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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

四国新幹線が誘致構想だそうな

2017年06月09日 | 日記
 産経WEST記事からです。全国3000km新幹線計画にある四国新幹線が長い間構想かされていませんでしたが、このほど誘致構想が起き始めたのだそうです。
記事:「四国新幹線」40年も塩漬け、ようやく動き始めた誘致構想

 3000km新幹線計画の新幹線については、数日前に山陰新幹線の期成同盟についての記事を書きました。
 それに続いての新幹線計画の話。
 四国の経済界から湧き上がっているものだそうで、北海道にも新幹線が行くようになり、新幹線が通っていないのは四国だけとなり、このままでは四国の経済が取り残されるのでは、という危機感からだそうです。

 3000km新幹線計画は、三全総・四全総(第三次全国総合開発計画・第四次全国総合開発計画)の中で明記されているもので、21世紀の国土開発グランド計画です(でした)。

 本州と四国を結ぶ橋もこの全国総合開発計画の中で示されたもので、淡路・鳴門ルート、児島・坂出ルート、尾道・今治ルートの三つのルートで架橋が決まり、新幹線計画もこの三ルートのいずれかに、鉄道・道路併用(併設)橋として建設されることになりました。
 なので新幹線ルートもこの本四間の橋の位置で決まり、位置的に新幹線の効果が得られない、尾道・今治ルートの橋は、当初から鉄道を通さない、道路専用橋として建設されましたが、他の二ルートは、鉄道併設橋として建設されました。
 現在、愛称を瀬戸大橋線と称する、備讃瀬戸線が通る瀬戸大橋は、将来の新幹線が走行できる構造になっています。青函トンネルと同じような構造。
 橋の前後の部分に、新幹線と在来線が一緒になる構造の部分が用意されており、将来、新幹線計画が具体化すれば、もう一本レールを敷設することで、新幹線対応となります。

 で、四国新幹線、どんなルートだったか、事実上、児島・坂出ルートで四国入りして以降のルートに記憶が無かったですが、記事の概念図によれば坂出で三方向に分岐して一方は、予算本線沿いに西へ松山市方向へ、一方は南へ山脈を越えて高知市方面へ。もう一方は東へ高松市付近を経由して徳島市方向へ。


 さぁ、必要なんでしょうかね。必要かどうかと言えば「あれば便利」というものです。何度も書いていますが、新幹線は対東京への交通には便利ですが、並行在来線の経営移管もあり、地域の交通には、寄与するものではありませんし、莫大な建設費用をどこから捻出し、さらにランニングコストを賄うのか。
 財界としては、細かい所よりは、大まかな経済への目標でしょうけど、新幹線で地域が潤っても、地域の小さな交通が便利になるようには思えません。
 

山陰新幹線を整備計画に格上げへ沿線市町村の決議・必要なのか?

2017年06月06日 | 日記
 京都新聞web版記事からです。新幹線基本計画(全国3000km新幹線構想)にある山陰新幹線を整備計画に格上げするよう、沿線49市町村で決議されたそうです。
記事:山陰新幹線、整備計画に格上げを 沿線49市町村決議

 新幹線基本計画にある新幹線ですね。山陰本線に並行することから山陰新幹線と計画上の呼称です。
 49市町村にどこが含まれているのか、その詳細は分かりませんが、亀岡市や南丹市が含まれているのでしょうか。
 山陰新幹線、京都接続のように感じますが、北陸新幹線がやがて敦賀まで達することから、敦賀接続でそのまま東京への構想もあるようです。

 こうした整備新幹線計画の「〇〇新幹線」の呼称は並行する在来線の名称からそのまま採るのが通例です。
 九州新幹線(博多~鹿児島中央)も整備新幹線での名称は「鹿児島新幹線」と称されていました。途中で分岐して長崎に至る新幹線は「長崎新幹線」。九州の新幹線計画を格上げするに当たって、鹿児島新幹線を先にするか、長崎新幹線を先にするか、最後は政治決断に至りました。
 沿線都市規模とその多さから、鹿児島新幹線すなわち今の九州新幹線を先に着工することになりました。

 で、山陰新幹線、必要なんでしょうか。
 山陰地方の都市規模を考えると、かなり厳しいと思います。山陰本線は、本線とは称していますが長大なローカル線。
 鳥取・米子の辺りは都市間列車がありますが、新幹線開業で新たな需要が生み出されるか。
 生み出されるなら、ある程度は見込みはありそう。他地区からの流入、すなわち観光向け需要とすれば、三朝温泉、米子の先のゲゲゲの鬼太郎、宍道湖などの出雲地方、出雲地方には大社(出雲大社)があります。
 余談ですが、出雲大社の正式名称は「大社(おおやしろ)」です。

 出雲より西は、完全に厳しいですね。国鉄時代の山陰本線も出雲市駅以西は、経営上の区分として「地方交通線(=自立経営が不可能)」に区分されていました。(京都~出雲市間は幹線系線=自立経営が可能)

 自治体の期成同盟とかいうのは、多分に全体を考えずに要求するもののように感じていますし、この山陰新幹線計画は私はどうかと思います。
 第一、計画が推進されることになれば、整備新幹線の建設スキームで並行在来線の経営切り離し、すなわちJR線ではなくなります。
 沿線の地域的な交通需要を考えると、新幹線計画は不便になることこの上なし。山陰新幹線は不要と考えます。

乗合路線バスの運行途中打ち切りがどうしても続く

2017年05月31日 | 日記
 神戸新聞web版からです。神戸新聞ですが、出来事はこの愛知県内です。中部運輸局は30日、路線バスを終点まで運行せず、途中で中断したとして、名鉄バスとあおい交通の二社にそれぞれバス車両1台の使用10日間停止の行政処分を出したとのこと。

記事:路線バス、終点まで行かず 2事業者を行政処分、愛知

 この種のことは、以前に次々と明らかになって大きな問題となり、それぞれに行政処分が下され、もう行われていないだろうと思っていました。

 比較的最近では、名古屋市営バスでも、地下鉄原発地下鉄徳重行の原11系統で、最終バス、終点の二つ手前でお客さんがいないことから、交差点をさっさと車庫の方へ曲がって入庫してしまった、ということがありました。

 今回、処分対象となった事実は、名鉄バス大沼線(東岡崎~大沼)で、3月1日に大沼行き便は二つ手前でお客さんが全員降りたため、そこで折り返して、車庫へと回送した、ということ。
 もう一つのあおい交通、1月2月に名古屋市と豊山町を結ぶ、ということから名古屋駅~エアポートウォーク北間の系統でしょうか。複数の運転士が終点一つ手前の停留所で全員降りたため、終点まで行かず、さっさと待機場へ入ってしまった、ということ。

 そこで現場を見てみました。「見ました」って、この報を受け現地へ行ったわけではないですが、いずれの現場もかつて乗ったことのある路線です。

 名鉄バス大沼線、終点の二つ手前で引き返した、ということは下山支所停留所で運行を打ち切ったわけですね。
 下山支所停留所のある道路をそのまま行きT字路を右へ曲がる所を、左へ曲がってさっさと車庫へ回送したものと思われます。
 場所はここ。マピオンから。辺りは山間部で、終点一つ手前の業務センター前停留所から、終点の大沼停留所まで乗るお客さんは、100%おりません。


 可能性のある正しい言葉で言えば、「まず無い」ですが、ほぼ「有り得ぬ」状況。

 なので大沼到着後、折り返しも営業運行であれば、きちっと終点まで行くところですが、帰りは回送ですと、この先お客さんが乗ってこないエリアに入ると、どこか適当な所で折り返して車庫へ帰ってしまったものでしょう。昔はよくあったことです。

 あおい交通の場合、名古屋駅前~エアポートウオーク北間の系統。エアポートウォークは名古屋空港内の施設で、終点というのは、厳密にエアポートウォーク北停留所、その一つ手前の県営名古屋空港停留所で打ち切ったのか、空港内の停留所をひとまとめにしてその一つ手前の三菱重工南停留所で運行を打ち切ったのか、文面ではよく分かりません。

 このいずれの場合も、明らかにお客さんが乗ってこない(であろう)と思われる区間です。
 運転士の心理としては、さっさと回送するなり、待機場い入る気持ちは分かります。

 でもアカンですね。乗合路線バスは、定期運行が義務付けられていますので、お客さんがいない「だろう」の、「だろう」は一切無視して、きちっと運行しなければなりません。

 ・・・ということを書きながら運転士の心理としては、かばいたくなります。

プレミアムフライデー不発

2017年05月26日 | 日記
 政府が経済需要拡大をもにらんで始まった、毎月最終金曜日は早く仕事を終え、余暇に傾けよう、というプレミアムフライデー。
 弊ブログでは始まった頃に懐疑的な感想と、もし定着した場合は、鉄道・バスの通勤需要が変わり、ダイヤにも影響する「かも」ということを書きました。

 そして何回目かのプレミアムフライデー、やっぱり定着していないようです。Yahooのトピックにも記事がありました。
Yahooトピック:プレミアムフライデー満喫、1割以下 店に客なしの現実

 やっぱり、というところですね。プレミアムフライデーは理想的なものだったのですが、政府が描いた理想はそう描いた通りにはいかないもので、現実的ではありません。

 健康で創造的、文化的な暮らしを実現する、経済活動を活発にする、それはそれで理想的ではありますが、どの企業さんも、そうそう政府の意図の通り動けるわけではありません。

 Yahooの記事は、飲食店業界の中には、プレミアムフライデーに期待するところもあり、新たなメニューを制定したものの、殆どお客さんの数は変わらずで、プレミアムフライデーは不発であることを感じている記事です。
 飲食店は消費行動ですが、もう一つの消費行動として「何かをする」という点でのカルチャーセンターや金曜日午後出発の旅行業界は、どんななのか、まだ情報がありませんが、私が感じるところでは、こちらもあまり活発ではなさそうです。

 「旅行」という点では、かつて土曜日は「半ドン」と言われていた頃は、土曜午後出発、日曜夕方帰着の近場の温泉地への旅行が流行ったものです。
 そうしたものは、土曜日がまる一日休みが一般となった現代では、無理に土曜午後に出発せずい土曜午前中の出発で時間的余裕が生まれましたが、これがプレミアムフライデーになって、金曜午後に出発、二泊三日というのは、、出発までが忙しく、今やあまり定着し無さそうです。

 プレミアムフライデー、その趣旨は理解できますが、ただ「最終金曜日は早く切り上げよう」の音頭だけでは、定着しませんし、できませんね。

名古屋城本丸御殿の木造復元建造物が貸席可能に

2017年04月04日 | 日記
 ツイッターからの情報ですが、木造復元の名古屋城本丸御殿が、一部貸席可能とするそうです。
財経新聞記事:名古屋城本丸御殿、1日2万円で部屋を貸出

 財経新聞って、初めて見る名前です。本丸御殿は昭和20年の空襲で焼失してしまい、以来御殿が無いままでしたが、数年前から木造建築で復元する事業が進められています。
 その一部が完成し、その部分は公開が始まっています。
 今後、全てが完成したら、部屋の幾つかを有償で貸し出すそうです。
 いわば「貸席」ですね。街中にある貸会議場のような性格。
 一日20000円程度になるとのこと。

 なかなか面白い事業です。いろんなイベントの会場が本丸御殿となると、中々の人気かと思います。
 ただし当然と言えば当然ですが、モノを使う(火・水なども)こと、他のお客さんもいることから大音量を出すこと、障壁などを保護するために、壁に立てかける物を置くことなどは、ダメです。


 関連して。名古屋城正門前の名古屋能楽堂も貸席が可能です。