mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

品川駅大改造

2017年02月05日 | 鉄道
 このところ、Twitterで話題になっておりましたが、品川駅改造に伴い、京急線の品川駅を地上に移すほか、周辺の線形改良が行われるそうです。
 ツイッターで話題になったのは、フォロワーさんが品川区の方で、都市計画の住民説明会に参加され、その内容をお伝えいただいたことです。
 乗り物ニュースでも記事がありました。
記事:京急品川駅大改造、その将来の姿とは? 地下化する案も

 品川駅は、ご案内の通り、将来のリニア中央新幹線の東京側起点となります。そこでこれを見越した都市計画があり、その一環で京急線の線形を改良しようとするのも一つにあります。
 京急線ご存知の方はご存知ですが、品川駅から横浜方面に向かうと、左へカーブしJR線を跨ぎ、さらに急な右カーブを曲がりながら踏切、さらに左カーブで北品川駅へと至ります。
 この約1kmほどの間は最高速度25km/h制限がかかる区間で、京急としてもなんおかしたい区間です。
 そこで品川駅周辺基盤整備を行う序と言ってはナンですが、この際に改良しようとするもの。
 
 乗り物ニュース記事から。計画区間の平面図。


 北品川駅が、品川駅の南にあるのが、ミソです。
 いえ、旧東海道品川宿の北側なので、北品川駅となっただけで、品川駅は江戸御府内の高輪に位置します。
 高輪にしては完全に街外れの上、海を埋め立てて造られた駅なので、近くの風光明媚な品川から名前をとって、品川ステンショと命名したものです。

 京急線の品川駅、少し北へ移動することとなり、現在の引上設備と一体にするようです。
 京急線は品川駅が元々の起点ですが、都営地下鉄一号線(浅草線)と直通するために泉岳寺駅まで新線を建設しました。
 しかしすべての列車が都営地下鉄直通ではなく、品川駅を起終点とする列車も多く、さらに京急線は最大12両で運転していますが、都営地下鉄線直通列車は6両編成で、品川駅で増解結しなければなりません。
 そのための待機で引上線があり、これらを網羅した新しい駅構造とするようです。


 品川駅、変わりに変わった駅の一つです。
 私が知る四半世紀前は、駅東口は、造成地のような荒涼として広々とした地。風が吹けば土埃が舞いそう。
 しかし今は何ですかこれ。グーグルSVや空中写真で知るのみですが、近未来な街が並んでいます。
 駅ホームも、旧品川客車区へ繋がるホームは、その品川客車区と東京機関区が廃止され、上野東京ラインの北方向から折り返し可能な配線となっています。

 渋谷駅も大改造の真っ最中ですが、品川も今行くと、完全に浦島太郎状態です。

 ちなみに品川駅は、港区所在です。
 それと都市計画は東京都の事業です。