昨日の記事、新年の挨拶にも書きましたが、日本列島は12月31日から寒気が降りてきて荒れ模様。私の住む愛知県北西部でも31日から1日にかけて雪の予報が出ておりましたが、どうせまた三重県の方へ雪雲が流れるコースであろうと思う中、31日はちょいと西の方へ。
朝から風が強く、毎冬新幹線を泣かせる関ヶ原周辺は雪雲が出ていても複雑な気流のようで特に降雪は無し。少し高い所は雪が降った様子は見られましたが、東海道本線の線路沿いまでは降りておらず、「夜ここを通る時にはどのくらい降っているのだろうか、或いは全く降らずに風だけなのか」と思いつつ、伊吹山は広い裾野の下部だけ見えました。
関ヶ原を含めて岐阜県から愛知県の雪の事をすっかり忘れていた午後7時。風がとても強い神戸三宮でNHKラジオから聞こえたニュースは、帰省客で込み合う様子の項目。その中で悪天候で飛行機の欠航が相次ぎ、中部空港でも雪で何便かが運休となったとのこと。「えェッ、そない降っているのか?」。
予定通りの新快速電車で南彦根駅を通過して、時間からして300mほど走った辺りから急に線路が白っぽくなり、米原駅手前で急に深くなって、雪道は三重県方向ではなく、岐阜県美濃西部の方向であると直感。米原駅でJR東海の電車に乗り換え、次第に雪はみるみる間に深くなります。降ったばかりで列車の走行と上空の風とで時々雪が舞い上げられ、白い煙の中を走っているよう。これだけ積もると走行音もいつもとは違って柔らかくなります。
そんな雪の中を電車は走りますが、降雪が激しいと速度を落としますので、次第に遅れ気味。尾張一宮駅へ着いたら定刻より7分の遅れ。岐阜から120km/hで走れなかったのが結構響いています。そんな米原から尾張一宮駅まで乗った電車。最後部は巻き上げた雪で真っ白です。
そして改札を抜け、夜のしかも大晦日の尾張一宮駅前。午後10時56分です。
見た目は積もってなさそうですが、足首まで埋まりますので10cm近くは積もっていたでしょうか。有難い事に雪が降るのは少し収まり、徒歩で(しかもコート無し手袋無し)自転車を置いてある所へ。やはり雪に強い私ですね。というより新雪ですしそこそこの深さがありますので殆ど滑らず、速度を落とさずに歩けます。
しかし自転車に乗ったら、あらら雪が降り出し、自宅に着く頃は雪だるま。そんなダルマのような体型もしてますが、だれも通っていないマッサラな雪を行くのは気持ちいいですね。次第にタイヤに雪がこびりつき、雪で滑るよりも走行抵抗の方が勝って、力入れないと進めません。
そして日付変わって2010年1月1日。外は相変わらずの雪。午前8時ごろに外へ出てみたら、こんな写真のよう。目測で20cmは積もってそう。
日付が変わった頃から愛知県尾張西部には大雪警報が発令されていました。5年ぶりかな。尾張西部ですので名古屋市は含まれません。結局この雪は一宮では丸一日、日が沈んでからも降り続け、夜遅くになって止みました。
しかし雪の中でのお正月は何年ぶりなのだろう。本当に小さい頃に一度そんなお正月があったような記憶ですが、山へ行った時以外でこの一宮で雪の正月は珍しいです。
それにしてもここ毎冬、冬形の気圧配置となったらいつでも三重県へ雪雲が流れていますけど、12月17日の大雪といい今回といい、久しぶりに関ヶ原など岐阜県美濃西部から愛知県尾張西部へかけての雪道となりました。微妙な風向きの違いで三重県へ流れたり岐阜県へ流れたりするもので、その辺りはなかなか予測がつかないと思います。
気象台発表では名古屋での積雪は3cm、夕方には0cmになったそうで、ラジオのニュースによれば一宮は18cmを記録したそうです。どこで誰がどうやって測ったのだろう。