三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

いよいよ夏本番!森林環境税より選挙だ!!

2006年06月30日 05時48分58秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日が「6月定例会」の最終日。津駅から議会まで伊勢のN議員と一緒になった。「いよいよ今日で議会も終わりですね」と私。「これから暑い夏だ」とN議員。「四年間で一番、暑い夏ですね・・・」と二人で顔を見合わせる。
 本会議はソレゾレの所管の委員長報告。次に「予算・決算特別委員長」による「補正予算」に対する委員長報告と淡々と進む。「補正予算」などの各種議案や請願、人事案件などが順番に起立による採決で可決されていく。
 人事案件が承認された後、丸山副知事が「退任の挨拶」をした。今まで歴代の副知事の「退任挨拶」を聞いてきたが、丸山副知事の挨拶は、決しておセイジにも雄弁と言うわけではないが、朴訥と訥々と情のこもったモノで好感がもてた。
 本会議とそれに続く会派総会が終わり、一息ついていると「森林環境税の講演がありますので・・・」と呼びに来た。
 私の地元は別に「森林」があるわけではないし、「水源」は岐阜県であるし、取り立てて「森林環境税!」「森林環境税!」と声高に主張して廻る立場にはないが、知事やA環境部長が導入に積極的であるとの話も聞こえてくるし、ソノ割には議会に下駄を預けている「ズルサ」も仄見える感じもするので、この際、チョット勉強をしようか?と覗いてみた。
 「講演会」の参加者は議長を除いて、県会議員が約20名程度(新政みえ17名、自・無・公3名、未来1名)で、後は議会事務局と環境部の職員がズラリ。積極論者が多いと聞いている「自・無・公」の参加者が少ないのが気にかかった。
 「森林環境税の現状と課題」と題した京都大学の諸富先生による講演の概要は「地方分権」の流れの中で「国にはない、県独自の政策を実施する」にあたり「追加的新税」を考えることは「国ではなく、住民を説得する必要」が生じてくる。
 しかし、その「税収」の少なさから考えると「財源調達手段」として期待するよりはむしろ、「参加型税制」として「環境資産の保全そのものへ住民参加を保証する制度的枠組みを持つ税」・・・つまり、「森林整備に寄与したか?」と言う「結果」よりも「関心を高めたか?」と言う「過程」に着目した税として見るべきであるとの論であった。
 ナルホド、これも「これからの税」を考える上では、新しい「税の多面的機能?」の一つかもしれませんが、「新税」とか「増税」などと言う新たに住民に負担を求める「究極の選択」を遂行する!と言うには、チョット説得力に欠ける感が拭えませんでした。・・・「関心を高める」方策はマダ他にイロイロとあるのではと思います。

 「講演会」を途中で抜け出し、いざ、地元へ帰ろうと津駅のホームにたどり着くと、一昨夜の「地区座談会」に出席をしていたUさんご夫婦がニコニコ顔で立っている。
 「アレ?今日はナンですか?」と尋ねると「電車でセントレアに行き、食事をして、今度は船で津に廻ってきました」との優雅な返事。
 アア!こんなノンビリとした生活が出来るのはいつの日か・・・ナニはともあれ、ソノ前に選挙、選挙???

暑さがナンだ!雷がナンだ!でも疲れる??

2006年06月29日 05時35分20秒 | 社会、政治、三重県、議員
 毎年、この時期が一年でも一番、身体の調子が思わしくない季節である。まず、蒸し暑い!ジメジメとして鬱陶しい!梅雨なので当然だ!と言われればそれまでであるが、ナントナクだるくなる。
 しかも、身体がまだ、暑さに慣れていないので、スグに疲れると言うか?夏本番の30?度の頃よりは、気温が低いはずなのに、暑さが身に堪える。ついつい冷たい飲み物に手が伸びてしまったり、クーラーある部屋にいつまでも座って動かなくなってしまう。
 そんなひ弱な私にとって、モットも辛い季節ではあるが、ブツブツ文句を言いながら、相も変わらず外を動き回っている・・・別に文句を言っても、チットも涼しくはならないのではあるが、せめて周りにでも当り散らさないとヤッテいけない。
 昨日も、桑名市内の彼方此方を歩き回った。
 まず、先日のブログにも書いた「23号線の騒音、振動」問題。空き家だ!留守だ!廃業だ!と勝手にコチラが思い込んでいた家の近くに連絡をしてきた方はお住まいであった。誰もいない!とは思ったが、一応、名刺だけをドアの隙間に差し込んできたら、また連絡があり、ご近所の方4~5名で待っていますとのこと。早速、出かけて行った。
現場に到着すると、この暑い中、道路わきに皆さんが立って待っていてくれた。「防音壁が一応、ありますが・・・」と言うと「音よりも振動なんです」と困った顔で説明をする。「もう、少しすると分かりますよ」との言葉が終わるか終わらないウチにドド~ンと震度3か?4くらいの激震が走る。
 23号線の亀裂と言うか?凹みに大型車がバウンドをして、辺りに振動を撒き散らしている。
 「これは酷い!」「スグに国交省に言います!」と約束をして、次の現場に直行である。
 今度は市内にある新しい県道脇の側溝のご要望。地図を書いてはもらっているが、ナカナカ問題箇所が分からない。県道の周辺をグルグル廻ってヤット要望箇所が判明をした。ナルホド、片一方はキッチッと蓋が出来ているのに、こちら側は出来ていない。
 ナゼ、コンナ風になっているのか?は定かでないが、地権者が不満を持つのも無理はない。桑名建設事務所にグチグチと言うネタが一つ出来た。
 次も県道への苦情。汗が一筋、二筋と背中に流れて来る気持ち悪さを我慢しながら、車を走らせていると、突然の雷だ!ピカッと光ったと思った瞬間、ドカンと近くに落ちた!これはヤバイ!と思っていると、今度は前が見えないくらいの雨!時間100㎜クラスの雨がそれこそ滝のように降ってくる。
 とても車を運転できる状態ではないので、そのまま車を停めて、「嵐」の過ぎ去るのをヒタスラ待つ以外にない。
 ヤット小降りになったので、恐る恐る車を走らせ、現地へ向かう。現地に到着するとナルホド苦情の通り「道路わき」に水が溜まって「池」のような状態になっている。雨が降るとスグに水が溜まって困る!と言うのが苦情の内容であった。
 まさに絵に描いたようにと言うか?お誂え向きと言うか?一面、水浸し。チョットしたプール状態である。
 現場をシゲシゲト眺めていると、近くの自治会長さんが家から出てきて「スグにこうなるんですよ!」と憤懣やるかたない表情。「任せてください!桑名建設事務所にスグに言います」「怒鳴ったり、机を叩いたり、大声をだすのは得意なんです!」と胸を張ってはみたものの、果たして「桑名建設事務所」がヤッテクレルだろうか?

 そのときは机でもひっくり返すか?それとも灰皿でも投げるか!!
 
 

余計なお世話か?仰る通りか?「県議会定数削減」??

2006年06月28日 06時09分05秒 | 社会、政治、三重県、議員
この頃の議会は本当に忙しい。昨日も10時から予算・決算特別委員会。本定例会に上程された「補正予算」の委員会採決である。
 各常任委員長が審査を付託された「分科会」での審査結果を報告する。ほとんどの委員長が「慎重に審査をした結果、全会一致で・・・」でと型どおりの審査結果報告をする中、ただ一人違ったのは教育・警察常任委員長のN議員。
 「特に議論のあった点は・・・」と「鈴鹿スポーツガーデン」における「指定管理者」との「基本協定」の見直しに踏み込んだ。私が指摘したことであるので、余り書くと手前味噌と言われかねないので、ホドほどにはいたしますが、委員長報告は「正副委員長一任!」とは言うものの、出来るだけ「委員会議論」を反映するようお願いしたいモノである。
 「予・決委」が終わると、「正副委員長会議」や「予・決委理事会」が矢継ぎ早に開催され、それが終わったと思ったら、こんどは「地域活性化特別委」の「委員協議」である。本年度の「特別委」の調査課題や方法について委員長から説明があり、了承をされた。
 目まぐるしいまでの「○○委員会」などが、やっと終わり昼食を摂りながらの「会派総会」となった。
 イロイロの協議事項が一通り議論がされた後、H副議長がやおら「午後に伊賀市議会の代表が『県議会の定数削減』の要望を持ってくる」と報告をした。ナンデも自公系の議員が中心となって伊賀市議会で「県議会の定数削減」の決議を行い、その「要望書」を持ってくるとのことである。
 「へーェ?選挙区特別委で定数見直しに反対したのは自公会派じゃないか!」とか「鈴鹿市議会定数32、四日市市議会定数36、名張市議会定数20・・・」「伊賀市議会の定数は?」「34名、法定定数一杯だ!」などの声があがる。
 県議会に「痛みを伴う改革を!」と言うなら、ソノ前に「ご自分の議会を・・・?」との意見も出てきたが、それはそうとして折角、伊賀市議会が「決議」をしてまで、お持ちいただく「要望書」であるので、県議会としてもそれなりの対応をするのが礼儀だと思います。
 
 伊賀市議会の自公の皆さんが、どうしても県議会の定数削減をお望みならば、まずはトリアエズ「伊賀市選挙区定数マイナス1!」ナンテーのはどうでしょうか?・・・「代表者会」での真摯な議論を期待します!

公共事業の結果は?その効果は??

2006年06月27日 06時12分23秒 | 社会、政治、三重県、議員
 土曜日に「23号線の騒音をナンとかして・・・!」と電話がかかり、「早速に現地を・・・」と返事をした手前、雨が降ろうと、ナニがあろうと約束を果たさなければ、男が廃る!イヤ、県議がスタル!・・・ソンナ思いで、土砂降りをもモノトモセズ、車を走らせた。
 もっと早い時間に行く予定であったが、想定外の葬儀が割り込んできて、しかも「禅宗」ときたものであるから、予想以上に時間がかかり、「議会」へ行く電車の時間を気にしながらの現地調査である。
 現場は23号線沿いの「美容院」。営業をしているのか?と思っていたら、カーテンは閉じられ、ドアもシッカリと鍵がかかり、どう見ても「閉店」ではなく「廃業」の様子である。
 声を掛けてみたが、ナンの反応もない。呼び鈴を押してみたが、誰も出てこない。「今日、お邪魔します」と言っておいたのにと思いながら、カーテンの隙間から店の中を覗いてみたが、ヒト気がないと言うか?閑散としていて、すでに「廃業」して、しばらく経過している感じである。
 改めて店の周辺を見てみると、23号線に流入する大型車は次々と切れ目なく走ってくるが、雨降りであることを考慮に入れても、人通りの方はホトンドない。
 23号線の騒音と振動、それに店の前を通り過ぎる大型車の騒音と振動・・・そのダブル効果で確かにウルサイし、とても「美容院」と言う雰囲気ではない。
 これでは、よほど腕のイイ店でない限り、客は来ない。イヤ、腕がよくても客は来ないのではないか?と率直に思ってしまった。
 店から23号線を見ると、高い灰色の「防音壁」が聳え立っている。この「壁」のお蔭で、多少の「防音効果」は期待できるのであろうが、その「壁」によって、この辺り一体がナントナク暗いと言うか?陰気な感じがする。
 すでに「防音壁」が設置されているので、今さら「国交省」に対策を要請しても、これ以上、何もしてくれないだろうし、かと言って、このまま放置しておく訳にもいかない。23号線は国道ですので、県会議員ではなく、国会議員に言って下さい!と言って、逃げたところで問題が解決するわけでもない。
 さて、さてドウスルか!本当に困ってしまう。

 光と影!勝ち組と負け組!上流と下流・・・格差社会の議論が盛んであるが、高度成長を支えた国道23号線。その恩恵をこうむったところとソウでないところ。この格差を果たしてドウする???

「夕張市の破綻!」・・・決して他人事では???

2006年06月26日 05時46分19秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日の新聞を開くと「夕張市財政再建団体へ!」の記事が目に飛び込んできた。悪名高い新「三位一体改革?」が想定している「自治体破綻」が単なる他所ゴトではなく、いよいよ現実のものになってきたか?との感を思わず持ってしまった。
 夕張市は私の地元の有力企業が工場をもっており、また、ソノ会社からトキタマ何かの間違いで「夕張メロン」をおすそ分けされることもあって、他の北海道のイロイロとある有名な観光スポットより、以前から親しみを持っていた。
 そんな「夕張市」を初めて訪問したのは昨秋の終わり頃である。当時、私は「農林水産商工常任委員会」に所属をしており、その「県外調査」で訪れたのである。
 帯広畜産大学で「産学協働事業」の実際を勉強してから、十勝平野の酪農ファームで国補事業の現実を見せていただき、一路、札幌へ向かう途中に立ち寄った。
 晩秋と言うこともあり、昼過ぎと言うよりは夕刻に近い時間と言うこともあり、夕張市に入っていったときは、失礼な言い方かも知れませんがナントナクウラブレタと言うか?モノ寂しい町だなあ!と言うのが第一印象であった。
 あの高倉健と吉永小百合が主演した「黄色いハンカチーフ」の撮影舞台となったこともこれありで、「映画の村」として売り出し中で、町のアチコチに昭和レトロ風の映画の大看板が架かっているのが目に入ってくるが、ナゼかしら町全体に活気がないと言うか?元気が感じられない。
 車窓から見えるリゾートホテルやスキー場もかっては民間企業の経営であったものが、「民間資本」が次々と撤退をし、結局は「公営企業」に姿を変え残っている。
 「大丈夫なんですか?」と質問をすると「最近は修学旅行が増えて・・・」との説明。市の概要を見せてもらうと、細かい数字は忘れましたが、市の人口規模に比して一般会計の財政規模が異常に大きく、三重県の市町の予算規模との違いに驚いてしまった。
 トドメは何と言っても市のど真ん中にある「石炭の歴史村」と名の付いた「テーマパーク」。かって「石炭の町」として栄えた夕張の歴史を学ぶと同時に「炭鉱」のバーチャル体験が出来ると言うのがウリであるが、シーズンオフと言うこともあり、時間が時間であったこともあるのであろうが、人っ子ひとりいない。
 広大なテーマパークの客は私ども団体10名足らずだけである。
 例によってアレやコレやと市の財政力指数、公債費比率など向うの余り言いたくないことなどをヒツコク聞いていると「委員会じゃないんだから」「こんなところまで来て、嫌がることを質問するな!」と皆からお叱りを受け、スゴスゴと引き下がってみたものの、ヤハリ、ナントナク心に引っかかっていた。

 もっと早くに真の財政状況が市民の前に明らかになっていれば・・・?モット早くに辛くとも真の財政再建に着手していれば・・・?
 情報開示の大切さ・・・「議会の役割」を改めて考える一日でした!!!
 

物言わぬ県民?静かな住民??

2006年06月25日 05時57分48秒 | 社会、政治、三重県、議員
 冬よりは夏の方がウルサイですよ!と言われていた通り、最近、トミに上空を飛ぶ航空機の騒音が気になってきた。
 昨年の2月15日の開港以来、「コンパクトだけれど使いやすい」とか「商業施設が充実している」とか「名古屋の中心部からのアクセスがいい」などの前評判に誘われたのか?「中部新国際空港」を利用する航空機の数も名古屋空港時代に比して、大きな伸びを示し、それだけにわが地元の上空を飛ぶ飛行機の頻度もラッシュアワーか?と思うほどひっきりなしの状態となっている。
 その3~5分間隔で次々と飛来する飛行機も、それこそ色トリドリで、これぞジャンボと言うのから比較的小型のモノまで、明らかに海外に行く旅客機から航空貨物便までと、まさに様々な飛行機が上空を掠めて飛んでいく。
 それにつれて、航空機騒音もダンダンと酷くなってきて、最近では私の家でも、窓を開けているとTVの音やラジカセの音が聞こえにくくなったり、また、ご近所からは「寝ていた赤ちゃんが目を覚まして泣き出した!」とか「隣の人の話し声が聴き取れない!」などの苦情が漏れ聞こえてくるようになってきた。
 コンナ状態なので、行政当局にも騒音に関する住民からの「苦情」が殺到して、さぞかし頭を悩ましていることだろうと思っていたら、これが予想とは大違い!ビックリしてしまいました。
 昨日の昼過ぎ、地元の某団体の定期総会。ご案内をいただいたので、イソイソト出かけていった。来賓席には地元町長、私、そして議会議長などいつものメンバーが顔を揃えている。
 まず最初に、主催者側を代表して団体の代表が挨拶。つづいて来賓挨拶となった。トップは町長である。型どおりの祝辞を簡単に述べた後、「折角の機会ですから、チョット時間をいただいて町政報告を・・・」と町の課題や現状について話始めた。
 学校の改修の現状、町道、歩道の改修計画や学童の送り迎え、果ては町の財政状況まで事細かに説明をして、とても「チョット」とは思えないナガ~イ挨拶を終えた。
 あそこまで詳細に諸課題を話されてしまうと、私の話すネタがない。仕方がないので、「県事業」を簡単に説明した後、「町長の話で抜けていた『航空機騒音』について・・・」と如何にも得意げに、ドウだ!とばかり大演説をやってしまった。
 町長ほど長くはないが、「航空機騒音」についてクドクドと話をして席に戻ってくると、町長が「その騒音に就いてですが・・・」と小声で顔を近づけて来る。
 「実は昨年までは苦情が沢山来ていたのに、今年は一件もないんです!」「これも慣れなんでしょうか?」と予想だにしないことを言う。
 「エッ!一件もないんですか?」・・・アレだけ世間ではブツブツ言っているのに、ナゼ、行政に文句を言わないのか?

 言っても無駄!と思っているのか?それとも諦めているのか?当てにしていないのか?いずれにしても「見放された行政の行く末は?」どうなるのか?
 でも、その結果を否が応でも受け止めるざるを得ないのは「住民」なんですがネエ???

若い人に教えられることも多い「座談会」???

2006年06月24日 09時23分47秒 | 社会、政治、三重県、議員
 一昨日の常任委員会「初懇談会」で、N委員長が「今晩は早めに切り上げて、明朝のWサッカー・対ブラジル戦に備えてください」と挨拶をしたのを受けて、昨日は朝の4時からTV観戦と相成ったが、途中から見ていられなくなり、TVを切ってしまった。
 彼我の力の差はイカンともしがたく、予想はしていたことではあるが、世界の壁と言うか?実力の差と言うか?悔しいことではあるが、素直に認めざるをえない結果になってしまった。アア~!残念!!
 そんなナントナク、モヤモヤした頭のままで、過ごした一日であったが、地区廻りとか「議会基本条例検討会」の「幹事会」など結構、ソレナリに忙しい一日でもあった。
 そして、夜の「地区座談会」・・・やはり、若い人の発想もトキには必要だなあ!と思ったことが飛び出してきた。
 桑名市内での昨夜の「地区座談会」。例によって高齢者の方々が多いが、中に珍しく若い一団が混じっている。オヤ?どこの息子さんのグループか?と思いつつ、いつものように「県政の課題」や「桑名の課題」などを調子よく喋りにシャベッて、一通りの報告をした。
 一段落をしたところで、「ナニかご質問は・・・?」と水を向けると、次々とそれこそ「側溝のフタ」の話から、「駅前再開発」の話まで、イロイロとご要望、ご意見が出てくるが、そのうち「河川敷の粗大ごみ」の撤去の要望がでてきた。
 「早速、関係当局と相談をして・・・」とご要望に応えるべく最大限の努力を約束していると先ほどの若い人たちが「新聞にでている産廃問題を説明して・・・」との質問をしてきた。
 それではと「大矢知」「内山」「フェロシルト」とA部長の顔を思い浮かべながら、「産廃三大バナシ」の一席をご披露して、ご納得いただいたか?と質問者の顔を見ると、「ナゼ、こんなに大きくなるまでホットイタノデスカ?」「気が付かなかったのか?」とイカにも不思議そうに聞いてくる。
 「当時の法律に瑕疵があり・・・」「県も決して、怠慢であった訳ではなく・・・」と苦しい答弁をしていると「私どもの会社では『使い込み』などは出来るだけ早く発見して、処置をする」よう指導されている。その方が「会社」にとっても「本人」にとっても「被害が小さい」即ち「プラス」になる!そのように言われています。

 「ナゼ、そんなことが判らないんでしょうか?」「エエ、その通りですが・・・」・・・ナゼ何でしょうか???

長い、ナガ~イ!委員会審議。果たしてソノ成果は??

2006年06月23日 06時08分37秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は朝から晩まで一日、議会にいた。ナゼ、一日か?と申し上げますと、年度が替わっての最初の常任委員会がある日は常任委員会の「委員」と担当部局の「執行部」との「初懇談会」・・・要は「一杯飲み」を「会費制」で行うのが、恒例になっているからである。
 そんな「初懇談会」が夜に設定されているので、そんれまで十分に時間があると考えるのか?どうか?は分かりませんが、委員会審議も延々と目一杯、長い!
 実に朝10時から始まった「委員会」が終わったのは夕刻の5時過ぎ。昼の1時間の休憩を挟んで6時間以上の長丁場であった。
 別に長ければイイとは言いませんが、長いだけではなく、昨日の「委員会」はそれなりに中身も濃い委員会審議であった。
 私が所属している「教育・警察常任委員会」は名前の通り「県教育委員会」と「県警察本部」が主担部局であるが、両方とも課題山積と言うか「教育」と「治安」と言う県民の皆さんの関心が非常に高い分野であるだけに、委員の方も自然に力が入ってしまう。
 最初が「警察本部」。少しづつ改善はされてきているとは言え、まだまだ厳しい情勢が続く「治安問題」。しかも先の日曜日、某地元クオリティペーパーの特集でそれこそボロクソに書かれたばかりであるだけに、所管事項説明もいつもより時間がかかる。
 委員の質問も「2007年問題」に始まって「政令定数」果ては「地方分権」まで多岐にわたり、答弁する方も大変だが、終わったのは昼をはるかに回った午後2時。
 10分の休憩を入れて、後半戦は「教育委員会」。普通は時間が長くなると委員の方も疲れてきて、質問が少なくなるのであるが、昨日は違った。次々に質問がつづき、コチラの方もいつ終わるのか?審議が果てしなく続く。
 とりわけ面白かったのは「県教育振興ビジョン第4次推進計画」を作りたいとの話。現在の「教育振興ビジョン」は平成11年に作られたもので、まさに北川県政最盛期、「生活者起点」「ニューパブリックマネージメント」が全開どころか、満開の時代。その北川県政の理念を基に作り上げられた「教育振興ビジョン」そのものはマッタク変えずに、新しい「推進計画」を作ろうと言うのである。
 しかも「県民しあわせプラン・次期戦略計画」と整合性を図りつつ・・・?
 「文化力指針」や「新しい時代の公」はどこへ行ってしまったのか?こんな木に竹を接ぐようなことが出来るのだろうか?出来るとすれば、所詮、野呂県政も北川県政の延長線上のモノでしかない!と言うことである。

 ドノヨウに言えば困るだろうか?コンナ質問をすると嫌がるだろうか?・・・そんなことばかり考えながらの委員会審議。終わった後、酌み交わす酒の苦いこと・・・???
 

さよなら丸山副知事。クールビズはどうなるの??

2006年06月22日 06時10分47秒 | 社会、政治、三重県、議員
新聞を開くと丸山副知事が異動する旨の記事が出ている。約2年間の三重県勤務を終えて古巣の総務省に帰っていくそうである。副知事の後任には同じ総務省の望月氏が来月、着任とのこと。
 県議になって11年余り。何人かの副知事とお付き合いをさせていただいたが、正直言って、そう記憶に鮮明に残っておられる方はホトンドいない・・・桑名市の助役から県の副知事までなられた原田氏は特にお付き合いの期間も長く、色んな意味で存在感もあり、いまでも時折、思い出す、唯一の例外である。
 そんな歴代副知事とのお付き合いの中で、丸山副知事はたまたま私が副議長を仰せつかった時期とも重なったこともあり、比較的、色んなところでお目にかかることも多く、また、そのキャラクターが「ブログ向き」と言うか?「書きやすい」と言うか?少々、書き飛ばしても、間違っても「傷つく」ようなタイプではないので、本ブログにもタビタビ、登場をしていただいた。
 だからと言って「政策論争」で相マミエたり、県政のベースと称する「新しい時代の公」や「文化力指針」などで激論を交わすような場面もマッタクなく、「知事の代理」と「議長の代理」との関係で、ドチラかと言えば淡々とソレナリにご一緒をさせていただいてきた。
 ただ、一度だけ「藤原正彦の『国家の品格』を読みましたよ!あれは『文化』そのものじゃないですか!」と何かの都合でお目にかかったとき、珍しく本ブログの内容に反論してきたことがあるが、氏の人柄か?人間味のなせる技か?は知りませんが、ほとんど笑い話に近い議論で終わってしまったのを憶えている。
 そんな氏とのお付き合いではあったが、たまに酒を酌み交わすようなときには、その酒の強さと言うか?酒量の多さに驚いたり、護国神社の神事で出会ったときに、わざと「公務では・・・?」と意地の悪い質問をすると「知事の友人での出席」と言ってのけるユーモアに感心をしたり、イロイロと教えられることも多く、いいお付き合いをさせていただいたと感謝しております。
 しかし、ナンと言っても氏を語る上で、ドウシテも外せないのは、本ブログで堂々、他を圧倒して、見事に第一回「クールビズ大賞」を受賞したことである。
 あそこまで徹底して「半そで、ノーネクタイ」でひと夏を過ごすなどと言うことは余人では決してマネの出来ることではない!・・・少なくとも常識のある社会人では出来る技ではない。まさにあきれ果てて、声も出ないくらいである。

 その丸山副知事がいなくなる!今年の「クールビズ大賞」の本命中の本命が、突如、姿を消すのだ。「クールビズ大賞」レースは大混戦、大乱戦に・・・???

農政の未来に光は?久々の目からウロコの・・・??

2006年06月21日 05時39分08秒 | 社会、政治、三重県、議員
 戦後最大の農業改革!とか農業政策の抜本的改革!などとウタイ文句は華々しいが、一向に先が見えてこないわが国の農政を考える上で、参考になるのではないか?と思い、一昨日、開催された「政策フリー懇談会」に参加をした。
 この「政策フリー懇談会」は議会図書館のあり方を考える上で、図書館が単なる蔵書と閲覧、読書の場に止まるのではなく、広く政策を考えたり、各種データーベースを活用しての「政策形成」の場として、また、議会の様々な活動の情報発信の場となるよう、「議会改革」の一環の中で「図書館機能の充実」を目指して開催されるようになったもので、二、三ヶ月に一度くらにの割で開催されている。
 「グローバル化と人口減少時代の農政改革」と題した今回の「政策フリー懇」の講師は経済産業研究所上席研究員である山下一仁氏である。
 山下氏にはまことに失礼ではあるが、会場で氏にお目にかかるまで、マッタク、山下氏のことを知らなかった。経歴を拝見すると東大卒のバリバリのキャリアである。
 農水省に入省後、ガット室長やEU日本政府代表部、OECD農業委員会副議長などドチラかと言えば国際畑を歩いてきているようで、絵に描いたようなエリートコースマッシグラか?と思いきや、突如、農水省の外郭団体である経済産業研究所なるところに行ってしまっている。・・・どうも、推測するに余りにも正直に「正論」を言い過ぎたためではないか?と氏の話を聴きながら考えてしまった。
 山下氏の話の概要は、わが国が本格的な少子高齢化・人口減少時代を迎え、米の消費量が大きく減少するのは避けられない。そんな時代背景の中で、従来ののようなWTO・FTA交渉において「関税引き下げに抵抗する」・・・例外を認めさせることへの代償処置としてミニマムアクセス米の増加を容認するなどの農業交渉を繰り返していると、わが国の自給率の向上どころかわが国の農業は破綻をしてしまう。ここは思い切って、従来の関税(消費者負担)依存型農政・価格支持政策から生産者を絞った直接支払い制度への転換・抜本的構造改革をするべきではないか?との提案であった。
 なぜ、今まで、このような農政の転換が出来なかったのか?との質問に対して、農作物の高価格を維持することで多額の販売手数料などを見込めるJAや既得権益維持を目論む農水省内の部局間の問題、さらに、それを守ることによってえられるであろう政治的メリットが構造改革を阻む要因になっていると指摘をした。
 そして、その解決のためには、もはや「外圧」しかないだろう!と言うのが山下氏の結論であった。

 「解決策」が「外圧」しかない!と言うのは、いささか、まことに寂しい限りではあるが、それが日本の政治の限界ならば、それも、また致し方ないと思います。
 でも、それは「日本の農政」だけの話でしょうか?わが三重県の構造改革は?果たして「外圧」なくして、自助努力で、自発的に、自律的になしえるでしょうか?
 「文化力指針」で本当に・・・???