三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

「三念主義」?と「デアイ主義」? あなたはドチラ??

2006年03月31日 06時09分33秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は三重県警察学校の「第132期生」卒業式。51名の凛々しい若樫達が県内治安の第一線に巣立っていく晴々しい式典に出席をした。当学校の卒業式は副議長になって以来、二度目の出席であるが、やはりこの種の学校の卒業式はイイモノである。
 季節外れの寒気とピーン!と張り詰めた空気が漂う式典会場には警察本部長を始め県警察幹部が礼装で居並び、51名の卒業生、25名の在校生が文字通り背筋をスッと伸ばし、それこそ咳払い一つ聞こえない静寂の中で、私達を迎えてくれた。思わずコチラの背筋も伸びてくる。
 来賓挨拶の前に、学校長や警察本部長がそれぞれ卒業生に対して、現場の一線に立つときの心構えや生活態度などについて、厳しさを秘めながらも優しく話をされ、門外漢である私にとっても、暖かい人柄と言うか気持ちの伝わってくる素晴らしい内容であった。
 警察側の最後は、前回もそうであったが、県公安委員長。今回もチカラが入っている。その挨拶を聞いていて、やはり民間人は・・・当然、公安委員長は民間から選ばれる・・・一味違う挨拶をするなあ!と思わず感心をしてしまいました。
 「私は『三念主義』と『デアイ主義』で物事に対処している!」挨拶の冒頭からナカナカ異色の出だしである。
 ナニ?「三念主義」と「デアイ主義」?余り聞いたことがない言葉だ!コチラの耳が思わずダンボに・・・?
 「三念主義」とは「信念」「執念」そして「丹念」である。「どんなことでも『信念』と『執念』をもって『丹念』に行えば、必ず実現をするものである」・・・ナルホドなるほど「三念主義」とは、そう言う意味か!これは参考になる。覚えておこう。
 では、「デアイ主義」とはナンのコッチャ?「デアイの『デ』はデタラメの『デ』」、「デアイの『ア』はアキラメの『ア』」、「デアイの『イ』はイイカゲンの『イ』」であると説明がつづく。知らず知らずに、昔、流行った「さわやか運動」を思い出してしまった。
 「デアイ主義」と言うのは、なんでも、物事に挫折したとき、行き詰ったときなどに、このように気持ちを切り替えて臨むと、また新たな展望が開かれてくるそうである。一種の開き直りの大切さを説かれているのだろう。
 この「三念主義」と「デアイ主義」を上手に使いこなすことは簡単には出来そうにないが、ひとりの社会人としての「生き方」を考える上で、必要な事柄かもしれない。
 しかし、ドチラかと言えば、自慢ではないが、私は生来の怠け者であるが故に「三念主義」でことに臨むよりは「デアイ主義」に最初から陥ってしまう傾向が圧倒的に強い!

 さて、あなたはドチラ?「三念主義」ですか?「デアイ主義」?それとも両者を使いこなす「人生の達人」か?
 県職員はドチラの「派」か???

三重県の「佐藤優」はどこにいる??

2006年03月30日 07時38分27秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨夜はどうしても今日、議会図書館に返さなければならない「国家の自縛」(佐藤優 産経新聞出版)を深夜まで読んでいて、完全に寝過ごしてしまいました。本当は29日までに返さなければならないことになっているが、議会に行く機会がないため、一日勝手に延ばしてしまいました。ごめんなさい!お詫び申し上げます。
 外務省のラスプーチンと呼ばれた「佐藤優」の作品はこの前、ベストセラーまではいかないが、世間では相当、話題となった「国家の罠」を読んだばかりで、それがナカナカ面白かったので、今回、思わず二冊目を議会図書館でついつい借りてしまい、またぞろ読ませてもらいました。
 作品の内容や評価については、今日はマッタク時間がないので、書きませんが、佐藤優氏そのものは、ノンキャリの外交官とは言え、極めて優秀な人材だ!と思います。おそらく戦後の外交史上、モットも有能な情報分析官であったのでは・・・。
 そんな有能と言うよりは「異能」な人材を「鈴木宗雄」と一緒に外務省の外に放り出してしまった損失は、とっても大きなモノだと思います。しかも、田中真紀子との戦争の余波での「国策捜査」の結果・・・?
 それはそうと氏の作品を読んで思うことは外交など国の命運を掛けての戦いの場では、いかに情報を的確に集め、それを分析し、その本質を見極めることができるか?の大切さである。そこからすべての政策が生まれてくる。
 今回、本県でも政策部が新たに設置をされ、いよいよ動き出すのであるが、本当に的確な情報の収集、分析、判断ができうる人材が集まっているだろうか?
 人事の表を睨んでみると、四日市の北勢県民局に長く島流しになっていた方とか桜の山奥に潜んでいた方など異色の人材が戻ってくるようであるが、そんな皆さんの中に、はたして三重県の「佐藤優」はいるのか?期待半分、興味半分で楽しみにしております。
 しかし、余り活躍しすぎて、またまた追放されないように・・・???
 
 
 

「議会事務局」の皆さんありがとう!議長に代わってお礼を申し上げます!!

2006年03月29日 06時02分23秒 | 社会、政治、三重県、議員
 つい先ごろ、卒業式シーズンが終わったと思ったら、今度は就職シーズンの到来である。来春卒業予定の大学生の皆さんが相談に来られるが、今年はドウ言う訳だか、例年に比べて多い。各種経済指標は景気の上向きを指し示しており、新聞などの報道も「求人状況」の改善を伝えているにも拘わらず、ナゼかしら色んな人の紹介で、次々と尋ねてこられる。
 自分の学生時代を振り返ってみても、一年も前から就職活動などをした覚えはない。もっとも、まともに学校に行っていなかったので、就職活動などをしてみたところで、世間並みの就職などは出来るはずもない・・・で、その結果が現在のヤクザな?状態と相成っている!
 昨日も朝から就職の相談者が午前中だけでも2名来られた。話を聞いてみると、ソレゾレ中部地区の一流企業をご希望で、私ごときが頼んでも、ナカナカ難しいとは正直、思いますが、そこはソレデ、それなりの伝手、コネ、ルートと言うモノがありますので、その線でお願いをすることにいたしました・・・コレはコレで大事な政治活動ならぬ選挙活動の一環であります。
 そんな「議員活動」に明け暮れていた昨夜、正副議長主催による「議会事務局」の皆様への「感謝の集い」が津市内の某スナックで開催をされ出席をした。
 会場のスナックは当然のことながら、その道に詳しい議長が「場所」と「酒」のみ貸切でスナックにお願いをし、食事類は持ち込みと言う、極めてリーゾナブルな形での「謝恩会」となっている。
 開宴予定の午後6時少し前に会場に到着。会場に案内をされて入ると、そこはもう異次元の世界?先着組がすでに元気ヨク一杯やっている。「全員がまだ揃わないので・・・」と言いつつ、ビールをガンガン飲んでいる。人数が揃おうと揃うまいと「酒」さえあればイイってな感じである。
 やっとこさ全員が揃って「開宴」。まず、議長がいつもよりもノリの良い調子で、今日までのお礼やご迷惑をかけたことのお詫びやT局長への感謝の言葉を「定例会閉会日挨拶」並に丁寧に述べ、例によって「補足は副議長!」と突如、振ってきた。
 事前にもらっていた「式次第」では「乾杯の音頭」となっていたが、こんな事前の予定をマッタク無視した議長の「突如の振り」は毎度のことである。
 思い起こせば、この一年近く、議長の「突如の振り」にどれだけ「振り回された」ことか・・・代理出席は当たり前。代理出張?代理挨拶?なんで、議長の地元である伊賀市での催しに私が行って挨拶をしなければならないのか?
 任期の後半にはさすがの事務局も不安になり、議長が出席予定の行事にも副議長を常にスペアで用意をする前代未聞の処置をとるようになり、行かなくてもイイ行事に、余り意味もなく出席をして、議長の顔を見て安心して帰る言うことが何度、あったことか!
 しかし、コレもソレも今となっては、イイ思いで、いい経験であった。
 「謝恩会」の方は、ソレハそれは盛り上がりに盛り上がりを重ね、最後はいつものようにタダ単に「大酒」を何らかの名目で飲んだだけの「会合」へと変身を遂げていたが、タマニは?こんな「会合」もイイだろうと勝手に納得をして、これまた議長から「突如振られた」私の「万歳三唱」でお開きとなった。

 いずれにしても「議会事務局」の皆さんには感謝あるのみです。スタート当初から「暴走する」と名誉アル形容詞が付けられた私ども正副議長をあきれ果ててはおられたとは思いますが、見捨てもせず、お付き合いをいただき、心より感謝と御礼申し上げます。・・・6月からは自由に発言できる立場に戻りますが、イヤガラズにお付き合いのほどを伏してお願い申し上げます。有難うございました。 

木質バイオマス・・・ペレット・ストーブはどうなるか?

2006年03月28日 05時50分28秒 | 社会、政治、三重県、議員
 春本番を思わせる暖かい昨日、四日市のポートタワーで「北勢地域自治体議員協議会」主催による「環境シンポジウム」が開催をされ、出席をした。主催団体である「北勢地域自治体議員協議会」は北勢地域の県市町議会議員で構成されており、地域内の共通課題などを話あおうとの趣旨で昨年結成をされたもので、この種の催しは昨年に引き続き二回目である。
 今回はドイツから「ドイツ政府認定GHG(温室効果ガス)査定認定人」と言う余り聞きなれないナカナカ難しい肩書きの付いた「アルフレッド・エシャレー」氏をお招きして「再生可能エネルギー」についての講演と質疑応答であった。
 こんな堅いテーマとドイツ人の講師となると、何となく取っ付きにくく、果たしてどれくらいの人数が集まってくるのか?と少し心配であったが、会場に着いてみると予想以上の人出。講演が始まる頃には約150名と聞いていた会場は満員御礼の状態となった。
 当日の司会は、ナゼかしらこのところ司会づいている菰野のT県会議員。先日の「新政みえ大宴会」での司会の記憶がナマナマしい。例によって元気さだけが取柄といわんばかりの大声の開会の辞が会場に響き渡り、いよいよ「講演会」が始まった。
 最初に本会の会長である岩名県議が挨拶。会の趣旨やこの講演会に至った経緯などを話されたが、日本にも「再生可能エネルギー推進協会」なるものがあり、岩名県議がその役員に入られているなどとは知らなかった。
 会長挨拶に続いて、今日のメインゲストのスピーチが始まった。パワーポイントを使っての講演である。当然、ドイツ語だと思っていたら、アンに相違して英語で話が始まった。
 日本人への講演慣れをしているのか?ドイツ人の英語なるが故か?は定かではないが、ユックリトした喋りと比較的簡単な単語での話であったので、通訳の方の解説を聞くまでもなく、だいたい理解ができ、「環境」の勉強と言うよりは「英会話」の勉強をしている雰囲気で講演は進んでいった。
 その「講演」の中で、特に興味を引いたことは、近年、ドイツで木質系ペレットがものすごい勢いで普及してきているとの話である。
 「木質系ペレット」と言うのは、廃材や古材を原料にしたチップを固めてペレット状にした物で、近年、ストーブの燃料として注目されてきている物であるが、ナゼ、ドイツで急速に普及をしてきているか?との理由をエシャレー氏は「原油価格の高騰」と説明をした。
 つまり、木質系ペレット1㎥のカロリーは灯油210ℓに匹敵する。今、ペレット1㎥の価格は約8500円~12000円。灯油210ℓでダイタイ16000円位。この価格差がペレットの普及を促進しているそうである。しかも、この価格差は日本でも同じように当てはまると付け加えた。
 この話を聞いていて、以前に県の環境部に間伐材を利用した木質ペレットとそれを使うペレットストーブの利用促進の要請をしたことを思い出した。環境にも良いし、間伐材対策にもなるので、ゼヒ、一度検討をしてみては?と話をしたが、その後、環境部からはナシのツブテ。絵に描いたような「聞き置く」状態のままである。まあ、おそらく検討なんて、マッタクしていないとは思うが・・・。

 いきなり「ペレット」だの「ペレットストーブ」だのと言ってみても、すぐに動くような行政の体質ではないのは明らかである。とりあえず「再生可能エネルギー推進協会」の「三重県支部」に加入をして、その辺りから「声」でも上げていくか?でも、年会費6000円はチョット痛い感じがする???

土筆よりスギナ!民主党はこの逆境を撥ね返せるか!!

2006年03月27日 05時41分21秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は日曜日。朝はいつもよりユックリと起きて、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいると、ウーン!今日は暖かい!少し外でウオーキングでもするか?とそんな気分になって、「ウオーキングに行くが、どうする?」と多分、誰も行かないだろうとは思いつつ、義務的に家族に声を掛けると、珍しく「一緒に行く」と予想外の返事が返ってきた。これも「春」のなせるワザか?
 外に出てみると一昨日ほどの晴天ではないが、そこそこの「ウオーキング日和」。何十年ぶりかで家族揃っての「ウオーキング」ならぬ「散歩」である。服装も私ひとりがトレーニングスタイル。他のものはそれぞれ、めいめいマチマチの格好をしていて、およそマトマリがない。道行く人にこの一団の目的は?と尋ねてみても、おそらく、すぐには正解は出てこないであろう。
 しかし、一応、「ウオーキング」と銘打って家を出てきた限りは、少しは真面目に歩こうと、バス通りから逸れ、川沿いの遊歩道、続いて田んぼのあぜ道へと歩を進めた。
 この辺りの田植えは三重県でも一番、早い方で、もうすでに田起こしが始まっている。そんな長閑な田園風景を見ながら歩いていると「土筆が生えている!」と声が挙がった。見渡すと田んぼの畦、一面に無数の「土筆」が頭をもたげている。
 「オオッ!土筆だ!」・・・もう、こうなると「ウオーキング」どころではない。家族全員が目を血走らせて、土筆採りに夢中!そんなに採っても、後の始末はどうするの?なんて、アトサキのことなどマッタク考えずに、全員が両手に一杯の「土筆」を持って、「ウオーキング」のことなど、キレイさっぱりと忘れてしまって、一路、ニコニコ顔で家路へとついた。
 朝の感動の「土筆採り」が終わって、午後は「民主党第三総支部」の定期総会である。ココのところアノ「偽メール」問題で元気がない民主党であるが、この問題について岡田代議士は果たしてナンと言うか?発言如何では一言文句でも言おうと、半分野次馬的興味と半分民主党党員の義務感で出席をした。
 「総会」に先立つ「役員会」の場で、岡田代議士が「偽メール」問題に触れ、「いくつかのミスが重なり、こんなことなってしまい、国民の皆様に申し訳ない」「しかし、国民の皆さんが冷静に受け止めているのが救いである」と言う様な説明をした。
 アレアレこんな事を言っている。これはヒトコト言っておかなければとすかさず「国民は冷静になんか受け止めてませんよ!」「民主党の政権担当能力が問われている!」と口を尖がらせて反論すると「自民党を割って出てきたときや、新進党が解体したときに比べたらサホドのことではない!」と悠然とした口調で断言した。
 アア~!こいつは強いや!確かにいくつかのミスが重なって、今はこんな状態になっているが、ナルホド、これまでの艱難辛苦に比べれば、大したことはない。モット、もっと辛い、苦しい時代を乗り切ってきたのだから・・・。

 民主党も「土筆」状態か?と思っていたら、いつの間にか「スギナ」になっていた。シッカリと根を張り、チョットやそっとの事では抜けないシブトサとしたたかさを兼ね備えてきた感がある。
 「春」の来ない「冬」はない。政権交代ある政治・・・名実ともの二大政党実現に向かって頑張ろう!!

明るい社会をつくるのは「文化力」か?はたまた「ニューパブリックガバナンス」か?

2006年03月26日 09時45分58秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は文字通りの春爛漫の好天気。朝から少年野球の開会式が行われたので出席をした。先のWBCの興奮も覚めやらぬまま、パリーグもいよいよ始まり、選抜大会も甲子園で行われていると言う絶好の「野球シーズン」到来だけに、選手宣誓はもちろん、関係者の挨拶にもナントナク力が入って、例年の開会式とはヒト味違う感じがする。
 しかも、今までは「桑名郡3町」での大会に毎年、出席をしてきたが、今年からは「桑名郡市」の大会となっているので、参加チームが今までより桁違いに多い。実に32チーム!当然のことながら、入場行進にも時間がかかる。春夏に甲子園で行われる「高校野球」並みである。
 グランドは出場選手でイッパイならば、観客席も「野球チーム」の関係者や保護者、親族の方々でコレマタ満員の盛況である。私は専ら、「観客席」に向かって「存在」をアピールするのに余念がない!・・・少年野球をナント心得ておる??これも「県会議員」の哀しい性か?
 昼からは市内で開催された「明るい社会づくり推進桑員地区協議会」の総会に出席。150名くらいの参加者で、この会場もほぼ満員である。
 主催者の挨拶に引き続いて来賓挨拶。地元県会議員を代表してN議員が登壇をした。
 この種の会合での挨拶はナカナカ難しくって、余り綺麗ごとばかり並べても白々しいと言うか?空々しいし。かと言って地道に努力をされていることに敬意を表さないわけにもいかない。
 果たしてどんな挨拶をするのか?と注目していると、ナント何と「新しい時代の公」と言い出したではないか!「これからの社会は多様な主体によって、支えあう」ことが大切で、今、三重県はこの考え方で県政を進めようとしています。その意味からも「皆様の活動はその先鞭を付けている」・・・とまるで野呂知事の挨拶か?と見間違うような挨拶をした。
 席に戻ってきたN議員に「知事みたいな挨拶をするじゃんか!」「その割りに『文化力』や『ニューパブリックガバナンス』は何で使わないの?」と言うと、「そんなことを言っても、誰もワカラヘン!」。そんな言葉を使うと「明るい社会づくり」が「訳のワカラヘン社会づくり」になってしまう!とそんな当たり前のことを何で聞くの?と言わんばかりの顔をして吐き捨てるように言った。

 本当に「文化力」や「ニューパブリックガバナンス」で「明るい社会」を作ることが出来るのであろうか?でも、やはり「漢方薬」なので、その効果が出てくるのには時間がかかるか???

県民ミーティングと特別委員会?議会のあり方が問われる!!

2006年03月25日 05時57分33秒 | 社会、政治、三重県、議員
今、副議長室にいると、次々と転任、退職の職員の方が挨拶に来られる。転任の方はまた、その任地でお世話になる機会もあるが、退職する皆さんと顔を会わせるのは、何となく寂しいものである。
 長い間、委員会の質疑やいろいろな要望などで、ご迷惑をおかけしたりご無理を聞いていただいた方々も多いだけに、ただただ「ご健康にご留意していただき、一層のご活躍を・・・」と祈るのみである。
 そんな年度末の昨日、議会棟で「県民ミーティング」の第三回目の会合が開かれた。
 「人口減少社会」にどう対処するか?との大きなテーマを掲げての「県民ミーティング」であっただけに、今までの議論をどのように纏めていくのか?と注目をしていたが、「基本認識」とコレまでの分科会議論を踏まえて五つの論点に整理をされた「提言(素案)」を見ると、上手に纏められているなあ!と思わず感心をしてしまったところです。
 この「提言(素案)」を基に、最後の議論をした昨日の会合では、「提言(素案)」に対して、まだ、コンナ部分が足りないのでは?とかこの点をモット深く掘り下げて欲しい!などの注文が出されたり、分科会での議論をもう一度整理をして、自分なりの要望を付け加えるなど予想以上に活発な発言が各委員から相次いで出され、最後まで充実した「ミーティング」だなあ!との印象が残るモノでありました。
 とりわけ、県議会に対する注文はこの「提言」が「言いっぱなし、聞きっぱなし」にならないよう、今後、議会としてどう対応していくのか?ドウ実現していくのか?検証はドウスルのか?など、かなり厳しいものがだされ、議会側出席者の一人としてこのご要望にどう対処するのか?考え込んでしまいました。
 出席委員の中からは「1,2年後にまた、このような会合を開催して、事の進捗状況や現状の報告をいただきたい!」とか「県庁の中の議論で終わらすことなく、各地域で具体化すべき!」などの積極的な意見も出てきて、コレハコレはえらいこととなってきたぞ!と率直に思うと同時に具体的に議会として議論の継続と成果の検証をする仕組みを作る必要と責任がある!と感じざるを得ませんでした。
 今、県議会では5月の役選を控え、議会の「特別委員会」の在り様が議論され始めております。特に昨年から始まった「特別委員会改革」の成果を踏まえて、「常任委員会」との棲み分けやナンのテーマでの「委員会」にするか?などを各会派で討議してもらっている最中である。
 この「特別委員会」議論の中に昨日の「県民ミーティング」の「提言」を活かしていく・・・各委員の皆さんの「思い」や「希望」を議会議論につなげていく為には、「特別委員会」の設置を検討していくことになるのか?と委員の皆さんのご議論を聞きながら思ったところです。

 でも、20人程度の委員の皆さんですら、これだけ活発な意見が出され、議会もその対応にオオワラワの状態なのに、県が作ろうとしている「100人委員会」ならぬ「120人委員会」はドンナコトニ、なるのか???

「企業庁のあり方検討」は第2ステージへ!!知事のガヴァナンスは発揮されるか?

2006年03月24日 06時05分49秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は第18年第一回定例会の最終日。私たち正副議長にとって、この職責での最後の定例会であった。何となく感慨ヒトシオのものがあり、議長の定例会最後の挨拶も過去3回の挨拶に比べて、気持ちの入った丁寧なものであり、一層、これで「最後」の感を深くしたところです。
 しかし、やるべき事はこんな感慨に耽っている暇もないくらい目白押しで、委員長報告、採決、追加議案付託、議案聴取会、委員会開催、議会運営委員会・・・と午前中一杯かかり、毎回のこととは言え、議会最終日は忙しい。
 とりわけ、今回は年度末と言うこともあり、来月に東京で「議会改革勉強会」を開く「議会改革推進会議」の総会や恒例となっている「正副議長と会派代表者」による「一年を振り返って」と題する「TVの録画取り」など、いつもとは少し違う日程が続いていた。
 しかも、その間をヌッて昨日、5時までかかってやっとこさマトメ上げた「企業庁の民営化に向けた提言」を「企業庁設置者」である「知事」に提出をすると言うアワただしさである。
 この「提言」は議長の私的諮問機関である「公営企業民営化検討会」が「企業庁の民営化」について、一年にわたって検討をし、先にその結果を答申してきたことを踏まえ、その「答申」をベースに「検討会」の議会側委員と会派の政策担当者で協議をし、議会の「総意」として纏め上げたものである。
 知事応接室で行われた「提言」の受け渡しには議会側から私と議長、執行部側からは知事と総務局長、U総括室長がソレゾレ出席をした。
 まず、型どおり議長から「提言」の背景、趣旨を説明し、これが議会の「総意」で創られたことを述べ「よろしく、お取り計らいを・・・」と知事に提出をし、私の方からは「企業庁は自分たちで『あり方検討会』を作っているが、本来なら、総務局あたりに設置し、企業庁の意見を聞くのが筋」と知事に申し上げた。
 知事からは「この『提言』では『知事の意見を早急にまとめ、県民に提示し』と書いてもらっていて、二元代表制の下で、『ご配慮いただき』有難う」とチョッと皮肉を込めた反応をいただいたが、ナニもコチラは知事に配慮したわけでは毛頭ない!
 この「提言」で「議会の意見」は申し上げたので、今度は設置者としての知事が意見を示す番ですよ!と言っているに過ぎないのである。そして、もし知事が「議会の意見」と違う見解を示すのであるならば、ナゼ、違うのか?を説明する責任が生じる。そこで、初めて「議会」と「知事」の間で「議論」が始まるのである。・・・これが「二元代表制」の持つ意味である。
 この「やり取り」の余韻が残っていたのか?それとも気合が入っていたのか?午後に行われた「TV録画取り」で議長が「言葉を選ばず申し上げれば、『議会と知事は言わばケンカしているんです』」とカメラに向かって叫んだ!

 エエッ!!イクラなんでもそこまで言うか?この私でもそんな事までは・・・?三重TVさん「その発言」はカット!カット!

久々の会派大宴会!みんな一丸となって飲みまくり??

2006年03月23日 06時09分57秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨夜は待ちに待ったと言うか?わが会派としては珍しく、久しくやらなかったと言うか?もう、いつやったのか?記憶にないくらい長い間やってこなかった「会派大宴会」を盛大にヤチャいました。
 例年ですと年末に「忘年会」、年が明けてから「新年会」と、何かと理屈をつけて、すぐに「飲む」ことがダイスキな「会派」でありますが、昨年は少し事情が違いました。それは何かと申しますと「新津市の市長選」にわが会派のエース?である「松田直久」が堂々出馬することとなり、松田が当選するまでは「忘年会」も「新年会」もお預け!断酒ならぬ「断宴会」の誓いを立てての選挙戦となったからであります。
 お蔭をもちまして、松田直久大勝利で津市長選を制覇!そこで昨夜の「大宴会」となったところであります。
 わが会派の歴代宴会部長は、全員、ナゼかしら出世をしておりまして、初代は今や参議院議員としてご活躍の芝博一、二代目は津市長になった松田直久、そしてその栄光の座に三代目として就任をした舘直人の司会で「忘年会」と「新年会」と「松田直久当選祝賀会」とこれまた伊勢市長選に勇躍、挑戦をする「森下隆生激励会」を兼ねた「新政みえ大宴会」が盛大に開催されました。
 しかし、昨夜はいつもと違い「座敷」ではなく、小雨に煙る夜の津港を見渡せる瀟洒な「イタリア料理レストラン」が会場。何となく雰囲気がロマンチック?コレはイッタイどうしたことか?
 その場違いの会場に、これまた場違いの一団がドヤドヤと入ってきて、座布団ならぬテーブル席に「落ち着かない!」とかナンとか言いながら緊張気味に座った。
 それぞれがソレゾレの挨拶をして、いよいよ「宴会」が始まった。当然、イタリア料理であるから「刺身」とか「天ぷら」「茶碗蒸し」の類はない。上品に盛り付けられた皿が一品ごと、ウエイターさんによって運ばれてくる。
 最初は、慣れないゆえか?緊張のゆえか?何となく静かに食べていたが、その内、アルコールが進み始めると、もういつもと同じ!大声で喋り始めるもの、ビール瓶やワインの瓶を持って、注ぎにまわるもの、中には焼酎や日本酒の間酒を注文しているものなど「イタリア料理店」と「焼き鳥屋」を間違えているのでは?と思ってしまう光景が展開されていったのであります。
 結局、ナニを食べたか?ヨク判らない内に、「イタリア料理レストラン」での宴会はお開き。口の中はビールとワインと焼酎と日本酒がゴチャマゼのナンとも言えない、摩訶不思議な味だけが残った酔いよい状態でのご帰還と相成りました。
 でも、まあ久しぶりの「会派大宴会」はそれなりに楽しいものでありました。

 次は「伊勢市長選大勝利祝賀大宴会」だ!!頑張らなくっちゃ!!・・・何となく、宴会するために「選挙戦」をしている感もあるが???

WBC優勝!!日本が初代の世界一に輝く!!

2006年03月22日 06時01分24秒 | 社会、政治、三重県、議員
 前日の飲みすぎがタタリ、暗い春分の日の朝を迎えたが、その暗さも身体のダルさも何もかもイッペンに吹っ飛んでいった朗報が「日本野球、初代世界一」のビックニュースである。
 完璧な二日酔いで、朝の8時過ぎまで寝過ごしてしまい、家族からは「死んでいるのでは・・・」と完全に見放されたまま、無理やり身体を起こして、9時から始まる「産業文化祭」にヨレヨレ状態で、出席をした。頭は半分、朦朧とした「痴呆状態」で、身体は何となくふらつく。目はウツロ!声はカスレ!自分でも何を言ったのかよく判らない中で、来賓挨拶をナンとかし終わった。
 それでも気を取り直して、野菜売り場などを見て廻り、家への土産にとミカンを一袋200円で買って帰ろうとすると、「一番客だから・・・」ともう一袋おまけと気前ヨク手渡してくれたので、頭のボンヤリも・・・もともとボンヤリはしているが、少しは回復してきて、今日はツイテいるぞ!とそれなりにご機嫌で家に帰った。
 でも、やはり家にたどり着いても、余りナニをすると言う気力も湧いてこず、まあ、風呂でも入って、体調を整えるか?と少し熱めのお湯に身体を浸けて、ジ~ッとアルコールが身体から出て行く快感にひたっていると、息子が「野球が始まるよ」と呼びに来た。
 そうだ!ソウダ!今日はWBC(ワールド・ベイスボール・クラシック)の決勝戦「日本vsキューバ」の日ではないか?こんなことをしている時ではない!と風呂から飛び出て、冷えたビール・・・無意識のうちにビールを握り締めていた・・・を片手にTVの前に陣取った。
 この後は、もう全国民周知の通り(TVの視聴率も瞬間50%を超えたとの報)。文字通りの手に汗握る熱戦であった。ああ!感激!!
 キューバの集中力にもビックリをしたが、松坂投手の熱投やイチロー選手の職人的な打撃技法にも驚かされた。でも、ただただ、感動あるのみである!!
 冬季オリンピックがイマイチだったので、その分も含めて我が家も大いに盛り上がり、歓声と拍手で、しばし時が経つのも忘れてしまっていた。
 私自身もスッカリ二日酔いを忘れてしまい、気が付けばビール瓶が3本空になってしまっていた。
 二日酔いの妙薬は、熱いお茶でも、酔い覚ましの柿でも、ウコンの錠剤でもない!WBCの優勝だ!
 オ~イ、ビールもう一本・・・