三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

新年明けましておめでとうございます。

2013年01月05日 15時29分41秒 | 社会、政治、三重県、議員
 明けましておめでとうございます。平成25年の新春を迎え、皆様方のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 さて、今年から三重県議会は通年議会。1月17日に招集された議会は12月までの会期となり、議事日程は従来の年4回の定例会を基本とするものの、当然のことながら必要に応じて本会議などを開くことが出来るようになった。
 このことは議会がより柔軟に、より臨機応変に、より的確にさまざまな環境変化や時代の流れに対応できることを意味し、「議事機関」としての議会の役割と「住民を代表する機関」としての議会の責任をより明確に果たすことが出来る一定の条件が整ったと言えるのではないかと思う。
 それだけに議員個々の議会に対する責務もまた重くなって来ているのは論を待たない。
 そのような「思い」を胸に秘めつつ「平成25年の議会」に臨むわけだが、当面、来年度予算議論がスタートとなるのは間違いがない。
 とりわけ、今回は「予算編成プロセス」の大幅見直し?を受けての予算議論となるだけに、相当気合を入れていかないと、細々とした議論をしているうちに予算案が可決なんてことになりかねない。
 議論のポイントとなる課題をいくつか取り上げてみると、まず第一は、昨年の「総括的質疑」などで出された「予算要求状況」に関する色々な疑問や注文さらには要望に対する知事・総務部の考え方、対応がどうなのか?このことを明らかにしてほしい。「A・B・C」のランク付けの変更はあるのか?もしあるとすれば、どう変わったのか?このことを明確に示してもらわないと「議会は言い放し」「執行部は聞き放し」になってしまう。
 第二は県の出先機関についてである。このことに関しても多くの疑問が出されているが、いまだ返事がない。おそらく推測するに鋭意、検討をされているものと思うが、来年度が間近に迫ってくることを考えると、そろそろ回答があってもしかるべきと思うがどうなっているのか?
 特に従来の「県民センター長」に「危機管理地域統括監」なる肩書を麗々しく付与したにもかかわらず、その役割と責任が一向に見えてこない問題はどうなっているのか?権限、財源なき裸の「統括監」では他の部局や近隣の市町からもまともに相手にされないのは自明のこと。
 この返答もぜひ聞かせていただきたい。
 第三には、そもそも今回の「予算編成プロセス」の見直しが本当に正しい見直しであったのか?との問題である。
 政策論的な観点より財政論的な観点を優先したがために、それぞれの部局がそれぞれの判断基準で「A・B・C」のランク付けをし、一つの事業を無理やり分割してみたり、法令義務が課せられている施策をCランクに並べてみたり、なかには重点事業を「A・B」の枠に入りきれませんでしたと開き直って「C」に入れてみたりと90%、1/3のつじつま合わせに終始しているお粗末さである。
 これが果たして「県民のための予算」要求と言えるのであろうか?
 このあたりの明確な回答がないまま、いきなり「予算(案)」の提示などという暴挙に及ぶことのないよう切にお願いをしたいものである。
 いずれにしても、まもなく平成25年議会が始まります。心して臨みたいと思います。