三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

いや~!飲みすぎました議会の初日?

2005年11月30日 06時09分09秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日からいよいよ第四回定例会が始まった。今定例会は決算認定と言うこともあり、久しぶりに全執行部が雛壇に揃っての開会。いつもの事ながら開会日は忙しい。本会議、予算・決算特別委員会、議会運営委員会、そしてまた本会議と息つく暇もないくらいに日程が目白押しである。
 さらには議員在職10年とのことで、私ども3期の議員全員が「全国議長会」から表彰を受けた。別に改めて「表彰」を受ける理由は見当たらない。長く在職したと言う理由だけで「表彰」されるのであれば、余り意味のないことであり、「表彰」を受けながら言うべきではないかもしれないが、こんな制度はそろそろヤメタほうがいいのではないか?とも思います。
 本会議がやっと終わると今度は議案の聴取会。今回は補正予算が中心と言うこともあり、余り質問がない。順調と言うか?淡々とと言うか?張り合いがないと言うか?ほとんど質疑らしい質疑もなく終わってしまった。
 総合企画局の「成熟社会のナンとか」とか警察本部の気の緩みとしか言いようのない「交通事故」など聞くべき事柄が幾つかあったとは思いますが、なんとなく終わってしまった。しかも出席率が極めて悪い!議会側も反省すべきでは・・?
 議案の聴取会が終わり、休憩を挟んで、今度は全員協議会。今日のテーマはアノ「文化力指針(中間案)たたき台」と「国民保護計画中間案}である。
 総合企画局長から「文化力指針」についての長々とした説明があり、「何かご質疑は?」の議長の声。議員サイドからは乾いた笑い声と「・・・」の反応。誰も質問すらしない。そのうち「なんのコッチャ判らん!」のつぶやきとまた笑い声。
 バカらしくってまともに議論する気にもならない!単なる「コトバ遊び」と言ってしまうと真剣にこんな「文章」を書いた人に失礼になるかもしれませんが、こんなことに労力と時間を潰すのはもうヤメタ方がいいのでは・・・これは議員の率直な感想だと思います。まあ、どうぞ造りたければお造りになれば・・?こんな感じかもしれません。いずれにしても余り意味のあることではないことだけは確かだと思います。
 「文化力指針」がムナシク終わり、次は「国民保護計画」に説明が移った。T防災危機管理局長から、これまた「文化力指針」以上に長い説明があり、続いての質疑応答。こちらは「文化力指針」と違い、結構、活発な議論が展開された。やはり最近の世相がなんとなくきな臭くなってきているのを反映しているのか?いつもの事ながらN議員の「予防」に関しての鋭い質問や長老のT議員の信念に満ちた意見には感心させられる。
 やっと全員協議会が終わったと思ったら、まだ「選挙区調査特別委員会」が待っている。これをナンとかこなし、一日の議事日程が終了。
 さあ!飲み飲みタイム!議会事務局との「忘年会」が予定されている。なが~い、なが~い一日が終わってからの「飲み会」。またまた、ついつい、例によって飲みすぎてしまいました。家に帰るとまた、叱られそうで・・・???
 
 
 
 

産業支援に求められるものは?

2005年11月29日 06時05分48秒 | 社会、政治、三重県、議員
 相談ごとが重なるときはこんなもので、昨日は一度に「県信用保証協会」に関することが三件もきた。電話だけではナカナカ埒が明かないこともあり、「保障教会」へ赴いた。用件に関しては当初予想したよりはスムーズに話が運び、時間が少し余ったので最近の情勢などをお伺いした。
 「景気は本当に上向いてきているのでしょうかね?」と聞いてみると「確かに全体としては良くはなってきているのでしょうが、業種によってバラつきが・・」との答え。「ご融資、代弁済の関係は?」とお伺いすると「設備資金の需要が少し増え、代弁済は減っている」と返事が返ってきた。しかし「まだまだ景気が上向いた!とまではとてもとても」とコトバがつづく。
 やや薄日が射してきた位か?と考えながら、ここのところ毎日の日課になっている「地域産業振興条例」のご報告とご意見伺いの「企業廻り」に出かけた。三社ほど廻り四番目に市内の機械製造やメンテナンスを主な業務の旧知の企業を覗いてみると、窓越しに社長の姿が見える。
 「やあやあ!」と挨拶をし、応接室で懇談。「どうですか?」と型どおりの質問をしてみると「『派遣』に力を入れているので、このところ岐阜の『産業支援センター』に行ってます」と他では余りない返事が返ってきた。
 よく話を聞いてみると、ここの会社の「派遣」は「派遣」でも全員が「正社員」だそうで、いわゆる一般の「派遣」とは意味合いが違うようである。本社(桑名)で一定期間、訓練をして「営業」兼「技術者」として各地の取引先に「派遣」をしている。言わば「現場」なり「事業所」が「派遣」された「取引先」の中に移動しているようなもので、現にこの企業は「事業所制」を敷いており、所長以下、各グループがそれぞれの「取引先」の中で機械のメンテなどをこなしているそうである。
 さらに「採用対象者」もそれぞれの「取引先」のある地域から優先的に採用して「自宅通勤」を原則として、出来るだけ経費の削減に心がけているとの話。
 なるほど、それで「岐阜」にも行って、取引先を増やそうとしているのか!納得がいった。その上、儲からないが、仕事は忙しい。県内各地で同じような仕事をしてくるところがあれば、提携をしてやっていきたいが、どうも広がっていかない!そんなところがあれば、なにも遠くの人を採用しなくても、そこと一緒に仕事をしていけばいいので助かる。ついては「県の役割はこんなところにあるのでは・・?」と注文が入る。
 「産業支援センターでいろいろやっているはずですが・・」と言っても「何でも遅い!」とこんどはお怒りのコトバ。「まあ、よく相談をしてまた、ご返事します」と退散をした。
 景気に薄日が射してきた今こそ、本県の産業を元気にするチャンス!「もの造り」などに地道な努力を重ねている地元企業の活性化のためにも「産業支援センター」のキメの細かい活動が期待されているのではないでしょうか?
 その社長が最後に言った「大手企業にナン十億出すのも意味のあることだが、やる気のある地元中小企業のグループに5000万も出せば、もっと夢のあることができる!」「大阪の人工衛星じゃないけれど・・」のコトバが頭を離れません。

食欲?重曹?ダイエット?文化力?

2005年11月28日 05時54分13秒 | 社会、政治、三重県、議員
 天高く馬肥ゆる秋!食欲の秋!この季節が終わりを告げ、北風に冬の到来を感じる季節になると、我が家では毎年恒例とは言え「少し太ったんでは・・?」とか「ダイエットしたら・・?」などのコトバが行きかうようになります。
 そんな鍋料理がなんとなく恋しくなる昨日、妻が「重曹」を使った「ダイエット」本を買ってきた。なんでもTVの昼の番組で評判であるとのこと。
 「重曹」を水に溶いて、そこにレモンを入れた「水」を食事中に飲むと、満腹感があり食欲が抑制され、さらには脂肪や糖分の排出を促すらしい。「重曹」は台所の掃除やトイレ掃除にも威力を発揮する「スグレモノ」で、「歯磨き」「目薬」にもなる「万能薬」だそうである。
 言わば「文化力」的「クスリ」・・・ナンにでも効く「万能薬」「特効薬」みたいなもののようである。これを使えばすべてのことが解決すると言う「郵政民営化」とか「文化力」などの、なんとなく「ウサンクサイ」呪文のようなコトバに主婦は弱いようである。いや、弱いと言うよりは、真面目、実直、素直なだけに「騙されやすい?」すぐ「信じ」てしまうのではないか?とも思います。
 でも、決して「重曹」がそんな「効能」がないとは思っていません。買ってきた本を読んでみると、それなりの論理的説明と科学的根拠がシッカリと書かれている・・「文化力指針(中間案)」より、よっぽどわかりやすく書かれている。
 「重曹」にうたい文句どおりの「劇的」な「効果」が即、出てくるかどうか?はわかりませんが、少なくとも「文化力」よりは確実に一定の「効果」があるのは間違いないのではないか?すでにアメリカではかなり一般化しているとのことである。
 それにしても我が家では過去、「根野菜スープ」から始まって「根昆布」「米ぬか」「玄米」「青汁」最近では「ヨーグルト」などなど、ありとあらゆる「健康にいい!」「身体にいい!」と言われるモノを「食べさせられ」てきたが、未だその効果のほどは定かではない。やはり、「酒」をノマないのが一番かとも思う。
 いずれにしても、これからしばらくは「重曹レモン水」を「半強制」的に飲まされるのだけは確実である。議会がアノ「文化力指針」なるものを「飲まされる」のと同じように・・・?

これが~ 命のみち~な~らば~?

2005年11月27日 05時55分56秒 | 社会、政治、三重県、議員
 近畿自動車道紀勢線の決起大会があるので、出席をするようにと連絡があり、上京した。風一つない穏やかな初秋を思わせる絶好の「決起大会日和?」。「会場の『半蔵門会館』は良く知っているので案内は入りませんよ!」と言ってはみたものの、地下鉄から上がり、「半蔵門会館」を見てビックリした。昔のイメージとはマッタク想像だにつかない見上げるような巨大なビルが建っており、「エッ!いつのまに?断りもなく!」と驚いてしまいました。
 会場に入るとH県土整備部長が「どうもご苦労様で・・」といつになく愛想良く迎えてくれ席に案内をしてくれた。愛想がいいのもそのはず、県議会席は私と尾鷲のN議員の二人きり。他に誰もいない。確か「三重県」は「主催県」じゃあなかったのかなぁ?思わず式次第を見てみると「主催者挨拶」は「協議会会長」の「三重県知事」となっている。やっぱり「主催県」だ!それにしても「出席」が悪い!
 来賓席は左右に分かれており、向かって左が国会議員席。右が国交省など関係者の席である。国会議員席を見ると和歌山選出の「政務官」と本県の坂口先生、そして和歌山選出の参議院議員のお三方。あとは代理の秘書さんで閑散としている。
 それに比べて関係者の席は満員。国交省の道路局長を始め、有料道路課長さん、さらには今年、「民営化?」した結果、中日本高速道路㈱や西日本高速道路㈱の代表の方そして「日本高速道路保有債権返済機構」の理事など余り聞きなれない「肩書き」の皆さんが座っている。
 大会は式次第に従って淡々と進み会場を沸かせたのは、和歌山選出のO参議院議員が「政務官、私、そして和歌山出身の道路局長が揃っていて、お金がつかないようなら、来年はこんな大会はいらない!」と大見得を切った時ぐらいで、この種の「決起大会」としては非常に「静か」な悪く言えば「盛り上がり」の欠ける「大会」であった。
 もう、「近畿自動車道紀勢線」は事業実施の軌道に乗ったので、そう真剣に一生懸命する必要がなくなったのかな?とも考えてみたが、それにしては国交省の道路局長以下の出席率の高さはなんだろう?なんとも不思議な雰囲気の中で「大会」は進んでいく。
 そんなことを考えながら順番につづく「挨拶」やら「意見」発表を聞いていて、やっと「合点」がいった!すべての「挨拶」・「意見」の共通キーワード・・・それは「道路特定財源の堅持!」であった。
 そうか!この「大会」の開催趣旨は「道路特定財源確保!」が目的だったのだ!それならそうと、もっと判りやすく、誰が見てもすぐ理解が出来るようにヤレばいいのに・・・と思ってみたが、そうは出来ないところが今の政治状況か?
 道路を建設するにもまずは「財源の確保」がスタート!
 いまや、「命」の道は「紀勢線」と言うよりは「道路特定財源」か?

種まき!刈り取り!人づくり!

2005年11月25日 05時50分07秒 | 社会、政治、三重県、議員
 先月の県議会最終日に全会一致で議決された「地域産業振興条例」の報告を兼ねて企業廻りをしている。この「条例」が「案」の段階で、いろいろな企業、団体などにお邪魔し、「地域産業」の「振興」に関して「ご意見」や「ご要望」を聞いて廻ったことでもあるので、「完成品」を持ってご報告かたがた、ご協力をいただいた御礼に廻らしていただいている。
 条例(案)と完成品との間がしばらく空いているので、条例そのものについて忘れてしまっている方やまた、改めてご意見をいただく方など様々ではあるが、それぞれ一線でご苦労いただいている皆さんのお考えを伺うのは参考になる。
 昨日は市内のいくつかの企業にお邪魔をしたが、その中のある大手製造業の社長さんは「この頃の若い方は、これをして下さいと言うとキチッと言われたとおりヤル。しかし、班長や係長のような責任ある立場になることを求めると、なぜか嫌がる。どうしてでしょうね?」と本当に判らないと言う感じで話をされた。
 また別の社長は「県外大手の企業は刈り取ることばかり考えて、種を播くことをしない!」「ここ2,3年の目先の利益を追い求めて、10年先のことを何一つ考えていない!」「こんなことでこの先どうなるのでしょう?」と少し憤慨気味に訴えられた。いろいろ議論をして「結局、最後は人づくりですよ」との結論に達したが、これは言葉で言うのは簡単であるが、なかなか難しい。
 本県にも多くの「なんとか計画」「○○プラン」などと言うモノがあるが、最近は3年計画が増えてきている。その「3年」計画は内容はともあれ、先の社長の言を借りれば「刈り取り」計画になってしまっているのではないだろうか?財政の見通しがなかなかつかない!変化の激しい時代ですから・・?などの3年計画にする理由はそれはそれでよく判りますが、「刈り取りの計画」があるのなら、当然、少なくとも十年先を見通した「種まきの計画」がなければ、それこそ「経済力」と「文化力」のバランスが取れないのではないでしょうか?
 だからこそ「概ね十年」を見据えた「県民しあわせプラン」がある!と仰るかもしれませんが、果たして「県民しあわせプラン」は名実ともの「種まき」プランになっているのか?甚だ疑問です。
 本当の意味での「種まき」は「政策」としての「人づくり」ではないでしょうか?では「県民しあわせプラン」は「人づくり政策」プランになっているであろうか?ややもすると「種まき」ならぬ「刈り取り」プランになっているキライがあるのではないか?など、ついつい考えてしまします。
 今朝の地元クオリティーペーパーは知事の諮問機関である「県民懇話会」で、「文化力指針(中間案)」に対して、相当手厳しい意見がでたと報じている。新しい「文化力指針」であろうと、その指針を基に作られるとしている「新戦略計画」にしても、どこかに「腰をすえた」「人づくり」の「視点」が必要なのではないでしょうか?それがないと、今までと同じような単なる「刈り取り」計画になってしまうのではないか?余計なお世話かも知れませんが心配してしまいます。
 その意味では「文化力指針」は「総合企画局」ではなく、「教育委員会」の所管か?それとも「種まき」「人づくり」の意味からすると「健康福祉部」か?
 

公式か?非公式か?違いのわかる男か?

2005年11月24日 06時10分15秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は地元多度大社で「新嘗祭」と「流鏑馬祭」が行われ、朝から出席をした。神社への参道は、屋台も立ち並び朝とは言え行き交う人も多く、なんとなく「祭」と言う雰囲気で、自然にウキウキした気持ちになってくる。
 「五穀豊穣」の御礼の「祝詞」の後、「玉ぐし奉奠」と型どおりの神事が滞りなく進み、会場を替えての「直会」となった。
 宮司、氏子総代会長の挨拶があり、多度自治会連合会会長の音頭で「乾杯」!「宴席」が始まった。「直会」の会場は隣接する「結婚式場」の披露宴会場。結構広い場所ではあるが、ほぼ満席。空いている席を探して座ると、私の前は自民党比例東海ブロックの平田耕一衆議院議員。
 「先日、お留守のときに『地方六団体の決議と要望』を持って、副知事と一緒に議員会館にお邪魔しました。ひとつよろしくお願いします」と挨拶を兼ねて「留守のときに訪問をした断り」を言うと「自民党以外は何を持ってきても読まずに捨てる!」「来るならスジを通して来い!」と全く予想だにしないニベもない返事。
 アレェ?ヒョットしたら「誤解」をしているのではと・・「民主党の代表で行ったのでもなければ、個人で行ったのでもない」「『地方六団体』の要請で県議会を代表して行ったんですが・・」と説明をするが「どこから来ようが関係ない!来るものの中に(自民党以外が)混ざっていてもダメだ!」と取り付く島もない対応!
 これはいくら言っても無駄だ!こちらが「全国知事会」や「町村会」などが参加する「地方六団体」主催の「分権改革」決起大会に「県議会」を代表して出席をし、その「大会」で決議した「決議文」や「要望書」を持って、副知事をはじめ久居市長、服部町長会会長、三宅町議会会長などと一緒に「公式」の代表として訪問しているにも拘わらず、「自民党」でなければダメだ!「混ざっていて」もダメだ!という様な「判断」しか出来ないとは・・・あきれ果ててコトバも出ないとはこの事である。
 おそらくこの人物の頭の中は「地方分権」の「チ」の字もなければ、「公式」「非公式」の区別すらつかない北海道の「原虫」ではないが「政党」でしか物事の区別がつかない「単細胞」の頭脳しか持ち合わせていない「単細胞人間」なのだろう考えてしまった。
 いくら説明をしても判らない人に一生懸命「説明」をするだけ「時間」と「労力」のムダであるので「まぁ!そう言うお考えならば、そのお考えで私どもの方は結構ですが!」と言って話を打ち切った。
 議員会館を廻ったときは、たまたま月曜日と言うこともあり、留守が多かったが、運良く元の厚生労働大臣坂口先生はご在室であった。坂口先生は「まあ、座ってください」と言って私どもをソファーに座らせ「生活保護費の地方への移譲は問題は多いが・・」と地方の考えにも理解を示しながらも、厚生労働省の苦しい「立場」を説明され、逆に「地方」の理解を求められた。
 部屋をでてから副知事が「真面目な先生ですね」と感心をしている。要望に来た「地方の代表」に迎合することなく、真面目に説明をし、地方の言い分も聞きつつ理解を求めるべきは理解を求める。国の政治家たるものはこうあるべきではないか?
 同じ与党の国会議員でも、この「対応」の「差」は一体、ナンなんだろうか?「人格」の違いか?「能力」の違いか?はたまた「人間」の違いか?
 やはり「政治家」はせめて「公式」と「非公式」の「違い」ぐらいは「わかる男」でなけりゃ・・・???

北の星は吉兆か?凶兆か?

2005年11月23日 06時12分23秒 | 社会、政治、三重県、議員
 部屋に戻る入り口で、県教育委員会のY室長から、まるで駅で配っているティッシュか?チラシか?のように一枚の紙を手渡された。部屋に入って改めて手渡されたペーパーを見ると「「県立四日市北高等学校と県立四日市高等学校通信制過程の統合に伴う新しい学校の校名(三重県立高等学校条例の改正案)について」と長たらしい表題がついている。
 中身を見てみると「新しい学校名制定の趣旨」として「定時制と通信制の柔軟な教育システムを生かした北勢地域の定通ネットワーク拠点校として整備」するためとでている。そして新しい校名は「三重県立北星高等学校」であると書かれている。
 いよいよ来たか!と率直に思いました。この文書は一見すると「四日市北高校」と「四日市高校通信制」だけの統合・・名実ともの「新しい学校」のスタートのように思ってしまいますが、その狙いは「北勢地域」の「定時制、通信制」の拠点校造りにある。言い換えれば「県議会」挙げて反対している「桑名高校定時制」の統廃合へ向けての「布石」、第一歩であると言っても間違いないと思います。
 一昨日、総合企画局が説明に来た「文化力指針中間案」では「経済優先の社会のひずみ」を解消する必要を説き、そのためには「競争原理や効率性重視」からの「発想の転換」が必要であり、「地域力」とは「地域社会の絆、アイデンティティを育むための力」とだ言っている。
 しかし、同じ日に配られた県教委のペーパーでは「地域社会」がその存続を強く求めている「桑名高校定時制」を「効率性」「優先」の考え方に基づき「統廃合」をしようと目論んでいる旨書かれている。
 言っていることとやっていることが全然、違うじゃないか!余りにもイイカゲン!デタラメ!「県議会」を完全になめ切っている!
 先日、桑名市内の企業を廻っていると、ある桑名では大手の会社の会長が「私は桑高定時制の卒業なんです」「その母校、定時制をなくさないで下さい!」と本当に真剣に話をされた。
 「桑名高校定時制」に通って勉強している「生徒」さんがドンドン減り、「学級」が維持できないと言うなら判らないでもないが、現実には大勢の「生徒」さんがいろいろ事情のある中、勉強をし続けている。それなのに「なぜ」統廃合なのか!
 「経済性」「効率性」を重視、優先すると言うのであれば、まず、「文化力指針」を書き換えてから「モノ」を言うべきと思いますが・・いかがですか?

「文化力」・・この「非文化」的なもの?

2005年11月22日 06時07分50秒 | 社会、政治、三重県、議員
 次の全員協議会で説明をしたいと総合企画局のA総括室長が「みえの文化力指針(仮称)中間案(たたき台)」なるものを持って来た。内容を聞いてみると今までの説明より、なお一層判らなくなっている。判らなくなっていると言うより、一層「ことば遊び」が酷くなってきたと言った方が適切か・・・?
 「経済優先の社会のひずみ」を解消するため「発想の転換」が必要!「時代の大転換期」であるので「量から質」への「発想の転換」が必要!・・だから「文化」に着目し、「経済力と文化力のバランス」を図るとしている・・「経済力」と「文化力」を同軸で捉える「発想の転換」が凄い!
 その上で「文化力を高めて創造する三重の姿」は「人の和(輪)」「時の和(輪)」「知恵の和(輪)」・・これらの三つの和(ハーモニー)と輪(ネットワーク)が織り成す「三重の和(輪)」社会だそうである。「ハーモニー」と「ネットワーク」が織り成す社会などと言うものは全く想像がつかないが、「織り成す」そうである。おそらく、昔、「わ」「わ」「わ」・・「わ」が三つと言うコマーシャルソングがあったが、この「わ」が織り成す「社会」と言うのは「ミツワ石鹸」のようなフワフワと泡のように消えていく「社会」なのかもしれない。
 さらに「文化力を高めるための課題と方向」として「文化力」で「こころを元気に」「地域を元気に」「産業を元気に」するそうで、まさに「文化力」は世の中のことすべてを・・まさに「こころ」から「産業」までアラユルことを「元気」にする「特効薬」「万能薬」であると規定している。
 もちろん、かって知事は「文化力」で「公共事業の品質確保」をすると答弁した位ですから、「文化力」もってすれば、世の中すべてを「元気」にすることなどは朝飯前だと考えていると思います。
 しかし、その割には「具体的取組例」として上がってくるのは「地域資源のブランド化」や「本物体験・体験学習」などそう珍しいものはない。もっと、世の中すべてがパァ~と「元気」になるような、誰も想像がつかない施策を打ち出さないと「文化力」の名が泣くのではないでしょうか?それとも、もともと「文化力」にはそんな「薬効」はないのでしょうか?
 この「文化力指針」なるもので新しい「戦略計画」を作っていくそうですが、じゃあ!今までの「戦略計画」はどんな「指針」で作られてきたのか?「文化力」の説明の前に、この点をまず、説明すべきと思いますが、いかがですか?
 いずれにしても、この「文化力指針」と言う「知恵の輪」は、なまじの「文化力」では解けそうもない「非文化」的な「チジの輪」だと思います。 
 誰か~?この「チジの輪」を解いて~  あ~!ますます判らなくなった!!
 

菊花薫る多度大社?

2005年11月21日 06時11分42秒 | 社会、政治、三重県、議員
 午前中の「木曽岬町終戦60周年戦没者追悼式」を終えて、昼から多度大社で開催された「第51回菊花コンクール」に出席をした。
 久しぶりに行く多度大社は23日の新嘗祭にあわせて行われる「流鏑馬」の準備や「七五三」でお参りに来た親子ずれなどで賑わっており、なんとなく華やいだ感じであった。
 多度大社参集殿での神事のあと、「菊花コンクール」の表彰式が始まった。主催者は「名古屋テレビ」「毎日新聞」「三重県観光連盟」である。被表彰者には顔見知りの私の後援会の幹事さんも何人か見受けられ、東海三県と銘打っているが、多度町が中心の催しであることがよく判る。
 はじめに主催者を代表して「名古屋テレビ」lの方が挨拶に立った。40を少し過ぎたぐらいか?この種の催しの主催者代表としては「若い」感じの方である。
 型どおりの挨拶の最後に注文が入った。「出品をされる方が年配の方ばかりで、若い方がいない!」「何とか工夫をして、もう少し若い方を増やしてもらいたい!」と他地域の例を挙げて「表彰式」の挨拶としては、やや異例の言葉がつづいた。
 主催者側としては、もっと「出品者を増やしたい!」「若い人の参加を!」との気持ちはよく理解できるし、今後のこの「コンクール」のことを考えると、菊の花を育て出品する人の裾野を広げたいのは当然と思いますが、そのことは「出品者」や「被表彰者」にお願いすると言うよりは「主催者」の方が、どちらかと言えば「考える」べき事柄ではないか?と思います。
 もちろん「菊花の愛好者」との連携は大切だとは思いますが・・・。ただ、確かに一人の人が六つも賞を持っていくとなれば、その人の技量がとりわけ優れているのは間違いないとは思いますが、出品者の「絶対数」もやはり少ないことも大きな要因であると思います。
 しかし、これだけ「世知辛い」世の中、なんとなく「気ぜわしい」世の中で、ゆっくりと時間をかけて「菊」を育てることの「価値」を再認識、再評価することも、また必要なことと思います。
 それだけに他地域で実践されているように「菊」と言う「生命」を大事にだいじに育て「美しく」開花させることを、例えば学校の「ゆとり教育」の中や幼稚園での「情操教育」の中で、地域のお年寄りの指導により行うことも検討してみてはどうか?とも考えます。
 それにしても「県議会議長賞」を出しておきながら、今まで一度も、正副議長が出席したことがない!とは・・・本当に恥かしい限りです。申し訳ありません。「県議会」がこの程度の認識では、あんまり「エラそう」なことは言えないか・・・
 さぁ!「菊花コンクール」が終われば、県立美術館での「池田遥邨展オープニングセレモニー」に行かなければ・・・
 「菊」が終われば「絵」の展覧会へ!議長と違い、相変わらず「文化」の薫り高い「副議長」でありました。