mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

一宮迎陽館

2008年05月23日 | 地元尾張の話

Img_0001_2  先日、倒産(…でいいですね、正式には破産ですが)したイタリア村のことを書きました。
私が立ち寄れるスポットがまた一つ無くなってしまったわけですが、一宮市にもなかなか良いスポットが誕生したものの、二年後には閉鎖されてしまった施設があります。
 
 その名は「一宮迎陽館」。
 
 一宮市の中心部、尾張一宮駅の東側に藩政時代は岐阜街道となる本町通り沿いに「迎陽館」という高級料亭がありました。Img_0004 昭和初期の繊維好景気に支えられて出来た料亭で、時の首相や議員さんなど政界財界の方々がかつては利用したと聞きます。
 
 しかし時は移り平成に入ってお店を止めてしまい、取り壊しになりそうになったところで、2004年春、名古屋の企画会社の案で和の空間を利用し、小物雑貨や創作作家の発表の場所に活用すべく場所になりました。
 
 料亭の頃は絶対に足を踏み入れることが出来なかった建物に入れたということですし、何しろ「和の空間」に好感が持て時々行ってはおりましたが、やはり一宮市中心部自体の地盤沈下があまりにも激しく、近くにあった百貨店タマコシも閉鎖され、人の流れが出来なかったのですね。話題には上ったものの一過性で、2006年には閉鎖、そして非常に残念なことに解体されてしまいました。
 
以下に2005年5月撮影の、ありし日「一宮迎陽館」を置いておきます。

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この一宮迎陽館の跡地は、一年以上経った今も更地になっています。取り壊されたことは非常に残念です。市からも市民からもバックアップできなかったものでしょうか。