同例会」くらいが丁度イイ人数のような気がする。例会の事項書を見ていると、ナゼかしら私の名前が書かれている。
 アレ?出席率が悪いので、何かお叱りでもとよく見ると「誕生月」の会員とある。そうか!忘れていた。今月が「誕生月」なんだ。
 お祝いとして「宝くじ」の「スクラッチカード」が封筒に入っている。1等30万円!震える手でカードを削ってみる。5枚とも見事にハズレ!・・・アア、疲れる???

まだまだつづくこの暑さ?秋はドコ??

2006年08月25日 05時58分54秒 | 社会、政治、三重県、議員
 }家の周辺では稲刈りも始まり、朝晩には虫の音が聞こえてくるようになり、秋が一歩づつ近づいてきているのか?とは思いますが、日中の暑さはイッタイどうなっているのか?暑いなんて生易しいものではなく、文字通りの炎天下。酷暑?猛暑?が連日つづいている。
 一泊二日の「県外?調査」から帰ってきた昨日は、例によって朝から「議会基本条例幹事会」である。ほぼ、まとまりかけてきた「最終案」を次回の「検討会」に諮るべく最後の文言整理と詰めを行なった。
 ほとんど完成品か?と思っていたが、いざ、「最終案」に向けて一語、一語を精査していくと、やはりマダマダのところやもう少し突っ込んだ方がイイような部分も出てきて、後一歩の所までは来ているが、「最終案」の「完成品」には至らなかった。
 しかし、大きな山は越した感じで、これからはドチラかと言えば、事務的につめるとか?上位法令との整合性を図るとかの事柄がホトンドで最終ゴール間近!となったのは間違いがない。
 来客を挟んで、昼からは「民主党県連」の事務所で「三団体会議」である。「三団体」とは「新政みえ」「連合三重」そして「民主党県連」であり、ソレゾレの代表が集まって、当面の課題について意見の調整をしたり、相談をする場を定期的に持っている。その会議が昨日の昼に開催された。
 議題は当然、「参議院選」と「県議選」。このところやたらポスターが目立つようになってきた「参議院選」の相手候補であるが、これに対する方策や各選挙区ごとの県議選の状況報告や当面の課題、支援体制の現状などについて意見を交換した。
 遅れていた新人の擁立作業もどうやらソレナリニ見えてきた感じで、今秋早期には一定のメドが立つのではないか?と思いますが、これこそ最後まで、キッチット詰め切っておかなければ、アトアト大変なことになるので、慎重の上にも慎重にやっていかなければならないと考えています。

 その晩遅く、某新聞社から電話。「知事選で何か新しい動きは?」「・・・」「愛知の知事選でイロイロ動きがあるものですから」「三重県でも民主党で知事候補を擁立するのではと言う意味ですか?」「そうじゃなくて、知事の立候補表明はイツか?知りませんか}「エッ?」・・・そう言えば三重県も「知事選」があったのだ。スッカリ忘れていた。今日の会議でも知事選の話題は何一つ出なかったし???

ふるさと造りは大変だ?そのタイヘンサに魅力が??

2006年08月24日 05時42分33秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は朝8時過ぎに新宮のホテルを出て一路、那智勝浦へ。別に那智の滝を見に行ったわけではなく、その那智勝浦町からさらに小型バスがかろうじて通れる道を1時間・・・その先の色川地区が、本日の目的地である。
 山また山の紀伊半島の奥深く分け入って、文字通り深山幽谷の趣きである。昔、平家の落ち武者が都から落ち延びて住み着いたとの言い伝えがあるそうで、ナルホド、さすがにココまでは源氏の追手も諦めて来ないであろうと思われる地域である。
 山肌にへばり付くように建てられた家と棚田。すり鉢状の谷底のチョットした盆地には学校と幾つかの家々。244戸、466人がこの地に住んでいる人々のスベテである。
 そんな山村なんて、日本中探せばいくらでもあるよ!と仰るかもしれませんが、この「色川地区」が他の山村と少し違うのは住民466人の内、実に1/3に当たる55人がIターン組だということです。昨日はその調査に赴いたのであります。
 グネグネの山道を揺られ揺られて、バス酔いで気持ちが悪くなる寸前に着いたところは「籠ふるさと塾」。今は廃校となっている「籠小学校」を改築して、新規就農定住者受け入れの施設に衣替えをした宿舎兼集会所兼の研修施設である。
 その会議室に和歌山県と那智勝浦町の担当の方、そして住民で作っている「活性化委員会」のご代表として生え抜きの方1名とIターンの方3名が我われを待っていてくれた。
 話をしてみて、その「活性化委員会」のメンバーが素晴らしい。ヤル気が違う!シッカリしている!ポリシーを持っている!行政におもねることを考えていない!まさに感動モノであった。 
 「インフラ整備など望んでいることは?」と三重県でも過疎と呼ばれている地区選出の県議がグネグネの県道を念頭に質問した。「県道はあれで十分です」「もし、していただけるのなら、宅地に乗り入れる搬路の整備に力を貸してほしい」「行政にここまでやって欲しいなんて考えていません」「自分達の力で出来るだけのことをして、ナンともならなければ相談します」・・・マッタク予想外の返答であった。
 「高校生はドウヤッテ通っているの?」と私が質問をした。「毎日、車で親が送り迎えをしている」ナゼ、こんな事を聞くのか?と不思議そうに答える。「大変ですね」と言うと「大変さを克服することでパワーが湧いてくる!」と事も無げに答える。

 この考え方が「田舎暮らし」を支えているのだ。日常の便利さやお金さえあれば簡単にナンデも手に入る安易さとは、一味も二味も違った生活と文化と価値がそこにはあった。過疎化対策の基本はヒョットするとこんなところに・・・???

県外調査に来ています。でもナゼかしら「県内調査」??

2006年08月23日 06時27分40秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日から「地域活性化特別委員会」の「県外調査」?で熊野、新宮に来ております。「県外調査」と言っても、昨日の前半は丸山千枚田の視察やJA三重南紀での聞き取りを主に廻っていたので、文字通りの「県内」での調査であったし、新宮に来たとは言え、それこそ熊野川を渡っただけで、一応、和歌山県ですよと言われれば、その通りではあるが、ほとんど三重県の端と言った感じで、「県外調査」だと言われても、その実感は出てきません。
 別に遠くに行ったからと言って、成果があがるものでもないが、余りにも近いと、もう少し何処か違うところはなかったのか?と正直、思ってしまいます。
 しかし、やはり来てみて、イロイロと話をお伺いしてみると、分かってはいたつもりでも、事態の深刻さに頭を打ち付けられる思いでありました。
 「地域活性化」と銘打っているこの委員会の目的の一つは、それぞれの地域で「人づくり」にドウ取り組んでいるか?を調査することである。「地域」の活性化には色んな手法はあるとは思いますが、行き着くところ最後は「人」の問題に帰着する。その「人づくり」をそれぞれの地域で、厳しい条件を克服しながら、ドノヨウニして達成しているのか?を調査しようとやってきたのである。
 といわけ「熊野」や和歌山県の「新宮」などは、失礼な物言いになるかも知れませんが、典型的な「過疎」「高齢化」の地域である。昨日見た「千枚田」のある「丸山」地区などは住民の平均年齢68歳、高齢化率69.6%の日本でも有数の高齢化地帯であり、「丸山」地区がある旧紀和町は高齢化率50%を超える日本一?の高齢化の町でもある。
 そんな地域であっても、ナントか「地域を活性化」しようと取り組んでいる方々が頑張っておられて、その方々の話を聞いてきた。
 しかし、話をお伺いをして、本当に厳しいなあ!と考え込んでしまいました。いくらやってもヤッテモ、まるで砂漠に水をまくようなもので、目に見える成果はナカナカ出てこない。出てこないどころか逆に条件がドンドン厳しくなる。
 一次産業が中心の地域なので、当然、農業が主であるが、少子化の時代の波はモロにこの地域に襲い掛かっている。
 まず、担い手の減少。さらには地域の人口減少にともない購買力の低下、消費の落ち込み。そして、その結果、耕作放棄地の増加とますます悪循環に陥ってしまっている。
 イッタイ、どうしたらイイのだろうか?革命的な方法はおそらくないのであろうが、思い切った、抜本的な方策を打ち出さないと近未来に確実にこの地域は死んでしまう。もう既に「南北格差」なんて言っている範囲をはるかに超えてしまっている・・・そんな印象を話を聞きながら、持ってしまいました。

 和歌山県のように人材派遣会社と提携をして、就農者を募集するとか、企業の福利厚生の一環で、農業に参加してもらうとか、イロイロと新しい取り組みは出てきてはいますが、実効性となると、イマイチで・・・?
 そんなことを言っているよりも、何はともあれ、やってみることかもしれませんが、ナニかいい知恵は???今日の調査でナニかヒントでも・・・???
 

政治倫理を考える・・・いよいよ特別委員会間近!!

2006年08月22日 06時13分06秒 | 社会、政治、三重県、議員
 9月5日の第1回「政治倫理確立特別委員会」を控え、会派としての委員会に臨む基本的なスタンスと言うか?姿勢を検討する会派委員と外部の有識者との打ち合わせ会を今月の28日に設定をした。
 今さら言うまでもなく、この委員会はアノ田中事件を受けて、急遽、「政治倫理条例」を制定すべきとの「各派代表者会議」の決定に基づき設置されたものであり、現在、最終段階に差し掛かっている「議会基本条例」の「政治倫理」の項目に「別に条例で定める」旨の一文を書き込み、同条例とワンセットで作る予定となったものである。
 前にも本ブログで書いた通り、既に三重県議会には「政治倫理に関する決議」や「政治倫理要綱」が議員の飲酒運転事件を契機に作られており、理念的にはそれなりのものがある。
 しかし、どんな立派な理念を打ち立てたところで、それが現実の場面で守られなければ、ナンの意味もないし、かえって笑われるだけになってしまい、議会への県民の皆様の信頼を損ねる結果に終わってしまう。
 それだけに、今回、作ろうとしている「政治倫理条例」は現実に起こりうるさまざまな課題に議員としてドウ対応すべきか?をある程度、明確に書き示す内容にすべきではないか?と考えています。
 モチロン、飲酒運転や暴力行為は「政治倫理」以前の問題であり、誰でもが社会生活を送っていく上で、最低限、守っていかなければならない基本的ルールの一つだと思いますので、そんなことを「政治倫理条例」に書き連ねるよりは、具体的な議会活動、議員活動を行なうに当たって、直面するイロイロなケースに沿ってのルールを書くことが大切ではないか?と思います。
 例えば、「口利き」「要望」「陳情」「紹介」「斡旋」などの具体的ルールなどは必要ではないか?と考えますし、ドコにその限界があるのか?それを超えると「強要」や「恫喝」になってしまうのか?の線引きを具体的に書き込むか?それとも問題がおきたときに別個「審査会」などを設けて、解決を図るなどの制度化などを書くことも求められてくるのではないだろうか?などと考えています。
 そのためには他県の「政治倫理条例」を参考にするだけではなく、いわゆる「口利き条例」や「公務員の倫理規定」も考慮に入れなければならないと思います。

 いずれにしても、あらためて「政治倫理条例」なるものを作らなければならないなんて、情けない話ではないだろうか!一人ひとりがチョット考えて、慎重に行動すればイイだけと思うんですが・・・???