mitakeつれづれなる抄

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やはり横断歩道では絶対一旦停止に

2016年02月21日 | 道路交通安全の考え
 車両と歩行者が交錯する箇所の横断歩道。通学途中の小学生が交差点付随の横断歩道で右左折してきた自動車にはねられ、死亡する事故が何件か続きました。

 以前、弊ブログで、横断歩道は絶対一旦停止にすべき、と書いて、反対と同意双方のコメントを頂きました。
 現状では横断歩道ごとに絶対一旦停止なのは、無茶なことは分かります。
 しかし横断者の有無を確認するのに、運転者の主観に任せられている点で、気付かない・見落とし(あえて確認しないも含めて)することもあり得ます。

 最近に地元を走る名鉄バスで遭遇したのですが、名鉄バスは信号交差点での右左折時には右左折先の横断歩道で一旦停止を励行していることから、その他の横断歩道でも必ず停まるように指導されているようで横断(しようとする)者がいればほぼ必ず停まります。
 その名鉄バスですが、横断待ちしている方がいたのに、そのまま走行してしまったのに遭遇(乗車中)しました。

 その現場のグーグルストリートビューからの画像ですけど、右側の歩道上で自転車から降りた女性の方が二人おりまして、自転車の向きから、道路を渡ろうとしていました。
 しかし立ち位置から、単に歩道上で自転車を停めて立ち話しているだけのようにも見えます。
 件のバス運転者は、立ち話なのか、本当に確認しなかったのか、横断歩道手前で停止せずに、画像の方向にそのまま通過。


 ここ歩道と車道の境界が街路樹でガードレールもあり、自動車側から車道をまっすぐ見ていては、歩道上は見えにくいです。
 つまり「横断しようとする人が見つけにくい」の典型な例。
 ここで横断の意思を示すには、歩道から一歩横断歩道へ出て、お腹で自動車が通る風を感じて横断の意思を示さねばなりません。

 なので、横断者の存在は自動車側から分からない場合もあり、絶対一旦停止にして、横断者の有無を確認すべきだと考えます。

 ちなみに、ここから北へ約500mほどのところには、こんな横断歩道があります。
 ここは車道の幅が狭まり、歩道は後付けで、歩車境界は背の低いブロック。
 なので、横断しようとする人は見つけやすく、名鉄バスは、人がいれば必ず停まります。


 横断歩道ついでに。名古屋市千種区の東山動物園南の高台を通る都市計画道路があり、この界隈へ時々行きます。
 この道路に横断歩道がありますが、ここを渡れれば結構近いですが、横断歩道の場所から西は坂道で、西の方からは坂を上り切った場所に横断歩道。
 なので、横断歩道からは西の方からこちらへ向かう自動車は見えません。
 自動車の動きが分からないので、この横断歩道は絶対に使えず、歩く経路を考えて、前後の信号交差点(約500m離れ)を通るようにしています。
 その現場の画像。横断歩道の向こうは下り坂です。


 しかもここは速度制限標識の無い、法定最高速度で通行してよい道路。つまり最高速度は60km/hです。
 東山通の抜け道でもあり、通行量も結構多く、60km/hを超えた速度の車がほぼ全て。目測・・・止めときましょう。
 とてもこの横断歩道は渡れません。

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2 コメント

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初めまして (kinnosuke)
2016-03-05 21:42:47
私は思いきって信号の無い横断歩道は全廃すべきではないかと思っております。
なにも歩行者は、横断歩道でしか道路を横断してはいけないわけではない、横断禁止で無ければどこでも横断していいのです。(ぶっちゃけ横断歩道無視して横断してる人はいますし・・・)
信号機を付けた方がまだ犠牲者は少なくなると思います。電気代等かかるならその分自動車税を上げればいい。
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歩道の一部 (kisomitake)
2016-03-06 02:16:44
はじめまして、コメント、ありがとうございます。

過去の記事に書きましたが、横断歩道は元来、歩道の一部と解せます。
日本の法律上は、明確な法源ではないですが、古代のポンペイの移籍に、歩車道分離の移籍が残っており、車道の部分にところどころ、飛び石のような、小さなでっぱりがあります。
これが横断歩道の原型で、火山噴火による泥流が流れててきても、車道を横切る部分の歩行空間だけは、確保したい、という思想とのことでした。
これを現代に置き換えたものが横断歩道で、わが国の道路交通法上は、歩行者の安全確保が至上命題ですが、やはり横断歩道は残すべきだと考えます。
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