三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

自衛隊航空観閲式に行ってきました!(その1)

2005年10月31日 06時13分29秒 | 社会、政治、三重県、議員
 土曜日の夕刻に上京。市谷の自衛隊基地に隣接する「私学会館」に宿泊しました。学生時代の友人を呼び出し、飯田橋のすし屋で一杯やった後、神楽坂の飲み屋に席を替え、懐旧談に花を咲かせながら痛飲!最後は近くのショットバーで、いろいろな種類のバーボンウイスキーをロックで飲み比べて、深夜まで大騒ぎをして、ベロベロ状態でご帰還。東京で泊まるといつもこんな飲み方をしてしまう。反省!反省!
 翌日曜日、朝7時に市谷自衛隊に集合。体が少しダルイ。二日酔いと言うよりも、まだ少々酔っ払っている感じである。茨城県の「百里基地」まで約2時間あるので、到着までには酔いも醒めるだろうと勝手に納得して送迎バスに乗り込む。全国議長会来賓用のバスだからか?10名ちょっとしか乗っていない。ガラ空き!
 冷えたお茶を飲みながら、新聞を読みながら、そして半分寝ながら2時間の道中は終わり、目的地の「百里基地」に到着。予想に反して「暖かい」!天候も薄日が射して・・まずまずの「観閲式」日和である。
 「知事、自治体首長等」と書かれた控え室に案内をされた。おそらく「県会議員」は「等」に入っているのか?などと考えながら、出されたお茶を飲んでいると「音楽隊の演奏が始まりますので・・」と案内の声。控え室にいても仕方が無いので、滑走路に面して設置された「観覧席」に行く。
 広い!本当に広い!やはり「航空自衛隊の基地」は「久居」や「守山」に比べて、圧倒的に広々としている。その広い滑走路に、これまた巨大な観覧席が大げさではなく「見渡す限り」と言う感じで作られている。一体、招待者の総数は何人なのか?係りの人に聞いてみると「8000人」を予定しているとのこと。さらに、見物に来る人が2万人位。大イベントである。
 われわれの席は最前列の「観閲台」のすぐ近く。国会議員席の隣である。見物するには絶好の位置をキープした。音楽隊の演奏が終わる頃には「観覧席」は満席。色トリドリの制服を着た各国武官の姿も多い。いよいよ「観閲式」の開始である。
 音楽隊の演奏する太鼓のリズムに乗って、遠くの方から、本当に遠くの方から陸海空の部隊が行進してくる。なかなかの壮観である。
 我が三重県から誰か来ているか?と「自治体関係者」の席を探してみるが誰もいない!立ち上がって見回しても、やはり誰もいない!伊勢湾での観閲式で、担当士官の顔色を無かりしめた「防衛オタク」の副知事や雨の第十師団観閲式で身じろぎもせず拍手を送り続けた防災危機管理局長の姿もない!
 「航空自衛隊」には「世話」になることはない・・との政治的判断か?
 全部隊が勢ぞろいをした。さぁ!観閲者の登場である!
 このつづきは明日のブログで・・・お楽しみに!!
  

「鬼のいぬ間」に知事を超えるか?

2005年10月29日 06時15分44秒 | 社会、政治、三重県、議員
 朝、桑名市内であった「桑名市老人のつどい」に出席をした。合併後、初めての集まりと言うことで、会場も従来の市内にある「福祉センター」から一回り大きい「コミュニティプラザ」になり、主催者の説明によれば、参加者も大幅増とのこと。しかし、行ってみると2~300人程度で空席が目立つ。1万数千人の会員を擁している割には少ない感じがする。
 「老人のつどい」が予定より早く終わったので、市内の床屋にマッシグラ!「何時もより短く・・!」とお願いをして、ほとんど坊主状態にしてもらう。そのピカピカの坊主頭で津市内での「中部地区治水大会」に走った。
 控え室では自民党のN議員、O議員、新政みえのT長老やH議員が「坊主頭」では先輩格のK津市長を囲んで「髪の毛」の話題で盛り上がっている。「染めてきたばかり・・」「多くて困る」「毛が硬くって・・」などなど賑やか。ついぞ最後まで話の輪に入っていけなかった。髪の毛の話は嫌いだ!
 そこへ何時ものM副知事の登場。今日はストライプのネクタイをしている。余談ではあるが、最近、副知事のネクタイのローテイションが読めるようになってきた。明日はおそらく「水玉」か?
 前段での「記念講演」が長引いて、25分遅れで「治水大会」が始まった。この種の大会でこんなに遅れるのは珍しい。もう少しゆっくりくればヨカッタなどと考えながら、会場を見渡すとここもガラガラ。中部圏全域から来ているにしては本当に少ない。やや白けた空気を敏感に感じながら、早く始まらないかな~と思っていると、やっと、主催者の挨拶。副知事である。
 「田中角栄の時代に『道路特定財源』が作られ、道路整備の進展、経済発展に繋がった」が「河川には『特定財源』はない」・・・「今日の『安心・安全』の時代では、むしろ『治水特定財源』が必要なのではないか?」・・と副知事。
 最近の副知事の挨拶は「ゴーストライター」が代わったのか?それとも側近の「脚本書き」が優秀な人になったのか?は知りませんが、格調が高い!知事のようにすぐに「芭蕉」とか「本居宣長」などと言わないのがいい!そう言えば、一昨日の「商工会大会」・・「知事代理」の「出納長」も「文化」とか「感性」などと一言も言わなかったのを思い出した。
 次から次への主催者挨拶、来賓挨拶がやっと終わり、「公務」のため?来賓は退席。何時ものように副知事は来賓と一緒に退場か?と思ったら、主催者席に残っている。ヤッパリ、少し反省をして「主催者」としての「任」を果たそうとの「心構え」に変わったか?感心をしながら、会場を後にした。
 会場前のエントランス。車に乗ろうとすると「副知事の車」が入ってくるではないか!「ム・ム・ム」!さては、一緒に出ると、またブログで叱られるので「時間差」をつけての退席か?そんな作戦に騙されると思うのか?・・しかし、敵もさるもの「知恵」をつけてきたな・・
 知事!何人もの県会議員が既に行き尽くしたドイツの「環境都市」やスペインの「巡礼の道」などに行っている時じゃありませんよ!帰ってきたら、知恵をつけてきた副知事と「席」が入れ替わっている!なんてことが・・あるわけないか??
 
 

明るい話?暗いはなし?三重県の話!

2005年10月28日 06時02分14秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨夜は「長島ライオンズクラブ」でスピーチ。以前から一度「県政について・・?」と言う演題でやって欲しいと依頼されていたが、日程がなかなか折り合いがつかず、やっと、実現をした。
 30分間以内にまとめるようにと言われ、持ち時間一杯「野呂県政の現状」について、とりわけ今、直面している課題について話をさせてもらった。
 取り立てて何を話すかを考えていった訳ではないので、思いつくまま話を始めてみたが、次々に出てくるのは「暗い話題」ばかり!である。
 まずは、なにはともあれ「野呂知事」誕生から「野呂県政」の目標である「安心、安全」の実現への話でスピーチ開始!・・話は最初から、知事当選4ヶ月目の「RDF]の爆発事故。桑名の消防士の2人の方が亡くなった状況そして、すったもんだの大騒ぎの挙句、未だ真相解明に至っていないことを報告した。途端に会場の空気が一気に暗くなる。しまった!このままではマズイと思い、気を取り直して、昨年から「災害に強い三重県」づくりに力を入れ、「重点プログラム」を実施し始めた話で、会場を盛り上げようと考え、「防災対策」に話を変えた。しかし話を変えてみたものの、どうしても話は昨年、次から次へと来た台風になってしまう。「台風21号では宮川村、紀伊長島、海山町などで死亡者9人、行方不明者1人、被害総額680億円の大災害!なってしまいました」・・またまた、会場が暗くなる。
 何とか明るい話題をと、いろいろと焦りながら考えたが、頭に浮かんでくるのは「県環境保全事業団」の大赤字の問題。余り間をおくわけにもいかず「20億円の緊急融資を巡って、県議会では侃々諤々の大激論。大甘の事業計画策定の責任問題で大揺れとなったが、何とか事業団は健全化へ向けて動き出しました」と取り繕って、次の話につなぐ。次の話題は明るいものを!と必死に考えてはみたものの・・どうしても、頭の中には全国最大規模の「大矢知の産廃」しか出てこない!「これをどうする!この見通しがまだ、全く立っていません!」とつい、言ってしまってから、シマッタ!と思ったがもう、遅い!会場の空気はほとんど凍結状態!
 何か明るい話題は?・・「アスベスト」これもダメだ!
 エエィ!ヤケクソで、現在、話題沸騰の「フェロシルト」か?それしか浮かんでこないので「フェロシルト」の説明!みんな下を向いて黙って聞いている。御通夜でも、もう少し話し声が聞こえると思うほど「・・・」と静かである。
 どうしよう?どうしよう?と焦っているうちに30分が経ってしまった。何でこんな話ばかりしてしまったのか?「後悔先にたたず!」とはこのことか!喋ってしまったこちらの方も「暗く」なってしまいました。
 もっと他に話があったのに・・例えば「治安が悪い!」とか「来年度予算が厳しい」とか「基金が無い!」とか・・エッ?もっと暗くなる??
 三重県には「明るい」話題はないのか?
  
 

どこでも使える「あいさつ」教えて??

2005年10月27日 06時00分41秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日、連合三重の「第17回定期大会」が開催され、出席をした。会場の「勤労福祉会館」は県下各地から集まった代議員の皆さんで満席。我が「新政みえ」からも公務や所用でどうしても出席ができない議員を除いて、ほぼ全員の19名が顔をそろえている。
 来賓席には「知事代理」のM副知事を始め今回の総選挙で初当選をした森本衆議院議員などが並び、代理出席の秘書陣などで壇上来賓席は文字通り満員・・溢れんばかりの様相である。
 千田会長の会長挨拶につづいて、来賓挨拶のトップはいつものようにM副知事の登壇。今日の副知事は、しぐさや話し方が、何とはなしに、通常よりもリラックスしているように思える。
 「知事が日本に居りませんので・・」から始まった挨拶は、用意した「あいさつ文」を単に読み上げるのではなく、「その文章」をチラチッラとは見るもののアドリブっぽい「自分の言葉」で話している。オッ!今日は「違う」な!との感じ!!
 「今日世界はアメリカ流の経済合理主義が主流で・・」と格調高くつづくフレーズが、副知事の体をいつもより、一段と大きく見せてしまう。
 そして「わが国の経済・財政諮問会議もこの米国流経済合理主義の考え方であるが・・」とますますトーンが上がり「経済合理主義の社会であるが、セフティーネットとして米国では宗教!わが国では市町村!が機能している」と総務省丸出しの!まるで大学の講義を聞くような・・およそ本会議の答弁では絶対に聞けない内容の話になってきた。思わず尊敬の念が湧いて来る。
 「その市町村を最大のパートナーとしている野呂県政が・・」といよいよ本題。「その具体的展開として『県民しあわせプラン』があり」「そのプランを進める考え方が『新しい時代の公』である」と「知事代理」として「野呂県政」の解説を始めた。
 いつ「文化力」が出てくるか?出てくるか?と「楽しみ」にしていたが、ついに「文化力」は最後まで出てこずに、代わりに「新しい時代の公」は「多様な主体」に支えられていて、「市町村、企業、NPO]そして「労働組合」は最大の「パートナー」です!との「フレーズ」で上手に「あいさつ」を結んだ。さすが「知事代理」である。
 しかし、よくよく聞いてみるとこの「あいさつ」・・「労働組合」の部分を取り替えれば、どの「団体」でも使えるのではないか!!そうか!これは官僚特有の「定型文」の「あいさつ文」か!そんなに「感動」するほどでもない!「感動」した私が馬鹿だった!・・・でも、ヒョットするとこれは他で使えるのでは? 使ってみようっと・・?
 

組織再編は既成事実か?

2005年10月26日 05時39分58秒 | 社会、政治、三重県、議員
 一昨日、昨日と予算・決算特別委員会で、来年度予算編成への各部局の基本的考え方を聞いていると、あたかも「県組織再編」が議決されたかのような印象を受ける。とりわけM総合企画局長やU地域振興部長の答弁にその傾向が顕著に現れている。
 議員の質問の趣旨は「もし、原案の通り県民局が無くなったら・・」であったり「もし、東紀州対策局が設置されたら・・」と言うのが本意であって、「原案通り」に「認めた」訳では決してない。
 単に「執行部提案」の説明があったのみで、もちろん「部制条例改正案」すら提示されていない現時点で「県組織再編」が既成事実のように、各部局長がとうとうと何の衒いも無く語るのは、「驚く」べきことであり、つまるところ執行部の「議会」無視!「執行部」の傲慢!以外の何モノでもない!と思います。
 しかも「県組織再編案」の厳密な検証は、まさにこれから始まるのである。
 特に慎重な議論が求められているのは他のどの地区よりも影響の大きい「北勢県民局」の「解体・分割」問題だと思います。
 今までは、まがりなりにも三つの「生活創造圏」を「北勢」と言う「エリア」で一つに統括し、「北勢地域」全体の広域的課題や連携して取り組まなければならない「共通の問題」に対して、一定の役割を果たしてきた「北勢県民局」を解体・分割するとなれば、当然のこととして「北勢県民局」の役割をどこが担うのか?だれが「責任」をもつのか?「権限」や「予算」はどうなるのか?など真剣に議論しなければならないし、解決をしておかなければならないと思います。
 もし十分にその「機能」を果たすことができないことが明らかであるならば、執行部提案の「県組織再編案」は基本的に再検討しなければならないのは当然のことで・・それが「議会」の果たすべき「役割」です。
 その意味からも、このような議論や検証を抜きにして「県組織再編」の「既成事実化」を強引に推し進めようとする策動は絶対に許すことが出来ないし、また容認してはいけないと思います。
 来月14日には「北勢地域」の全県議が集まって「この問題」について、議論をすることになっている。
 「北勢県民局」の「解体・分割」を「既成事実化」する動きには、断固たる決意で臨むとともに真に「北勢地域」のための「県組織再編」を実現していくことを不退転の決意で進めていかなければならないと思います。

目標値?実績値?判らないことばかり!!

2005年10月25日 05時52分57秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は「予算・決算特別委員会」。来年度予算編成に向けて各部局から「その基本的考え方」について施策ごとの説明があった。説明は聞いたが、こちらの理解力が不足しているのか?それとも説明の仕方や出てくる「数値目標」の「目標設定」が悪いのか?いずれにしてもよく判らなかった。
 本県の財政弾力度を測る「財政弾力度」なるものも、その一例である。すでに3年、本県独自のこの指標を使っているが、未だに、なぜ「経常収支比率」ではダメなのか?がよく判らない。「経常収支比率」を見ると、毎年、確実に財政の弾力度がなくなってきていることが極めてよく判るのだが・・?
 「指定管理者制度」についての説明もあった。その中の「制度導入にかかる留意点」の見直しを図ることについて「どこを、どう」見直すのかとの質問がでたが、これも具体的に何を見直すのか?さっぱり、判らない!
 今議会でも議論のあった公共事業の入札・契約制度の改善も「品確法」との関係がよく判らない。本会議でのN議員の関連質問に知事は「文化力指針」で見直し、「男女共同参画」や「次世代育成計画」の策定を参加条件に加える旨の答弁をしたが、H県土整備部長からは、ついぞそのような説明はなかった。一度、統一見解を出してください!お願いします・・?
 「判らない」のトドメは警察本部の「数値目標」??「目標項目」・・「治安を良いと感じる県民の割合(%)」である。H15年が目標値55%に対し実績値27.9%。H16年は慌てて目標値を37%に下げたが、実績地はH15をさらに下回る25.7%の体たらく。余りにも恥かしいと思ったのか?H17年は目標値を少し上げ40%。果たして実績値はいくらとでてくるのか?
 この実績値の内容によってはH18の目標値・・H15より高い「56%」を下方修正しますか?の質問にM生活安全部長は「モグ、モグ・・?」の答弁。全く判らない!
 それにしても「農水商工部」!・・あれだけ「抵抗」した「地域産業振興条例」を随所に持ち上げ「継続事業」の存続や「新規事業」の立ち上げを図るとは「さすが」と言うよりはその「したたかさ」に驚きます。
 いかに議会が理解できないように「説明」をするか?いかに議会を利用して「部局の益」を確保するか?その県職員の恐ろしいまでの「実力」「能力」・・・県議生活10年にしても、残念ながら、まだまだ全く判りません!!

びしょ濡れの「観閲式」???

2005年10月24日 06時12分27秒 | 社会、政治、三重県、議員
 }昨日は中部地区を管轄する自衛隊第十師団の創立記念日である。県議会を代表して、名古屋の守山にある「師団司令部」で行われた「記念日行事」に出席をした。
 朝10時から開会。少し肌寒いが、まあまあの天候。グランドに設けられた観覧席に座って周りを見渡すと、自民党、公明党の国会議員や代理出席の秘書連に混じって我が三重県からはT防災危機管理局長の姿が見える。やはり災害対策も国民保護計画も自衛隊抜きでは考えられないと言うことか?
 式典が始まり、来賓の挨拶。自民党と公明党の議員が国会議員を代表して、それぞれ挨拶をした。自衛隊の皆さんを相手の挨拶なので、余り言うことも無いのかも知れませんが、二人とも、あれぇ?まだ選挙が続いているのかな?と錯覚してしていまうような「お願い」挨拶である。大勢の人の前に立つと、まだ選挙気分に戻ってしまうのか・・?
 しかし、挨拶の内容が無いのは仕方がないとして、問題は挨拶の時の「対応」である。直立不動で並んでいる自衛隊の隊員の皆さんに、二人とも「休んでください!」の指示を出さない。指示を出さないため、気の毒に自衛隊の隊員は、ズ~ッと「直立不動」の姿勢のまま聞いている。おそらく「直立不動」のまま聞かされている隊員は、絶対にこの二人には投票しないのではないか・・・。
 その点、神田愛知県知事と名古屋市長代理の助役さんは違いました。挨拶を始める前に、キチッと「楽にしてください!}とか「休んでください!」などと前置きをする。それを受けて隊長が「整列休め!」の号令!やはり自治体の長は、出初式や防災訓練などで鍛えられているからか?場馴れをしている。
 天候がよかったのに、挨拶の途中から雨。しかし、雨が降ってきても、これからメインの「観閲式」と「訓練展示」・・行進が始まるのに、観閲席に誰も居ないわけにはいかない!かえるに帰れない状況である。否、代表で来た手前、絶対に帰る訳にいかない!トホホ・・。
 自衛隊の方から借りたレインコートを着て、ベタベタの観覧席に座り続ける。
 各地区の連隊が順番に行進してくる。後半の組で「久居」の連隊が隊伍堂々と進んでくる。どうしても地元意識が働いて、他の連隊のときよりも拍手に力が入ってしまう。T局長は?と見ると・・T局長も一生懸命、拍手、拍手!観覧席の中でも、抜きん出た熱心さ!まあ、県庁で一番、自衛隊に世話になる立場ですから、当然と言えば当然か・・・?
 また、雨が一段と激しくなってくる。かえるに帰れず、ひたすら雨が止むのを祈るだけ。みんなびしょ濡れの「観閲式」!
 自衛隊の皆さんもT局長もご苦労様でした??

先が見えないご時世です!?

2005年10月23日 06時20分35秒 | 社会、政治、三重県、議員
 企業の経営者に会って話を聞くのは、なかなか勉強になります。一昨日も桑名市内の企業廻りをしていて、ある「派遣会社」の社長にお目にかかった。いろいろと多角経営をしている会社である。
 「自分で派遣会社をしていて、こんなことを言うのもどうかと思うが、こんな派遣ばかりしていると日本がダメになると思う!」と社長。「でも、今の社会は派遣なしでは成り立たないんではないですか?」と話を促すすと「だれも先のことを考えなくなる・・」と少し深刻な様子で話をつづける。
 「例えば、市内にある大手工場の工場長は、自分の2~3年の任期中、工場が黒字でさえあれば良いので、先のことを考えずに平気で正規を派遣に入れ替える」・・「また、別の工場では、『1:1』運動と称して熟練一人に派遣一人をつけて従来と同じ生産性を上げようとしている。そのため熟練が半分になった」そして「それがウマクいったので、次は『1:2』運動でさらに熟練が半分・・」その結果、不良品の発生率は当然、高くなるし、社員の士気は低下の一途。経営者は先のことを何も考えていない!と表情が暗くなる。
 「派遣に応募して来る人もくる人で、前借が応募条件。3年先、5年先のことを誰も考えていない!」「経営者も派遣社員もその日暮で、この先、どうなることやら?」と愚痴ポク語る。「そこで、将来、必ず需要が出てくると思うので、今、辞めた熟練工のネットワークを作っている」とこれからの展望を語り、話を終えた。
 夜、四日市での会合に少し早く着いたので、駅前の本屋で時間をつぶしていると「副議長さ~ん」と声を掛けられた。共産党の前県議Hさんである。「久しぶりですね」と応じると、早速、県政への注文。
 「産廃税もリサイクル条例も中小企業対策だと思って賛成したのに・・」「その実、石原産業や富士電機などの大手企業にしかお金が行っていない!」「野呂知事にシッカリとするよう言ってください!」と例によって機関銃のようにしゃべり始めた。
 「まあ、まあ、そう言わず。頑張りますから・・」と話を遮ったが、「フェロシルト」「アスベスト」「大矢知の産廃」「環境保全事業団」「RDF]・・県も次々と「先の見えない」ことばかり出てくるものですね?
 エッ!これ全部、「環境部」の所管??A部長の「先」は見えたか・・?
 

山田ク~ン!座布団1枚~??

2005年10月22日 08時07分12秒 | 社会、政治、三重県、議員
 秋晴れの昨日、津の三重県護国神社で秋季例大祭が行われ、出席をした。実行委員長の今岡伊賀市長、遺族会会長の斎藤十朗前参議院議員などが並び、戦後60周年と言うこともあり、例年以上に力の入った祭典になっているようである。
 県の代表は?と探してみると最前列に「大きなリボン」を着けたM副知事の姿。何時になく「黒の略礼服」に身を包み、袖口には「カウスボタン」が光っている。今岡市長や斎藤前参議院議長のモーニングとまではいかないが、副知事にとってはまさに「第一礼装」の装いである。
 「祝詞」奏上の後、玉ぐし奉奠。当然のことながら副知事は来賓のトップ。「三重県知事殿!」の声で、副知事がゆっくりと立ち上がり、うやうやしく玉ぐしを捧げ持ち、神前で瞑目。厳粛な面持ちで「二礼、二拍手、一礼」の正式の作法での拝礼をした。
 舞楽の奉納などがあって、祭典は一応、終了。宮司の挨拶、実行委員長の挨拶が型どおりあり、続いて来賓挨拶。だれがするのかな?と注目していると、来賓挨拶のトップは、これまた副知事である。
 「三重県知事殿!」の声に促されるように、副知事が参列者の前のマイクに向かう。内ポケットから「あいさつ文」を取り出し、重々しく朗読。内容はどの戦没者追悼式でも通用するようなアリキタリの「モノ」で、さほど感動を覚えるほどのものではない。しかし、「知事代理」の場数を踏んでいるのか、「いかにも」と言う感じで、一般には受けそうな挨拶の仕方である。さすが副知事!
 式典終了後、会場を変えての「直会」。前列の来賓席に副知事と隣り合わせに座った。目の前に「昆布」と「カワラケ」が置いてあり、一拍手の後、その「カワラケ」のお神酒をいただく。文字通り「正式の作法」で、宴席が始まった。
 副知事の少し緊張がほぐれた様子を敏感に読み取り、ここは「県民の義務」として「今日は公務ですか?」とさりげなく、本当にさりげなく聞いてみた。
 すると副知事は事も無げに「私事です!」と断固たる調子で答えを返す。でも「三重県知事殿」の紹介で「玉ぐし奉奠」や「挨拶」をしてたじゃないですか!どう見ても「知事代理」「公務」にしか見えませんが・・・!!とさらに突っ込むと「今日は知事の友人として来ています!」「代理」じゃなしに「友人」です!
 「エッ!・・」「お見事!副知事・・!」
 「山田ク~ン!副知事に座布団一枚!!」